2020年10月21日更新

「無限列車編」がもう1度観たくなる!映画「鬼滅の刃」で1番アツかったシーンランキングTOP3【ネタバレ】

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鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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公開3日で興行収入46億円!『鬼滅の刃』劇場版アニメのアツい名シーンとセリフをランキングで振り返る

鬼滅の刃 無限列車編
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

2020年10月16日に公開した大人気アニメ『鬼滅の刃』の劇場版「無限列車編」。公開3日にして興行収入46億円という“鬼のような”ロケットスタートを切り、入場者特典やグッズも品切れが続出し、今後もリピーターが増えていきそうな勢いも見せています。 そこで、この記事では「無限列車編」から“もう一度観たい!”と思えるアツかった名シーンを取り上げ、内容を振り返っていきます。劇場版を観たciatr編集部のメンバーからアンケートを集計し、これぞTOP3という名シーンをランキングで紹介!また、劇中の名セリフからメインキャラクターの人となりにも触れてみましょう。 ※この記事は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を鑑賞済みの方向けとなっております。全体的に本作のネタバレを含みますので、未鑑賞の方はご注意ください。

映画でアツかった&泣けるシーンTOP3

3位:肉を切り、骨を断つ!伊之助+炭治郎 VS 魘夢(えんむ)

本作で対峙する下弦の壱の鬼「魘夢」と、伊之助+炭治郎との戦いは物語中盤のクライマックスとなったシーン。無限列車と一体化した魘夢の「頭」を探し、列車全体に増殖し続ける肉塊の中、二人は先頭車両に辿り着きます。 魘夢の脊髄を見つけ出した炭治郎たちでしたが、魘夢は執拗に肉塊の中に無数の眼を出して、彼らに「夢」を見せようとします。その度に、自らの首を切って夢から覚めようとする炭治郎。しかしそれを何度も繰り返すうち、炭治郎は魘夢の罠にはまり、現実で首を切ろうとしていました。 それを止めに入ったのが、伊之助。猪の被り物で魘夢の眼を見ることなく、正気を保っていた伊之助の助けで炭治郎は一命を取り留めました。そして肉塊を切り裂いた伊之助に続き、炭治郎は魘夢の骨を断つことに成功します。 家族と仲間のために、何度も夢から脱出しようと自害し続ける炭治郎の精神力の強さに感服!そして肉を切ると同時に、無数の眼をぶった切る伊之助のワイルドさにもアツくなります。炭治郎が繰り出す「ヒノカミ神楽」も圧巻でした。

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2位:「逃げるなぁぁぁぁぁああ!!!」炭治郎が猗窩座(あかざ)に叫ぶ

魘夢を破った後、すべて終わったと思っていた矢先に、上弦の参の鬼「猗窩座」が登場。炭治郎も伊之助も入る隙がないほど、煉獄とすさまじい戦いを繰り広げます。 互角の戦いの中、朝日が昇り始めます。分が悪くなった猗窩座が森へ走って逃げ込む姿を見た炭治郎は、「逃げるなぁぁぁぁぁああ!!!」と力の限り叫びました。人間はいつも鬼に有利な夜に戦っているのだと、煉獄さんは負けてないのだと、叫び続ける炭治郎の顔は涙でくしゃくしゃ。それを見ているこちらも涙でマスクがぐちゃぐちゃになります!

1位:「心を燃やせ!」煉獄 VS 猗窩座

当然と言っていいでしょう!ベスト1の名シーンはもちろん、煉獄と猗窩座の壮絶な死闘です。アニメで初披露された炎柱の「炎の呼吸」のアツい描写に心躍ります。このシーンの絵コンテは何度も描き直され、ようやく完成したとのこと。 いくら切られてもすぐに傷が治る上弦の鬼を相手に、一歩も引かずに技を繰り出し続ける煉獄。そんな煉獄に鬼になるよう誘う猗窩座は、この戦いを楽しんでいるようでした。しかし絶対に鬼にはならないと断言する煉獄の意志の強さ! 猗窩座の腕が腹を貫いても、朝日が昇るまでそれを離すまいとする底力と気迫に圧倒されます。激しい戦いを終え、残りわずかな命を炭治郎への言葉で締めくくり、「俺はしっかりやれたかな」と最後まで母の教えを貫いた煉獄の生き様は見事でした。

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ここを観てほしい!ちょっとマニアックな名シーン

それぞれの「無意識領域」が独特

魘夢は人間の子どもたちを使って、炭治郎たちの夢の外の「無意識領域」にある「核」を破壊しようとします。核を破壊すると、その人間は廃人になってしまうのです。 ここで登場したそれぞれの無意識領域が、実に興味深く印象的。煉獄は明るい炎があちこちに広がる空間、伊之助は暗い洞窟で炭治郎たちを子分にして冒険していました。 面白いのは、男の子が入った善逸の真っ暗闇の無意識領域。突然ハサミを持った善逸が出てきて「入っていいのは禰豆子ちゃんだけ」と、今にも切りかかりそうなホラーなテイストです。しかもなぜか、この時の善逸は着物でなく洋服を着ています……ますます謎! 一方、炭治郎の無意識領域は、どこまでも澄み渡った青空と水面。どこかでも見たことある風景だと思った方もいるかもしれません!実は、アニメ『東京喰種トーキョーグール』のオープニング映像によく似ているのです。しかも主人公の金木研の声優は、炭治郎と同じ花江夏樹でしたね。

煉獄の母・瑠火(るか)の瞳の色

煉獄の夢の中に、母の瑠火が登場しています。瑠火の瞳は、真っ赤な炎のような色。さすが炎柱の母!と納得ですが、実は原作に登場した瑠火の瞳の色は白黒でわかっていませんでした。 この時、瑠火は杏寿郎に「弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です」と語りかけます。彼は母の教えを最後まで貫き、炭治郎たち後輩の隊員たちをよく導いて、しっかりと柱の務めを果たしました。ラストにつながる名シーン&名セリフです!

