2018年10月11日更新

書店員のお仕事コメディ!『ガイコツ書店員 本田さん』の魅力とは?

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ガイコツ書店員 本田さん (1) (ジーンピクシブシリーズ)

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2018年秋、『ガイコツ書店員 本田さん』がアニメ化!

2018年10月7日より、『ガイコツ書店員 本田さん』のアニメが始まります。原作は本田によるエッセイ漫画で、作者が書店のコミック売り場で勤務していた時の体験を、明るくコメディチックに描いています。 同作は作者が書店での「面白い」体験を漫画化したことをきっかけに、2015年より『ジーンピクシブ』で連載がスタート。書店員の抱える暗黒面を笑いへと昇華させる手腕が評価され、2017年度の「全国書店員が選んだおすすめコミック」にもノミネートされました。 この記事では、アニメ『ガイコツ書店員 本田さん』の魅力について、あらすじや主要キャラクター、スタッフキャストなどの情報を交えつつ迫ります。

書店員の仕事をコミカルに描く『ガイコツ書店員 本田さん』

ガイコツ姿の書店員・本田は、とある本屋のコミック売り場で日々業務と戦っています。そんな本田に刺激をもたらしているのが、マンガを愛するキャラの濃い外国人客たち。本田は時に彼らの想定外な要求に振り回されながら、書店やマンガを愛する人のために奮闘します。 本作で描かれるエピソードは全て、作者が現実で体験した出来事が元となっています。登場人物も顔以外はノンフィクションで、売り場の同僚はかぶりもの、出版関係の人は紙袋系、編集部の人は動物系でデザインが統一されています。 明るくコミカルな作風で、裏方の仕事や出版関係の人とのやり取りなど、書店員の仕事ぶりをリアルに描写した本作。作中には実際の書店員にしか分からない体験談も多数登場し、全国の書店員から共感の声が寄せられました。

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主人公はガイコツ姿の書店員・本田

主人公の本田は、コミック売り場で主に海外コミックと画集の棚を担当する書店員です。性格はネガティブで押しに弱く、海外のオタクの熱量に圧倒されることもしばしば。英語を話すことが苦手で、外国人の客に片言の英語で対応しています。 モデルである本作の作者は、2017年4月に退職するまで10年間書店に勤務していました。当初は主人公のデザインに規則性はなく、最終的に昔から好きなモチーフだったガイコツを主人公の姿に決めたそうです。 作者は女性ですが、アニメでは男性声優の斉藤壮馬が本田の声を担当しています。斉藤は本田役でOPテーマ曲の『ISBN ~Inner Sound & Book's Narrative~』を歌っており、テーマ曲について「書店員たちの心の叫びを表現したようなかっこいい曲になっている」と語っています。

本田の愉快な同僚たち

『ガイコツ書店員 本田さん』には、本田の実際の同僚たちもかぶりものの姿で登場します。癖の強い客に負けないぐらい各々のキャラが立っており、本田が客の対応で困った時には、迅速かつ的確なアドバイスをくれます。 まず紹介するカミブクロは、4コマ・サブカルを担当するマンガ売り場のムードメーカー。真面目で几帳面な性格で、三瓶由布子がこれを演じています。次に紹介するホウタイは、少女向け売り場を担当する書店員。さばさばした性格で面倒見が良く、喜多村英梨がこれを演じています。 その他にも岡村明美演じるコミック売り場の係長・アーマーや、日笠陽子演じるコミック売り場の番人・ペストマスクなど、書店の主要メンバーがアニメの1話からオールスターで登場。作中には村瀬歩演じる『ガイコツ書店員 本田さん』の担当編集・アザラシも出演し、本田を優しく、時に笑いながら見守ります。

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アニメーションを担当するのはDLE

『ガイコツ書店員 本田さん』のアニメーションを担当するのは、映像コンテンツやビジネスプロデュースを中心に活動するDLEです。同社は2001年に設立され、『秘密結社 鷹の爪 カウントダウン』や『若おかみは小学生!』など、これまでに多数のアニメ作品を手掛けてきました。 監督を務めるのは、DLE所属クリエイターの響おうるです。響は過去に書店で働いていたことがあり、本作を読んで改めてコミック売り場の大変さに気付かされたそう。インタビューでは、アニメの制作時にメリハリや躍動感を意識したことを明かし、「これまでの経験が活かせたのではないか」と語っています。 本作のOPテーマ曲とEDテーマ曲は、それぞれTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDと高野寛が書き下ろし、書店員の忙しい日常を表現したパワフルな楽曲になっています。

書店員のマンガ愛が詰まった、爆笑必須のエッセイアニメ!

『ガイコツ書店員 本田さん』の見どころは、お客と書店員の間で繰り広げられる様々な異文化コミュニケーションです。作中では本田の売り場にマンガを愛する外国人客が多く訪れ、キャラの濃い彼らとのやり取りが明るくコミカルに描かれています。 書店員は力仕事が多く、版元とのトラブルに悩まされるなど、決して楽な仕事ではありません。客の中には想定外の要求をする人もおり、上手く対応できず落ち込むこともあります。しかし、本作ではそうした書店員のブラックさを、コミカルな作風で「笑い」に変えており、書店員の仕事に憧れすら抱かせてくれます。 書店の持つ「人と人が向き合う」ことの良さや、書店員たちのマンガに対する愛がたくさん詰まった本作。アニメではテンポがよりスマートになり、本田のリアクション芸もパワーアップしています。本作を視聴し終える頃には、書店員へのイメージが180度変わっていることでしょう。

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『ガイコツ書店員 本田さん』は、2018年10月7日から放送スタート!

『ガイコツ書店員 本田さん』は2018年10月7日より、TOKYO MXやBS11などで放送中です。同日からは、作品の魅力を伝える公式ラジオ番組『ガイコツ書店員 本田さん バックヤードレイディオ』がスタート。アニメの後半からは、アニメオリジナルのエピソードが登場するなど、ますます本編から目を離せない内容になっています。 本田と外国人客の実録コメディや、書店員の仕事ぶりが気になった人はぜひ、本作を視聴してみてはいかがでしょうか。