2024年5月14日更新

「ハンターハンター」最強キャラ・強さランキングTOP50!最強の念能力者は誰?

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ハンターハンター HUNTER×HUNTER

度々の休載にも関わらず長年愛されている『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』。2024年5月時点で37巻までが刊行されています。第401話以降は週刊掲載が終了し、新たな形での連載になる旨も発表されました。 漫画・アニメともに長年人気を維持し続けている「ハンターハンター」の魅力といえば、やはりバトルに特化したキャラクター造形です。今回は登場キャラの強さを、作中のエピソードをciatr独自の観点で比較し、ランキング形式で紹介していきます。 ※この記事は「ハンターハンター」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。 ※作中の描写をもとに、ciatr独自の観点で評価したランキングです。

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強さランキングの基準は?

強さランキングは主に戦闘シーンの描写を基準としています。さらに念能力自体の強さや使い勝手、作中の会話から予測できる各キャラクターの強さも加味した上で、総合的な強さをランク付けしました。記事内ではランク付けの決め手となった具体的な描写についても詳しく解説していきます。

【総合】「ハンターハンター」最強キャラ・強さランキングTOP50!

【所属別】「ハンターハンター」最強キャラ・強さランキング!

1位:メルエム

世界を統べるために生まれた蟻の王

初登場21巻212話
念能力獲物のオーラを食うことで自分のものにできる能力(仮称)
声優内山昂輝

1位はキメラアントの王メルエム。キメラ=アントの女王の腹を破って生まれ、地球上の生物をすべて統一して、キメラアントの進化を目論んでいました。知能が優れており、各界のゲーム有段者を相手に連戦連勝というまさに完璧な王。

生まれながらに念能力を持ち、他のキメラアントとは別次元の圧倒的な強さです。そのうえ念能力者を捕食することで益々パワーアップしていきます。

強さポイント

ネテロと交戦した際は、ネテロの必殺技を受けても傷1つ負わない怪物っぷり。ネテロが体に仕込んだ化学兵器「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」の爆発によってようやく瀕死になりますが、プフとユピーを吸収して復活。2人の念能力も継承してチート級の強さになりましたが、兵器の毒には勝てず、死ぬことになりました。

結果的に「人間」の力には敗北したメルエムですが、純粋な強さは文句なしの作中ナンバー1でしょう。

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2位:ゴン=フリークス(覚醒)

数々の強敵を倒すも、まだまだ発展途上の強さ

発展途上の強さを秘めた主人公

初登場1巻1話
念能力ジャジャン拳
強制的成長
声優松本梨香(パイロット版)
竹内順子(1999年版)
潘めぐみ(2011年版)

ゴン=フリークスは「ハンターハンター」の主人公。父ジンの影を追ってハンターになり、念能力を身につけました。強化系能力者で第287期ハンター試験の合格者です。

ゴンの能力は、じゃんけんをモチーフにした通称ジャジャン拳。強化系のグー、変化形のチー、放出系のパーを使い分けます。

強さのポイント

ゴンはキメラアント討伐に加わった際、カイトを殺したピトーへの怒りのパワーで肉体と念能力を急激に成長させ、ピトーの頭を砕きました。最終的に、圧倒的なオーラでジャジャン拳を繰り出して通称「ゴンさん」の姿で倒しています。

ネテロ会長ですら「わしより強いんじゃね?」と評価したピトーを倒した点、主人公として今後も成長著しいだろう点を考慮して、強さに不安定さはあるものの2位としました。

3位:アイザック=ネテロ

ハンター協会のNo.1

初登場2巻12話
念能力百式観音
声優外波山文明(1999年版)
永井一郎・銀河万丈(2011年版)

アイザック=ネテロは、ハンター協会の前会長。昔は世界最強の武道家といわれていましたが、キメラアント討伐の頃には、実力は全盛期の半分ほどと明言していました。

100歳をゆうに20年は過ぎているそうですが、晩年も現役であり続け、多くのハンターから敬意を払われていたまさにレジェントです。

強さのポイント

会長vsメルエム戦は作中屈指の名バトルです。王に「個の極致」と言わせしめたネテロの攻撃では、残念ながらメルエムは倒せませんでしたが、会長は自ら心臓を貫き自爆装置を発動させ、メルエム、シャウアプフ、モントゥトゥユピーの討伐を成し遂げました。

全盛期のネテロならメルエムにも勝てたかもしれないと思わせてくれるその強さはやはり本物です。

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4位:ドン=フリークス

暗黒大陸編のカギを握る人物?

