映画『モンスターハンター』ネタバレあらすじと評価解説!実写「モンハン」が酷評されたワケ
映画『モンスターハンター』あらすじ
アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いるエリート部隊は、砂漠での偵察中、突如起きた巨大な砂嵐に巻き込まれてしまいます。強烈な突風と激しい稲光で気を失ったアルテミスが目を覚ますと、そこは我々の世界の裏側にある、モンスターたちの世界でした。 アルテミスと精鋭部隊たちは、裏側の世界で出会った謎の男ハンターとともに元の世界へ戻るため奮闘します。
映画『モンスターハンター』結末までのネタバレあらすじ
【起・承】巨大モンスターが跋扈する世界へ
人間とモンスターが共存する新しい世界。ハンターたちを乗せた船が砂漠の海を航海していました。しかし船は嵐に大きく揺さぶられ、砂漠の中から巨大モンスター、ディアブロスが出現。ハンターの1人が船から転落してしまいます。 現代の私たちの世界。ナタリー・アルテミス率いる特殊部隊は、砂漠で消息を絶った小隊Bチームの調査のため、ある場所に向かっていました。まもなく彼女たちは、荒野にいくつかのマーカーが掲げてあるのを発見。マーカーは嵐を呼び、地鳴りがしたかと思うと、アルテミスたちは裂け目に吸い込まれてしまいます。 目を覚ましたアルテミスたちの目の前に広がっていたのは、地図にも載っていない砂の海。そこで彼女たちは、消えたBチームの隊員の遺体を発見します。その後、彼女たちは巨大なモンスターに遭遇。現代の武器が通じない相手に、小隊のメンバーは次々と命を落としていきました。
【転・結末】元の世界に戻るための戦い
そんななか、アルテミスはハンター(トニー・ジャー)に出会います。言葉が通じない2人は最初は争いますが、互いに友情を示し、協力することに。 アルテミスはハンターに元の世界に戻りたいと伝えますが、そのためにはディアブロスがいる砂の海を超えなくてはなりません。そこでハンターはネルスキュラというモンスターの毒を使って、ディアブロスを殺すことを提案。 その夜、アルテミスがおとりとなり、ネルスキュラを捕まえて牙を奪うことに成功します。翌日2人は、ディアブロスをおびき寄せて倒すことに。計画通り、ハンターがディアブロスの頭に剣を突き立てますが振り落とされて気絶してしまいます。変わってアルテミスが剣を深く突き刺し、ディアブロスを倒すことに成功しました。 意識を取り戻したハンターとともに、出口を目指すアルテミス。モンスターに襲われた2人を救ったのは、ハンターが所属する調査団の大団長(ロン・パールマン)でした。しかし彼はアルテミスを気絶させ、檻につなぎます。大団長は、この世界を守る役目を担っていたのです。
ハンターが誤解を解き、アルテミスは解放されます。大団長の話では、この世界とアルテミスがいた世界をつなぐ世界との門は、世界に大惨事を起こす可能性があるとのこと。また、この世界から脱出するためには「空の王者」と呼ばれるリオレウスを倒す必要があります。 大団長と仲間たちは、アルテミスを帰還させるためにリオレウスに攻撃を仕掛けることに。激しい戦闘のさなか、アルテミスはスカイタワーから脱出することに成功します。 荒野で目を覚ましたアルテミス。彼女らを捜索していた兵士によって救助されますが、そこにリオレウスが出現。アルテミスと一緒にリオレウスもゲートを抜けてしまったのです。 彼女がリオレウスを倒すのに苦戦していると、ハンターと大団長が現れリオレウスを倒します。大団長は、ほかのモンスターもゲートを抜けてこの世界にやってきていることを告げ、アルテミスは彼らとともに戦うことを決意するのでした。
映画『モンスターハンター』評価・感想解説
原作ゲーム未プレイだけど、世界観とかモンスターに襲われたり戦ったりするところは十分楽しめました。モンスターかっこいいと思っちゃった。ストーリーは深くないので、子どもとか好きそうな感じ。
変に現実世界とか出さずに普通にモンハンして欲しかった……。モンスター自体は出来がいいだけに残念。
登場するモンスターのクオリティは文句なしに良い。ただ、これモンスターハンターか?ってなった。ミラ・ジョヴォヴィッチvsトニー・ジャーが観れるのは、ちょっと良かったです。
実写映画『モンスターハンター』の評価は割れています。高クオリティのCGで作られたモンスターは、その迫力を高く評価する声が多く、本作の見どころの1つとなっています。一方で、ストーリーに深みがないと指摘する声も。 そして原作ゲームのファンからは、原作との世界観が大きく違っているとの声も。人間同士の戦闘シーンが多かったことから、「もっとモンスターが見たかった」という感想もあります。
映画『モンスターハンター』実写キャスト一覧
ナタリー・アルテミス役/ミラ・ジョヴォヴィッチ
ミラ・ジョヴォヴィッチが演じるのは、チームのリーダーを務めるアルテミス。ミラと言えば、「バイオハザード」シリーズの主人公・アリス役でアクション女優としての地位を確立しました。本作の主人公・アルテミスも、そんなミラだからこそ演じられた役といえそうです。 フル装備の衣装では、その出で立ちも期待以上の仕上がり。しかし南アフリカでは50度にもなる灼熱の砂漠で撮影が行われ、非常に過酷なロケだったようです。極限の地で本領を発揮した、彼女ならではのかっこいいアクションシーンが満載です。 日本語版では、本田貴子が吹替を担当。彼女は、ミラ・ジョヴォヴィッチをはじめアンジェリーナ・ジョリーやサンドラ・ブロック、シャーリーズ・セロンなどの吹替を多く担当していることで知られています。
ハンター役/トニー・ジャー
