2023年12月27日更新

M-1グランプリの歴代優勝者一覧&コンビの現在【2023年最新版】

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M-1グランプリ2022

M-1グランプリとは、島田紳助が発起人となってスタートした、若手漫才師の日本一を決める吉本興業主催のコンテストのこと。2001年にスタートし2010年に1度終了、2015年に復活してから2023年現在まで続いている、お笑い界最大の大会の1つです。 毎年8月~11月に全国で予選が行われ、準決勝を勝ち抜いたファイナリスト+敗者復活枠1組が、12月にテレビ朝日で生放送される決勝戦の出場権を得ます。 基本のルールは、「出場資格はコンビ結成10年以内(復活後は15年)」、「小道具はセンターマイク1本」、「制限時間4分」です。激戦を制した優勝者は、名誉と賞金1000万円が与えられ、その後のブレイクが約束されると言っても過言ではありません。 この記事では、若手芸人の登竜門「M-1」歴代優勝者一覧&コンビの現在を一覧にして紹介します。

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M-1グランプリ歴代優勝者&コンビの現在を一覧にして紹介!

年度 優勝 2位 3位
2023年 令和ロマン ヤーレンズ さや香
2022年 ウエストランド さや香 ロングコートダディ
2021年 錦鯉 オズワルド インディアンス
2020年 マヂカルラブリー おいでやすこが 見取り図
2019年 ミルクボーイ かまいたち ぺこぱ
2018年 霜降り明星 和牛 ジャルジャル
2017年 とろサーモン 和牛 ミキ
2016年 銀シャリ 和牛 スーパーマラドーナ
2015年 トレンディエンジェル 銀シャリ ジャルジャル
2010年 笑い飯 スリムクラブ パンクブーブー
2009年 パンクブーブー 笑い飯 NON STYLE
2008年 NON STYLE オードリー ナイツ
2007年 サンドウィッチマン トータルテンボス キングコング
2006年 チュートリアル フットボールアワー 麒麟
2005年 ブラックマヨネーズ 笑い飯 麒麟
2004年 アンタッチャブル 南海キャンディーズ 麒麟
2003年 フットボールアワー 笑い飯 アンタッチャブル
2002年 ますだおかだ フットボールアワー 笑い飯
2001年 中川家 ハリガネロック アメリカザリガニ

第19回(2023年):令和ロマン

648点/700点

2023年の「M-1」8540組の頂点に立ったのは、吉本興業所属で結成5年の令和ロマンです。トップバッターが優勝するのは第1回の中川家以来の快挙。ファーストラウンドを3位で通過すると、決勝で4票を獲得し優勝しました。 得点は648点と低めになっていますが、これは出番が1番目だったから。審査員の松本もトップバッターが面白いネタをしたことで、審査に苦労している様子でした。 ボケの高比良くるまは、決勝出場者の中で唯一の20代。若手ながら緻密なネタと度胸で栄冠を勝ち取ります。2人とも慶應義塾大学出身という頭と育ちのよさも注目されました。

第18回(2022年):ウエストランド

667点/700点

歴代最多となる、7261組ものエントリーがあった2022年の「M-1」。そんな第18回の優勝杯を手にしたのは、タイタン所属のウエストランドです。ウエストランドは、井口浩之と河本太からなる高校の同級生コンビ。 2008年に結成した彼らは、今回2度目の決勝進出で悲願の優勝を果たします。身近なものを絶妙な切り口で指摘する「毒舌漫才」が審査員に大絶賛されました。

第17回(2021年):錦鯉

655点/700点

「M-1グランプリ2021」第17代王者の称号を手にした錦鯉。それぞれ吉本興業を離れ、SMAで出会った長谷川雅紀と渡辺隆によるお笑いコンビです。 2012年4月1日に結成し、6回目の出場となった「M-1グランプリ2020」にて初の決勝へ。翌年、長谷川のおバカなボケに渡辺がとことん冷静に応じるスタイルと自虐ネタを武器に、非吉本所属ではサンドウィッチマン以来14年ぶりの優勝を果たしています。 ちなみに、当時50歳だった長谷川は史上最年長ファイナリスト及び王者になりました!その後、非レギュラーながら『有吉の壁』などの人気番組に定期出演。2022年4月には長谷川の地元・北海道で念願の冠レギュラー番組が開始しています。