初登場33巻344話
念能力不明
声優-

ドン=フリークスは世界の外側・暗黒大陸について記されている「新世界紀行(東)」の著者です。ジンの発言によれば、彼は300年ほど前の人物であるにもかかわらず、未だに生存しているとのこと。そして著書の続編「新世界紀行(西)」を執筆しているのではないか、とされています。

強さのポイント

名前からしてゴンやジンとのつながりがありそうですね。ゴンやジンのルーツに関わることは間違いないでしょう。彼が暗黒大陸をいまも渡り歩いているのであれば、相当に強いはずです。

今回はつながりが深そうなジンにとって超えるべき壁として立ちはだかることを予想してこの位置にしました。実際の強さは未知数なので、今後の展開によっては順位変動の可能性が高い人物です。

5位:ジン=フリークス

世界で5本の指に数えられるハンター

初登場1巻1話
念能力不明
声優東地宏樹・高乃麗(1999年版)
小山力也(2011年版)

ゴンの父で、二ツ星ハンターであるジン=フリークス。遺跡ハンターとしてかなりの著名人で、ハンター協会の猛者たちが集まっている十二支んメンバーの1人です。グリードアイランドを開発したゲームマスターでもあります。「自身が楽しむ」ことをモットーとしており、それ以外のことはかなりいい加減です。

強さのポイント

暗黒大陸編では、ジンはビヨンド=ネテロとパリストンが暗黒大陸上陸を目指していることを知ると、自分も加えてほしいとアジトに乗り込み威圧感だけで場を制しました。パリストンの仕掛けによって戦闘になった際は、1度見ただけのレオリオの念能力を応用する実力を見せています。

念能力の詳細はいまだ不明ですが、ネテロに「世界で5本の指に入る」念能力者と評されていることも評価しての順位です。

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6位:ネフェルピトー

ネテロより強い......?

初登場19巻197話
念能力操り人形(仮称)
玩具修理者(ドクターブライス)
黒子舞想(テレプシコーラ)
声優藤村歩

ネフェルピトーはキメラアント王直属の三戦士の1人。ネテロは彼女を遠目に見て、「自分より強いのでは」と感じたほどの不気味なオーラを感じ取っていました。

かわいい顔をしていますが、実際のところかなりの戦闘狂。その残虐性は部下からも恐れられていました。

強さのポイント

ピトーは最大で2キロメートルもの円を張り、様々な能力を持つ念人形を創り出して操作系念能力の力で操ることができます。身体能力も高く、強靭な脚力で2キロ先まで跳ぶことも可能。

彼女はカイトを倒した張本人でもあります。それが起因して、最後はゴンさん化したゴンに倒されますが、死してもなお念能力で動き、ゴンの右腕を奪ってみせました。

キメラアントの中でメルエムに次ぐ実力者であったピトーには、ゴンのブチギレがなければハンター側には彼女に勝てる戦力がいなかったかもしれません。

7位:ゼノ=ゾルディック

ネテロと並ぶゾルディック家の実力者

初登場5巻42
念能力龍頭戯画(ドラゴンヘッド)
牙突(ドラゴンランス)
龍星群(ドラゴンダイヴ)
声優宮澤正(1999年版)
大竹宏(2011年版)

ゼノ=ゾルディックは暗殺一家ゾルディック家の前当主でキルアの祖父です。暗殺家業は好きでやっている仕事ではないと言い、ビジネスとして割り切っていますが、生涯現役を掲げる大ベテランの暗殺者。キルアに対してはかなり甘い一面も。

本気を出せば300mの「円」を出すことが可能で、人間としては最高値を誇っています。

強さのポイント

ヨークシンシティでクロロと対峙した際の「一対一(サシ)でやったらどっちが強い?」という会話からは、お互い本気ならいい勝負になることがうかがえます。また、キメラアント編ではゼノの円に触れたピトーが相当警戒した様子からも、彼は別格の強さだと判断。

「龍星群(りゅうせいぐん)」という龍を模した無数のオーラを降らせる技から、オーラ量や念の扱いも一流と判断し、この高順位にしました。

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8位:ジグ=ゾルディック

暗黒大陸から生還したゾルディック家の一員

初登場33巻344話
念能力不明
声優不明

いまだ多くの謎に包まれているジグ=ゾルディックは、若きネテロ会長やリンネとともに暗黒大陸に足を踏み入れた人物です。作中では暗黒大陸に行った際の若い頃の姿のみ登場しています。当然能力も不明ですが、名前からゾルディック家に連なる人物であることは明らかで、存命であれば相当な実力者ではないかと予想されます。

