2018年8月10日更新

求めるのは金かロマンか?ベンチャー企業を描いた5つの映画に学ぶ起業のポイント

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『ソーシャル・ネットワーク』ジェシー・アイゼンバーグ、ジョセフ・マッゼロ
©Columbia Pictures/Photofest/zetaimage

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映画に学ぶビジネスチャンス!起業家を描いた作品たち

自分たちで会社を立ち上げる起業家や新規事業を起こすベンチャーを描いた作品は数多く存在します。実在の人物のサクセスストーリーとして楽しめるだけでなく、そこにはたくさんのビジネスのヒントが隠されています。 これからビジネスを始めたいと考えている方なら必見!起業のポイントについて学べる映画をご紹介します。

IT業界ナンバーワンのカリスマ!『スティーブ・ジョブズ』【2013年】

『スティーブ・ジョブズ』アシュトン・カッチャー、ジョシュ・ギャッド、ダーモット・マローニー
©Open Road Films (II)/Photofest/zetaimage

信念なくして技術革新なし

Appleの創業者にして最高のカリスマであるスティーブ・ジョブズの成功を描いた『スティーブ・ジョブズ』。ジョブズを描いた映像作品は多数存在しますが、こちらの2013年公開版では、ジョブズのApple創設と解任、復帰を経てipod開発に至るまでをドラマティックに描きます。 テクノロジーで世界中の人々の生活を変えることを信じて疑わなかったジョブズ。彼の強い信念と明確なビジョンがITの新しい時代を切り開いたように、どんな時でも自分の信念を貫く姿勢が新しいビジネスを作るのだということに気付かされます。

『スティーブ・ジョブズ』のあらすじ

ゲーム機の開発の仕事に携わってたジョブズ(アシュトン・カッチャー)でしたが、激しい気性の彼は同僚たちともうまくいかず、仕事にやりがいを感じることもできませんでした。毎日の仕事を窮屈に感じ始めたジョブズは、友人と一緒に自分たちの会社を立ち上げることを決心します。 最初は友人たちだけの小さな会社で、おまけに自宅のガレージをオフィスとして使用していました。ジョブズたちのビジネスは徐々に大きくなり始めていましたが、彼の自己中心的な性格は相変わらずで、仕事仲間とも衝突を繰り返していました。 その後、ジョブズたちの立ち上げたアップルコンピューターは企業として成長を重ねますが、ジョブズのワンマンぶりが顕著になり、創業以来のパートナーとも確執が生まれるようになるのでした。

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巨大SNSは何を生み出したのか『ソーシャル・ネットワーク』【2011年】

『ソーシャル・ネットワーク』ジェシー・アイゼンバーグ、ジョセフ・マッゼロ
©Columbia Pictures/Photofest/zetaimage

人脈と信頼は財産

映画『ソーシャル・ネットワーク』は、世界中にユーザーを持つ巨大SNSサイトのFacebookの誕生の瞬間を体験できる作品です。コンピューターオタクの青年はいかにしてSNSサイトで成功を勝ち取ったのか。 Facebookの可能性を誰よりも信じ、世界中に人がオープンに交流できる場所を目指していたマークでしたが、彼には成功と同時に失ってしまったものもありました。 ビジネスであれ何であれ、新しいことを始めようと思ったら、まず人の協力がないと始められません。人脈や信頼関係は資金以上に大切なものなのです。 立ち上げたサイトを巨大なものに成長させ、多くの人にコミニケーションの場を提供したマークでしたが、彼は成功する上で最も大切なその二つを失ってしまったのでした。

『ソーシャル・ネットワーク』のあらすじ

ガールフレンドと些細なことから激しいケンカをしてしまったマーク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、腹いせに大学のコンピューターに忍び込んで女子生徒のランキングサイトを立ち上げました。 たちまちサイトは話題となり、この存在を知った同じ大学の双子の学生・ウィンクルヴォス兄弟は、マークに大学専用のサイトの開発を依頼します。 兄弟が提案したのは、学生同士のコミニケーションを活性化させるサイトでした。これを良いアイデアだと思ったマークは、友人をCEOとして就任させ、SNSサイトの「Facebook」を立ち上げました。 瞬く間に多くのユーザーを獲得し巨大サイトへと成長していく「Facebook」。マークのサクセスストーリーはどこまでも続くかに思えましたが、ショーン(ジャスティン・ティンバーレイク)という男から投資話を持ちかけられてから徐々に雲行きが怪しくなっていくのです。

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「マクドナルド」を創った男!『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』【2017年】

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』マイケル・キートン
©The Weinstein Company/Photofest/zetaimage

しっかりとしたビジネスモデルを作ることが大切!

