2020年4月21日更新

大人向けのおすすめアニメ映画を一挙紹介!【SF・アクション・フルCG作品】

大人向けのおすすめアニメ映画を一挙紹介!【SF・アクション・フルCG作品】 サムネイル

実写映画を観る大人は圧倒的に多いですが、アニメ映画はどうでしょうか。アニメだからと敬遠してはいませんか?実はアニメ映画の中にも不朽の名作は多く存在しています。本記事ではアニメ初心者も玄人も、大人が唸る映画作品を一挙紹介!

目次

名作に年齢は関係ない!大人も楽しめるアニメ映画をSF・アクション・フルCG作品に絞って紹介

アニメ映画は気軽にアニメを楽しめるメディアです。一般的にひとつの作品は1クール12話前後で完結するもの。なかには2クール以上続く作品もあります。最終回まで観るには、案外時間がかかるのです。 一方で、アニメ映画は数時間でエンディングまでたどり着けます。最近アニメに興味を持ったという人にとっても、手軽に楽しめるアニメ映画はおすすめです。 この記事では、SF・アクション・フルCG作品にしぼっておすすめ作品を紹介します。ジャンルの特性上、いずれも大人が満足できるハードな設定や、制作者のこだわりが強く感じられる作品ばかり。アニメ初心者も、アニメ好きな人もぜひ参考にしてみてください。

【大人向けのアニメ映画!まずはSFの名作10選を紹介】

アニメだからこそ描ける近未来や電脳・幻想世界。SF作品はロボットやサイボーグ通して人間とは何かを描いています。そんな大人向けなSFをテーマにした、少し哲学的な気分になれるおすすめアニメ映画を10作品に厳選して紹介!

1.『攻殻機動隊 イノセンス(INNOCENCE)』

サイボーグを通して哲学的テーマを描く名作。

『攻殻機動隊 イノセンス(INNOCENCE)』は、小説家や映画監督、ゲームクリエイターなど幅広く活躍する押井守が監督。公開と同年の2004年日本SF大賞では大賞も受賞し、第57回のカンヌ国際映画祭でも上映されました。 舞台は前作から4年後の2032年——。前作のラストで、失踪した草薙素子を描きます。ある日ロクス・ソルス社によって開発された人形ガイノイドによる殺人時間が発生。開発元のロクス・ソルス社に疑いがかけられ捜査が入った最中、今度はバラバラ殺人事件が発生してしまいます。 一体犯人は誰なのか、ロクス・ソルス社に秘められた謎を解いて行きます。最先端技術を駆使して制作された映像美にも注目の作品です。

2.『メトロポリス』

アンドロイドは人間になれるのか。CGを駆使した鮮やかな映像美も魅力。

日本を代表する漫画家、手塚治虫の『メトロポリス』を原作とし2001年に公開されたSFファンタジー映画です。アメリカでも公開され、映画評論家のロジャー・イーバートは『アニメ史上最高作品の1つ』と絶賛しました。 高層ビルが立ち並び開発が進む未来巨大都市国家メトロポリス。新たな巨大建築物ジグラットも完成し、更なる発展に希望と祝賀ムードが漂う中、地下ではロボットによって職を失った人達がロボットに対する反感を募らせていました。 そんな中ロボットに人権を持たせるべきと主張するものも現れ、理想的にみられたメトロポリスに暗雲がたちこめていきます。

3.『パプリカ』

夢世界を現実世界を境目が徐々に・・。その狂気を描く名作。

2006年に公開された日本のSFアニーション映画です。原作は『時をかける少女』でも知られる筒井康隆。かねてから筒井氏のファンであった今敏監督によって制作された映画です。 研究員の千葉敦子は2つの顔を持ち合わせていました。普段は研究員、夢の中では「パプリカ」に変わるのです。ある日、夢を溶融する装置「DCミニ」が何者かに寄って盗まれる事件が発生。それによって人々の夢に入り込み脳内を侵略されてしまいます。 それを食い止めようと敦子(パプリカ)は立ち向かいます。テンポある展開は1シーンたりとも見逃せません。

