2021年3月2日更新

おすすめゾンビ映画ランキング!傑作・名作・B級から厳選【2021年最新版】

ゾンビ
©T.C.D / VISUAL Press Agency

ゾンビ映画と言えばホラーの定番……、と言われていた時代は遠に過ぎ去りました。しかしです。"あの"ゾンビドラマの大流行もあってか、人気が再熱しつつあるのです。この記事ではciatrが自信を持っておすすめするゾンビ映画を紹介します。

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目次

ゾンビ映画好きが、本当に面白いおすすめ作品を教えます!

『ランド・オブ・ザ・デッド』ユージン・クラーク
©Universal Studios/Photofest/zetaimage

今も昔も、いつだって人気が衰えない作品ジャンル……。それは「ゾンビ映画」です。ホラージャンル1つでは?と思う方も多いかもしれません。しかし近年は特にホラーに限らず、コメディやロマンスと隔たりないジャンルで扱われているため、もはや「ゾンビ映画」は一つのジャンルといっても過言ではないのです。 そんなゾンビ映画の誰もが知っている名作から、カルト的人気を誇るB級作品まで、傑作41作品をciatr独自のジャンル別に紹介します。

【最新作】あの話題作の続編も……!2020年・2021年公開のゾンビ映画

毎年多くの作品が公開されているゾンビ映画。2020年から2021年に公開された注目作品には、あの大ヒット作品やコメディ作品の続編、そしてこれまでにないユニークな作品がありました。 まずは最新の話題作を紹介しましょう。

『デッド・ドント・ダイ』(2020年) 史上最高にゆるいゾンビ映画

『デッド・ドント・ダイ』ビル・マーレイ、アダム・ドライバー
© 2019 Image Eleven Productions Inc. All Rights Reserved.

『コーヒー&シガレッツ』や『パターソン』などで知られるジム・ジャームッシュ監督作品。ジャームッシュ作品常連のビル・マーレイをはじめ、アダム・ドライバー、クロエ・セヴィニー、ティルダ・スウィントン、スティーブ・ブシェミ、セレーナ・ゴメス、イギー・ポップなど、豪華キャストが集結した史上最高にゆるいゾンビ映画です。 田舎町で日々住民の他愛のないトラブルの対応をしていたロバートソン警察署長とピーターソン巡査、モリソン巡査。しかしダイニングで起こった変死事件をきっかけに平和だった町の様子は一変。墓場から死者が次々と蘇り、町はゾンビだらけになってしまい……。 過去のジャームッシュ作品のセルフパロディなど、ユニークなゾンビにも注目です。

『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』(2020年) 7年ぶりの続編でパワーアップ

『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』
© WELL GO USA ENTERTAINMENT/zetaimage

後ほど紹介する『処刑山 デッド卍スノウ』の続編です。 前作でゾンビに襲われ多くを失ったマルティンは、奇跡的に一命をとりとめたものの、病院で目を覚ますとゾンビの腕を移植されていました。彼はその腕宿るパワーをコントロールできず、殺戮を繰り返すようになってしまいます。しかし次第に腕を操ることができるようになったマルティンは、アメリカの対ゾンビ部隊「ゾンビスクワッド」に参加。ナチゾンビ軍団に立ち向かうことになります。

『CURED キュアード』(2020年) ゾンビウィルス克服後の世界を描く

『CURED キュアード』
© BAC FILMS/zetaimage

アイルランドで起こった人間を凶暴化させる病原体「メイズ・ウイルス」によるパンデミック。その6年後、治療法が発見されたことで社会は秩序を取り戻し、感染から回復した人々の社会復帰が進んでいました。しかし回復者を恐れる人々が抗議デモを行うなど、理不尽な差別が繰り返されていきます。やがてそんな状況に耐えられなくなった回復者たちは報復テロを計画し……。 回復者がゾンビだったころの記憶に苦しめられる様子を描くなど、これまでにない近未来スリラー。監督はアイルランドの新鋭デビッド・フレイン、主演は『JUNO ジュノ』などで知られるエレン・ペイジ(現:エリオット・ペイジ)です。

『新 感染半島 ファイナル・ステージ』(2021年) 韓国で大ヒットしたゾンビ映画の続編

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
©2020 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILMS.All Rights Reserved.

