2018年7月17日更新

30秒で泣ける。UKロック好きは「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」を観ろ!

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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト
(C)Modern Life Pictures Limited 2016

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青春映画「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」にただならぬ傑作感!

わずか30秒の予告編にも関わらず、極めてエモーショナルな展開を想起させる、2018年11月9日公開の映画『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト』。 「最高の瞬間はいつ?」 「今だよ」 という印象的なセリフや、「いつも音楽が一緒だった。終わりも。始まりも。」という美しいテロップ。そして力強いメロディの主題歌で彩られた、流れゆく恋人たちの思い出……。青春映画、音楽映画ファンには予告編の時点でもうパーフェクトに感じられるのではないでしょうか? そんなわけで、この記事では期待度MAXの映画「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」の最新情報をご紹介していきます!

UKロックが繋いだ、終わりから始まる恋物語

モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト
(C)Modern Life Pictures Limited 2016

レコードショップでロックバンド「blur」のアルバムを選んでいる時に出会ったリアムとナタリー。リアムはデジタル化された音源を忌み嫌い、昔ながらのレコードやCDを愛するミュージシャンで、一方のナタリーはレコードジャケットデザイナーになる夢を持ちつつも、二人の生活のために広告会社に勤務するキャリアウーマンです。 やがて生活のすれ違いから別れを迎える二人ですが、二人を結んだ音楽が彼らを元の場所へと引き寄せていきます。 果たして、夢と愛の間で揺れる二人の未来はどうなるのか? 必見です。

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「仕事と私、どっちが大事なの?」問題にどう決着を付けるのか?

あらすじの時点だと2人の破局の原因は、いつまでも夢を追いかけるリアムと、現実を見てキャリアウーマンになっていくナタリーのすれ違いが原因のようですよね。これは、突き詰めていくと「仕事(夢)と私(恋人)、どちらを大切にするのか」という本質的な問題に帰結していくのではないかと推測されます。 ただ、リアムはまだそこまで売れてはいないようなので、音楽活動が「生活のため」になっているかは微妙そう。2人の生活の為に広告会社で働くナタリーの方が圧倒的に大人で正しい感じもしますが、何となく「昔の君の方が魅力的だった」とそれが面白く無くてついつい他の女の子に目移りするリアムの姿もアリアリと眼に浮かぶようです(注:本作はまだ未見のため、あくまで妄想ですよ)。 そんなわけでいつまで経っても夢を諦められない男性や、そんな駄目男を甘やかしてしまう女性なら非常に共感出来るのではないでしょうか。

20代の若手俳優の熱演に期待!

モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト
(C)Modern Life Pictures Limited 2016

主人公・「泣き虫ギタリスト」ことリアムを演じるのは、『それでも夜は明ける』の監督制作の短編映画に主演した、ジョシュ・ホワイトハウス。彼が長編映画で主演を務めるのは、本作が初になります。 そして、リアムの恋人・ナタリー役を演じたのは、『サンシャイン/歌声が響く街』『セザンヌと過ごした時間』などへの出演で注目を集める若手女優、フレイア・メーバー。 共に日本ではまだそこまで知られてはいませんが、彼らは共に20代の若手。本作を機に、今後ますます躍進していく事も期待できますので、今のうちから注目しておくと良さそうです!

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音楽監修はあの世界的ロックバンドのドキュメンタリーに携わった2人

本作の監督を務めるのは、ダニエル・ジル。製作総指揮には、クリストファー・フィグら『少年は残酷な弓を射る』に関わっていたスタッフが多く名を連ねています。 また、音楽監修には2009年に解散した英ロックバンドオアシスの初のドキュメンタリー、『オアシス スーパーソニック』でも音楽監修を務めたイアン・ニール、イアン・クック両名が参加。今作は「音楽」が極めて重要な意味を持つ作品であるだけに、彼らが音楽監修についている=作品全体のクオリティに期待できると考えても良さそうです! 本作では目を凝らして画面を見るだけでなく、耳を澄ませて劇中の音楽をしっかり聞いてみるのも良いかもしれません。

blur、レディオヘッドら英バンドの楽曲を多数使用!

本作のタイトルは、UKバンド「blur」のアルバム 「Modern Life Is Rubbish」と同じ。ストーリー紹介でも触れたように、blurが二人にとって大きな意味を持つバンドとなるのでしょう。 加えて、本作には「RADIOHEAD」「Spiritualized」「The 1975」など、UKバンドの曲が劇中に数多く登場する事も明らかにされており、映画ファンはもちろん、UKロックファンにとってもたまらない一作となっている事が伺えます。 また、これらの音楽は決して無意味に使用されているわけではなく、「システム化していく社会に追いつけない、追いつきたくないという葛藤」を持つ恋人たち表現する上での必然なんだとか。UKを代表するミュージシャンたちの楽曲が現代の恋人たちの物語をどのように彩っているのか?是非とも映画館の優れた音響設備で体感したいですよね。

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本作と合わせて楽しみたい三作品を勝手におすすめ!

公開が待ち遠しい「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」ですが、待ちきれない方も多いのではないかと思います。そこで、本作に注目している方ならきっと気にいるのではないかという3作品を勝手にピックアップしてオススメ!以下の3作は、ロックと青春、そして恋が物語の主軸となっている作品群です。

『リアリティー・バイツ』

1作目はこちら。ウィノナ・ライダー、イーサン・ホークらが共演している1994年のアメリカ映画『リアリティ・バイツ』。厳しい現実に立ち向かう4人の若者を描いた群像劇で、イーサン・ホークはロックバンドのボーカルの青年、ウィノナ・ライダーはドキュメンタリー制作を夢見る聡明な女性を演じています。 ともかく美しい俳優陣と素敵な音楽、そして、若者たちの等身大の悩みをリアルに描いたのが魅力的な一本です。

『ハイ・フィデリティ』

続いては、ジョン・キューザック演じる主人公が「これまで辛かった失恋体験トップ5」を回想しながら、自分の過去の恋愛の失敗を振り返りながら成長していく『ハイ・フィデリティ』。 レコード屋を営むこの主人公は、ともかく自意識過剰で口が悪い。音楽の知識が何より自慢の嫌な奴なのですが、初めは笑っていても、次第に「これ、自分のことかも?」とゾッとしまうこと請け合いです。ちなみに友人役で登場するジャック・ブラックはいつものように最高なので、彼のファンにもオススメの一本です!

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『恋しくて 』

最後の一本は1987年の映画『恋しくて』。 ボーイッシュなドラマーの女の子、物静かな男の子、そして学園のマドンナ……という個性豊かなキャラクターたちが織りなす複雑な恋物語ですが、必ずお気に入りのキャラクターがいるはず。幅広い世代に愛される不朽の名作なので、こちらも是非チェックしていただきたいです!

音楽×恋愛×青春は鉄板

この他にも『アイデン&ティティ』「シング・ストリート」『あの頃ペニー・レインと』など、ともかく音楽と青春、そして恋愛を描いた映画には傑作が多数あります。「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」もこの系譜に連なる作品だと思うので、本作が気になった方は、是非とも他の作品もチェックしてみてくださいね。 大注目の映画「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」は、2018年11月9日に全国公開です!