4.『AKIRA』

大友克洋の描くネオ東京は圧巻。

『AKIRA』は、大友克洋によって1982年から連載された日本漫画の代表作品。1998年に同氏による監督・脚本で映画化されました。 総セル画枚数15万枚、声優の演技を先に収録するプレスコ方式を採用し、通常のフィルムよりも高画質な70mmフィルムを使用するなど贅沢な体制で作られています。 第3次世界大戦後、近未来化したネオ東京として驚くべき復活を遂げていました。そんな中、鉄雄と金田はバイクを走らせていました。すると突然奇妙な子供が現れ、事故を起こしてしまい、そのまま鉄雄が軍に連れ去られてしまいます。 鉄雄を取り戻そうと試みる金田でしたがそこには立ちはだかるいくつもの壁と超能力が。アクションシーンの描写と惹き込まれる世界観には圧巻です。 隅々までこだわって作られた先進的でスタイリッシュな映像は、日本国内のみならずハリウッド映画にまで影響を与えました。30年以上前の漫画にも関わらず、今もなお根強い人気を誇り海外からのファンも多い作品です。

5.『ほしのこえ』

新海誠製作のSFアニメ。その切ない人間ドラマが見所。

『ほしのこえ』は、映画『君の名は』で世界中から大注目を集めている新海誠による2002年公開の短編アニメーション映画です。監督・脚本・編集まで全て新海監督全て1人で行われました。 舞台は近未来化する地球。主人公美加子にはまだ中学生。それでも美加子には思いを寄せる少年ノボルがいました。しかもノボルも美加子のことが好きでした。ところが美加子は中学生にして国連宇宙群に選ばれ、宇宙へと旅立ってしまいます。 何万行年も先にいる美加子、宇宙と地球の遠距離恋愛と衝撃の結末に涙そそられるちょっと切ない25分間のSFストーリーです。

6.『イヴの時間 劇場版』

もしも人間とよく似たアンドロイドが社会にいたら?

2010年に公開された映画作品。制作はスタジオ・リッカ。原作をはじめ、脚本、絵コンテ、演出、監督、3DCG、撮影、編集、音響監督の主要役職9つを吉浦康裕が1人で手がけました。2008年から2009年にかけて公開されたwebアニメ『イヴの時間』を再編集し、新作シーンを加えてブラッシュアップした完全版として制作されました。 アンドロイドが実用化されて間もない時代。アンドロイドは様々な社会問題をもたらし、アンドロイドは頭上にリングの表示を義務付けられるなど、様々なルールに縛られています。作品の主な舞台は、社会的な人とアンドロイドを区別しないというルールを設けた喫茶店・イブの時間です。 主人公の向坂リクオがアンドロイドとの関係に悩む中で、自分の感情や社会との付き合い方に折り合いをつけていくという哲学的なストーリーが印象的な作品となっています。

7.『銀河鉄道の夜』

哲学的な問いかけに考えさせられる宮沢賢治不朽の名作

宮沢賢治の童話として知られる『銀河鉄道の夜』を、杉井ギサブロー監督が劇場アニメ化。1985年に公開された、同作品では唯一のアニメ映画版です。 本作では主人公のジョバンニや一緒に銀河鉄道に乗って旅をするカムパネルラなど、登場キャラクターは擬人化した猫の姿をしています。孤独を抱えたジョバンニが、ある晩現れた銀河鉄道に乗車し、親友のカムパネルラと旅する姿を描く内容。 猫の姿とキャラクターデザインで子供向けの印象が強い作品ですが、内容は非常に幻想的で哲学的。死生観や人間関係の歪み、自己犠牲といった重いテーマが次々と描かれます。YMOの細野晴臣が手掛ける音楽が世界観に深みを与えており、大人になってから観るからこそ得られる感情が多い作品です。

8.『屍者の帝国』

19世紀を舞台に繰り広げられる屍者をめぐる物語

『虐殺器官』や『ハーモニー』で知られる伊藤計劃がもともと用意していたプロットをもとに、伊藤の早逝後、円城塔が完成させた小説を原作とした作品。ノイタミナムービー第2弾“Project Itoh”として、2015年に劇場公開されました。 19世紀、フランケンシュタインによる屍体蘇生術が完成し、屍体が労働力として普及している世界が舞台。諜報機関「ウォルシンガム機関」にスカウトされたジョン・H・ワトソンは、フランケンシュタインが遺した手記を探す極秘任務を任され……。 スチームパンクな世界観と、伊藤計劃作品らしいダークで不気味な雰囲気が楽しめる本作。生と死という重いテーマを扱う作品としても、世界中の実在の人物や有名なフィクションのキャラクターが繰り広げるSF作品としても見応えのある内容に仕上がっています。

