2020年10月13日更新

ディザスタームービーから学べ!防災の心得を学べるおすすめ映画6選【国際防災デー】

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デイ・アフター・トゥモロー
©20th Century Fox/Photofest/zetaimage

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「国際防災の日」にちなんで防災の心得を学べるディザスタームービーを紹介

毎年10月13日は「国際防災の日」であることをご存知でしょうか?自然災害被害の軽減を目指して、国連によって10月13日に定められています。災害被害から財産や生命、社会秩序などを守ることをアピールするものです。 地震やハリケーン・台風、水害や土砂崩れ、火山噴火や森林火災など、世界中で様々な自然災害の脅威にさらされている現代。こういった災害をテーマにした映画も、数多く製作されてきました。 この記事では、ディザスタームービーの名作6本を選んで紹介します。作品から知ることができる防災術や、災害時の心得などにも触れていきましょう。

『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)

デイ・アフター・トゥモロー
©20th Century Fox/Photofest/zetaimage

地球温暖化によって世界規模の大災害が起こる様をダイナミックに描いた『デイ・アフター・トゥモロー』。『GODZILLA ゴジラ』(1998年)や『2012』(2009年)などでも世界の破滅を描いてきたローランド・エメリッヒ監督によるディザスタームービーです。 気象学者のジャック(デニス・クエイド)は、近々大規模な気候変動が来るという仮説を立てます。その数ヶ月後には、巨大竜巻や大津波、猛吹雪や降り続く雨など、世界各国で異常気象が発生。パニックに陥りながらも、人々は生き延びる術を模索します。 この作品から学べることは、地球温暖化や気候変動など、一見遠い先のことのように思える事象についても自らよく調べておくべきということ。地球温暖化など嘘だと言う国のリーダーもいますが、世界で今何が起こっているのかということに常に目を向けておくことはとても大切なことです。

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『イントゥ・ザ・ストーム』(2014年)

『イントゥ・ザ・ストーム』
©Warner Bros./Photofest/zetaimage

直径3200メートルもの超大型竜巻の脅威に迫った『イントゥ・ザ・ストーム』。『タイタニック』(1997年)や『アバター』(2009年)で第2班監督を務めたスティーブン・クォーレによるディザスターパニック映画です。 アメリカ中西部の町シルバートンに住む高校教師のゲイリー(リチャード・アーミティッジ)は、卒業式の最中に巨大竜巻に遭遇。同じ頃、竜巻の観測のため撮影に挑む「ストーム・チェイサー」と呼ばれるチーム「タイタン」は、シルバートンを襲う巨大竜巻を追っていました。 日本ではめったに遭遇することがない竜巻ですが、地方で発生したというニュースも聞くことはあります。目の前でもし竜巻が発生したら、決して近づこうとせず、ゲイリーのように安全な場所へ避難することが最重要。劇中には興味本位で撮影しようとするユーチューバーも登場しますが、プロの警告も無視し、悲惨な体験をしていますね。

『日本沈没』(1973年)

日本列島が大地震や火山噴火によって沈んでいくという、衝撃的な内容で社会現象を起こした小松左京の近未来SF小説「日本沈没」。1973年に映画化されたのが、特撮パニック映画『日本沈没』です。2006年には草彅剛主演で再び映画化されて大ヒットを記録し、2020年にはアニメ化もされています。 小笠原諸島の小島が突然姿を消し、その調査に向かった田所博士(小林桂樹)。調査の結果、日本の海底に異変が起きていることを発見し、近いうちに日本列島が海底に沈むことを予測。実際に、日本各地で大地震や火山噴火が起こり始めます。 時代に即したテーマ性を加味し、それぞれの映像化作品で独自の特色を見ることができる『日本沈没』。特に2006年版では原作や前作と違い、沈む列島からの災害難民の受け入れに世界各国が難色を示すといった描写も。日本人自身が「難民」になる可能性を想像させ、考えさせられる作品でもあります。

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『コンテイジョン』(2011年)

『コンテイジョン』マット・デイモン、アナ・ジャコービー=ヘロン
©Warner Bros. Pictures/Photofest/zetaimage

強い感染力と高い致死率のウイルスによるパンデミックを描いた『コンテイジョン』。スティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤールやマット・デイモンなど豪華キャストでウイルス感染症の恐怖を描いたパニック・スリラーです。 香港で新種のウイルスが発見され、接触感染によって瞬く間に世界中に感染が拡大。感染すると数日で命を落とすというウイルスに、世界中がパニックに陥ります。その中で、研究者たちはワクチンの開発に死力を尽くしていました。 まさに、2020年の新型コロナウイルス感染症による世界的パンデミックの状況を予言したかのような内容で話題となりました。「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンス」など劇中で使われる言葉も、コロナ禍で広まったものばかり。特に感染予防に手洗いの重要性が示されていたため、再注目の効果もあったようです。

『252 生存者あり』(2008年)

地震と台風、さらに雹や高潮、鉄砲水と連鎖的な自然災害に見舞われる東京を舞台としたディザスターパニック映画『252 生存者あり』。災害からの生還と救出をテーマにし、兄弟役で主演を務めた伊藤英明と内野聖陽がハイパーレスキュー隊員に扮しています。 都心部で発生した直下型地震の後、巨大台風も襲来し、さらに巨大な雹や高潮などの異常気象が続く東京。鉄砲水が発生した新橋駅の地下で閉じ込められた人々を救出するため、ハイパーレスキュー隊が向かいますが、活動できるのは台風が弱まるわずか18分の間だけでした。 伊藤英明演じる元レスキュー隊員・篠原のように、災害に直面した際に瞬時の判断ができるかといえば、専門知識がなければ難しいところ。しかし普段から災害に対する意識を高く持ち、いざという時はどこへ逃げるかなど日頃から知っておくのは重要かもしれません。

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『ミスト』(2008年)

映画『ミスト』
© The Weinstein Company

スティーブン・キングの同名中編小説を『グリーンマイル』(2000年)のフランク・ダラボン監督が映画化した『ミスト』は、未知の生物に襲われるSFパニックホラー。ディザスタームービーが度々テーマとする「極限状態での人々の行動」に焦点が当てられています。 激しい嵐が過ぎ去ったある町に、一寸先も見えない不気味な濃い霧が発生。スーパーで買い物をしていたデヴィッド(トーマス・ジェーン)は、外を覆う霧の中でスーパーに閉じ込められ、霧の中にいる「何か」に襲われる恐怖に怯え始めます。 この作品で一番重要な視点は、極限状態の中でどう行動するかということ。スーパー内でカルト集団化する人々には、パニックに陥った群集心理の恐ろしさを見ることができます。息子を守るためスーパーを脱出したデヴィッドの行動には、“最後まで生きることを諦めない”ことが逆説的に示されており、災害時の一番の心得が“大切な人の命を守る”ことに尽きると思い知らせてくれます。