マクドナルドの創業者・レイ・クロックの成功秘話を知ることができる貴重な作品『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は、2016年に公開され大きな話題となりました。 兄弟で経営している小さなハンバーガーショップをフランチャイズ化させ、世界的な大成功を収めたレイ・クロック。彼はマクドナルド兄弟の経営システムをいたく気に入り、全国的に広めたいと強く思います。 効率的な調理工程や徹底した品質管理などのムダがない経営システムは、多くの顧客を獲得するために必要なことだということが良くわかります。最初の経営システムがしっかりとしていたからこそ、フランチャイズ化が成功するに至ったわけです。 この作品は、起業時にはビジネスモデルをしっかりと作ることが何より大切だということを教えてくれます。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』のあらすじ

小さな会社を経営しているレイ・クロック(マイケル・キートン)でしたが、彼の扱うミルクシェイク・ミキサーの売れ行きは思わしくありませんでした。ある日珍しく大量注文が入ったと思ったら、その顧客は街の小さなハンバーガー・ショップでした。 マクドナルド兄弟が経営する小さなショップは、連日行列ができるほど繁盛しています。こんな小さな店のどこに人気のヒミツがあるのか不思議に思うレイでしたが、彼らの経営システムに感銘を受けることとなります。 このハンバーガー・ショップを全国的に広めたいと思ったレイは、マクドナルド兄弟にフランチャイズ化を強く勧めるのでした。

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シャネルのサクセスストーリーから学ぼう『ココ・シャネル』【2009年】

『ココ・シャネル』
© LUX VIDE/zetaimage

世界的なファッションブランド「シャネル」の創業者であり、そのデザイナーであるココ・シャネルのサクセスストーリーに迫る作品です。 シャネルがデザイナーとしての才能を開花させたのは、とある客のクレームにうまく対応し、大胆で斬新なアイデアで服を仕立てた時でした。また彼女は趣味で帽子を作っており、それが評判となったため後に帽子店を開店することになったのです。 シャネルの言動は、研ぎ澄まされた感性は常に新しいものを生み出すことが出来るのだということを教えてくれます。また人の評価をしっかりと受け入れながら、すぐに実行に移すことができる行動力も起業には大切なことなのだとわかります。

『ココ・シャネル』のあらすじ

孤児院で育った孤独な少女・ココはやがてはファッションデザイナーとして世界的な成功を治めるようになりました。ブランド「シャネル」の創業者ともなったココ(シャリー・マクレーン)でしたが、彼女はひとり静かに自分のこれまでの人生を振り返ります。

実在したウォール街の異端児『ウルフ・オブ・ウォールストリート』【2014年】

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』レオナルド・ディカプリオ
©Paramount Pictures/Photofest/zetaimage

ベルフォートの話術に学べ!

実在の人物の成功と転落を鮮やかにコミカルに描く『ウルフ・オブ・ストリート』。主人公のベルフォードは、価値のない価格が極端に低いクズ株を巧みな話術で売りさばき、一躍大金を手にします。 一文無しであった彼が話術だけで金と仲間を集め、さらに事業を拡大し、その後独自のノウハウとセールスマニュアルに基づいた投資会社を設立、ウォール街でも有数の成功者となりました。 価値のない株を儲かると思わせて売りさばくなんて詐欺のような行為ですが、彼の熱弁と話術を人の心を惹きつけ動かしていくのです。 また、会社設立前は、自ら多くの企業に電話でアポイントを取って営業を行っていたベルフォート。彼の営業力と顧客開拓能力は見習いたいものですね。

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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のあらすじ

主人公のベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は入社したばかりの会社が株価の大暴落に合い、あっけなく倒産してしまいます。一文無しになってしまい途方にくれるベルフォートでしたが、彼には新しい仕事の話が舞い込みました。それは、クズのような値段のまったく価値のない株を匠に売りつけるというものでした。 何とか起死回生を狙いたい彼は、あの手この手でクズ株を売りさばきます。そのかいあってか、瞬く間に大金持ちとなったベルフォート。事業をさらに展開させようと張り切るベルフォートでしたが、彼の私生活は成功と共にどんどん派手になり、徐々に荒廃していくのでした。 彼の成功はとどまるところを知りませんでしたが、遊びはますます派手になり、女とドラッグに溺れていきました。おまけに会社の不正会計にまで手を染めてしまい、彼の罪が明るみに出るところまできてしまったのです。

あなたに起業家精神はある?

新規事業を立ち上げる起業家たちには共通していることがあります。それは起業家精神を持っているということ。他人に依存せず自分を信じ、しっかりと現実を見据えて新しい世界を恐れない……。その精神が備わっていれば、逆境に合ったとしても諦めることなく夢を実現させることができるでしょう。