9.『フリクリ オルタナ/プログレ』

ハイテンションポップアニメ『フリクリ』の続編

OVAシリーズとして発表されたガイナックス・Production I.G共同制作によるアニメ『フリクリ』。その続編として公開されたのが、劇場版『フリクリ オルタナ』と 『フリクリ プログレ』です。「踊る大捜査線」シリーズや「PSYCHO-PASS」シリーズで知られる本広克行監督が手掛けた作品。 思春期ならではの心の揺れを、斬新でポップな演出、the pillowsのロックサウンドで爽快に魅せ好評を得たOVAシリーズの遺伝子を引き継いだ本作。ハルハラ・ハル子の突き抜けたテンションと、普通になんとなく過ごしてきた女子高生の河本カナとの出会いで生まれる出来事が、ジェットコースターのように描かれていきます。 退屈な日常から抜け出したい。そんな気持ちのときにおすすめの作品です。

10.『ファンタスティック・プラネット』

70年代にうまれたSFアニメ映画の傑作

『ファンタスティック・プラネット』は1973年に公開されたルネ・ラルー監督による作品です。監督は、本作で第26回カンヌ国際映画祭特別賞を受賞しています。 巨大な身体に青い肌、赤い目をしたドラーグ族と、彼らに虫けらのように扱われる人間に似たオム族が暮らす惑星が舞台。ドラーグ族に拾われペットとして生きていたオム族の子供テールは、やがてドラーグ族が独占していた高度な知識を知るようになり……。 物静かに進むストーリーと幻想的なアニメーションで構成されているものの、恐怖を感じるほどの不気味さが漂う唯一無二の作風。宮崎駿監督作品にも影響を及ぼしているといわれている作品です。70年代の作品ながら、現代の人間のあり方にも通じるところがあり、背筋がゾッとするような感覚を味わえます。

【ド迫力のアクションが楽しめる大人向けアニメ映画10選!】

銃撃戦・刀・ロボット・大爆発……。そんなド迫力のアクションが楽しめるアクションアニメ映画を10作品に厳選して紹介! ヒヤヒヤしたりスカッとしたり、またアクションの間に織りなされる人間ドラマも楽しめる作品ばかりになっています。アニメーションだからこそ楽しめるアクションシーンをご堪能ください!

1.『パトレイバー』

ロボットアクションの代名詞!劇場版パトレイバーの1作目

『機動警察パトレイバー the Movie』は、1989年7月15日に公開された押井守監督の映画。テクノロジーが進化し急速に発展・普及していったロボット「レイバー(Labor)」を題材とした、近未来の東京を描いたSF作品です。 日本国内で働くレイバーは便利な反面、事故や犯罪にも巻き込まれやすく、そんな事件が社会問題になっていました。そんな「レイバー犯罪」に対処する為、警察内部に新設された部署がパトロールレイバー、通称「パトレイバー」です。パトレイバー隊員の成長や葛藤、また産業内での陰謀など社会派的要素も含んだ非常に見所のある作品となっています。

2.『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』

映像・アクションともに迫力が増した、95年の同名映画のリメイク作品!

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、2008年7月12日に公開された押井守の監督作品です。舞台は、体を代替する機械である義体、人間の脳とコンピューターネットワークを直結する電脳化が普及し、高度情報化が進んだ2029年の未来。 他人の電脳をゴーストハックして操る国際手配中のテロリスト「人形使い」が日本に現われるという情報が入り、政府非公認の特殊部隊「攻殻機動隊」の出動要請が入ります。隊長の草薙素子を中心に構成された攻殻機動隊は追跡を開始しますが……。 作品の鍵を握るのは、人間の自我を示す「ゴースト」という言葉。体を機械に置き換え、脳でさえネットワークを構成する要素の1つとなった本作の世界で、人形使いを追う素子が自我のあり方に悩み、考えていくという哲学的なテーマが描かれています。 本作は、1995年公開の『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を全カット完全リニューアルし、3DCGや最新技術を駆使したハイレベルな作品。2017年にはスカーレット・ヨハンソン主演で実写リメイクされた『ゴースト・イン・ザ・シェル』が公開され注目を集めました。

3.『EX MACHINA -エクスマキナ-』

人気シリーズ『APPLESEED』の為にトップクリエイター達が集結!

