2020年10月19日更新

父親育児は映画に学べ!子育ての悩みを乗り越える父親を描いた映画5選【10月19日はイクメンの日】

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『クレイマー、クレイマー』ダスティン・ホフマン、ジャスティン・ヘンリー
© COLUMBIA/zetaimage

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「イクメンの日」に観たい!パパたちが育児に奮闘する映画を紹介

女性の社会進出が進む現代において、“育児は女性がする”という考え方はもう古い?近年、若い世代を中心として、積極的に子育てに参加する男性が増加中です。 毎年10月19日は父親が育児を楽しみ、頑張る日である「イクメンの日」。語呂合わせにすると「父(10)さん育(19)児」と読めることから、日本記念日協会が2011年に制定しました。その年に最も頑張ったイクメン著名人を表彰する「イクメンオブザイヤー」も開催されています。 この記事では、イクメンの心得を学ぶことができる映画5作品を紹介。子育てをしている人も、これから子育てをする人にも響く作品ばかりです!

『インクレディブル・ファミリー』(2018年)

インクレディブル・ファミリー
©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「Mr.インクレディブル」シリーズ第2作目であり、ピクサーの記念すべき長編アニメーション第20作目でもある『インクレディブル・ファミリー』。 14年越しの続編となった本作も、父親のボブことMr.インクレディブルをはじめ、スーパーパワーを持つヒーロー一家が大活躍します。スーパーヒーロー活動が法律で認められたことによって、世界の脅威との戦いだけでなく、育児と仕事の両立に悩む夫婦の姿が描かれました。 家の事は妻のヘレンに頼っていたボブですが、彼女がとあるミッションで長期不在に……。ボブは慣れない家事や育児に奮闘し、家族の絆を守るヒーローになるのです。イクメンオブザイヤー2018では、Mr.インクレディブルがキャラクター部門を受賞しました。

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『クレイマー、クレイマー』(1980年)

『クレイマー、クレイマー』ダスティン・ホフマン、ジャスティン・ヘンリー
© COLUMBIA/zetaimage

70年代のアメリカで社会問題となった離婚率の増加、そして親権争いを扱った作品です。第52回アカデミー賞にて、作品賞を含む5部門を獲得しました。 主人公のテッドは仕事が第一で、家事も育児も妻のジョアンナに任せっきりでした。そんな中、社会復帰を目指す彼女は夫に不満を募らせ、テッドと息子のビリーを残して家出。テッドはシングルファーザーとして奮闘しますが、職場での風当たりは強くなっていき……。 『俺たちに明日はない』(1968年)のロバート・ベントンが監督と脚本を務め、ダスティン・ホフマンやメリル・ストリープが共演した本作。親権を巡る裁判や、テッドとビリーが一緒にフレンチトーストを作る名シーンなどから、様々なことを考えさせられる作品です。

『そして父になる』(2013年)

是枝裕和監督が昭和40年ごろに多発した同様の事件に着想を得て、“子どもを取り違えられた”2つの家族の苦悩を描いた『そして父になる』。福山雅治が父親役に初挑戦した作品で、第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得しました。 エリート建築家の野々宮良多は、高級マンションで妻と息子と3人暮らし。しかしある時、彼の息子の慶多が“他人の子”で、実子は群馬県の斎木家にいると判明。全く違う境遇の夫婦たちは、育ててきた他人の子と血の繋がった息子、どちらを選ぶか選択を迫られました。 良多は自分を拒絶する実子の琉晴(りゅうせい)や、慶多の本当の思いと初めて向き合うことに。最初は交換に積極的でしたが、次第に父親としての心境の変化が生まれます。 家庭を顧みない良多と、貧しくとも家族に愛情を注ぐ斎木家の父・雄大の対比にも注目です。

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『うさぎドロップ』(2011年)

『うさぎドロップ』は宇仁田ゆみの人気漫画を実写映画化したヒューマンドラマです。主演の松山ケンイチが初めてイクメン役を演じ、芦田愛菜と初共演を果たしました。 主人公のダイキチは、独身で彼女もいない27歳のサラリーマン。彼はある日、祖父の葬式に出席するために帰省した実家で、祖父の隠し子だという少女りんと出会います。ダイキチは勢いでりんを引き取ると言ってしまい、年下の叔母との同居生活が始まるのです。 慣れない育児に四苦八苦しながら、手を繋いでりんの送り迎えをしたり、一緒の布団に寝たりして父親になっていくダイキチ。彼を見守る周囲やシングルマザーの苦悩、保育園が抱える問題などにも言及されており、今の時代にピッタリな映画と言えるでしょう。

『ミセス・ダウト』(1994年)

『ミセス・ダウト』
© 20TH CENTURY FOX/zetaimage

「ホーム・アローン」シリーズのクリス・コロンバス監督、名優ロビン・ウィリアムズの主演で制作されたホームコメディ『ミセス・ダウト』。 仕事も家事もろくにしませんが、子どもを心から愛する子煩悩な父親ダニエル。全てを一手に担う妻はそんな夫に離婚を突きつけ、親権は収入がある彼女に渡りました。最愛の我が子に会うため、ダニエルは妻の家で「家政婦」として働き始めますが……。 自堕落な性格が女装で変わるわけもなく、料理も掃除も満足にこなせません。序盤は料理中に胸の詰め物が燃えるなど爆笑必至の失敗が重なり、ロビン・ウィリアムズの名演が光ります。元ダメ男は狂気的なまでの愛の力で成長し、子どもの教育にも関心を持つようになるのです。 父親の愛は家族の心を動かすことができたのか、ぜひ実際に観て確かめてください!