強さのポイント

強さの詳細は一切不明ですが、あの暗黒大陸から生きて帰ってきているので、サバイバル方面に強力な念能力を持っているのではないでしょうか。

またゾルディック家の登場キャラは父親の代より上は手練れ揃いです。彼らを育てたのがジグだとすれば、やはり上位に来るべきと考えました。

9位:シルバ=ゾルディック

暗殺一家ゾルディック家の現当主

初登場5巻42話
念能力巨大な念弾(仮称)
鉛直の拳(仮称)
声優井康嗣(1999年版)
山寺宏一(2011年版)

シルバ=ゾルディックは、キルアの父親で暗殺一家ゾルディック家の現当主です。キルアによれば、相手から心臓だけを抜き取る際、血の一滴も流さないほどの速度なのだとか。

寡黙で厳格な人物で、稼業を大切に思う生真面目さがあります。キルアのことも、彼が幼少期から暗殺者としての道を歩むよう手を尽くしていました。

こ強さのポイント

シルバは過去に幻影旅団の1人を殺したことがあり、キルア同様の毒耐性も身につけています。

キメラアント編ではヂートゥを一撃で殺して、その強さを見せました。不意打ちとはいえ、ゴンやキルアが戦ったとしたらかなりの強敵だと思われるヂートゥを潰す強さは圧巻でした。

ゼノがアイザック=ネテロと並ぶ強さだと思われることから、ゼノよりは低い順位に落ち着きました。

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10位:マハ=ゾルディック

ネテロと喧嘩した人物で唯一生き残っているゾルディック家家長

初登場11巻100話
念能力強化系能力
声優不明

マハ=ゾルディックはキルアの高祖父、ゼノの祖父にあたる人物です。彼はネテロと同じ年齢でありながら、いまだ現役で暗殺稼業を請け負っているゾルディック家家長。念能力の詳細は不明ですが、ファンブックにて強化系能力者であることが分かっています。

強さのポイント

マハは140cmと小柄ですが、ネテロが喧嘩した相手で唯一生き残っている人物とのこと。当時最強だったネテロとやりあっているので、マハも相当な実力者であることがわかります。

マハはイルミとカルトを連れて裏社会を牛耳る十老頭の暗殺依頼に参加。さくっと任務を遂行していたので、100歳を過ぎても敵に回すと怖い人物なのでしょう。

11位:クロロ=ルシルフル

幻影旅団を束ねる悪のカリスマ

初登場8巻71話
念能力盗賊の極意(スキルハンター)
栞のテーマ(ダブルフェイス)
声優永野善一(1999年版)
宮野真守(2011年版)

クロロ=ルシルフルは、幻影旅団の団長。旅団メンバーからの信頼があつく、カリスマ性がある人物です。

彼の能力は「盗賊の極意(スキルハンター)」。4つの条件をクリアすることで他者の能力を盗むことができ、自分が使用できるようになるのです。しかしその条件や制約はとても多く、彼が数多の能力を持つことが出来ているのは単純な戦闘力の高さゆえだと思われます。

強さのポイント

ゾルディック家の当主シルバとゼノを相手に戦った際には決着はつかないままでした。しかしクロロは彼らから能力を盗もうとしながら戦っていたので、本気で殺そうとはしていなかったのです。それでもゾルディック家の2人を相手に渡り合う実力は圧巻のもの。

ヒソカと闘技場で戦った際は、スキルハンターの能力を改善し、複数の能力を同時に使用することが可能になっていました。

まだまだ力を出し切っていないような印象ですが、本気を出したら絶対に強いスキルハンターの能力を評価してのこの位置です。

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12位:ヒソカ=モロウ

変態的な戦闘狂

初登場1巻5話
念能力伸縮自在の愛(バンジーガム)
薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)
声優高橋広樹(1999年版)
浪川大輔(2011年版)

ヒソカ=モロウは、ゴンと同じ第287期ハンター試験の合格者で、元幻影旅団の団員ナンバー4という人物。快楽殺人を好む戦闘狂で、自分こそが最強と考えて何にも属さないのが信条。ゴンとキルアを気に入っており、将来成長したあかつきには対戦して殺すことを楽しみにしています。

強さのポイント

彼の能力は「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」。ガムとゴムの性質を兼ね備えたオーラと、紙にどんなものの質感も再現する能力を使い、さながら奇術師のような戦法を取ります。