『EX MACHINA -エクスマキナ-』は、2007年10月20日に公開された「アップルシード(APPLESEED)」の続編です。ジョン・ウーがプロデューサーを務め監督は荒牧伸志、音楽監修は細野晴臣など世界的なトップクリエイターたちが映像美を追求し制作した豪華作品となっています。 主人公であるデュナン・ナッツは、理想都市オリュンポスでテロリスト鎮圧の任務に携わるESWAT隊員。デュナンのパートナー・ブリアレオスは任務中デュナンを庇って負傷してしまいます。しかし新しい相棒としてデュナンの前に現れたのは、ブリアレオスと全く同じ顔の人物・テレウスでした。前作を遥に上回るビジュアルと世界観で見る人全てを圧倒する作品となっています。

4.『ストレンヂア 無皇刃譚』

時代劇アクションアニメ映画!長瀬智也の声もかっこいい

2007年9月29日に公開された時代劇アニメーション『ストレンヂア 無皇刃譚』。主役の声優に、声優初挑戦の長瀬智也と知念侑李が起用され、その他に竹中直人などの芸能人が起用された事で話題となった作品です。映像はとてもクリーンで、本格的なアクションも見どころとなっています。 名前と過去を捨てた名無しの浪人が、身よりを亡くした少年・仔太郎と出会い、仔太郎の用心棒として雇われ道中をともにしていく物語。しかし名無しは自らの名と共に刀をも封印した奇妙な剣士で、仔太郎もまたある秘密を抱えていました。

5.『カウボーイビバップ 天国の扉』

本格ハードボイルドのガンアクション!音楽も心地いい!

『カウボーイビバップ 天国の扉』は、2001年9月1日に公開されたサンライズ制作のSFアニメ『カウボーイビバップ』の劇場版。2071年を舞台に、「ビバップ号」に乗って火星を中心に太陽系を旅する賞金稼ぎスパイク・スピーゲルらを描いた、本格ハードボイルド作品です。 ある日火星のクレーター都市・アルバシティーで突如タンクローリーが爆発、炎上してしまいます。周辺に居合わせた人々は謎の症状を訴え、400人をも上回る死傷者が出る大惨事となりました。警察は生物兵器を使用したテロの可能性が高いという事から、犯人に莫大な懸賞金を賭けます。賞金稼ぎのスパイクらは懸賞金目当ての為、犯人捕獲に奮闘していくのですが…。 今作は第3回アニメーション神戸で作品賞・テレビ部門、日本SF大会で星雲賞メディア部門を受賞。さらに菅野よう子が手掛けた今作のオープニングテーマは現在放送中のバラエティ番組『ホンマでっか!?TV』のメインテーマに使用されるほどテレビ界に影響を与えた作品となっています。

6.『人狼 JIN-ROH』

「赤ずきん」を寓話化した人間ドラマが魅力的!リアルな戦闘にも目が離せない!

『人狼 JINROH』は、2000年6月3日に公開された押井守脚本作品。監督は沖浦啓之をが務め、漫画『犬狼伝説』をもとに制作された寓話作品です。押井守の代表作『ケルベロス・サーガ』の1作目で、残虐的な描写もあることから日本での公開時にはPG-12指定となっています。 第二次世界大戦から十数年、高度経済成長を続けていた日本は占領軍統治下の混迷を抜け国際社会への復帰を目指していました。しかし首都は凶悪犯罪が激増しスラム化してしまい、政府と武装する反政府勢力との武力衝突が相次いでしまいます。 そんな中、治安の番人として街で活動する精鋭集団「ケルベロス」は強化服と重火器で完全武装し、徹底的に無法者を排除しようとしていましたが…。

7.『サカサマのパテマ PATEMA INVERTED』

正反対の二つの重力が交わった奇妙な世界!アクションも素晴らしい!

2013年11月9日に公開された吉浦康裕が監督・脚本を手掛けたサイエンス・ファンタジー作品です。少年・エイジが住む世界では「かつて、多くの罪人が空に落ちた」という言い伝えから、古くから空が敬遠されていました。 一方、エイジと反対の地下世界に住む娘・パテマは、長い間行方知らずの友人を探していたある日、突如サカサマの人間に襲われ地下深くへ落ちてしまいます。 そんなパテマと出会ったエイジはすぐさま彼女を匿いますが、その後2人には大きな試練が待ち構えており——。2つの重力の世界が交わり出会うパテマとエイジの物語です。サカサマの意味、2人の出会いの意味とは……?