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第16回(2020年):マヂカルラブリー

649/700点

「M-1グランプリ2020」王者に輝いたのは、2007年結成のコンビ、マヂカルラブリーです。ボケ担当の野田クリスタルは「R-1ぐらんぷり2020」でも優勝を果たしています。 彼らは「M-1グランプリ2017」の決勝で最下位になっており、その際、審査員の上沼恵美子に「好みじゃない」などと痛烈に酷評され話題になりました。 2度目の決勝進出となった2020年大会では、鉄板ネタ「フレンチ」で、上沼恵美子から94点という高得点を獲得し、最終決戦に進出しています! しかしいわゆる「しゃべくり漫才」が好まれる中、野田クリスタルがしゃべらずに動き、村上がツッコむという形式のネタに、ネット上では「漫才ではない」という議論も巻き起こりました。 2人は「今まで漫才に関わってない人たち含めみんなが漫才の定義について考える機会になり楽しい」とコメントしているほか、『キングオブコント』も獲得して史上初の3冠を目指すと宣言しています。

第15回(2019年):ミルクボーイ

681/700点

ボケ担当の駒場孝、ツッコミ担当の内海崇によるお笑いコンビです。結成は2007年7月で、M-1第15回大会では10回目の出場にして、初めてファイナリストに! 決勝1stステージでは「コーンフレーク」ネタがアンタッチャブルの673点を超え、M-1史上最高(700点満点基準)の681点を叩き出したことから、お茶の間をどよめかせました。最終決戦ではラストイヤーのかまいたち、リベンジに燃える和牛を抑え、審査員7人中6票獲得という圧倒的な勝利でした。 2019年~2020年の年末年始特番に続々と出演し、2020年4月以降、『今ちゃんの「実は…」』や『これって私だけ?』のレギュラーを獲得しています。ちなみに、上記のネタの影響もあり、2020年1月には「ケロッグ」公式応援サポーターに就任しました。

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第14回(2018年):霜降り明星

662/700点

霜降り明星は2013年1月に結成された、ボケ担当のせいやとツッコミ担当の粗品によるお笑いコンビです。M-1においては最年少にして、初の平成生まれの優勝者となりました。 せいやの動きがうるさすぎるボケに対し、粗品が体言止めを多用する冷静なツッコミを入れるスタイルが特徴で、第14回大会では初出場で優勝!最終戦では和牛との一騎打ちとなり、審査員7人中、霜降り明星が4票で和牛が3票と非常にギリギリの戦いでした。 2019年4月に拠点を東京に移し、新たな世代「お笑い第7世代」の一角としても取り上げられており、売れに売れまくっています。2020年には2人ともそれぞれ別のドラマに出演し高く評価されるなど、マルチに活躍しています。 2021年には『R-1グランプリ2021』のMCも務めました。

第13回(2017年):とろサーモン

645/700点

とろサーモンはボケ担当の久保田かずのぶ、ツッコミ担当の村田秀亮によるお笑いコンビ。結成は2002年7月で、M-1では結成15年目のラストイヤー、第13回大会で優勝を掴みました。 今大会ではネタの順番の決定に「笑神籤(えみくじ)」が採用され、ファイナリストは常に舞台裏で待機するというシステムとなり、プレッシャーが増すことに……。優勝したら地元・宮崎県に銅像を作るという宣言をしており、2018年まで宮崎空港に銅像が設置されていたそうです。 さらに同年に、久保田がもう1人の芸人と共にInstagram上の動画でM-1審査員の1人を批判・中傷し、大炎上する事態となりました。その影響もあってか、一時期のレギュラー番組は『中川家&コント』のみ。2020年3月にはコンビで公式YouTubeチャンネルを開設しています。

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第12回(2016年):銀シャリ

470/500点

NSC大阪校同期(25期)の鰻和弘と橋本直による、ダブルボケ・ツッコミのお笑いコンビです。M-1優勝以前から、コンビでもピンでも、関西で多数のレギュラーを持っていました。 中川家同様に大阪の古き良き漫才を継承したコンビであり、3度目の決勝進出を果たしたM-1第12回大会では、替え歌ネタで1stラウンドを1位で突破。最終決戦では、和牛とデッドヒートを繰り広げた末に、審査員から5票中3票を獲得して優勝しています。 優勝の翌年に東京進出し、橋本は『探偵!ナイトスクープ』、鰻は『なるみ・岡村の過ぎる』のレギュラー番組を得るなど大活躍中です。本人たちは東京でいまいち浸透してないと気にしているようですが、関西では相変わらず売れっ子ですね。

第11回(2015年):トレンディエンジェル

825/900点

ボケ担当の斎藤司ツッコミ担当のたかし、NSC東京校同期(10期)によるお笑いコンビ。秋元康がプロディースする、「吉本坂46」のメンバーでもあります。 5年ぶりに復活したM-1第11回大会は、審査員がアンタッチャブルを除く歴代優勝者という特別回で、最終決戦はジャルジャル、銀シャリとの三つ巴に。斎藤の薄毛を前向きにイジるネタ、「ハゲラップ」とツッコミをテンポよく展開し、審査員9人中6票を獲得。 サンドウィッチマン以来となる、敗者復活からの優勝を勝ち取りました。 優勝前から知名度が高く、その後は『ロンドンハーツ』や『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』をはじめ、多数の人気番組に出演しています。