大ヒットとなった韓国のゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編。前作よりアクション要素を強化しつつ、感動の人間ドラマは健在です。 人間を凶暴化させる謎のウイルスが半島に蔓延してから4年後。香港に脱出していた元軍人のジョンソクは、限られた時間の中で半島にある大金を積んだトラックを回収しに行くことになります。作戦は順調かのように思われましたが、彼とそのチームは半島で生き残ってきた民兵軍団に襲われてしまいます。そんなジョンソクを救ったのは、幼い姉妹とその母、そして年老いた元軍人でした。

『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021年) Netflix独占配信決定

『アーミー・オブ・ザ・デッド』
CLAY ENOS/NETFLIX

『マン・オブ・スティール』などで知られるザック・スナイダー監督による『アーミー・オブ・ザ・デッド』が2021年にNetflixで配信されることが決定しています。 ゾンビが大量発生したラスベガスを舞台に、傭兵軍団を結成した1人の男。彼らは史上最大の強盗作戦を成功させるべく、隔離地域に侵入します。 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのデイヴ・バウチスタが主演を務める本作。そのほかにも真田広之や映画『ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち』のエラ・パーネル、ドラマ『ナルコス』のアナ・デ・ラ・レゲラ、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』のギャレット・ディラハントなど、国際色豊かなキャストにも注目です。

【名作】ゾンビ映画の歴史を塗り替えた、高い人気を誇る作品集

ホラーの1ジャンルとして登場したゾンビ映画は、数々の名作の誕生を経て、それ自体がジャンルとして独立するようになりました。 ここでは、それぞれゾンビ映画の歴史を塗り替えてきた作品を紹介します。社会風刺としてのゾンビからグロテスクさを強調した作品、アクションを取り入れた作品など、さまざまなテイストのものを取り上げました。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年) 

元祖にして最高傑作!ゾンビ映画好きは必見

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
©Image Ten/Photofest/zetaimage

主人公バーバラは兄とともに父の墓参りに行く途中にゾンビに襲われてしまい、兄は犠牲に。恐怖と悲しみに耐えながら、同じ恐怖に怯える人たちと出会う彼女。ゾンビに囲まれながらも新たな避難所に行くという人と、残ると言う人で意見が割れてしまいます。そんななか、バーバラは新たな避難所へ向かう事を決めたのでした。 『死霊のえじき』、『クリープショー』などホラー界の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督作品。決断そしてゾンビがさまよう中で恐怖と戦うスリルがみどころです。

『ゾンビ』(1978年) 

このジャンルの原点であり、永遠の名作

『ゾンビの』
© DAWN ASSOCIATES/zetaimage

1978年公開のジョージ・A・ロメロ監督作品。ゾンビ映画と言えばこの作品と言われるほどの超人気を誇る作品です。音響をイタリアホラー映画界の巨匠ダリオ・アルジェントが手がけている点にも注目。 各地で突如蘇った死体。人間に襲いかかる彼らが地上に蔓延してから3週間後、テレビ局に勤めるフランと恋人のスティーブンはヘリで街を脱出しようとします。 同僚を乗せ、道中にあったショッピングモールにたどり着いた彼ら。手付かずの物資のあるその場所でしばらく留まろうとした彼らでしたが、そこはゾンビの巣窟となっており……。 ショッピングモールという日常的でかつ閉鎖された空間をゾンビの世界にしてしまったところが、一層の恐怖をそそり、観るものを引き込み、次の展開への導線となっています。また、消費社会に対する風刺も込められた作品として、その後のゾンビ映画に数多くの影響を与えていくこととなりました。 怖さもありますが、ところどころにユーモラスでホッとするシーンもあり間違いなくおすすめの1本です。本作のヒットを受け、のちにロメロはゾンビ映画の生みの親と言われる存在になったのでした。

『死霊のえじき』(1985年) 

ゾンビが人間に戻る?過激なシーンに要注意

『死霊のえじき』
© LAUREL ENTERTAINMENT INC./zetaimage

前作『ゾンビ』で一躍有名になったジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ三部作最終作、『死霊のえじき』はゾンビと人間との関係を描いた作品です。 この作品は、既にゾンビは軍の研究材料として存在し、更には知性を持ってしまい人間(軍)との対立が始まるという内容です。 考えさせられるストーリーとは裏腹に、残虐シーンはこれでもかというほど過激な描写が繰り広げられます。しかしやはり巨匠ジョージ・A・ロメロ監督ならではの仕上がりになっています。

『デヴィッド・クローネンバーグのシーバース』(1973年) 