8.『スカイ・クロラ The sky Crawlers』

「平和」とは何かを考えさせられる押井守の戦争映画!迫力のある戦闘シーンに圧倒!

『スカイ・クロラ The sky Crawlers』は、2008年8月2日に日本テレビ開局55周年記念作品として制作されたアニメーション映画。2004年の『イノセンス』以来4年ぶりに押井守が監督を務めた作品で、声優には菊地凛子や加瀬亮、谷原章介、竹中直人、栗山千明など豪華俳優陣が名を連ねています。 平和が当たり前となった現在、より平和を実感する為にショーとしての戦争が行われていました。そんな戦争で実際に戦うのは、殺されない限り永遠に生き続ける子ども・キルドレ。そんなキルドレが所属する「戦争請負会社」を舞台に、戦争と平和、成長や葛藤が描かれています。 監督である押井が、若い人に生きることの意味を伝えたいというメッセージ込めて制作したというSFヒューマンドラマです。

9.『鉄コン筋クリート』

松本大洋の漫画を原作に映画化された2006年公開『鉄コン筋クリート』は、マイケル・アリアス監督の初監督作品。主人公のクロ役を二宮和也、シロ役を蒼井優が務めたことでも大きな話題となった作品です。 ヤクザはびこる義理と人情の町・宝町には、空を飛ぶことができるほどの身体能力を持った少年クロとシロが生活していました。彼らは、町に関わるヤクザやプロジェクトに翻弄されながら血なまぐさい社会のなかで自分たちの居場所を求め続けるのでした。 松本大洋作品の独特な雰囲気と、映像美とが見事にハマっている本作。2人が飛び回る描写や、アクションシーンの動きを観るだけでも楽しめるほどのクオリティです。少年が主人公ながら、ノワール作品としても楽しめる点も特徴といえます。

10.『虐殺器官』

言葉の持つ力を残虐に見せつける圧巻のストーリー

伊藤計劃の小説を原作とした『虐殺器官』は、「ノイタミナムービー」第2弾の一環として制作・公開された作品。タイトルにもあるように虐殺もテーマに含んでおり、それに伴う暴力的なシーンも多いため、R15指定となっています。 紛争地帯で任務にあたるアメリカ情報軍の特殊部隊に所属するクラヴィス・シェパードは、各地で多発する虐殺を煽動している言語学者の男ジョン・ポールを追いかけることに。 本作では言葉の存在がキーとなります。言葉の力がどう虐殺に関連していくのか、派手な軍の戦闘シーンとともに、思想的にも深みのあるストーリーです。ジャンルはSFですが、現代社会と通じる部分も多く、鑑賞中にフィクションと現実とが交錯していくような楽しめます。

【日本製の大人向けフルCGアニメ映画10選!】

CGの技術も年々飛躍的に進歩し、今では実写と見分けがつかないほどのリアルな映像を楽しむことが出来ます。そこで日本が誇る大人向けのフルCGアニメ映画のおすすめの10本をまとめてみました!実写では出来ない演出もCGアニメではお手の物ですね。

1.『楽園追放 Expelled from Paradise』

斬新な設定とグラフィックの繊細さ、迫力のあるバトルシーンから目が離せない!

『楽園追放 Expelled from Paradise』は、『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督、『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄脚本によるオリジナルCGアニメ映画です。東映アニメーションとニトロプラス合作で2014年に公開されました。 声優キャストは釘宮理恵、三木眞一郎、神谷浩史、林原めぐみ、高山みなみ、古谷徹という豪華な面々となっています。 舞台はナノマシン技術の暴走で地上文明が崩壊し廃墟と化した西暦2400年の地球。ほとんどの人類が自分の身体を捨ててデータ化。地上で生きることを諦め電脳世界・ディーヴァで暮らしていました。 地球は廃墟と化し、多くの人々は電脳世界で暮らす近未来。地上に残った人類のハッカー・フロンティアセッターによって地上から電脳世界がハッキングを受けるという緊急事態に、捜査官アンジェラ・バルザックは生身の体・マテリアルボディをまとって地上に降り立ち世界の謎に迫っていくのですが……。 日本アニメらしいアニメ映画といった印象の作品です。美少女ものにロボットアクションといったアニメ要素に、AIや電脳世界といった近未来的な要素が加わりテンポよく描かれていきます。スッキリとした後味を味わいたいという人におすすめです。

