2022年9月7日更新

「花のち晴れ」の物議を醸した最終回の真相とは【「花より男子」を超えられなかったワケ】

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みんなと! 神楽木が撮ってくれました???? #音グラム #花晴れ

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『花より男子』が「花男」と親しまれていたことにならって『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』は「花晴れ」と呼ばれ、放送前から大きな期待を受けていました。また、「花男」シリーズに出演していた懐かしいキャストも続々と登場し、そのたびにSNSを沸かせたことでも話題に。 また、杉咲花が江戸川音に扮して開設した公式Instagramでは、キャストが役になりきった状態のスピンオフアカウントが公開され、ドラマの視聴者から人気を集めました。 毎話放送されるごとに胸キュンシーンが話題となり、人気を集めた「花晴れ」でしたが、最終回で「腑に落ちない」「納得のいかないラスト」といった批判的な意見がSNSでは多く見られる結果に。 なぜあんな結末になってしまったのか?『花より男子』との比較を交えて解説します。

「花晴れ」キャストの情報はこちら

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最終回のラストシーンには続きがあった!【原作ネタバレ】

「花のち晴れ」は、最後まで予想のできない展開に、視聴者がドキドキできるよう作られていましたが、ラストシーンの寸止めによってフラストレーションがたまったという視聴者も少なくなかったでしょう。 しかし、実は原作ではあのラストシーンに続きがあるのです。 天馬に背中を押されて走り出す音と晴は、会ったらどんな話をするか空想しながら恵比寿ガーデンプレイスの時計台へと走りますが……2人は会えないのです! その原因は天馬。再び音と晴の間ですれ違いは生まれ、またまた切ないトライアングルができてしまいます。 原作でここまで続きがあると、続編に期待を膨らませてしまう原作ファンがいるのも無理はありません。

「花晴れ」が不評だった理由とは?

最終回について批判的な意見が集まった理由の1つは、そもそもドラマ全体として「花男」と比較されてしまっていたことが挙げられます。 「花より男子」がシリーズを通して多くのファンを獲得したからこそ、特に「花男」ファンからは「花のち晴れ」に対してのシビアな意見が多く見られたのです。 その大きな理由だと考えられる、2つの要因について解説します!

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理由①:最後まで分からない音の気持ち

音は優等生タイプで心優しく誰にでも親切ですが、八方美人とも言え、なかなか本心がわかりません。 ストーリー全体を通して音は天馬に一途であると口にしますが、実際は天馬に愛されてばかりの受け身な形をとってしまっていました。 また、天馬は女子の憧れを全て詰め込んだような完璧な婚約者であり、それに対して晴は弱気なヘタレ男子です。そんな晴が一生懸命音に想いを伝える姿に応援したくなる女子がたくさん現れたのも事実です。 しかし、天馬は一途に音を愛してくれているのに、なぜ晴との間で揺れているの?と音に共感ができない人も同様に大勢存在したよう。 「花男」のヒロインつくしが、学園を支配するF4に対して気持ちいいくらいに真っ向から勝負に行っていたのに対して、音は2人の男の間で揺れ動いてばかりでした。自分の意思で動くことがほとんどできない音の優柔不断な姿にイライラしてしまった人も多いのでしょう。

理由②:やはりF4は超えられない

「花男」では道明寺司と花沢類というF4のメンバー内でヒロインのつくしを取り合っていたのに対し、「花晴れ」ではヒロインの音をC5の晴とライバル校の天馬が奪い合うという設定で規模が広がってしまい、必然的にC5の出番も、愛莉を除いて目立つことはありませんでした。 「花男」シリーズではF4のメンバーそれぞれがピックアップされる回があったため、恋愛だけでなくF4の友情シーンも存分に楽しめましたが、そういった面で「花晴れ」は楽しめるポイントが少なかったのではないでしょうか。

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「花のち晴れ」は失敗?あなたは最終回をどう受け取る?

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1時にここって言われて、来たのです。 #音グラム #花晴れ

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すっきりしない最終回やF4ほどの注目を浴びなかったC5に、様々な意見が飛び交う『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』。続編やリメイク作品は批判の声を浴びることは多々ありますが、「花晴れ」もそういった作品の1つなのでしょうか。 そんな「花晴れ」ですが、本記事を読んだり、作品をもう1度見返したりして、ぜひあなたなりの解釈をしてみてくださいね。