映画史に名を刻んだ『ジュラシック・パーク』あらすじ・登場人物・キャスト一覧!

2017年7月28日更新

当時最先端のCGを使って圧倒的にリアルな恐竜を描いた『ジュラシック・パーク』は、世界中で大ヒットを記録しました。2018年には最新作『ジュラシック・ワールドⅡ』の公開も予定されています。現在もつづく大人気シリーズの原点を復習してみましょう。

世界中で一大ブームを巻き起こした傑作!『ジュラシック・パーク』

1993年に公開され、全世界で大ブームを巻き起こした『ジュラシック・パーク』。一度は見たことがある人も多いのではないでしょうか。 マイケル・クライトンの小説を巨匠スティーヴン・スピルバーグが映画化した本作は、本物と見紛うようなリアルな恐竜の描写が大きな話題となりました。 1997年には続編『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が公開され、その後も『ジュラシック・パークⅢ』(2001)、『ジュラシック・ワールド』(2015)とシリーズが続いています。 2018年6月22日にも最新作『ジュラシック・ワールドⅡ』の公開が控えている本シリーズ。 そんな大人気シリーズの記念すべき第1作目『ジュラシック・パーク』について、あらすじ、登場人物などを見ていきましょう。

『ジュラシック・パーク』、惨劇のはじまりは?

コスタリカ沖に浮かぶイスラ・ヌブラル島。そこに研究所をもつジョン・ハモンドは、再生した恐竜を使ったテーマパークを作ろうと考えていました。 なかなかパーク開園の許可が出ず、あせったハモンドは専門家に実際にパークを体験してもらい、安全性のお墨付きをもらうことに。 呼び寄せられたのは古生物学者のアラン・グラント博士、古植物学者のエリー・ストラー博士、数学者のイアン・マルコム博士の3人。 ハモンドから説明を受け、3人は懐疑的ながらもハモンドの孫レックスとティムを連れて園内ツアーに出発しました。 島には大きな嵐が迫り、エンジニアたちが安全対策をするなか、そのなかのひとりネドリーは、恐竜の胚を盗むためセキュリティシステムをオフにしてしまいます。 そのせいで、恐竜が入っていた柵の高圧電流をはじめ、パーク全体が停電し……。

『ジュラシック・パーク』の登場人物、キャストを詳しくご紹介!

映画『ジュラシック・パーク』の登場人物は、大きく学者/研究者とそれ以外に分けることができます。 あらすじで紹介したグラント、ストラー、マルコムなど生物分野の専門家の他にも、ハモンドの研究所で恐竜再生の研究をしているバイオテクノロジーの研究者なども登場します。 また、ハモンドや生物分野以外のエンジニア、ハモンドの孫たち、弁護士なども登場しました。 それらのキャラクターを演じたのは実績のある俳優ばかりで、なかなかの豪華キャストとなっています。 それでは、それぞれの登場人物とそのキャストについて詳しくご紹介していきましょう。

アラン・グラント博士/演:サム・ニール

本作の主人公は、古生物学者のアラン・グラント博士です。主にモンタナで発掘作業をしている彼は、恐竜の専門家で、恐竜は鳥類に進化したと考えています。 ハモンドからジュラシック・パークの調査を依頼されたグラントは、発掘作業中であったため最初は乗り気ではありませんでした。しかし、3年分の調査費用にあたる1日2万ドルの顧問料を提示され、協力することに。 子供嫌いのグラントは、園内ツアーにハモンドの孫たちもついてくると知って不満顔でした。

アラン・グラント博士を演じたサム・ニールは北アイルランド生まれ、ニュージーランド出身の俳優です。 1981年の『オーメン/最後の闘争』で、”悪魔の子”ダミアンを演じたことで一躍注目されるようになりました。その後、SFやサスペンスを中心にエリート役から屈折した悪役まで様々な役柄を演じています。 1993年に出演した『ピアノ・レッスン』は、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しました。

エリー・ストラー博士/演:ローラ・ダーン

エリー・ストラー博士は、グラント博士の研究助手として発掘作業を行なっている古植物学者で、グラント博士の恋人でもあります。 グラントともに発掘作業中だったところを同じくハモンドに調査を依頼され、ジュラシック・パークに出向きました。