寄生虫ホラーの問題作!直視できないグロシーンがトラウマ

『シーバース』
© CFDC/zetaimage

奇才デヴィッド・クローネンバーグ監督のホラー映画『シーバーズ』はとにかくグロシーン満載。まともに正視できないか、観た後はゲッソリしかねない問題作です。 ある島で行われていた、寄生虫を使い病気の治療する実験。しかしその結果、寄生虫は人格を崩壊させ、患者はありとあらゆる欲望を貪るモンスターに変貌しまいます。島の住民や客に襲いかかる、残虐非道極まりない結末とは……。

『悪魔の墓場』(1974年)

日本未公開のイタリアン・ゾンビホラー

悪魔の墓場
© Hallmark Releasing Corp./zetaimage

ルヘ・グロウが監督を務めた1975年公開のホラー映画『悪魔の墓場』は、痛々しい描写が特徴のゾンビホラーです。 ある田舎町で、不思議な実験に遭遇した2人の男女……。偶然出会った彼らはその田舎町で謎の男に襲われることになります。 後に病院で大量のゾンビが出現しますが、外科手術の痕や痛々しい描画はリアルであり、サスペンス風のストーリーも楽しめる作品です。

『ゾンビ3』(1979年)

カルト的人気を誇るイタリアのゲテモノゾンビ

ゾンビ3
© Film Concept Group/zetaimage

ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』ヒットを受けて、イタリアで制作された偽物の続編『サンゲリア』。それを模倣して作られたという、ゲテモノ作品がこの『ゾンビ3』です。 考古学者が郊外の洞窟で古文書を解読してしまったことで、古代人の死体が蘇ってしまう!そのまま自宅に押し寄せてきた彼らから、学者とその友人たちは果たして生き残ることができるのか、というストーリー。 ゾンビの造形含め、物語から演出まで粗さが目立つB級映画です。しかし雑な粘土細工なため、逆に不気味で怖いかもしれません。

『ペット・セメタリー』(1989年) 

S・キング原作の物悲しい名作

ペット・セメタリー
©PARAMOUNT PICTURES

『キャリー』や『シャイニング』など数多くの小説が映画化されてきたスティーブン・キング原作の作品です。 息子と娘そしてペットの猫を持つ、なんの変哲もない家族がいました。ある日、彼らのペットの猫が車に轢かれて亡くなってしまいます。 父はある霊園にその猫を埋葬しにいきましたが、なんと次の日奇跡のように猫は蘇って帰ってくるのです。しかし、風貌は死体そのもので性格も狂暴になっていました。その後も不幸は続いてしまいます。事故で息子を亡くしてしまう家族、追い込まれた父は猫の一件を思い出し……。 全く違う人として蘇ってしまうとわかりながらも間違った選択をしてしまう父、それによって招く衝撃のラストに注目です。

『バイオハザード』(2001年) 

人気ホラーゲームを映画化して大ヒット!

『バイオハザード』ミラ・ジョヴォヴィッチ
© Screen Gems Inc./Photofest/zetaimage

日本の大人気ホラーゲーム『バイオハザード』をポール・ウィリアム・スコット・アンダーソン監督が実写映画化した本作。2002年に公開された第1弾である本作から、2016年の『バイオハザード: ザ・ファイナル』で完結するまで6作が製作され、長く愛されたシリーズです。 アンブレラ社のある地下研究所で、「Tウィルス」がばら撒かれます。そのウィルスは、人間をゾンビに変えてしまう恐ろしいものでした。そんななか、地下研究所に繋がる洋館で記憶を失った状態で目覚めた謎多き主人公アリス。彼女は道中で出会う生存者と共に、研究所からの脱出を試みるのですが……。 ミラ・ジョボビッチが主演の本作は、ゾンビ映画初心者にもおすすめできるアクションエンターテインメント作品に仕上がっています。

『28日後…』(2002年) 

逃避行の4人に襲いかかる恐怖と一瞬の安らぎ

28日後...
©Fox Searchlight Pictures/zetaimage

2002年公開の映画『28日後…』。監督は『トレインスポッティング』のダニー・ボイルが務めました。 主人公のジムが目覚めると、そこには誰もいません。周りには襲いかかってくる感染者。彼らは危険な感染症にかかったチンパンジーに噛まれ凶暴化したゾンビでした。ジムは、町で偶然出会った非感染者のセリーナや感染を逃れた親子のフランクとハンナ4人で、感染者のいない軍隊基地を目指しますが……。 襲いかかるゾンビのスリリングさと、恐怖の中で一瞬垣間見る安らいだ時間が交互に繰り返され、観ている者の緊張感を煽る作風になっています。

