スマホ代・携帯料金が高い…。その理由は?安くする方法はある?
スマホ代・携帯料金ってなんで高いの?高くなる理由や、見直して安くする方法を解説
必要最低限のプランにしているはずなのになぜか高くなってしまう、スマホ代。 今やどの通信キャリアを使っても回線品質に大差がないので、できる限り安くしておきたいと思っている人も多いでしょう。 この記事では、毎月のスマホ代・携帯料金の中身を詳しく見直し、高くなる理由を解説。さらに、最適な契約にして安くする方法を説明します。
スマホ料金が高い理由は何?
ここからはスマホ代・携帯料金が高い理由を3点に分けて説明します。 ひとつひとつ確認し、自分に当てはまっていないかをチェックしてみましょう。
料金プランが最適じゃない
まず考えられる理由として、料金プランが最適ではない可能性があります。 現在のスマホの料金プランは毎月使える通信量の上限がいくらに設定されているかによって決まるものがほとんどです。当然、大容量の通信ができるプランは高く、少ししか使わないプランは安くなります。 毎月3GBほどしか使っていないのに20GBまで使えるプランに入っているなど、無駄が発生していると料金プランが高くなる原因となります。 自身のデータ使用量とプランのデータ容量を比較し、無駄な料金を払っていないか確認しましょう。
不要なオプションを契約したままになっている
スマホ代が高い理由の2つ目として、大手通信キャリアのショップで契約をした時に、不要なオプションに加入させられている可能性があります。 「端末の割引条件やその他特典などを受けられるから」とよくわからないけど加入したオプションはありませんでしたか? 契約当時は「すぐに解約すれば損しない」などと説明を受けてなんとなく契約したものの、解約をし忘れていたり、最初のうちは使っていても今は全く使っていないオプションがある人は意外と多いものです。 余計な料金を払い続けていないか確認しましょう。 また、「かけ放題」や「留守番電話」「キャッチホン」など、人によってはなくても困らないようなサービスに入っている可能性もあります。今一度契約情報を見直してみるのがおすすめです。
端末の分割払いが終わっていない
スマホ代が高い理由の3番目に端末の分割払いが終わっていない可能性が挙げられます。 近年のiPhone、Androidスマートフォンは端末価格が10万円を超えるものが多いため、毎月の分割金が意外と高くなってしまいます。 端末の分割払いは支払いが終了するまで続くため、支払いが終わるまで待つか一括で払い切るしか方法はありません。
【見直し3ステップ】スマホ料金を安くする方法を紹介
スマホ料金が高くなってしまう理由がわかったら、あとはそれに対する対策を取るだけとなります。ここでは、スマホ料金を安くする方法についてご紹介します。
1:契約しているプランをチェックする
まず初めに行うべきなのは、契約しているプランをチェックすることです。自分の使い方に合っていないプランを契約していると、大幅に損をしてしまいます。 まずは各キャリアのマイページへアクセスし、過去3ヶ月間のデータ通信量を確認しましょう。その次に、自分が契約している料金プランを確認し、無駄が発生していないかを確認しましょう。 ◆ドコモの料金プランを確認する ◆auの料金プランを確認する ◆ソフトバンクの料金プランを確認する 自分の使用状況により近いプランがあればそちらに乗り換えるのがおすすめです。
2:オプション契約を確認する
続いて、オプション契約を確認してください。スマホ料金の内訳は、基本的に「通話料金+データ通信料+端末代金(分割払いの場合)」という構成になっています。 つまり、それ以外の項目はオプションサービスです。 加入しているオプションの中に、自分がまったく使っていないサービスがあれば解約を検討しましょう。 オプション加入の状況も上記のマイページからも確認できますよ。
3:端末代の支払い状況を確認する
次に、端末代の支払い状況を確認しましょう。端末代が分割払いで毎月いくら支払っていて、あと何ヶ月支払いが残っているのかを知ることで、分割金として残しておくか先に支払いを済ませてしまうかを決められます。 こちらも各通信キャリアのマイページで確認することができます。 金利が発生していない場合は基本的に分割で置いておいても一括で払い切っても結果的にはらう金額は同じとなります。
4:格安SIMに乗り換える
「上記のどれを確認してもスマホ代が安くならない!」という場合、それは大手キャリアでスマホを利用する限界と言えます。 大手キャリアはかなり高い料金設定となっているため、どうしても高くついてしまいます。 さらに安くしたい人は格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。 ここからは「格安SIMってなんで安いの?」「どれくらい安くなるの?」といった疑問に答えていきます。おすすめの格安SIMも紹介しているので、スマホ代を節約したい人は是非チェックしてみてください。
格安SIMって何?どれくらい安くなる?
