Netflixオリジナル映画『キスから始まるものがたり』、ピュアな恋描く映画の魅力を解説！

Netflixオリジナル映画『キスから始まるものがたり』の原作者は、現在もティーンエイジャーであり、執筆当時は若干15歳だった女の子ベス・リークス。 彼女は、現実離れした恋愛小説ではなく、親近感の湧く恋愛小説を読んでみたいと思っていたにも関わらず、読んでみたいと思うような小説が見当たらなかったため自分で書いた！というとてもポジティブでアクティブな女性です。 その後、ベス自らネットに投稿した作品が出版社の目に止まり、本として出版されることに！そしてついに映画化されるにまで至ったのです。この記事では、そんな『キスから始まるものがたり』のあらすじやキャスト、見どころを紹介していきます！

『キスから始まるものがたり』の主人公はデート未体験、もちろんキスも未体験という少し奥手な女子高生エル。 そんなエルがついにファーストキスと体験！しかしその相手はボーイフレンドではなく、キスブースでの体験。ところがキスブースでキスした相手は学校で一番と言われるイケメンでなおかつエルの大親友リーの兄であるノアだったのです。 エルとリーはお互い隠し事はしないと約束しあっている、子供のころからの大親友。しかしエルとノアがつきあうことでエルとリーの友情に亀裂が入っていきます。 友情か恋愛で気持ちが揺れ動くエル。そんな彼女の様子を描いた『キスから始まるものがたり』は今青春時代真っ只中の人にも、遠い昔に青春時代を過ごした人にも甘く切ない気持ちをもたらすラブストーリーであることは間違いありません。

友情と恋愛の間で悩む女子高生エルを演じるのはアメリカ出身のジョーイ・キング。 幼少のころより女優として活動していたジョーイ・キングは若干７歳のときに映画デビューを果たします。その後はテレビドラマ『スイート・ライフ』やCSI: 科学捜査班』などのゲスト出演を経験した後、2010年公開の映画『ラモーナのおきて』で主役を演じました。 そして初主演作『ラモーナのおきて』ではヤング・アーティスト賞を受賞するなど、ハリウッドで今後の活躍に注目が集まる若手演技派女優の一です。

エルのファーストキスの相手ノアを演じるのは1996年アメリカ生まれの俳優ジョエル・コートニー。 １４歳のときにJ・J・エイブラムスが監督、スティーヴン・スピルバーグが製作を担当した『SUPER8/スーパーエイト』で主演を演じ、鮮烈な映画デビューを果たします。 その後も『トムソーヤの冒険』で主人公を演じるなど順調に映画に出演を続けており、またすでにヤング・アーティスト賞を始め、数々の賞にノミネート、そして受賞を果たすなど、ジョーイ・キング同様に今後の活動に注目が集まる若手演技派俳優です。

ノアとリーの母親を演じるのはモリー・リングウォルド。1986年公開の映画『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』で主役を演じ、ブラット・パック（1980年代の青春映画に出演した俳優女優の一団）の一人と数えられ、当時青春映画のナンバーワン女優と謳われました。 日本で公開される作品にはあまり出演していないものの、現在もテレビドラマや映画に出演を続けています。

『キスから始まるものがたり』の監督は2013年に全米で公開されたミュージカル映画『ティーン・ビーチ・ムービー』の脚本を担当したヴィンス・マルセロ。『ティーン・ビーチ・ムービー』は一作目の大ヒットを受け続編も2015年に公開されました。 ヴィンス・マルセロは本作では監督及び脚本を担当し、ティーンエイジャー向けの作品を得意としている彼が本作で多感な年頃の微妙な心理状態を巧みに描き出したことは間違いないでしょう。

『キスから始まるものがたり』にはティーンエイジャーの女の子であれば誰でも憧れるようなデートシーンがたくさん出てきます。 海辺のデートやドライブデート、夜景をバックにロマンチックなデート。どれも女性なら胸が高鳴ること間違いないデート。そんなデートシーンは本作の一番の見どころです！

『キスから始まるものがたり』の主人公はセレブの子どもでもなければ、学校中から注目を集める美少女でもない、どこにでもいそうな少し奥手の女子高校生。そしてストーリーも大げさな演出もなく、まさに自分自身の身に起こりそうな、もしくは身近で起こりそうな現実離れしていないピュアなラブストーリです。 そんな明日あなたの身に起こるかもしれないラブストーリーを描いた『キスから始まるものがたり』は劇場公開されていないにも関わらず、Netflixで公開されるやいなや大ヒットとなっています。 本作は現在青春時代真っ只中の人にも、また青春時代を思い起こしたい人にもおすすめのラブストーリです！