『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年) 

自我が芽生えたゾンビの行動に注目

『ランド・オブ・ザ・デッド』ユージン・クラーク
©Universal Studios/Photofest/zetaimage

「〜・オブ・ザ・デッド」シリーズの生みの親であるロメロ自身が手がけた、『ランド・オブ・ザ・デッド』。もともと彼のゾンビ映画は社会風刺作品としても知られていますが、本作はそれがより一層濃く描かれている点が特徴的です。 舞台はゾンビが蔓延する世界。そんななかでも、以前と変わらず周りと隔離された島の中で文明社会の中で悠々自適な暮らしをする富裕層と、彼らの生活の安全を守る貧困層。しかしあるとき、貧困層の物資調達部隊の傭兵隊長ライリーが反乱を起こしたことで、自体は一変します。 彼らが揉める最中、スキンヘッドのゾンビ「ビッグ・ダディ」に自我が目覚め、富裕層の住む島へと繋がる橋を渡ろうとするのです。

『REC/レック』(2007年)

大ヒットスパニッシュホラー

『REC/レック』
© FILMAX/zetaimage

6作品に渡ってシリーズ化されるほど、世界的にヒットしたスパニッシュホラー『REC/レック』。 現場の消防士を取材するために、通報のあったアパートにやってきた取材班とレポーターのアンヘラ。しかしその場で見た光景は、未知の感染症にかかって凶暴化した人々でした。アパートに閉じ込められている人の救出に来た彼らは、建物に併設されている縫製所の裏口から脱出を試みますが、外から「汚染の疑いがあるため」と封鎖されてしまいます。 それから噛まれた人間がどんどん他の人間を襲いかかっていく。主人公は最後、1人で最上階の部屋に逃げ込みますが、そこで彼女が目にしたものは……。 病原菌ウィルス系とは違い、悪魔憑き的な感染が特徴的な作品。取材班のカメラで撮影されたていのPOVモキュメンタリー作品であり、スプラッター描写も満載です。

『ゾンビ大陸 アフリカン』(2010年)

アフリカにも“奴”はいる

珍しくアフリカが舞台となったこの作品は、2010年イギリスで製作された映画で、監督脚本はハワード・J・フォードとジョン・フォードの兄弟が務めました。 2010年公開ということもあってか、ゾンビやショッキングシーンの描写はさすがと言える仕上がりになっています。 物語の舞台はアフリカ大陸。そこで次々と発生するゾンビに、撤退を余儀なくされた駐留アメリカ軍のマーフィー中尉は撤退途中の飛行機で遭難します。一方、村で大量発生したゾンビに家族を殺されたテンベレは、生き残った息子を探しにに旅立ちます。あるとき2人は出会い、ゾンビの徘徊するアフリカのなかで一緒に米軍の基地を目指すのでした。

『ワールド・ウォーZ』(2012年) 

ブラピがゾンビから逃げまくる!

『ワールド・ウォーZ』
© 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

突如ゾンビに侵食されてしまった町。人々と家族を救うために、ブラッド・ピッド演じる主人公が立ち上がります。彼は感染の拡大を防ぐために世界中を駆け巡るのでした。そんな時、ある1人の少年に感染を食い止めるヒントを見つけます。そのヒントとは何か、果たして作戦は成功するのでしょうか。 アクションからラブストーリーと幅広く活躍するマーク・フォスター監督の作品。高速で迫り来るゾンビから逃れつつ、感染を防ぐ方法を探し求めていく姿が大きな見どころになっています。

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年) 

涙なくして観れない!韓国映画史に残る名作ゾンビ映画

新感染
© 2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.

2017年に日本で公開された韓国初のゾンビ大作映画。 主人公は家庭を顧みないビジネスマン。妻とは別居し、自身の母親と娘と暮らしていました。ある時、母親の誕生日に釜山にいる彼女に会いに行きたい、という子供のお願いを聞いて高速鉄道で釜山を目指すことに。しかし、その列車でウイルスに感染しゾンビ化した女が入り込んできたことで、時速300キロ以上で走行中の車内は大パニックに陥ります。 ゾンビパンデミックと、それに伴う人間模様が描かれる本作は、ゾンビ・ホラー映画として最高の出来であると共に、涙なしでは観られない感動作ともなっています。

『アイアムアヒーロー』(2016年) 

