「ハケンの品格2」最終回ネタバレ・全話あらすじ!シーズン2の結末は?
2007年に日本テレビ系で放送され、2020年に続編ドラマが制作されたドラマ『ハケンの品格』。最強の派遣社員・大前春子(篠原涼子)を通して、働く者の品格を問う物語です。この記事では、『ハケンの品格』シーズン2の全話あらすじをネタバレありで紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
【ネタバレなし】「ハケンの品格2」のあらすじ
『ハケンの品格』は、様々な資格やスキルを持った特Aランクの派遣社員・大前春子が主人公。一匹狼で残業も休日出勤もしない春子は、与えられた仕事以外のことには関わりません。そして3ヶ月働くと3ヶ月休むを繰り返し、職場を転々としています。 「それが何か?」という口癖と共に正社員にも意見していく姿は、共感を呼ぶとともに、派遣社員の実情を訴えました。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
株式会社S&Fに伝説のスーパーハケン・大前春子(篠原涼子)が帰ってきました。会社の社運がかかった大事な商談を成功させるために営業企画課の課長・里中賢介(小泉孝太郎)が13年ぶりに呼び戻したのです。 営業企画課には春子の他に2名のハケンが働いていました。そのうちの1人、契約3年目を迎える福岡亜紀(吉谷彩子)は人事部主任・墨田からのセクハラに怯える日々を過ごしていました。 偶然現場を目撃した新人ハケンの千葉小夏(山本舞香)は、居ても立っても居られず亜紀の代わりにクラウド目安箱にメールを送ることに。すると、2人はすぐに人事部に呼び出され、ハニートラップではないかと逆に責められてしまいます。 その頃、里中や春子らは大事な商談の真っ最中。そこへ小夏から里中の元へ助けを求める電話が入りました。それを聞いた2人は商談を放ったらかし、急いで亜紀と小夏が人事部に監禁されているという保養所へ。
ネタバレ
春子は、死ぬほど嫌な目にあった次の日もハケンが笑顔で出勤するのは生きるためだと主張。それを聞いた亜紀は思わず涙を流すのでした。 そして、里中と春子は再び商談の場へ。ロシア語が得意な春子のおかげで無事に契約にこぎつけることができました。その後、里中はクラウド目安箱に関する意見書を提出。それを見たハケン差別主義者である新社長・宮部蓮三(伊東四朗)は、スーパーハケン大前春子は我が社には要らないと宣言します。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
里中(小泉孝太郎)はS&Fと蕎麦の名店「京橋庵」とのコラボ商品を開発したいと考えていました。営業事業部でコラボ商品の企画案を考えることになり、張り切る小夏(山本舞香)。しかし、企画を考えるのは社員の仕事だと聞いてハケンにやり甲斐があるのかと悩んでしまいます。 そんな中、春子(篠原涼子)が以前京橋庵でハケンとして働いていたことが発覚。そこで浅野(勝地涼)の提案で春子を京橋庵との会議に連れて行くことに。しかし、そのことで先方の専務が機嫌を損ねてしまい、浅野は3倍の企画書を提出するようにと部長の宇野(塚地武雅)に命じられてしまいました。 そこで小夏は浅野に頼みこんで自分の企画書を浅野の企画として提出してもらうことに。すると、ソバのつゆを自分好みにカスタマイズできるという小夏の企画が専務の目に留まりました。しかし、ハケンに責任は取れないからと言われ、宇野に却下されてしまいます。
ネタバレ
そしてプレゼン当日。専務からはやはり小夏の企画が良いと言われ、春子が急いで企画書を書き直すことに。さらにそのまま春子がプレゼンをすることになりました。 ところが、春子のプレゼンは全て語尾が中途半端。それはハケンは責任を持って言い切ることができないと言う宇野の言葉を自分なりに考えた結果のことでした。 語尾は浅野が代弁する形でプレゼンは何とか終了。その後、先方から前向きに検討したいと返事をもらうことができ、喜ぶ宇野たち。春子はそんな社員たちをしりめに会社を後にするのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
亜紀(吉谷彩子)は新入社員の井手裕太郎(杉野遥亮)に頼まれて、社員食堂で動画を撮影することに。しかし、そのアップした動画が炎上してしまいました。背後にアルバイトの牟田(六角精児)が冷凍庫に首を突っ込んでいる姿が映っていたためです。 実は牟田は会社から解雇を言い渡されており、社内ではその腹いせではないかと噂になっていました。翌日から社食の一般開放を予定していた最悪のタイミングだったため、怒りをあらわにする部長の宇野(塚地武雅)たち。結局、食堂の客足は伸びませんでした。 さらに社食で人気メニューだったカレーが不味くなっていたのです。実はカレールーの食材の買い付けなどは、すべて牟田に任せていたのでした。 そこで里中(小泉孝太郎)はカレーマイスターの資格を持つ春子(篠原涼子)を頼ることに。亜紀と小夏(山本舞香)も協力しますが、春子にも牟田の作るカレーの味を再現することはできませんでした。