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第10回(2010年):笑い飯

668/700点

2000年7月に西田幸治と哲夫が結成した、ダブルボケ(ツッコミ)のお笑いコンビです。M-1には第2回~10回大会まで出場、最多9度ファイナリストになり、“M-1無冠の帝王”とも呼ばれました。 結成1年目から「Wボケ」漫才を得意とし、「M-1の申し子」「ミスターM-1」の異名をとった笑い飯のラストイヤーでは、ダークホースのスリムクラブが台頭!その勢いに競り勝ち、最終決戦の審査員投票の結果は笑い飯4票、スリムクラブ3票と、1票差での優勝でした。 優勝後は本格的な東京進出はしておらず、関西では多数のレギュラー番組を持っていたものの、大ブレイクとまではいっていません。2021年現在、レギュラーは『笑い飯のモラ王』と『ウラマヨ!』のみで、一時期よりは露出が減っているようです。

第9回(2009年):パンクブーブー

651/700点

ボケ担当の佐藤哲夫、ツッコミ担当の黒瀬純によるお笑いコンビです。M-1第9回大会では一強モードで、委員長の島田紳助をして「楽な審査」と言わしめました。 チュートリアル以来、最終決戦で審査員全票を獲得する完全勝利を成し遂げています。ただし、メインスポンサーだったオートバックスは、コンビ名がパンクした車を意味するため、CM出演を巡って頭を悩ますことになったんだとか……。 優勝から2年後に「THE MANZAI」でも優勝し、何と2冠を達成!しかし思ったようなブレイクには至っておらず、彼ら本人がそれをネタにすることも。2021年現在、『爆報!THE フライデー』などのほか、地元の九州でも複数のレギュラー番組を持っており、安定した活躍を続けています。

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第8回(2008年):NON STYLE

644/700点

ボケ担当の石田明、ツッコミ担当の井上裕介によるお笑いコンビです。結成は2000年5月で、M-1優勝前から関西ではすでに多数のレギューラーを持っていました。 M-1ではストリートで磨かれた実力と、井上のナルシストキャラを活かしたネタが高く評価され、島田紳助や上沼恵美子らがべた褒め!オードリーが脅威となったものの、最終決戦で審査員から5票獲得し、NON STYLEが優勝を決めました。 優勝後、石田は演出家、脚本家として活動の幅を広げていき、井上も「Day of the legend」名義で歌手として活動するなど2人揃ってマルチに活躍。2017年は一時、井上がひき逃げ事故を起こして活動自粛していましたが、不起訴処分が決まり復帰しました。

第7回(2007年):サンドウィッチマン

651/700点

ボケ担当の富澤たけし、ツッコミ担当の伊達みきおによるお笑いコンビです。1998年9月に結成され、M-1第7回大会では史上初の敗者復活から優勝を成し遂げました。 決勝1stラウンドで披露した「街頭アンケート」のネタに対し、審査員のオール巨人が92点を付け、「なぜ予選敗退したかわからない」と絶賛!大手芸能事務所の所属ではなく、有利とされる関西出身でもない彼らの大逆転は、シンデレラストーリーとして語り継がれています。 優勝後に大ブレイクし、やがて好きな芸人ランキングの常連になりました。『坂上どうぶつ王国』『バナナサンド』をはじめ、多くのレギュラーを持つ人気者である2人。多忙な中でも漫才を大切にしており、毎年全国ツアーを行っています。

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第6回(2006年):チュートリアル

664/700点

ボケ担当の徳井義実、ツッコミ担当の福田充徳によるお笑いコンビ。結成は1998年3月で、M-1第6回大会では昨年5位の雪辱を果たしました。 何でもないものに異常な執着を見せ、強引に話を脱線させていく徳井に福田が常識的なツッコミを入れるのが基本スタイルで、妄想漫才と言われることも。決勝1stラウンドでは全審査員が最高得点を入れ、最終決戦では全審査員の票を獲得、V2を狙うフットボールアワーをも退けました。 “唯一の完全優勝”を果たした勢いそのままに、コンビで『しゃべくり007』などの人気番組に出演。徳井は番組MCとしても活躍していましたが、2019年10月、個人会社の税務に関する不祥事により個人の活動を自粛することとなります。その後、翌年3月に舞台復帰しました。