世界に通用する日本の秀作ゾンビ映画

主人公は漫画家アシスタントのダメ男。英雄というのだから名前負けして仕方ありません。付き合っていた彼女と破局寸前だった彼が、ある日、徹夜で仕事を終えアパートに戻ると、そこには変わり果てた彼女の姿が。襲いかかる彼女から逃げ、街に飛び出すとそこはゾンビ「ZQN(ゾキュン)」で溢れかえっていました。 そんな中、標高の高いところでは感染しないという噂を聞いた英雄は、道中に女子高生の比呂美と元看護師・藪と出会います。守るべきものが出来た彼は、果たして“英雄”になることができるのか。 日本の最新VFX技術で描かれた壮絶なゾンビ及びグロ描写は秀逸。世界に通用する国産ゾンビ映画です。

【コメディ】変わった設定に笑いが止まらない!爆笑必至のゾンビ映画

ゾンビという概念が定着してくると、その特徴を利用したコメディ作品が多く誕生するようになりました。ジョージ・A・ロメロが発明したゾンビは、恐ろしいながらもゆっくり歩くという点もコミカルにアレンジしやすいポイントだったのかもしれません。 意外な設定からおかしな展開へと転がっていく爆笑必至の作品ばかりです。

『ゾンビーノ』(2006年)

ホラーが苦手な人は、まずここから

『ゾンビーノ』
© Lions Gate Films/Photofest/zetaimage

ある日、宇宙の彼方からやってきた巨大な雲。それは想像を絶する放射能を帯びており、それが発するスペースダストのせいで死人が蘇り、ゾンビとなってしまいます。 「ゾムコン」という会社の創始者ラインホルド・ライガ博士が、彼らを殺すには脳の破壊が必須であることを突き止め、人間が彼らとの戦いに勝利します。しかし、残った放射能のせいで人間は死ぬとゾンビになるように。 そこで、「ゾムコン」が開発したのが、ゾンビを飼い慣らす事ができる首輪。この首輪により人間とゾンビが一緒に生活できるようになったのでしたが……。 監督アンドリュー・カリ―による、普通では考えられない人間とゾンビの間に生まれた感動と奇跡、そして絆の物語です。生活を共にするなかで、次第にお互いが歩み寄ろうと変わっていく姿がみどころです。

『霊幻道士』(1985年) 

誤って死体をキョンシーにしてしまった道士が弟子と共闘

1985年に誕生した香港のホラーにユーモア合わせた作品。リッキー・ラウ監督、そして製作にはアクション映画で活躍したサモ・ハン・キンポーが携わりました。香港の映画の特徴であるスピード、そして視聴者を魅了する格闘シーンが見どころです。 キョンシーを人里離れた所で管理する 1人の僧侶ガウと彼の弟子たち。ある日ガウたちはある人物のお墓の移動を依頼されます。しかし弟子の手違いによりその死体は最強のゾンビとして甦ってしまいます。町へと伸びる魔の手、彼らは人々を守ることができるのでしょうか。

『ナイト・オブ・ザ・コメット』(1984年) 

異色のゾンビ映画。彗星接近で人類滅亡?

『ナイト・オブ・コメット』
© Atlantic Releasing / Photofest/zetaimage

舞台はアメリカ・ロサンゼルス。あるとき、地球に近づいた彗星を見ようとお祭り騒ぎのなか人々は空を見上げます。しかし実はこの彗星の光を見ると人間はゾンビに変わり、最終的には灰になってしまうという仰天の展開です。 主人公の女子高生レジーナは、夜まで彼氏と映写室で過ごしていたため難を逃れます。他にも、光に触れることがなかった生存者が何人かいて、彼らの保護活動をする陸軍がいました。 陸軍には地下研究所で働く科学者たちもいたのですが、彼らの本当の目的は……。本作は1984年にアメリカで製作。80年代っぽい映像がなかなか面白い作品です。

『バタリアン』(1985年) 

謎のタンクから吹き出るガスにはご注意

バタリアン
© MGM/Photofest/zetaimage

医療会社で働くフレディとフランクは、ゾンビの入った容器を壊してガスを外に出してしまいます。そのガスは死者をゾンビとして生き返らせるガスでした。町へと流れるガスは多くの死者を生き返らせ、パニックを引き起こします。 1985年にアメリカで公開されたダン・オバノン監督の作品です。彼は有名なSF映画『エイリアン』、そしてアーノルド・シュワルツネッガー主演の『トータルリコール』などの脚本を手掛けました。 一見ホラーのように見える作品ですが、それぞれのゾンビに個性があったりとユーモアを交ぜて笑わせてくれます。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年) 