彼が幻影旅団に入団したのはクロロと戦うためでしたが、天空闘技場のデスマッチで敗北。一時死亡したかに思えましたが、念能力によって生き返り、旅団に対する勝負を宣言してすぐにコルトピとシャルナークを倒しています。

猛者ぞろいの幻影旅団メンバーを殺すほどの実力は、作中で屈指のものと言えるでしょう。しかし、クロロに本気を出させたかどうかは不明であることから、彼よりひとつ下の順位に。

13位:モントゥトゥユピー

怒りをオーラに変えて放つ

初登場20巻206話
念能力形態変化(仮称)
声優立木文彦

キメラアント王直属の三戦士の1人、魔獣との混血であるモントゥトゥユピー。彼は体の形状を自由に変化することができ、羽根を生やしたり、腕を巨大化したりすることが出来ます。そのうえオーラ量もとてつもなく、ナックルに絶望を与えました。「怒り」をオーラに変えて放出できるため、追い詰められるほど強さを増します。

強さのポイント

キルアやナックルたちとの戦いの中で進化を遂げたユピーは、4本脚の姿となり、片腕は銃のような形になりました。銃状の腕からは、ため込んだ「怒り」をオーラに変えて銃弾のように撃つことが可能。当初は大雑把なキメラアントらしい戦いをするユピーでしたが、ナックル戦で「怒り」をコントロールできるようになりました。以降の彼は冷静に戦況を見て戦えるようになり、より厄介な敵となっています。

最終的に毒を浴びて死んでしまったものの、彼を倒せるハンターは相当少ないのではないでしょうか。

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14位:シャウアプフ

王直属の護衛部隊の1人

初登場20巻202話
念能力麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)
蠅の王(ベルゼブブ)
声優羽多野渉

シャウアプフは王メルエム直属の三戦士の1人です。王直属護衛軍の中では参謀的役割で、王には絶対の忠誠を誓っており、裏工作などで暗躍した人物。彼は操作系の能力者で、NGLに住む人々に鱗粉をかけることで、膨大な数の人間を操り王宮へと向かわせました。「蝿の王(ベルゼブブ)」という技は、体を分裂させて分身を創り出すこともできます。

強さのポイント

メルエムの強さはキメラアントの中でも異質なものですが、彼を支える護衛軍の3人の実力も相当なものです。役割的に戦闘よりも戦略を担うキャラクターであったため、護衛軍の中では最も低い順位になりました。

プフの念能力は戦闘向きではありませんが、他者に念能力を習得させることもできるようです。念使いの味方を量産できるという点は集団戦闘においてかなり有利なので、その点も評価しました。

15位:イルミ=ゾルディック

念を込めた針を刺して「針人間」を量産

初登場3巻26話
念能力針人間
声優高乃麗(1999年版)
松風雅也(2011年版)

イルミ=ゾルディックは暗殺一家ゾルディック家の長男。ゴンと同じく第287期ハンター試験の合格者です。彼は操作系の能力者で、念を込めた針を人に刺すことで、自身の駒にすることが出来ます。キルアに対しても針を使用して暗示をかけていたこと、自らに針を刺して顔や体格を変えていたことから、針には複数の使い方があることが分かります。

強さのポイント

これまであまり戦闘シーンがないですが、キルアが家からアルカを連れ出したときに、少しだけその強さを見せています。彼はやはりたくさんの人間に針を刺すのですが、その時に選んだ針は、刺した相手が「死ぬまで頑張ってくれる」という強力な念が込められたものでした。

また、ヒソカが以前イルミを「95点」と採点していたことを考えると、十二支んを超える強さであることは間違いなさそうです。これを加味したうえで高順位にランクイン。

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16位:キルア=ゾルディック

ゴンと共に戦闘センスはピカイチ

初登場1巻6話
念能力雷掌(イズツシ)
落雷(ナルカミ)
神速(カンムル)
電光石火
疾風迅雷
声優三橋加奈子(1999年版)
伊瀬茉莉也(2011年版)

キルア=ゾルディックも、ゴンと同じく主人公の1人です。彼は暗殺一家ゾルディック家のエリートで、戦闘センスは抜群、毒や電撃といったあらゆる拷問も苦にならないほどの鍛錬を積んできた人物。ゴンにも負けず劣らずのスピードで成長を遂げていきます。

彼は変化形の念能力者。身に充電した電気と、まとったオーラとを融合させて技を繰り出します。

強さのポイント

キメラアント編では「神速(カンムル)」という技を使いました。電気のオーラによって、脳から体への指令を神経より速く伝えることができ、超高速で戦う「電光石火(でんこうせっか)」や自動でカウンター技を繰り出す「疾風迅雷(しっぷうじんらい)」でユピーと渡り合ったのです。