ネタバレ
その夜、春子が店に帰ると牟田の姿がありました。春子と牟田は昔、インド大使館の厨房で一緒に働いていた仲だったのです。牟田から直接レシピを教わった春子は、例のカレーの味を再現することに成功。社食は大盛況し、社長の宮部(伊東四朗)からもお墨付きをもらうことができました。 春子は、牟田から寝る間も惜しんでカレーを作っていたと聞かされます。さらに炎上した動画は実は冷凍庫の霜を掃除していただけだったことも。 立派な仕事をする人がもっと報われるべきだと社長に噛み付く春子。その後、牟田は会社に戻ってこないかと打診されますが、結局屋台でカレーを売ることに。春子はそんな牟田の姿を静かに見つめていました。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
春子(篠原涼子)は、新入社員の井手(杉野遥亮)が自宅のゴミを会社で捨てているところを目撃。ゴミの分別もできていないことから注意をしますが、部長の宇野(塚地武雅)からは新入社員の教育は、社員の役目だから余計なことをするなと言われてしまいます。 井手はS&F社の最重要取引先「テイスト・オブ・ライフ」の御曹司であるために、宇野でさえ何も言えずにいたのでした。そんな中、井手と三田(中村海人)がはじめての外回りをすることに。しかし、2人が回収するべきサンプル品を配っていたことが発覚。 先方に説明するも取ってきた契約は解消されてしまいました。サンプル品を詰めたのは亜紀(吉谷彩子)と小夏(山本舞香)であり、彼女たちは宇野から相応の処分を覚悟するようにと責められてしまうのでした。 その頃、井手の母親・美香(キムラ緑子)が息子の仕事ぶりを見るために来社。しかし、井手の姿が見当たりません。責任を感じた井手は、冷蔵倉庫でサンプル品の整理をしていたのでした。 そんな中、停電が起きて冷蔵倉庫に閉じ込められる井手。さらに井手を追いかけてきた春子も一緒に閉じ込められてしまいます。
ネタバレ
何とかして気付いてもらおうと必死でドアを叩く春子。そんな春子の願いが届き、2人は通りかかった警備員によって無事に救出されました。 井手は何事もなかったように仕事に戻る春子を見て考えを改めました。何と自分も「スーパーハケン」になると言うのです。井手は春子の仕事ぶりを見て彼女に憧れを抱くようになったのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
東海林武(大泉洋)が営業一課の課長として東京本社に戻って来ました。ダイエット効果がある黒豆を使った「黒豆ビスコッティ」を全国展開するために、有名な教授に頼んでデータの裏付けも取ったと言う東海林。 さらに100人の女性モニターからアンケートまで集めていました。宣伝効果もあって有名な雑誌に特集を組んでもらえることに。そんな中、発売された雑誌には黒豆ビスコッティは痩せないと書かれていました。 焦った東海林はデータ収集を頼んだ部下に連絡することに。しかし、その部下は突然退職していたのです。そこで検査分析士の資格を持つ春子に改めて成分分析をしてもらうことにしました。 すると、ダイエット効果があると言われるシアニジンの含有量が改ざんされていたことが発覚。実は例の部下に接待された教授が独断でデータを改ざんしていたのです。結局、東海林は謝罪会見を開くことになってしまいました。
ネタバレ
責任を取らされることを恐れた部長の宇野(塚地武雅)は東海林が集めたアンケートをシュレッダーにかけるよう亜紀(吉谷彩子)らに指示。それを聞いた東海林はショックを隠しきれません。 そこでジグソーパズル検定1級を持つ春子はアンケートを復元することに。里中(小泉孝太郎)と浅野(勝地涼)の協力もあって徹夜で復元することに成功しました。 そして迎えた謝罪会見の日。改ざんは認めた東海林ですが、黒豆ビスコッティは本物だと断言。しかし、記者からの質問攻めにあってしまいます。 そこへ春子が乱入し、モニター女性からの生の感想を記者たちに聞かせました。そのおかげで黒豆ビスコッティの注文が殺到し、東海林の処分も白紙に。さらに東海林は社長(伊東四朗)から本社に呼び戻された本当の役割を聞かされるのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
