2018年7月12日更新

「マッドマックス」脚本家のスパイ小説「ピルグリム」、ジェームズ・グレイ監督が映画化

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ピルグリム

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ついに実現!人気スパイ小説の映画化

1981年公開の映画『マッドマックス』や2001年公開の『フロム・ヘル』の脚本で知られるテリー・ヘイズ。最近は小説家としても活躍しており、引退したスパイがテロに立ち向かうため再びスパイとして活躍する様子を描いた処女小説「ピルグリム」は世界的にヒットし、日本でも翻訳版が出版されています。 そしてその人気小説がついに映画化されることになり、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞経験を持つジェームズ・グレイ監督がメガホンを取ることが発表されました。 今回は注目の集まるスパイ小説「ピルグリム」の映画化について紹介していきます!

原作は脚本家として活躍するテリー・ヘイズ

今回映画化が決まった「ピルグリム」はイギリス出身の脚本家テリー・ヘイズの処女小説です。 テリー・ヘイズはニューヨークでジャーナリストとして働いている際に「マッドマックス」の監督ジョージ・ミラーと出会い、そして『マッドマックス2』の脚本家として映画に携わることになりました。そしてオーストラリアを拠点に多数のテレビ映画を手がけます。 その後テリー・ヘイズは活動の場をハリウッドに移し、2001年公開の切り裂きジャックをテーマにした映画『フロム・ヘル』ではプラム・ストーカー賞の脚本賞にノミネートされました。。 現在は小説の執筆を中心に活動しており、2018年には新作『ザ・イヤー・オブ・ザ・ロカスト(原題)』が刊行されています。

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テロに屈しないスパイが活躍!

「ピルグリム」の主人公は、現役時代はアメリカの極秘機関で諜報員たちを監視する任務について元スパイ。静かな生活を求めて引退したにもかかわらず、新たなテロ計画を捜索するために再び現場に呼び戻されてスパイとして活動を開始することになってしまいます。 本作は再び現場に戻った元スパイの活躍が描かれており、映画でも原作に忠実に元スパイの活躍が描かれることが期待されます!

デビュー作でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞!ジェームズ・グレイ監督

「ピルグリム」の映画化でメガホンを取るのはジェームズ・グレイ監督。 ジェームズ・グレイ監督は1969年アメリカ生まれの監督で、1994年の長編映画デビュー作『リトル・オデッサ』でいきなりヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞と言う快挙を果たします。 その後2000年には自身の体験をもとにした映画『裏切り者』を手がけ、そして2007年公開の映画『アンダーカヴァー』、また2008年公開の『トゥー・ラバーズ』はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されるなど、手がけている作品数は多くないものの、質の高い映画を撮り続けている監督です。 2018年7月現在、2019年公開となる『アド・アストラ(原題)』を撮り終えたとの報道がされており、まもなく「ピルグリム」の映画化に取り込むことが予想されます。

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アメリカMGM社が長年映画化を準備していた話題作!

スパイ小説「ピルグリム」は世界的人気映画「007」シリーズを手掛けるアメリカMGM社が2014年7月にその映画化権を手に入れ、長年構想を練ってきた作品と言われています。また原作が3部作となっているため「007」シリーズ同様に、シリーズ化することも検討しているようです。 2018年7月現在、ジェームズ・グレイ監督がメガホンを取ること以外発表されていませんが、主役の元スパイを誰が演じるのかなどキャスト陣の発表が待ち遠しいところです!