「ジュラシック・ワールド」ブルーちゃんの成長がたまらない!新作「新たなる支配者」には子どもが登場【オーウェンとの絆】
2022年7月には最新作「新たなる支配者」が公開予定の「ジュラシック・ワールド」シリーズ。本作シリーズには全編を通して、主人公オーウェンと絆を深める・ブルーという名の恐竜が登場します。 本記事ではそのブルーについて、概要とこれまでの活躍を徹底解説します! ※この記事は「ジュラシック・ワールド」シリーズのネタバレを一部含みます。読み進める際は注意してください。
「ジュラシック・ワールド」ブルーってどんな子?
種族 | ヴェロキラプトル |
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特徴 | 青みがかった体色 紺碧色のライン |
食性 | 肉食 |
性別 | メス |
ブルーは「ジュラシック・ワールド」シリーズに登場するメスのヴェロキラプトルで、ラプトル4姉妹の長女でありリーダー。 身体の色はグレーがベースですが、背中にはその名の通り2本の鮮やかな青いラインが走っています。通常のラプトルとは異なるこの鮮やかな色合いは、ノドグロオオトカゲとナイルオオトカゲの遺伝子が混ざっているためです。 卵から孵ったその瞬間から、彼女と姉妹はオーウェンによって育てられます。パークがオープンした当初は、他の姉妹たちとともに島の端にある施設で暮らしていました。
オーウェンとの関係
赤ちゃんの時からオーウェンに育てられてきたブルーは、彼にとっては実の娘のような存在。4姉妹に深い愛情を注いでいるオーウェンですが、彼女にはより特別な感情を抱いています。 通常のヴェロキラプトルらしく知能が高く獰猛な一面も持ち合わせている彼女ですが、育ての親であるオーウェンのことは信頼しているようで命令には素直に従い、彼が辛そうな姿を見せると心配するような仕草も。 しかし成長してオーウェンよりも身体が大きくなるにつれて気性が荒くなり、オーウェンに反抗する姿も。オーウェン曰く「ワガママな女王様」である彼女ですが、いつも最終的にはオーウェンの命令を聞き、荒れる姉妹たちをなだめたりもしています。
「ジュラシック・ワールド」ブルーのこれまでの活躍
『ジュラシック・ワールド』(2015年)
1作目でブルーは脱走した凶悪なハイブリッド種インドミナス・レックスに対抗するため、他の姉妹共々討伐作戦へと駆り出されます。しかしインドミナス・レックスにはラプトルの遺伝子も組み込まれており、ブルーたちとの対話を開始。 人間の都合で無理やり戦いの場に駆り出されてストレスが溜まっていたラプトルたちは、人間たちに銃撃されたことで反撃を始めるでした。しかし最終的にブルーはオーウェンの制止を聞き入れ、彼とともにインドミナスに立ち向かいます。 ブルーはこの一連の事件で姉妹を失ってしまいました。さらに唯一残された肉親に近い存在オーウェンでさえ、インドミナス・レックスによって襲われてしまいます。自身よりはるかに大きいインドミナスに立ち向かうものの、あっけなく吹き飛ばされるブルー。 ブルーがいなくなった後、クレアがティラノサウルスを連れてきますが、インドミナス・レックスにはティラノサウルスですら歯が立ちません。インドミナス・レックスが止めを刺そうとしたその時、遠くからブルーの鳴き声が聞こえ、彼女が救世主のように再び戻ってきます。 この鳴き声は、前作で「仲間を呼ぶときの鳴き声」として紹介されていたものでした。つまり人を襲う遺伝子を持つブルーが、自分自身の意思で人間を仲間と見なし、守り抜く決断をしたのです。
オーウェンとのラストシーン
インドミナス・レックスとの激しい闘いが終わり、見つめ合うオーウェンとブルー。ブルーはオーウェンが首を横に振ったのを見て、後ろ髪を引かれながらも、島の奥に去っていくのでした。 生まれてからずっとオーウェンと一緒にいて、彼に育てられてきた彼女が野生になる瞬間は、子供が親離れする姿にも似ています。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)
パークが閉鎖したあと、恐竜たちが自由に過ごしていたヌブラル島。ある日火山が噴火して崩壊の危機に陥った島からブルーを救い出すため、オーウェンは再び島に上陸。 その後追跡装置の力を借りながら彼は無事にブルーと再会しますが、彼女はオーウェンの目の前でケン・ウィットリーら傭兵が放った凶弾に倒れ、瀕死の重傷を負ってしまうのでした。Tレックスからの輸血を受けたことでなんとか一命をとりとめた彼女は、一時敵の手に渡ります。 ブルーの遺伝子を利用して最強かつ最悪の恐竜・インドラプトルが作られたあと、彼に立ち向かうためにブルーはオーウェンたちと協力しますが……。
ラプトルVSラプトル!その戦いの行方は?