CGやワイヤー、スタントマンすら使わない本格アクション映画「マッハ!!!!!!!!」シリーズが日本でも大ヒットし、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)でハリウッドに進出したタイのアクションスターのトニー・ジャーがハンター役を演じています。 ハンターはその名の通り、お馴染みのモンハン装備に身を包んでおり、ファン必見のアクションを展開。モンスターの世界に住む彼は、そこへやってきたアルテミスと出会い、一緒に戦うことになります。特にオオアギトとグレイトハンターボウを両手にした姿は、ゲーム版を彷彿とさせるかっこよさです。 吹替を担当するのは、人気実力派俳優の松坂桃李。洋画の吹替は2018年の『パディントン2』以来3度目となります。
リンク役/ティップ・“T.I.”・ハリス
狙撃兵のリンク役を演じるのは、アメリカの人気ラッパーのティップ・“T.I.”・ハリス。「T.I. vs. T.I.P.」や「ペーパー・トレイル:真実の行方」など全米チャート1位を獲得したアルバムで知られ、自らを「キング・オブ・ザ・サウス」と呼ぶことでも有名です。 これまでにも映画出演経験があり、製作を手がけ自身も出演した『テイカーズ』(2011年)や、マーベル映画「アントマン」シリーズでのデイヴ役などで知られています。ギャングスタ・ラップの「南部の王」が、狙撃兵役でどんな演技を見せているのか、ぜひ注目してください。 日本語版では、人気声優の杉田智和が吹替を担当。アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター役や『銀魂』の坂田銀時役などで知られています。
大団長(アドミラル)役/ロン・パールマン
「ヘルボーイ」シリーズの主人公・ヘルボーイや『パシフィック・リム』のハンニバルなどで知られ、強烈な存在感を持つ役を多く演じる個性派俳優ロン・パールマン。 本作では、モンスターと戦うハンター集団の大団長・アドミラルを演じています。ハンターたちを導き、巨大なモンスターと戦う威厳のある姿に注目です。 吹替を担当するのは、大塚明夫。『攻殻機動隊』のバトー役や『ルパン三世』の次元大介役で知られ、洋画では、スティーブン・セガールやアントニオ・バンデラスの吹替を多く担当しています。
ハンドラー(受付嬢)役/山崎紘菜
第7回東宝「シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞した山崎紘菜が、本作でハリウッドデビューを飾りました。 ゲーム「モンスターハンター」ではハンターズギルドから要請された依頼を受けることで、モンスターを狩るクエストへと挑みます。そしてその依頼は受付嬢を通して行われるのがシリーズの恒例。そんな「モンハン」には欠かせない受付嬢を日本人キャストの山崎紘菜が演じたことで話題になりました。 本作での受付嬢は、ハンターたちの仲間として登場。彼らとともに戦います。日本語版では、山崎本人が吹替を担当しました。
ダッシュ役/ミーガン・グッド
アルテミス率いる小隊で機械工を務めるダッシュを演じるのは、ミーガン・グッドです。4歳からテレビCMに出演していた元子役で、1995年にアイス・キューブが製作・主演を務めた『friday』で映画デビューしました。 姉のラマイアはヒップホップグループ「アイシス」のメンバーで、ミーガンもアイシスや50セント、ウィル・スミスなどのミュージック・ビデオにも出演。ダンス・バトルを描いた青春映画『ストンプ・ザ・ヤード』(2007年)のエイプリル役や『ソウ5』(2008年)のルーバ役で知られています。 日本語吹替版では、『進撃の巨人』のアルミン・アルレルトや『図書館戦争』の笠原郁役、『スマイルプリキュア!』の緑川なお/キュアマーチ役などで知られる井上麻里奈が声を担当しています。
マーシャル役/ディエゴ・ボネータ
アルテミスの小隊の通信担当マーシャルを演じるのは、ディエゴ・ボネータ。元々は歌手としてデビューしており、2005年と2008年にリリースしたアルバム2枚は大ヒットを記録しています。 2012年にロックミュージカルを映画化した『ロック・オブ・エイジズ』で映画デビューを飾り、テレビドラマ『新ビバリーヒルズ青春白書』に人気歌手のハビエルとして出演。2019年の『ターミネーター:ニュー・フェイト』では、ターミネーターに命を狙われるダニーの弟ディエゴを演じました。 日本語版では、『DEATH NOTE』の夜神月役や『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイ役などで知られる宮野真守が吹替を担当。彼は、洋画の吹替では「ファンタスティック・ビースト」シリーズのニュート・スキャマンダー役などでも知られています。
スティーラー役/ジョシュ・ヘルマン
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)のウィリアム・ストライカー役で知られるオーストラリア出身の俳優ジョシュ・ヘルマンが、兵士のスティーラーを演じています。 2012年にはトム・クルーズ主演の映画『アウトロー』にジェブ役で出演。2015年に公開された「マッドマックス」シリーズ4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、イモータン・ジョーの武装集団「ウォー・ボーイズ」のランサーを務めるスリット役を演じています。 吹替を担当したのは、中村悠一。『マクロスF』の早乙女アルト役や『呪術廻戦』の五条悟役など、数多くのアニメへの出演で人気を誇っている彼は、洋画ではマーベル・シネマティック・ユニバースのキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役の吹替などでも知られています。
映画『モンスターハンター』をネタバレあらすじでおさらい!
人気ゲームを原作にした『モンスターハンター』は、大迫力のモンスターとの戦闘シーンが見どころ。仲間と協力した戦闘もゲームを彷彿とさせる良さがあります。 また本作の結末から、続編製作の可能性がささやかれています。その真偽は明らかになっていませんが、続報を楽しみに待ちましょう。