ナニカを存在も味方につけている点、まだ12歳という点を考えるとかなり上位に食い込むと考えました。

17位:クラピカ

どの系統でも100%の力を引き出せる強者

初登場1巻2話
念能力5種類の鎖による具現化系能力
絶対時間(エンペラータイム)
声優日高のり子(パイロット版)
甲斐田ゆき(1999年版)
沢城みゆき(2011年版)

クラピカは、ゴンやレオリオとともに第287期ハンター試験に合格した賞金首ハンター。盗賊集団「幻影旅団」に全滅させられたとされる少数民族クルタ族の生き残りです。ゴンたちと別れてからは組織を作りボスとなりますが、その後十二支んに加わることになりました。

ここがおすすめ!

普段は具現化系の能力者ですが、クルタ族が持つ「緋の眼」が発動すると特質系能力者となり、全ての能力の精度が100%になる「絶対時間(エンペラータイム)」を使うことができます。具現化系能力では多様な能力をもつ鎖を創り出すことができ、頭の回転も速いため頭脳戦でも能力を発揮。

1秒につき1時間寿命が減る、という制約もありますが、それを差し引いても能力者としてはかなり強い人物と言えるでしょう。対旅団特化の能力を加味して団員より上としました。

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18位:フェイタン=ポートオ

HUNTER×HUNTER ハンターハンター フェイタン
©POT(冨樫義博)1998 年-2011 年©VAP・日本テレビ・マッドハウス ©NTV/ForGroove

キレたときの強さが尋常じゃない

初登場8巻71話
念能力許されざる者(ペインパッカー)
声優日比野朱里(1999年版)
山口勝平(2011年版)

フェイタンは幻影旅団の1人です。全身黒づくめで、細い目と語尾に「ね」を付けるのが特徴のキャラクター。拷問が趣味の残虐な性格をしています。彼は普段は仕込み傘を使って戦いますが、キメラアント編にて「許されざる者(ペインバッカー)」を披露しました。

強さのポイント

彼の「許されざる者(ペインバッカー)」は自分が受けた痛みやダメージに応じてオーラが肥大化し、攻撃に転じるカウンター系の技です。対サザン戦では「太陽に灼かれて(ライジングサン)」によって灼熱の炎を創出。堅い外殻に覆われたサザンを消し炭にしました。

起死回生のカウンター技を出すほどの窮地にはまだ立たされていませんが、今のところ、旅団の中でクロロの次に常人離れした強さを明かしているため、フェイタンをこの位置としました。

19位:ギンタ

ヒソカにつけられた点数は90点

初登場30巻318話
念能力不明
声優鈴木琢磨

ギンタは十二支んの1人で、密漁ハンター。丸々とした巨体と、アフロが特徴的なキャラクターです。彼はハンター協会の前会長アイザック=ネテロを慕っており、パリストンが会長に立候補した際には最も怒りをあらわにしました。十二支んの中では「バランス重視 穏健保守派」に、暗黒大陸渡航では「生物班」に属しています。

強さのポイント

彼に関しては、能力や強さが描写されたシーンはありませんが、ヒソカの採点でギンタは90点と評されていました。総選挙に訪れたハンターのなかでは最高得点です。

そもそも十二支んはネテロに実力を認められたハンターで構成されていることから、メンバーの強さも協会屈指のはず。なおかつ、ヒソカの採点で95点だったイルミに近い実力をもっていると予想して、TOP20入りを果たしました。

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20位:ベンジャミン=ホイコーロ

カキン王国の第1王子

初登場33巻348話
念能力星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)
声優-

ベンジャミン=ホイコーロはカキン王国の第1王子です。王位継承戦には意欲的に乗り出しており、王に即位した後は世界制覇をしようと企んでいます。壺虫卵(こちゅうらん)の儀を行う前から念能力を使えていた数少ない人物。短気な性格とは裏腹に優れた知能と冷静な判断力も持ち合わせており、王としての器も兼ね備えています。

強さのポイント

ベンジャミンの能力は「星を継ぐもの(ベンジャミン・バトン)」。ベンジャミンに忠誠を誓った部下が死ぬと、その能力を彼が受け継ぐことが出来ます。念能力がクロロ並みに強いことに加え、彼自身も銃弾を受けて無傷なほど屈強な肉体を持ち、ライオンを素手で絞め殺すことさえできてしまいます。

