ザック・スナイダー×ジェームズ・ガン!『ドーン・オブ・ザ・デッド』の魅力とは?

2018年6月26日更新

2004年公開ザック・スナイダー監督、ジェームズ・ガン脚本のホラー映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』。ホラー映画らしからぬ斬新な描き方で話題となった作品です。今回は本作の魅力を徹底解剖していきます。

大ヒットホラー映画『ゾンビ』のリメイク版

2004年公開のホラー映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』。1978年に公開された大ヒットホラー映画『ゾンビ』のリメイク版として製作され、オリジナル作品同様に世界中で大ヒットした作品です。 本作は独特なヴィジュアル手法を用いることで有名なザック・スナイダー監督とマーベル・コミック作品の脚本で知られるジェームズ・ガンがタッグを組んだことで注目を集めました。またホラー映画には珍しいグランドホテル形式で描かれたことでも話題となりました。 今回はホラー映画の新境地を開いたとも言える『ドーン・オブ・ザ・デッド』の魅力を徹底解剖していきます。

観客を震え上がらせるそのあらすじ!

『ドーン・オブ・ザ・デッド』の主人公は夫ルイスと平和に暮らす看護婦アナ。ある朝アナが目覚めると近所に住んでいる少女ヴィヴィアンが顔に傷を負った状態で立っており、そして突然ルイスに襲いかかり、ルイスは大量出血し瀕死の状態となってしまいました。 しかしルイスは瀕死の状態になるも、今度はルイスがアナに襲いかかろうとします。慌てて家を飛び出したアナは、謎のウィルスに感染しゾンビ化した人々が次から次へと人間を襲おうとしている光景を目の当たりにします。 ゾンビの襲撃から逃れることのできた生存者たちは街のショッピングモールに逃げ込み、ゾンビたちと壮絶な戦いを繰り広げます。 本作はそんな様子をアクションを交えて描いたストーリーで、観る人をスリリングな気持ちにさせること間違いありません。

主人公アナを演じるのはカナダ出身サラ・ポーリー

本作で主人公アナを演じるのはカナダ出身の女優であり、監督また脚本家としても活躍するサラ・ポーリー。 幼少のころより子役として活躍しているサラ・ポーリーはインディペンデント映画を中心に活動しており、また監督及び脚本を担当した2006年公開の映画『アウェイ・フロム・ハー君を想う』でアカデミー賞脚色賞へのノミネートを始め、様々な賞を受賞を果たしました。 本作では看護師ならではの穏やかで優しい性格でありながら、困難に立ち向かっていく強さを持ち合わせた女性を見事に演じきっています。

ザック・スナイダーとジェームズ・ガーンがタッグを組む!

本作でメガホンを取ったのはアメリカ出身の監督ザック・スナイダー。照明やグリーンバックを駆使して、現実離れした映像感を作り上げることで有名な監督であり、本作でもその監督の手腕をたっぷりと堪能することができます。 またザック・スナイダーとタッグを組み脚本を担当したのはマーベル・コミック作品の脚本で知られるジェームズ・ガン。監督としても活躍しており、2010年公開の『スーパー』や2014年公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などでは監督兼脚本として映画に携わっています。 独特の映像感を得意とするライティング・フィクションの修士号を持つ脚本家ジェームズ・ガンがタッグを組んだ本作品。単なるホラー映画ではないことは簡単に想像できることでしょう。

『ゾンビ』に出演していた俳優陣がカメオ出演!

『ゾーン・オブ・ザ・デッド』は既述の通り、1979年公開の映画『ゾンビ』のリメイク版として製作されました。そして実は本作には『ゾンビ』に出演していた俳優陣がカメオ出演しているのです。 『ゾンビ』でSWAT隊員のピーター・ワシントン役を演じたケン・フォリー、ロジャー・デマルコ役を演じたスコット・H・ライニガー、さらには特殊メイクアップアーティストであり、『ゾンビ』では役者としても登場したトム・サヴィーニの3人がカメオ出演しています。 3人がカメオ出演しているシーンは本作の見どころの一つであることは間違いありません。

ゾンビ映画には珍しい?グランドホテル方式を採用

複数のキャラクターのストーリーを並行して進行させていく映画の表現技法の一つグランドホテル方式。2003年公開の映画『ラブ・アクチュアリー』や2006年公開の日本映画『THE 有頂天ホテル』でこの方式が用いられていることで有名です。 しかしホラー映画でこの方式が用いられたことはなく、本作がグランドホテル方式を採用した初のホラー映画となります。グランドホテル方式を用いた本作品はホラー映画の新境地を開いたと言っても過言ではないでしょう。

サバイバルアクション要素もたっぷり

『ドーン・オブ・ザ・デッド』はオリジナル作品『ゾンビ』にはなかった「走るゾンビ」を登場するサバイバルアクションシーンもふんだんに盛り込まれており、アクション映画としても堪能することができます。 『ゾンビ』の監督であるジョージ・A・ロメロは「走るゾンビは気に入らない」とコメントしていますが、『ドーン・オブ・ザ・デッド』は興行収入的には大ヒットし、また映画評論家からの評価もよく、サバイバルアクションシーンが本作を盛り上げたことは否めません。

ホラー映画の新境地を開いた作品

『ドーン・オブ・ザ・デッド』はそれまでのホラー映画にはないグランドホテル方式を取り入れたり、サバイバルアクションシーンを盛り込むなど、ホラー映画の新境地を開いた作品です。 最初から最後まで観客を震え上がらせ、そしてハラハラさせる『ドーン・オブ・ザ・デッド』。ホラー映画史上名を残すことは間違いなしの本作はホラー映画ファンならずとも必見の一作です。