サイモン・ペグ主演のホラーコメディ

ショーン・オブ・ザ・デッド
© Rogue Pictures

2004年制作のイギリス映画。監督をエドガー・ライトが務め、主演を「ミッション:インポッシブル」シリーズで知られる俳優サイモン・ペグが務めています。 ペグが演じるのは、しがない家電量販店の店員ショーン。仕事もあまりできないダメダメ店員が突如現れたゾンビの群れから彼女を救うために、同じくダメダメ人間な友達のエドとバカバカしくも勇敢に立ち向かいます。 あらゆるゾンビ映画のオマージュやパロディを取り入れた、映画愛溢れるコメディ作品です。

『プラネット・テラー in グラインドハウス』(2007年) 

おバカでやりたい放題の爆笑ゾンビ映画!

『プラネット・テラー in グラインドハウス』
© DIMENSION FILMS/zetaimage

「スパイキッズ」シリーズや『アリータ:バトル・エンジェル』などで知られるロバート・ロドリゲス監督によるホラーアクションコメディ。 テキサスの田舎町にやってきたゴーゴーダンサーのチェリー・ダーリンは、バーベキューレストランで元恋人で解体業者のレイと再会します。そのころ軍の基地から生物兵器DC2が噴出する事故が発生。ガスを吸い込んだ住民たちが、ゾンビ化して人々を襲いはじめ……。 凶悪なゾンビ軍団に立ち向かう美女たちの活躍がアクションたっぷりで展開去れます。片脚にマシンガンをはめたチェリーの姿は一度見たら忘れられません!

『ゾンビスクール!』(2014年) 

チキンナゲットが食べれなくなるコメディ

『ゾンビスクール!』
© Lionsgate/Photofest/zetaimage

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで親しまれている俳優イライジャ・ウッドが主演のB級コメディ映画。 寄生虫に取り憑かれた鶏を殺して、作られたチキンナゲット。その工場で生産されたナゲットは、学校の給食に出るものでした。すると、1人の女子生徒が明らかに1つだけ変色しているそれを食べてゾンビ化してしまいます。 学校中が大パニックとなり、教員である主人公が生存者と共にゾンビキッズに挑んでいくおバカ系コメディ映画です。

『ゾンビランド』(2009年) 

オタクが生き残りまくる、爆笑コメディ

ゾンビランド
©COLUMBIA PICTURES

『L.A. ギャング ストーリー』や『ピザボーイ』などのアクション映画を産み出した監督ルーベン・フライシャーがおくるホラー、アクション、コメディー、あらゆる要素が融合した作品です。 世界の人々がゾンビへと変わってしまった地獄の中を、内気で引きこもりだった青年が、知恵と勇気を振り絞り絶望の中を潜り抜けて行きます。残り少ない生き残りの仲間たちと出会い、安息の地と噂される遊園地に向かうために、壮絶な旅が始まるのでした。 引きこもり、かつ非モテな青年が苦境を乗り越えて行くたびに成長していく姿が見所の作品です。

『ゾンビランド ダブルタップ』(2019年) 

まさかの続編が10年ぶりにパワーアップして帰ってきた

ゾンビランドダブルタップ

2009年の『ゾンビランド』から10年、まさかの続編として製作された『ゾンビランド ダブルタップ』。いまや一流のハリウッドスターとなったジェシー・アイゼンバーグやエマ・ストーンら、オリジナルキャストが続投したことでも話題になりました。 10年前、ゾンビが蔓延した世界で独自に32のルールを作り、生き延びた元引きこもりの青年コロンバスとタラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人。生き延びるためのルールはいまや73にまで増え、4人は新たな仲間を加えながら、パワーもスピードも進化したゾンビたちに立ち向かうことになります。

『高慢と偏見とゾンビ』(2016年) 

不朽の名作にまさかのゾンビ登場!