脳筋な見た目に反して、冷静さや判断力など国を治める器を持つ人物なので、今後かなり活躍するだろうことを期待してのランクインです。

21位:ツェリードニヒ=ホイコーロ

ツェリードニヒ=ホイコーロはカキン王国の第4王子。彼は殺人と人体収集を楽しむ猟奇的な一面があり、クラピカが求める緋の眼の所有者でもあります。 王位継承戦のなかで念能力の存在を知ったばかりにも関わらず、彼は超人的なスピードで念を習得。嘘を見抜く守護獣もかなり強力で、クラピカとの対戦を見越してのこの位置です。

22位:パリストン=ヒル

パリストンは元十二支んのメンバー。今はビヨンド陣営で暗黒大陸に進出しようと動いています。 切れ者なことはたしかなパリストンですが、強さは謎のまま。念能力も不明ですが、念が使える5000人のキメラアントを支配下に置いている点などが能力に関係しているのかも。ジン=フリークスと因縁がある様子からも、ただ者ではないと判断してのランクインとなりました。

23位:ボドバイ=ギガンテ

ボドバイ=ギガンテは十二支んの最古参メンバー。三ツ星(トリプル)ハンターの1人です。彼もギンタと同様に、強さが描かれた描写はありません。 今回の選定の基準となったのは、総選挙編において「名実共に最も会長に近い男」と評されたことです。ちなみにボドバイはヒソカに採点されていませんでしたが、周りの評価からもギンタに近い強さだと予想します。

24位:カイト

カイトはジン=フリークスの弟子で生物ハンター。ゴンがハンターを目指すきっかけを与えた人物です。 彼の念能力は武器具現化の「気狂いピエロ(クレイジースロット)」。キメラアントの師団を一瞬で全滅させるほどの力がありますが、ネフェルピトーには瞬殺されてしまいました。実力を出しきれずの退場となってしまったため、今回は低めとなっています。

25位:ビスケット=クルーガー

ビスケット=クルーガー(ビスケ)は、グリードアイランド編でゴンとキルアに修行を付けたハンター。念能力は魔法美容師(まじかるエステ)という、対象を回復させる能力です。彼女はネテロの直弟子でもあるので、体術にも優れています。 キルアとの修行を見てもビスケが相当強いのは確かですが、念能力が戦闘向きでないため、この位置に留まりました。

26位:ハルケンブルグ=ホイコーロ

ハルケンブルグ=ホイコーロはカキン王国の第9王子です。王子の中では最も真面目で秀才な人物で、国内外からの支持を集めています。 彼の能力は、自らのオーラを弩(いしゆみ)に変えて放ち相手の「意志」を奪うというもの。守護霊獣を組み合わせると、自分に忠義を尽くす高い戦闘力を持つ軍隊を作り上げることが可能で、この点を評価しました。

27位:アルカ=ゾルディック(ナニカ)

アルカ=ゾルディックはゾルディック家の中で隔離されているキルアの妹です。彼女のもう1つの人格ナニカは、自分の「お願い」を叶えてくれた相手のどんな願いも叶えてしまう能力を持っています。 彼女の正体は、暗黒大陸に存在する災厄のひとつ「アイ」であるとされていますが、詳しいことは分かっていません。制御できぬ恐ろしさも加味してのこの位置です。

28位:フィンクス=マグカブ

ハンターハンター フィンクス
©POT(冨樫義博)1998 年-2011 年©VAP・日本テレビ・マッドハウス©NTV/ForGroove

フィンクスは幻影旅団の初期メンバー。短気で好戦的な人物で、腕力では団員内でも1・2位を争います。 念能力は自身のパンチを強化する強化系能力「廻天(リッパー・サイクロトロン)」。腕を15回回した際には、キメラアント下級兵をワンパンで倒していました。修羅場を生き残っている強運を評価して、ウヴォーギンより上としています。

29位:ウボォーギン

ウボォーギンは幻影旅団の団員No.11。180cmを超える巨躯の見た目通りパワー系の戦闘狂で、旅団内の特攻団員として危険な任務を好みます。 やや直情的なところが目立ちますが、フィジカル面では団員トップクラスです。とはいえクラピカ戦で早々に退場となってしまったため、評価は低めとなっています。

30位:ビヨンド=ネテロ

ビヨンド=ネテロ暗黒大陸編で登場するネテロ会長の息子。父が持つ「個の強さ」とは違う、「強かさ」を求める大胆不敵で狡猾な人物です。 念能力含め彼の強さはまだ不明ですが、名前的にもネテロを超える大物になりそう!という期待を込めてランクインさせました。求心力がある様子からも、暗黒大陸編のカギを握る人物になることは確かでしょう。