エリーを演じるローラ・ダーンは俳優の両親のもとに生まれ、母ダイアン・ラッドの出演作『白熱』(1973)でスクリーンデビュー。 その後、『ブルー・ベルベット』(1986)や『ワイルド・アット・ハート』(1990)などに出演し、1991年の『ランブリング・ローズ』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートしました。 そのほかには、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた『わたしに会うための1600キロ』(2014)やドラマシリーズ『アンブレイカブル・キミー・シュミット』(2017)に出演。 2017年12月に公開される『スターウォーズ/最後のジェダイ』にも出演します。

イアン・マルコム博士/演:ジェフ・ゴールドブラム

イアン・マルコム博士は、グラント博士らと同様にハモンドからパークの安全性評価を依頼され、テキサスからやってきた数学者です。 カオス理論の専門家で、自然界への敬意に欠けるパークのシステムを視察前から一貫して批判していました。 恐竜自体にはあまり興味がないため、他の2人に比べて冷静な目で状況を分析しています。 離婚経験があり子供もいますが、サトラー博士を口説こうとするなど軽い面も。 グラントとは最初距離がありましたが、パークに対する意見が一致し、その後は協力し合うことになります。

マルコム博士を演じているのは、ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジェフ・ゴールドブラムです。 ゴールドブブラムは17歳からニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、すぐにブロードウェイデビュー。 彼の舞台を見た映画監督のロバート・アルトマンにスカウトされ、1975年の『ナッシュビル』で本格的に映画デビューし、1986年の『ザ・フライ』で一気に注目を浴びました。 また、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)や『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)などにも出演しています。

ジョン・ハモンド/演:リチャード・アッテンボロー

グラントたちにパークの安全性調査を依頼したジョン・ハモンドは、インジェン社(映画では社名の言及なし)の創始者で、ジュラシック・パークの設計者です。足が悪く、杖をついています。 幼いころから恐竜に憧れていたハモンドは、誰もが楽しめる恐竜のアトラクションを作るという信念のもと、パークを建設。 恐竜を現代に再生するという夢を追い求めるあまり、人間の科学力を過信しているとグラントたちにたしなめられますが、それでも計画を続行しようと躍起になっていました。

ハモンドを演じたのは、イギリス出身の俳優リチャード・アッテンボローです。 1940年代から俳優として活動し始め、『大脱走』(1963)や『ドリトル先生不思議な旅』(1967)などに出演しています。 映画監督としても活躍しており、1982年に監督した『ガンジー』では、アカデミー賞作品賞とプロデューサー賞を受賞しました。 『ジュラシック・パーク』は、アッテンボローにとって1979年の『ヒューマン・ファクター』以来の俳優復帰作となりました。 その後、本作の続編『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)の他にも、『34丁目の奇跡』(1994)や『エリザベス』(1998)などにも出演しています。 アッテンボローは2014年8月に、惜しまれつつもこの世を去りました。

ヘンリー・ウー博士/演:B・D・ウォン

インジェン社で恐竜の再生研究に携わる遺伝学者、ヘンリー・ウー博士。 ウー博士は、恐竜のクローン再生の功労者です。また、恐竜が繁殖するのを防ぐため、パークの研究所で生まれる恐竜がすべてメスになるようコントロールしています。 彼はこの方法に絶対的な自信を持っているため、映画中盤には島を出て本土に帰ってしまいました。 ウー博士を演じたB・D・ウォンは、中国系アメリカ人でカリフォルニア州サンフランシスコ出身。 『M.バタフライ』(1988)でブロードウェイデビューを果たし、同作でトニー賞、シアター・ワールド賞を含む5つの賞を受賞しました。 その後、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997)などに出演し、ディズニー映画『ムーラン』(1998)では声優も務めています。 テレビシリーズでは、『LOW&ORDER:性犯罪特別捜査班』(2001〜2015)や『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』(2015〜2017)、『GOTHAM/ゴッサム』(2016〜2017)などにも出演しています。