ハモンドの孫であるメイジーを執拗に狙うインドラプトル。ベッドに隠れたメイジーを狙い、彼女の寝室に静かに侵入してきます。 彼女が襲われそうになった瞬間、オーウェンが現れ銃でインドラプトルを撃退。しかしインドラプトルは一瞬弱ったふりをしたものの、オーウェンの銃が弾切れであることを知ると再び襲いかかってきました。 そこに割って入ったのはブルー。彼女がインドラプトルと格闘をくり広げている間に、オーウェンとメイジーは、窓から外へと脱出しました。ところがやはり力ではかなわなかったのか、ブルーは投げ出されインドラプトルがオーウェンたちを追ってきます。 展示室のガラスの屋根の上に逃げた彼らは、インドラプトルを自身の重さで落下させようとしますが、なかなかうまくいきません。もはや絶体絶命と思ったとき、ブルーがインドラプトルに飛びかかり、一緒に展示室内へ落下。体重の重いインドラプトルが下になり、トリケラトプスの化石の角が身体を貫通します。 こうしてブルーは、強敵インドラプトルを倒したのでした。
オーウェンとのラストシーン再び……
すべてが終わり、オーウェンはブルーに手を差し伸べます。しかしブルーは名残惜しそうに彼のほうを振り返りつつも、どこかへ去っていきました。 その後、世界はパークから解放された恐竜であふれ、マルコム博士は人間と恐竜の共存を訴えます。海や動物園には、恐竜たちが現れはじめます。丘の上には、住宅街を見下ろすブルーの姿がありました。
【考察】ブルーはなぜオーウェンと別れた?
2作目『ジュラシックワールド/炎の王国』のラストシーンで、人間たちが暮らす場所に放たれてしまった恐竜たち。ブルーもその中の1匹だったのですが、オーウェンはそんな彼女に「一緒に安全なところに行こう」と声をかけます。しかしブルーは彼に背を向け、走り出すのでした。
彼女はオーウェンとの間に強い信頼関係があったのにも関わらず、なぜ彼と別れてしまったのでしょうか。その理由としてはいくつかのことが考えられますが、ブルーはオーウェンのことは信頼していたものの、人間自体はあまり信用していなかったのではないかということが予想できます。 2作目でブルーは、傭兵から銃弾を打たれ、瀕死の状態に追い込まれています。さらに前作では姉妹を人間から殺されていることもあり、人間と恐竜は共生できないと考えたのでしょう。 さらにいくらオーウェンのことを信頼していたとはいえ、彼とともに生きる道を選ぶと自由が奪われてしまいます。大きく分けてこれら2つの理由から、ブルーはオーウェンと別れたのではないでしょうか。
「新たなる支配者」で描かれたブルーとオーウェンの本当のラスト
「ジュラシック・ワールド」シリーズの最新作にして完結作となった「新たなる支配者」にも、ブルーは登場しています。なんと、組み込まれていたオオトカゲ科の遺伝子によって単為生殖に成功し、ブルーは子供を産んでいました。 ベータと名付けられたブルーの子供は、彼女らの遺伝子を狙ったバイオシン社に誘拐されてしまいます。人間に我が子を誘拐され、一時はオーウェンに対しても荒ぶる態度を見せたブルーですが、オーウェンの「必ず連れ戻す」という言葉を理解してか、おとなしく棲み処で帰りを待つことに。 ラストで無事ベータを連れ帰したオーウェンとブルーは再会を果たしますが、彼女は子供と共に森へと消えていきました。
「ジュラシック・ワールド」ブルーの成長に感涙必至!
本記事では映画「ジュラシック・ワールド」シリーズに登場するヴェロキラプトル・ブルーについて、概要や過去作での活躍などを詳しく紹介しました! 最新作でも、物語の重要な鍵を握っているブルー。彼女の子供も登場する予定なので、どのように物語が動いていくのか、公開が今から待ち遠しいですね。