31位:サイユウ

サイユウは十二支んメンバーの格闘家であり、賞金首ハンターです。実はビヨンド側の内通者でした。 十二支んのメンバーに入っている時点で相当強いはず、かつ武闘派のサイユウはその中でも上位と考えてのこの位置です。サイユウの場合は相手の視覚・聴覚・言語を奪う能力が対人戦ではかなりの武器になるため、カンザイより上としました。

32位:カンザイ

カンザイは戦闘能力に自信を見せる十二支んのメンバーです。本職はトレジャーハンターとボディーガード。コードネーム「寅」にちなんだ、黒と黄の縦縞模様の服を着た派手な見た目をしています。 ヒソカには85点と評価されたカンザイ。ギンタに次ぐ高得点だったこと、戦闘に自信満々な点から、十二支んメンバーでは上位だろうと予想しました。

33位:モラウ=マッカーナーシ

モラウはキメラアント討伐隊の1人として登場した一ツ星(シングル)ハンターです。ナックルとシュートの師匠で、ネテロ会長からの信頼も厚い人物。 キメラアント編ではヂートゥ、レオルといった師団長クラスと戦い勝利。担いだキセルから出す煙を操っての攻撃は応用が効き、熟練ならではの判断力で戦況を好転させられる点を評価しました。

34位:レイザー

レイザーはグリードアイランドのゲームマスターの1人。笑顔を絶やさぬ優しいマッチョといった風貌ですが、素性は元死刑囚です。 ジンに頼まれ、レイザーはゴンとの全力の勝負に挑みました。フィンクスやビスケからも本当に強いと評される彼の高い戦闘力と、当時のゴンたちを追い詰めた即死級の念を込めたボールの威力からこの順位としています。

35位:ボノレノフ=ンドンゴ

ボノレノフ=ンドンゴは幻影旅団のNo.10。普段は全身に包帯を巻いていますが、彼は少数部族ギュドンドンド族の生き残りで、身体に空いた穴で音を奏でながら戦う舞闘士(バプ)です。 キメラアント編で披露した念能力「戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)」では、具現化系能力者らしい多彩な攻撃でキメラアントを圧倒していました。

36位:フランクリン=ボルドー

幻影旅団No.7のフランクリン=ボルドーはフランケンシュタインのような見た目の大男です。豪快な戦い方を好みますが、団員の中では冷静で温厚な性格で、団長不在時のまとめ役も担当しています。 腕っぷしが強いので当然近接戦にも強く、念能力「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」では遠距離もカバー。総合力の高い団員です。

37位:ミザイストム=ナナ

ミザイストム=ナナ は弁護士であり、民間警備会社の経営者を務める十二支んの犯罪(クライム)ハンターです。彼はクラピカを十二支んに引き入れた張本人でもあります。 彼の念能力「密室裁判(クロスゲーム)」は、宣言することで相手を拘束することが可能なことが判明。戦闘力では劣りますが、レアな善人系キャラということで活躍に期待を込めてのランクインです。

38位:ノヴ

ノヴはキメラアント討伐隊メンバーの1人として登場した、黒髪メガネのハンターです。人や物質を転送する「4次元マンション(ハイドアンドシーク)」という念能力を駆使して、討伐のサポートをしていました。 作戦決行時にはチート級の強さを誇る能力ですが、ノヴ自身には戦闘力がないため38位としました。念能力のすごさでいえば上位に入ります。

39位:ピヨン

ピヨンはバニーガール風の服装が特徴的な十二支んの1人です。本職は言語学者、通訳で古文書ハンターをしています。 ヒソカが採点した十二支んの中では1番低い77点でした。ただ十二支ん全員の点数が明らかになっているわけではないので、ピヨンが最弱かどうかは不明。わざわざ点数を出したということは出番があるのでは?というメタ的な視点も込みでのこの位置です。

40位:シャルナーク=リュウセイ

幻影旅団団員No.6のシャルナークは、高い洞察力と豊富な知識を持つ旅団内の参謀的役割を果たすメンバーです。念能力「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」では携帯電話で他人を操ったり、自分を操って自動操縦モードで戦ったりすることができます。 ヒソカによってあっけなく退場しましたが、自動操縦時の強さを考慮しての40位です。

41位:ノブナガ=ハザマ

ノブナガは幻影旅団団員No.1の初期メンバーで、サムライ風の見た目をした居合の達人です。念能力の詳細はいまだ不明ですが、強化系であることとタイマン専門の能力、代わりがきく能力であることがわかっています。 今後の活躍次第で幻影旅団内でも上位に食い込む可能性がありますが、まだ強さの全貌がわからないため低めの位置としました。