デニス・ネドリー/演:ウェイン・ナイト

デニス・ネドリーは、インジェン社のシステムエンジニアですが、その待遇に不満を持っていました。 映画では、肥満体型で度の強いメガネをかけた小悪党として描かれています。非常に優秀なのにもかかわらず、勤務態度が悪かったため、ハモンドをはじめ同僚からも厄介者扱いされていました。 ネドリーはインジェン社から恐竜の胚を盗み出し、ある企業に転売しようとしていました。そのためにパーク内の電源を切ったことが一連の事件を引き起こします。 しかし逃走する最中、嵐で道に迷ったネドリーは小型の恐竜に襲われ、盗み出した胚も失くしてしまいました。 ネドリーを演じたウェイン・ナイトは、ジョージア州出身の俳優です。ジョージア大学で演劇を学び、ニューヨークへ移った後『Gemni』(1977)でブロードウェイデビューを果たします。 その後、『ダーティー・ダンシング』(1987)や『7月4日に生まれて』(1989)、『JFK』(1991)年に出演しました。1992年の『氷の微笑』での演技がスピルバーグ監督の目に留まり、本作への出演が決ったそうです。

レイ・アーノルド/演:サミュエル・L・ジャクソン

ハモンドが運営するパークのチーフエンジニアを務めているのが、サミュエル・L・ジャクソン演じるレイ・アーノルドです。 兵器開発や大手アミューズメントパークの建設に多く携わっており、その経歴をハモンドは高く評価しています。 神経質な性格で、仕事中も常にタバコを吸っているヘビー・スモーカー。 ネドリーによってパークのシステムがダウンした後、一旦システムをすべて切って再起動するため、危険を承知で自ら発電所に復旧に向かいました。

アーノルドを演じたサミュエル・L・ジャクソンは、ワシントンD.C.で生まれテネシー州で育った俳優です。アトランタのモアハウス大学で演技を学びました。 1988年の『星の王子 ニューヨークへ行く』や『グッド・フェローズ』(1993)、『パトリオット・ゲーム』(1992)などで脇役を演じ、1991年の『ジャングル・フィーバー』では、カンヌ国際映画祭で助演男優賞を受賞しました。 その後『パルプ・フィクション』(1994)で殺し屋ジュールスを演じて注目を浴びます。 遅咲きではありますが、幅広いジャンルの作品に出演し、芸達者な俳優として評価されています。 MCUシリーズのニック・フューリー役として知っている人も多いのではないでしょうか。

レックス・マーフィーとティム・マーフィー/演:アリアナ・リチャーズ、ジョゼフ・マゼロ

レックスとティムは、ハモンドの孫にあたるきょうだいです。両親がすでに離婚しているため、祖父であるハモンドに非常によく懐いています。 姉のレックスはしっかり者で、コンピューターに精通したインドア派の少女です。その後、パークのシステム復旧に一役買う大活躍を見せました。 弟のティムは恐竜が大好きでグラントの本も読んでおり、矢継ぎ早にグラントに様々な質問をして困らせるなどしていました。 開演前のジュラシック・パークのツアーに参加できるという事で、特にティムははしゃいでいましたが、パークの思惑どおりに恐竜が現れずがっかり。 パークが混乱に陥った後は、グラントと行動を共にすることになります。

レックスを演じたアリアナ・リチャーズは、映画プロデューサーの母のもと、7歳からテレビコマーシャルに出演し始めます。 1989年にはパニック映画『トレマーズ』に出演し、有名になりました。 その後、本作の続編『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)にも続けて出演しましたが、現在は女優としての活動はしておらず、画家として成功しているようです。

ティムを演じたジョゼフ・マゼロは本作とその続編『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』で注目を集めました。 また、1995年の『マイ・フレンド・フォーエバー』で演じたHIVに感染した少年デクスター役が高く評価されました。 その後は、テレビシリーズへの出演のほか、『ソーシャル・ネットワーク』(2010)や『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013)などに出演しています。

弁護士のドナルド・ジェナーロ/演:マーティン・フェレロ

子供達を置き去りにしてトイレに立てこもるも、ティラノサウルスの餌食となってしまう弁護士ドナルド・ジェナーロ。彼はインジェン社の顧問弁護士であり、終始パークを不安視していました。そんな彼を演じたのは、マーティン・フェレロです。 『L.A.LAW/7人の弁護士』や『弁護士シャノン/シャノンの賭け』など多くのテレビドラマで“弁護士役”を演じているので、今作でも安定した弁護士っぷりを披露しています。