『高慢と偏見とゾンビ』
© SCREEN GEMS/zetaimage

ジェーン・オースティンによる恋愛小説の名作『高慢と偏見』に、ゾンビ要素を大胆に取り入れたアクション満載のラブコメゾンビ映画です。 女性に相続権のない時代、ベケット家の5人姉妹は資産家の男性との結婚を望みながら、得意のカンフーでゾンビを退治する日々を送っていました。そんなとき隣家に引っ越してきたのは裕福なビングリー。舞踏会で彼の友人ダーシーと知り合った姉妹でしたが、次女のエリザベスは彼の高慢な態度に反感を覚えます。 そんななか人類とゾンビの最終戦争が勃発!ともに戦うことになったエリザベスとダーシーは、お互いに偏見を抱いていたことに気づき……。

【恋愛】ゾンビだって恋をする!新感覚ラブストーリー

それまで恐怖や笑いの対象となってきたゾンビですが、90年代以降はゾンビと人間のラブストーリーをテーマにした作品が登場するようになります。 死人と人間の禁断の恋。しかも相手は人間を食べる……。不思議で危険なラブストーリーを楽しんでみましょう。

『バタリアン・リターンズ』(1993年) 

蘇った女を愛することはできるのか

『バタリアン・リターンズ』
© Trimark Pictures/Photofest/zetaimage

ゾンビコメディと言えば『バタリアン』!シリーズ3作目となる『バタリアン・リターンズ』はブライアン・ユズナ監督作品ですが、コメディ路線は一切なしのゾンビ映画に仕上がっています。 軍で生物兵器を開発する指揮官の父を持つ主人公。ある日、彼と恋人は機関に乗り込み、死体を生き返らせるガスを盗みます。 しかし、バイクでその場から逃げ帰る時に転倒。その際、恋人は死亡。主人公は、悲しみのあまり例のガスを使って彼女を蘇生させます。蘇った恋人は町中の人を殺し始めて、理性が保てなくなり……。 ゾンビと人間の逃避行を描いた恋物語という側面もある良作です。

『ウォーム・ボディーズ』(2013年) 

ゾンビの恋の物語?惚れてまうやろ!

『ウォーム・ボディーズ』
© Summit Entertainment/Photofest/zetaimage

2013年公開された『ウォーム・ボディーズ』の監督はジョナサン・レヴィン。他の作品とは一線を画した新ジャンルのゾンビラブストーリーです。 舞台は近未来、ゾンビと人間は区別され共存している世界。 ゾンビの青年R(ニコラス・ホルト)が人間の少女ジュリー・グリジオ(テリーサ・パーマー)に一目惚れします。彼女への恋心から、彼は次第に人間の心を取り戻していき……。設定は実に緻密で、リアリティもある新しいカテゴリーのゾンビ映画となりました。

『ライフ・アフター・ベス』(2014年) 

ゾンビになった彼女も好きだ!

『ライフ・アフター・ベス』
(c)A24/Photofest/zetaimage

本作は『クロニクル』や『アメイジング・スパイダーマン2』で知られるデイン・デハーンが主演のゾンビラブコメ。 主人公のザックは、最近彼女のベスを不慮の事故で亡くしてしまいました。悲しみに暮れていた彼ですが、ベスの家族は何故か急に元気を取り戻すのです。それと同時に、ザックを避けるようになっていました。 これを不審に思ったザックが彼らの家に忍び込むと、そこには生き返ったベスの姿が!葬式のあと、突然生き返ったという彼女。さらに、自分が死んだことを理解していない様子。ベスに再会し大興奮のザックでしたが、生前に比べて凶暴化している彼女に振り回されることになります。

【B級映画】思わずツッコミたくなる!マニアックな作品好きのあなたに

B級映画はもともと低予算・短期間で製作された作品のことでしたが、そうした制約を逆手にとって熱狂的なファンを獲得する作品もあります。ホラー映画にはB級作品が多いイメージがありますが、ゾンビ映画も例外ではありません。 ここではちょっぴりチープな雰囲気や謎すぎる設定、展開に思わずツッコミたくなる作品を紹介します。

『デモンズ』(1985年) 

閉鎖された映画館で巻き起こるパニックホラー

『デモンズ』
© Ascot Films/Photofest/zetaimage

1985年イタリアで公開された作品で、監督はランベルト・バーヴァが務めています。ちなみに続編『デモンズ2』は1986年に公開されました。 映画館内で起こるゾンビパニックホラーのこの作品、大学生の主人公が次々襲われるデモンズから逃げ延びる様を描いています。 デモンズに傷つけられると破裂し、デモンズに変身するシーンは劇中何度も描かれています。その際、膿のような物質が大量に飛び散るシーンがあるので、本作はスプラッター映画とも言えるでしょう。

『ゾンビ・コップ』(1987年) 