42位:マチ=コマチネ

幻影旅団団員No.3のマチはクールな雰囲気の女性団員で、念能力「念糸(ねんし)」の使い手です。マチ自身もキルアをさくっと拘束するなど、かなり高い身体能力を持っています。加えて「念糸」は応用力が高く、戦闘はもちろん、追跡や治療もできる点を評価しました。 天空闘技場でヒソカに殺されていてもおかしくなかったため、このあたりが妥当でしょう。

43位:カミーラ=ホイコーロー

カミーラ=ホイコーローはカキン帝国の第2王子で、高貴で美しい見た目とは裏腹に子供っぽく傲慢で自己中な女性です。 念能力「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」は彼女が死ぬと発動し、彼女を殺したものを処分して自身は蘇生するという初見殺しのカウンター型。儀式前から念能力を習得していた点も評価しました。

44位:パクノダ

パクノダは幻影旅団の初期メンバーで、セクシーにスーツを着こなす女性団員です。「記憶を読み取る能力」と「拳銃を具現化する能力」を持っており、旅団内では尋問と情報収集が担当でした。 諜報部員的な役割を担っていたこと、旅団内腕相撲ランキング11位ということから、戦闘力は旅団内でも下位としました。

45位:リンネ=オードブル

リンネ=オードブルは33巻に登場したハンター協会最高齢の2つ星グルメハンターです。 強さは不明ですが、リンネは過去にネテロとジグ=ゾルディックとともに暗黒大陸に挑戦して無事生還していることから、相当な実力者だと推測しました。とはいえ最盛期は過ぎているはずなので、ここから大きくあがることはないと予想します。

46位:シズク=ムラサキ

シズクは幻影旅団の新入りメンバーで、黒髪メガネの女の子です。彼女は具現化系能力者で「デメちゃん」と名付けた掃除機を具現化します。 デメちゃんはたいていのものをほぼ無限に吸い込むことが可能。作中ではキメラアントのパイクの血を吸い尽くして勝利していました。旅団内では戦闘要員ではないためこの位置としています。

47位:コルトピ=トノフメイル

*コルトピは幻影旅団のメンバーとして主に工作活動を担当しています。コピーを生み出す「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」の能力は、旅団の活動に欠かせません。 戦闘力は腕相撲ランキング最下位かつあっさりした最期からあまり高くないことが窺えますが、幻影旅団のメンバーである時点で一定の強さを有していると判断してのランクインです。

48位:サッチョウ=コバヤカワ

サッチョウは十二支んのメンバーの1人で、探偵や便利屋を務める2つ星のお悩みハンター。十二支んにおける相談役でもあります。 暗黒大陸渡航の際はクラピカと同じ情報班に所属。クラピカと一緒なので、今後強さが明かされることに期待しての順位です。念能力に関しては詳細は不明ですが、2本の刀を携えているので二刀流系の能力かもしれません。

49位:カルト=ゾルディック

カルトはゾルディック家の一員で、5人兄弟の末っ子。ヒソカの穴を埋める形で、幻影旅団に入っています。 他団員との間にかなりの実力差があることが描かれていますが、一般兵クラスのキメラアントであれば紙を操る念能力で倒すことが可能。兄弟のなかではイルミ、キルアに次ぐ実力者だと考えてのランクインです。

50位:ツボネ

ツボネはゾルディック家に仕える執事の1人で、巨体の老婆です。念能力は自らを乗り物に具現化する「大和撫子七変化(ライダーズハイ)」。 ツボネはアルカを抱えているキルアの電光石火に追いつくほどのスピードを見せていました。キルアだけでなくイルミも子供扱いしている様子から、実力の高さはたしかでしょう。

「ハンターハンター」独自の念能力バトルから目が離せない!

今回は「ハンターハンター」のキャラクター強さランキングを紹介してきました。念能力は相性や条件によっても強さが変わるため、順位を付けるのは難しいのですが、あえてランキングにすると現状このような形が妥当な気はします。 予想もできない世界が広がり、複雑ながらもしびれる念能力者同士の戦いは、読者を惹きつけて離しません。 今後、連載再開されたあかつきには、暗黒大陸へ向かうカキン王国の王子たちによる王位継承戦の続きや、幻影旅団vsエイ=イ一家の戦いの様子が描かれるはず。その時を楽しみに待ちましょう。