2.『バイオハザード ダムネーション』

原作を知らなくても楽しめる!大人気ゲーム・及び映画作品のフルアニメ化第2弾。

世界的なヒットを誇る「バイオハザード」シリーズを原案とした2012年公開のフルCGアニメ映画。『バイオハザード ディジェネレーション』の続編にあたります。 前作の事件から6年後、主人公レオン・S・ケネディが東欧の小国での戦いに関わっていく姿を描くストーリー。原作ゲームシリーズの「5」と「6」の間にあたる出来事です。 原作ゲームでおなじみのキャラクターをフルCG映画で楽しめます。生物兵器B.O.W.をめぐる軍事アクションとして、原作の雰囲気とはまた少し違ったテイストを味わえるのも魅力。本作視聴前には前作を先に視聴することをおすすめします。

3.『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』

「聖闘士星矢」がフルCGのリアルで美麗な映像で蘇った!

車田正美の神話をモチーフにした少年漫画『聖闘士星矢』の劇場作品6作目にあたるのが『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』です。原作でも人気の「聖域十二宮編」をフルCG化し、2014年に公開されました。 遥か神話の時代、闘いの女神アテナを護る戦士たちがいました。彼らこそ、この世に邪悪がは­びこる時、必ずや現れるという希望の戦士・聖闘士(せいんと)。 女神アテナの化身・沙織とともに聖域に向かった青銅聖闘士たち。彼らを待ち構えていたのは最強と呼ばれる黄金聖闘士たちでした。聖域ギリシャでの両者の激闘が描かれていきます。 自らの持つ不思議な力に思い悩む少女・城戸沙織は、己が何者であるかを確かめるため、­青銅聖闘士の少年・星矢たちと共に聖域へと向かう決意をします。ですがそこには教皇の罠と­、聖闘士の中でも最強を誇る伝説の黄金聖闘士たちとの死闘が待ち受けていました。 本作では声優やキャラクターの設定を変更。全体的にスタイリッシュな仕上がりとなっています。CGならではのアクションは見ごたえがあり、聖衣の質感もリアル。初めて本シリーズに触れる人の導入としても、きれいにまとまっている作品です。

4.『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』

自由のために戦う宇宙海賊キャプテン・ハーロックをフルCGで映像化!

松本零士のスペースオペラ『宇宙海賊キャプテンハーロック』のリブート作品として2013年に公開された作品です。海外にも通用する作品を、とのことで総製作費3000万ドルを投入したフルCG映画に仕上がっています。 宇宙を股に掛け暗躍する宇宙海賊キャプテンハーロックと、彼の船に暗殺の密命を負って潜入した青年ヤマ。正体を隠しキャプテンハーロックに近づくヤマは、どんな真相に近づくことになるのか……というオリジナルストーリーが描かれます。 宇宙船艦内のデザインなども格好良く、CGで表現された質感が見事。作り込まれた映像美を堪能することができます。また、小栗旬や三浦春馬が声優として参加しており、そういった意味でもこれまでアニメ映画と縁がなかった人にとってとっつきやすい作品です。

5.『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』

ほったらかしにされた宝物が集まった「ホッタラケの島」へと迷い込む!?

『ホッタラケの島 〜遥と魔法の鏡〜』はフジテレビ開局50周年記念作品として制作されたオリジナルアニメです。民話をベースにしているとあって、どこか懐かしい雰囲気の漂う作品。 大きくなるにつれて存在を忘れられていったおもちゃや絵本。そういった昔だれかの宝物だったものが集まるホッタラケの島に迷い込んでしまった女子高生はるかの冒険が描かれます。 日本らしいアニメーションを追求して制作された作品とあって、映像は美しくも温かみの感じられる出来栄え。観終わったあとに、優しい絵本を読んだあとのような気持ちになれる作品です。