最恐のペアはゾンビと刑事

『ゾンビ・コップ』
© New World/Photofest/zetaimage

1968年製作のアメリカ映画、監督は『ランボー/怒りの脱出』の マーク・ゴールドブラット、トリート・ウィリアムズ、ジョー・ピスコポらが出演しています。 相棒のダグ(ピスコポ)を殺された刑事のロジャー(ウィリアムズ)は、死者蘇生装置を使いダグを生き返らせます。ゾンビとなったダグと再度コンビを組んだロジャー。ゾンビコップの誕生です! 2人の刑事の掛け合いやジョークに、ついクスッと笑えるようなゾンビ映画です。

『ブレインデッド』(1992年) 

グロさとテンションは最高レベル

『ブレインデッド』
© POLYGRAM/zetaimage

1992年公開のスプラッターホラー映画は、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督した作品です。 全編血しぶきのオンパレードのこの作品、ピーター・ジャクソン監督の名を知らしめた作品としても有名であり、空前の大ヒットを記録しています。 息子のデートの様子をこっそり見ていた母親が、動物園でサルに噛まれることから事件は始まります。噛まれた母親はその後ゾンビに変貌し息子は地下室に閉じ込めますが、すでに感染は広がり続々と現れるゾンビ……。果たして結末は?

『処刑山 デッド卍スノウ』(2010年) 

ノルウェー産ゾンビが新鮮

『処刑山 デッド・スノウ』
© IFC FILMS/zetaimage

2010年に公開されたノルウェー映画。 美しい冬山でバカンスを楽しむ医学生たち。飲酒をしたりセックスをしたりと、羽目を外して楽しいはずのバカンスでしたが、不気味な地元の住人から恐ろしい話を聞くことに……。その後、雪の中から現れた第2次大戦中のドイツ軍のナチスゾンビが彼らに襲い掛かります。 キャラクターが『ブレインデッド』のTシャツを着るなどメタな部分もあるため、ゾンビ映画好きは必見。ナチゾンビの手には当時のマシンガン、当時の制服のまま現れますが、突っ込み所も多く、楽しめる作品となっています。

『ロンドンゾンビ紀行』(2013年) 

ツッコミどころ満載のB級映画

『ロンドンゾンビ紀行』
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すでに紹介した『ショーン・オブ・ザ・デッド』にオマージュを捧げた『ロンドンゾンビ紀行』は、ロンドンの下町を舞台にしたコメディ映画です。 不況のため祖父が入居している老人ホームが閉鎖されることを知ったアンディとテリーの兄弟。老人ホームを救うため、彼らは仲間を集めて銀行強盗を企てます。しかし決行の日、突如ロンドンの街はなぜか墓場から復活したゾンビで溢れかえる事態に。2人は祖父を助けるため老人ホームに向かいますが……。 兄弟だけでなく、老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんの活躍にも注目です。

『カメラを止めるな!』(2017年) 

空前の大ヒットを記録したコメディ

カメラを止めるな!

ゾンビ映画を撮影中のクルー。撮影現場はなにかと怪しい噂がある、いわく付きの場所でした。そんななか突如ゾンビとなったスタッフたちが、彼らに襲いかかる!?リアリティーを重視する監督は撮影を止めることなく、カメラを回し続けます。本気で逃げ惑う役者たちが発狂するのも関わらず、それによって37分のインディーズ作品が出来上がったのですが……? クラウドファンディングによって制作された事でも知られている本作は、2018年に公開。口コミで大ヒットし、日本アカデミー賞で8部門にノミネートされるという快挙を果たしました。

『アナと世界の終わり』(2019年) 

ゾンビ映画とミュージカルがコラボ!?

『アナと世界の終わり』
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イギリスの田舎町で平凡で退屈な生活をおくる高校生のアナ。幼いころに母を亡くし父と2人暮らしの彼女は、クリスマスの日あることがきっかけで父と大ゲンカに。翌日いつもどおり学校に向かう途中、彼女と幼なじみのジョンはゾンビに出くわします。2人は学校に取り残された学生たちを救出に向かうのでした。 ゾンビと戦う高校生たちの葛藤や成長をミュージカル形式で描いた異色作。過去の作品のオマージュや楽曲の良さも魅力です。

とにかく面白いおすすめのゾンビ映画傑作選

ゾンビ映画と一言でいっても様々なジャンルの作品がありますね。今回は特に面白い傑作だけをまとめて紹介しました。 ホラーとして見てもよし、コメディとして見てもよし、社会風刺を考えながら見るもよし。それぞれ作り込まれた、魅力的な世界観を堪能してください。