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鎹鴉(かすがいからす)の目に涙

煉獄の最期を柱たちに伝えるため、鎹鴉が飛び立つラスト近くのシーンで、鴉の目に涙があふれているのを発見!すでに畳み掛けるようなクライマックスで号泣している人には、追い打ちをかけるような一場面です。 柱たちの反応も、それぞれのキャラクターに合わせたものになっています。特に霞柱の時透無一郎が無の境地だったのは、また納得でした。

名セリフからメインキャラクターの人となりを振り返る

煉獄杏寿郎「この煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす」

劇場版での煉獄の初登場シーンは、「うまい!うまい!」とひたすら弁当を食べ続けている場面。目を見開いているため、どこを見ているのかわからない上に無表情に見えて、可笑しい反面わずかに怖さすら感じてしまいます。炭治郎が話してみると、やはり少し噛み合わないところもありますが、後輩思いの優しい一面ものぞかせました。 そんな煉獄が魘夢に見せられた夢が、鬼をいとも簡単に片付けて炭治郎たちに「煉獄の兄貴ィ!!」とやたらに慕われるというもの。良き先輩、立派な柱であろうとする見栄を利用されたのかもしれません。 夢から覚めた煉獄が「うたた寝している間にこんな事態になっていようとは、よもやよもやだ!」と立ち上がり、一瞬で状況を把握して炭治郎たちに的確な指令を出すあたりは、さすが柱といったところ。そこからの煉獄の活躍は、すでに触れてきた通りです。

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竈門炭治郎「人の心の中に、土足で踏み入るな!」

夢で再び家族に会えた喜びを覆し、それが夢だとわかった時の哀しみは、あまりにも残酷でした。夢の中で生きていたいと思う自分と家族に背を向けて鬼との戦いに戻る場面は、強靭な精神力を持つ彼の人となりを表しています。 無限列車での戦いの中、さらなる残酷な夢を見せようとする魘夢に「言うはずがないだろう、そんなことを、俺の家族が!!」と言い放つ炭治郎。家族が自分に酷いことを言うはずがないと、その絆を信じている彼ならではの名セリフです。

我妻善逸「禰豆子ちゃんは俺が守る!」

コメディリリーフである善逸の最大の魅力は、やはりコメディからシリアスへのギャップ。無意識領域のシザーマン善逸から、まだ夢から覚醒していないのに無意識に禰豆子を守るため動く姿、その振り幅の広さにギャップ萌えが止まりません。 「意識のない時は最強の剣士」という善逸のキャラを、最大限に活かした場面ですね。善逸の見せられた夢といい、とにかく何が何でも禰豆子が一番大事だということが伝わってきます。

嘴平伊之助「それでも生きてくしかねぇんだよ!」

伊之助の夢の中では、炭治郎はタヌキ、善逸はネズミ、禰豆子はウサギと全員小動物扱い。「ついてきやがれ!子分ども!」と息巻いては、洞窟を探検するほとんど獣のような伊之助もまた、彼らしく印象的です。 しかし魘夢との戦いで見せた野生の勘や天性の戦闘センスは、さすが野生児といえるもの。腹を刺された炭治郎をサポートする優しさや、刺した人間への厳しさも伊之助らしい側面です。煉獄の死を前にして、号泣する炭治郎をポカポカ叩きながら「泣いてねぇ!」と気丈に振る舞う可愛い一面も見せました。

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竈門禰豆子「善逸さんどうしよう、私泳げないの」

テレビアニメ版から、その可愛さと健気さで多くのファンを持つ禰豆子。いざ鬼との戦いとなると、血鬼術「爆血」を使って人間を守る強さを見せるのも人気の要因の1つかもしれません。 実際、劇場版が公開してからのグッズ売上の1番人気は禰豆子!ドリンクホルダーは真っ先に売り切れ、その根強い人気を証明しました。(映画館勤務の筆者調べ) 劇場版では人間の姿で炭治郎や善逸の夢に登場しているため、いつもよりセリフも多め。善逸の夢の中では彼の理想の姿で現れるため、可愛さが強調されています。目覚めない炭治郎を必死で起こそうと、自分の頭をなでなでさせるシーンはそれ以上に可愛いので、ぜひチェックを!

映画「鬼滅の刃」の熱が冷めやらない!今後の興行収入にも注目

アニメ『鬼滅の刃』
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

振り返って思い出すほど、もう一度劇場で観たいと思わずにはいられない「無限列車編」。まだまだチェックし足りない場面もあり、あと何回劇場で観られるかも指折り数えてしまいますね。 ジブリ作品や新海誠監督作など、歴代トップの興行収入を追い抜くのかという点も、大いに注目されています。今後の展開も見逃せません!