6.『ベクシル 2077 日本鎖国』

ハイテク鎖国した日本に潜入するアメリカ特殊部隊「SWORD」。そこで見たのは変わり果てた日本の姿だった……。

2007年に公開された『ベクシル 2077 日本鎖国』は、モーションキャプチャーを駆使して制作されたCGアニメです。モーションキャプチャーによって実現したなめらかな人物の動きなどは、2007年公開作品とは思えないクオリティの作品。 2067年にバイオテクノロジーとロボット産業の独自の発展を遂げた日本は、そのテクノロジーを駆使して鎖国状態に突入。それから10年経った2077年、日本が国際協定を違反する研究を行っているとの通報を受けたアメリカの特殊部隊「SWORD」は、日本への潜入捜査を行います。 しかし日本の攻撃を受けてしまったSWORDは、ベクシルとレオン以外全滅してしまい……。 声優に黒木メイサ・谷原章介・松雪泰子の豪華俳優陣を迎えており、本作の見どころの1つとなっています。

7.『プランゼット』

2053年の地球は謎の宇宙生命体により人類が滅亡の危機に陥っていた

2053年の地球を舞台に、宇宙からの侵略を受け、人類滅亡の危機にさらされた人間た­ちの死闘を描くSFアクション。監督は、前作『惑星大怪獣ネガドン』で話題となった粟­津順です。彼が前作でも描いたレトロフューチャーな世界観を本作でも踏襲しています。主人公の戦士・明嶋大志を「機動戦士ガンダム00」などで知られる人気声優・宮­野真守が演じました。 舞台は人類の半数が滅んだ近未来。最終作戦プランゼットが進行するなか、主人公のロボット兵器パイロット・明嶋大志は富士基地の死守を命じられ……。 実写パートを使わない特撮作品という監督のこだわりが感じられる本作。なかでもロボットなどのメカの描写は美しく、目を奪われます。登場人物なども絞られており、シンプルで王道のストーリー展開は明朗快活。分かりやすい作品を観たいときにおすすめです。 また、昭和のフィルム画質を再現しながら、古き良き特撮映画へのオマージュ­を散りばめた画作りと、最新のCG技術を融合させたスペクタクル映像も見どころの1つとなっています。

8.『BLAME!』

テクノロジーに支配された人間の行く末は……

『BLAME!』は『シドニアの騎士』を描いた弐瓶勉のデビュー漫画を原作としたSF作品。劇場アニメに先駆けWebアニメ版が公開され、2017年に劇場版が公開されました。『シドニアの騎士』を手掛けた3DCGを得意とするポリゴン・ピクチュアズが、本作も制作を担当しています。 人類がかつて生み出したテクノロジーによって、守られるべきはずの人間がその生存を脅かされる近未来が舞台。自我を持ったAIによって支配されることが当たり前となった人々の前に、謎の男・霧亥が現れ……。 原作の持つ世界観が、CGによってより洗練された印象を受ける作品。日本初のNetflixオリジナル映画として制作されたこともあり、アクションや音楽などの要素も洗練されています。

9.『GANTZ:O』

原作の人気エピソードが迫力の映像で楽しめる

様々なメディアで映像化されている奥浩哉の『GANTZ』をフルCGで映画化した作品が『GANTZ:O』です。加藤勝を主人公とした大阪編を映像化した内容となっています。 大阪に飛ばされた東京のガンツチームと大阪のチームが、ぬらりひょんをはじめとする妖怪型星人軍団と激しい戦闘を繰り広げる様子を描く内容。 原作の迫力あるアクションシーンを、高いクオリティのCGで再現。『GANTZ』は実写映画化もされていますが、それとはまた違ったフルCGならではの表現を付与している点が本作の魅力です。

10.『スパイダーマン:スパイダーバース』

漫画×アニメ×CGのハイブリッド作品

マーベル・コミックの漫画を原作とした「スパイダーマン」シリーズ初のアニメ映画作品が、『スパイダーマン:スパイダーバース』です。 時空の歪みで、主人公マイルス・モラレスの世界に複数の世界で活躍するスパイダーマンが集結。また、マイルス自身もスパイダーマンで、他のスパイダーマンとの出会いによって大きく成長していくことに。 ストーリーが痛快で爽快で面白いのはもちろんですが、本作はほかの作品では観たことのない映像を楽しむことができます。コミックのなかに入り込んだような映像にこだわった制作陣は、漫画の要素を取り入れた手描き風CGを制作。さらにそれを手描きで仕上げています。漫画・アニメ・CGのいいとこ取りの作品といえるでしょう。