社長の宮部(伊東四朗)から業務合理化の戦略担当に任命され、張り切る東海林(大泉洋)。春子(篠原涼子)にも協力してもらいたいと思う東海林だが、素直に言えずに相変わらず喧嘩ばかり。 そこで東海林は里中(小泉孝太郎)になりすまし、サポートをお願いするメールを春子に送ることに。結局、春子は東海林の業務を手伝うことになりました。 一方、里中は浅野(勝地涼)らを連れて弁当屋を営む隅田フーズを訪ねていました。夏に出す新作のまごころ弁当を見に来たのです。丁寧で誠実な仕事ぶりに感動する里中たちですが、東海林はコストがかかりすぎていることが気になっていました。 大手の食品工場に回そうと提案する東海林。しかし、里中はまごころ弁当は隅田フーズでしか作れないと大反対。そこで東海林は1週間で利益率を上げるよう里中に命じました。
ネタバレ
しかし、春子は隅田フーズはS&Fに頼らなくてもやっていけると感じていました。そこでわざと多めに弁当を作らせ、利益率が下がるように仕向けたのです。結局、隅田フーズはS&Fと別れ、新たなスタートを切ることになりました。 そんな中、東海林は自分が本社に呼び戻されたのは下請けを切り捨てるためだったことを知ります。汚れ役を引き受ける決意をした東海林ですが、そんな彼がリストラ候補になってしまうのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
AIが出したリストラ候補の中に東海林(大泉洋)の名前を見つけ、ショックを受ける里中(小泉孝太郎)。そんな中、社長(伊東四朗)に呼び出された里中は、以前企画したS&F直営のコンビニを実現するように命じられます。 もしこのプロジェクトが成功すればリストラをする必要がなくなると聞いた里中は、何としても成功させなければと意気込むのでした。 そんなある日、里中のパソコンを見た東海林は人材スリム化リストの存在に気付いてしまいます。候補者の中に自分の名前を見つけて落ち込む東海林。 さらに今回のプロジェクトが成功すれば里中が取締役に昇進することまで判明し、それを知った社員たちは大混乱。
ネタバレ
東海林から追及された里中は、もしプロジェクトが失敗したら会社を辞めるつもりだと告白。しかし、東海林は「俺たちを踏み台にしてのし上がれ!」と喝を入れるのでした。 リストラ候補に入っていると知った社員たちはやる気を失い、里中に反発。さらにパイロット店舗が火事になり、明日のお披露目会に間に合わないと焦る里中たち。そこへ1級佐官技能士の資格を持つ春子が仲間を引き連れてやって来たのです。 春子たちのおかげで無事にお披露目会の日を迎えることができました。ところが、会の最中に里中が突然「仲間と共にS&Fから独立します」と宣言。さらに春子に「公私ともに僕のパートナーになってください」と大胆な告白をするのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
S&F市場の披露会に挑んだ里中(小泉孝太郎)ですが、株主や投資家たちには評判が良くありません。さらに宮部社長(伊東四朗)からはアジフライをレジ横に置くことを禁止されてしまいます。 AIによると、アジフライで利益達成する可能性は0.001%だというのです。それでも春子(篠原涼子)を信じると言う里中。そこで社長は春子とAIが囲碁で勝負することを提案します。しかし春子は、勝負をせずに碁石で「ムダ」と書いて帰ってしまいました。 そして迎えた内覧会の日。春子が作ったアジフライはターゲット層の女性客に大盛況。しかし、春子はその日が最後の出勤日だったのです。
ネタバレ
アジフライを作っている最中に現れた会社のドローンを壊したことが原因でクビを言い渡されてしまっていました。結局、春子はみんなに何も告げずに黙って会社を去ってしまいます。 その後、里中は社員と派遣が一丸となって働けるような会社を作りたいと、S&Fを退職。それから1年が経過し、里中は総菜屋「AJI」をオープンしました。そこにはエプロン姿で働く亜紀(吉谷彩子)や小夏(山本舞香)、井手(杉野遥亮)の姿もありました。 そこへ突然、春子が新人の演歌歌手としてオープンを祝いにやって来たのです。春子が歌い始めると店には客が殺到。春子は里中たちの人生に大きなインパクトを与え、さらには「働くことは生きること」という大切なことを教えたのでした。
キャスト紹介!主演は13年経っても変わらず篠原涼子
女優の篠原涼子が、再び主人公の大前春子を演じます。前作『ハケンの品格』放送後、2008年に第一子を出産し、2012年には第二子を出産した篠原。 母親となっても精力的に女優業を続けており、2019年には第42回日本アカデミー賞では、『人魚の眠る家』の優秀主演女優賞と『北の桜守』の優秀助演女優賞をダブル受賞しました。 篠原自身、「働き方改革」が謳われる世の中で大前春子がどのように働き、どのように生きて行くのか演じるのが楽しみだと語っています(「日テレTOPICS」コメントより)。