2018年8月27日更新

ポイズンアイビー【DCも負けてられないぞ!キャラクター連載】

美しくも危険なエコテロリスト、ポイズンアイビー。愛する植物のためなら手段を選ばない狂気の元植物学者です。ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』で明かされたオリジンにも触れてみます。

すべては植物を愛するがゆえ!美しきエコテロリスト、ポイズンアイビー

DCコミックスの魅力的なキャラクターを紹介していく連載企画、今まで紹介してきたキャラクターは、このページ最後からも飛べます!ぜひcheckしてみてください。 さて、今回お送りするのはポイズンアイビーです。花が甘い蜜で虫を誘うように、魅惑のフェロモンで人を操ってしまうポイズンアイビー。彼女は、すべての植物の味方であり、植物もまた彼女の味方。 長きにわたりDCコミックスの人気スーパーヴィランであり続けているポイズンアイビーの魅力は何なのか?緑色の肌に流れる燃えるような赤毛、セクシーなプロポーションなど、その美貌もさることながら、信念を貫く人間性や交友関係こそが魅力なのかもしれません。

騙されて植物人間にされた。

ほかの多くのキャラクターしかり、ポイズンアイビーも複数のオリジンを持つキャラクターです。といっても、そのオリジンも大筋は同じ。ポイズンアイビーことパメラ・アイズリーは、信じていた人に騙されて植物人間と化したのです。 彼女の初登場回は1966年出版の「バットマン」シリーズ181号。最初のヴァージョンでは、裕福な家庭に生まれ大学で植物学の研究をしながら、自らの師マーク・レグランと恋愛関係にありました。 レグランの研究を成功させるため、言われるがままに博物館から盗みを働いた彼女はFBIから追われる身になります。さらに、それほど尽くした恋人に騙されて、毒を打たれてしまったために植物人間となるのです。 つぎのヴァージョンでも、彼女はやはり植物学者でした。豊かな家に育ちつつも両親から充分な愛情を受けずに育ちました。大学の恩師と恋愛関係にこそならないものの、騙された末に拷問のような人体実験を施され、肉体が変異します。

ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』でのオリジン

テレビシリーズ『GOTHAM/ゴッサム』は、やがてバットマンを誕生させる都市、ゴッサムシティの人々を描いた物語。若き日のジム・ゴードン刑事を主人公に、少年時代のブルース・ウェインも登場します。この『GOTHAM/ゴッサム』で描かれたポイズン・アイビー誕生秘話はとても興味深い内容です。 シリーズ当初、あどけない少女だったアイビーはポイズンアイビーといって思い浮かぶ「セクシーさ」とは無縁な姿。後にキャットウーマンとなるセリーナ・カイルに面倒を見られつつ、ストリートキッズとして殺伐とした都会を生き抜いていました。 ある日、人体実験施設から大量の人造ミュータントが脱走。そのうち1人は、触れた人間を急速に老化させる能力を持っていました。アイビーは不意の事故で、一瞬だけその人物に触れられてしまいます。その結果、10年ほど歳をとってしまったアイビー。魅惑的な女性に成長し、人を思い通りに動かす技を身につけました。

ポイズンアイビーの能力、バットマンには無効だった!?

彼女の容姿にも様々なバージョンがありますが、緑の肌にツタの葉が生えたような姿に見覚えがある方もいるのではないでしょうか。人間よりも植物に近い存在として描かれることも多かった彼女は、植物と同じように光合成することができ、地中の植物を自在に操って成長させることも可能です。 そして、なんといっても最大の強みは他者を操るフェロモンを出せるということ。その能力は、リドラーに利用され、スーサイド・スクワッドにも必要とされるほど。ほとんどの人間を虜にしてきましたが、唯一操れなかった相手がバットマン。以来、彼女はバットマンに対して脅威を感じています。

恩師も同僚も植物人間になってしまった。

かつて彼女と共に大学での研究をしていた2人の人物も植物人間への変異を遂げています。 元同僚アレック・ホランドはルイジアナ州にある沼の近くに研究室を持ち、植物の成長促進剤を開発していました。ところが、とある秘密結社に嵌められて、研究室を爆破されてしまいます。そのとき劇薬を浴びて沼に落ちた彼は植物人間スワンプシングとして生まれ変わるのです。 ポイズンアイビーの生みの親ともいえるジェイソン・ウッドリー博士の正体は、異次元の世界からきたフローリア人。植物を操る力を持ち、その力を増強させて、フロロニックマンという植物人間になりました。

ハーレイ・クインとの友情

ポイズンアイビー、キャットウーマン、ハーレイ・クインの3人は「サイレンズ」というチームを組んでいます。なかでもポイズン・アイビーとハーレイ・クインは大の仲良し。ヴィランとしては珍しく、純粋な友情で結ばれているかのようです。 時に協力して犯罪行為をし、また時にガールズトークに興じる彼女たちの関係は、とても魅力的。ジョーカーが相手にしてくれないと嘆くハーレイの話をじっと聞いてあげるポイズンアイビーは、親友思いの女の子といった雰囲気です。普段は猟奇的な2人が揃うと、全く違う顔を見せるのは面白いですよね。

そんなに悪い人間でもない……?

ポイズンアイビーというとDCの「スーパーヴィラン」の1人、たしかに散々悪事をはたらいてきましたが、一概に「ヴィラン」と言い切れないようなところが一番の魅力かもしれません。 人を思い通りに動かしてしまえるのに親友ハーレイの前では素の無邪気さを出すところも、なんだか根っからの悪とは思えないところ。また、行き場をなくした孤児たちのリーダーとして子供たちを守っていたこともあるのです。 なんといっても、彼女の信念は植物を守ること。植物を痛めつけることを許さず、それを阻止するためには何でもしてしまうがために、ある視点からは「ヴィラン」になるのです。あくまで信念を貫いていた結果、悪にも善にもなるというところが、ポイズンアイビーの魅力でありDCキャラクターの魅力だと思います。

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