第5回(2005年):ブラックマヨネーズ

659/700点

1998年4月に結成された、ボケ担当の吉田敬とツッコミ担当の小杉竜一によるお笑いコンビ。M-1には第1回大会から出場していたものの、全て準決勝で敗退していました。 5回目の出場で初めて決勝へ進み、王道ながら完成度の高いネタで笑いを取り、最終決戦では審査員7人中4票を獲得しての優勝でした。島田紳助からは特に「制限時間(4分間)の使い方」を絶賛され、以降の大会では4分間をいかに上手く使うか、という点も勝利のポイントに! 2008年に本格的に東京進出し、2021年現在も『ホンマでっか!?TV』や『ウラマヨ!』をはじめ、関西・関東の両方で多数のレギュラー番組を持っています。

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第4回(2004年):アンタッチャブル

673/700点

ボケ担当の山崎弘也とツッコミ担当の柴田英嗣、スクールJCAの同期(3期)によるお笑いコンビです。M-1には第3回大会の敗者復活枠で初出場し、テレビ出演が爆発的に増えました。 第4回大会はラストイヤーであり、優勝候補として注目を集め、1stラウンドではミスクボーイの出現まで過去最高だった700点満点中673点を獲得。最終決戦では審査員7人中6票を得て優勝し、結成1年目で準優勝に輝いた南海キャンディーズと共に、大ブレイクを果たしました。 しかし2010年、柴田が女性トラブルと体調不良を理由に休業し、復帰後も長年にわたってコンビ活動は停止したままでした。 2019年11月、『全力!脱力タイムズ』の柴田のゲスト出演回に山崎がサプライズ登場し、約10年ぶりにコンビ漫才を披露。翌月放送の『THE MANZAI 2019』では新ネタを披露し、ファンを喜ばせました。

第3回(2003年):フットボールアワー

663/700点

ボケ担当の岩尾望とツッコミ担当の後藤輝基、NSC大阪校同期(14期)によるお笑いコンビです。M-1には第1~3回大会まで連続出場し、3回目の出場で悲願の優勝! 最終決戦では3番手で、「SMタクシー」のネタを披露したものの、緊張のためか後藤がオチ直前で噛んでしまうハプニングも……。結成4年目での優勝となり、最短記録として歴史に刻まれました。王者として再出場した第6回大会を含め4回出場し、全ての回で決勝進出しています。 後藤はMCの才能を発揮し、『今夜くらべてみました』や『行列のできる法律相談所』などで司会を務め、ピンでの活動が増えました。コンビとしても、『ロンドンハーツ』や「アメトーーク!」といった人気番組で活躍しており、何かと見かける機会が多いですね。

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第2回(2002年):ますだおかだ

612/700点

ボケ担当の増田英彦、ツッコミ担当の岡田圭右によるお笑いコンビです。結成は1993年で、中川家と同じくラストイヤーでのM-1優勝となりました。 毒舌系のボケにツッコむという正統派漫才が特徴で、ファイナリストには後に優勝する笑い飯らもいましたが、安定した笑いで勝ち抜けました。当時、主催の吉本興業ではない松竹芸能の芸人の優勝は快挙だと話題を呼び、2023年現在も同事務所唯一のM-1優勝者です。 現在は『ゴゴスマ!』などの情報番組、バラエティ番組で多数のレギュラーを持ち、特に増田はコメンテーターとしても活躍。優勝後のコメントで、「皆さんライブを見に来てください!」という言葉を残した通りに、松竹劇場での漫才ライブも精力的に行っています。

第1回(2001年):中川家

829/1000点

ボケ担当の兄・剛、ツッコミ担当の弟・礼二による実の兄弟漫才コンビです。結成が1992年4月のため、第1回「M-1グランプリ2001」の時点でラストチャンスでした。 爆発的な人気はなかったものの、すでに関西の主要な賞を獲っていたことから、優勝の大本命として凄まじいプレッシャーがかかることに!関西漫才の王道「しゃべくり漫才」を武器に、審査員が様子見して低い点が出やすいトップバッターという逆境をもはねのけ、見事優勝しました。 コンビとして2019年に2度目の上方漫才大賞を受賞。2021年現在も『さんまのお笑い向上委員会』、『中川家&コント』など多数のレギュラー番組を持つなど大活躍中です。 ちなみに礼二の方は復活後の第11回以降、毎年審査員として参加しています。

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M-1グランプリ歴代優勝者を一覧で紹介!次の優勝コンビは誰だ!?

今回はM-1グランプリ歴代優勝者一覧と、2023年現在の活動状況を紹介しました。改めて顔ぶれを見ると、非常に豪華ですね。 お笑い界の一大イベントであり、誰かの運命が大きく左右される瞬間を生で見届けられる点も、視聴者を魅了するのかもしれません。