一般的にスマホは、端末本体に、「SIM」というICカードを挿入することで使われます。 この「SIM」に利用者の様々な情報が記録されており、このカードを挿すことで電話やインターネット通信が可能になっているわけです。 格安SIMはその名の通り、SIMを安く提供している事業者のこと。有名どころでは「ワイモバイル」や「UQモバイル」などが挙げられます。 格安SIMを使えば、大手キャリアよりかなり安い料金でスマホを利用できます。次の見出しでは具体的に料金を比較していきましょう。
【料金比較】大手キャリアと格安SIMの料金シミュレーション
データ容量 | ドコモ ギガライト | au ピタットプラン 4G LTE | ソフトバンク ミニフィットプラン+ | 満足度No.1 格安SIM mineo(マイネオ) |
---|---|---|---|---|
1GB | 3,465円 | 3,465円 | 3,278円 | 1,298円 |
3GB | 4,565円 | 5,115円 (~4GBまで同額) | 5,478円 | 1,518円 (~5GBまで同額) |
5GB | 5,665円 | 6,765円 (~7GBまで同額) | 7,238 円 (無制限プラン) | 1,518円 |
7GB | 6,765円 | 6,765円 | 7,238 円 (無制限プラン) | 1,958円 (~10GBまで同額) |
※表は横にスクロール可能
※この情報は5月25日時点のものです。
上の表は、大手3キャリアの主要プランと満足度No.1の格安SIM「mineo(マイネオ)」の料金を比較したものです。 見て分かるとおり、大手3キャリアの料金に比べ、mineoは2,000円〜4,000円以上お得な料金設定となっています。 もちろん料金が高い分、大手3キャリアは細々としたサービスやサポートが充実しています。とはいえ、同じデータ使用量でここまで大きな差があると、格安SIMの方が随分お得に感じますよね。 ではなぜ格安SIMはこんなにも安いのでしょうか?また、料金の安さに応じたデメリットはないのでしょうか?ここからは、こういった疑問に答えていきます。
【Q&A】格安SIMはなんで安いの?おすすめはどこ?
なんで安いの?
格安SIMが大手通信キャリアと比較して安い理由は、大手通信キャリアから回線設備を借りて運営していることと、店舗を持たない事業者が多く人件費が削減されていることが挙げられます。 通信事業者がキャリアとして運営するためには、自社製の通信基地局を各地に設置し、保守管理までする必要があります。そのためには莫大な費用がかかるので、通信費を上げるしかありません。 また、店舗を抱えると運営費用がかかるため、こちらも通信費を上げて賄う必要があります。 格安SIMではこうしたコストが削減できることから、月額料金が安くなっているのです。
速度は遅くなる?
格安SIMの多くは通信速度や回線の安定性よりもスマホ料金の安さを重要視したサービスを展開しています。 そのため、速度は大手通信キャリアに比べて遅くなることがあります。5Gへの対応もまだ広がっていません。 格安SIMはあくまで大手通信キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクから回線を借りて運営しています。そのため回線利用者も多く、特に混雑する時間帯は通信速度が遅くなってしまう可能性があります。
何かデメリットはある?
大手通信キャリアに比べて回線速度が遅くなることに加えて、今まで使っていたキャリアメールが使えなくなることや、実店舗がないためサポートが受けられないことなどが挙げられます。 キャリアメールに関しては、今やLINEをはじめとしたSNSがメインの連絡手段となってきているので問題ないという人も多いと思います。しかし、サービスの会員登録にキャリアメールのアドレスを設定している場合はそれぞれ変更手続きが必要となります。 また実店舗がないことで対面でのサポートが受けられなくなります。乗り換え手続きや契約プランの変更、キャンペーンの申し込みなども自分で手続きをする必要が出てきます。 とはいえ、24時間対応のチャットサービスや電話での問い合わせが可能な事業者も多いため、そこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
どれを選べばいい?おすすめの格安SIMは?
一口に格安SIMと言ってもそれぞれ料金やサービスの面で特徴があり、人によって合うものと合わないものがあります。 ここではその中でも比較的多くの人にマッチする、おすすめ格安SIMを紹介します。
Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobile(ワイモバイル)はソフトバンクのグループ会社が運営している大手の格安SIMです。 その特徴は安定した通信速度にあります。 前述したとおり、格安SIMは通信速度が安定していないものが多く、ネット利用時には読み込みの遅さにイライラすることもしばしば。しかし、ワイモバイルはソフトバンクの回線を他の格安SIMよりも優先的に使っているため、大手キャリア並みの速度が出ると口コミで評判です。 料金は他の格安SIMに比べると少し高くなっていますが、機能面で大手キャリアとのギャップが少ない分、これから格安SIMデビューをする人におすすめです。
プラン | データ容量 | 月額料金 (税込) |
---|---|---|
シンプルS | 3GB | 2,178円 |
シンプルM | 15GB | 3,278円 |
シンプルL | 25GB | 4,158円 |
※表は横にスクロール可能
※この情報は5月25日時点のものです。
mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)は、格安SIMの中でもお得な料金設定と、充実したアフターサポートで高い支持を集めている格安SIM。様々な調査で顧客満足度No.1と報告されています。 特に2021年から始まった新プラン「マイピタ」は業界最安値水準の料金設定。大手キャリアから乗り換えてお得にスマホを使いたい人にはこれ以上ない格安SIMです。 また、mineoの特徴として「トリプル回線対応」も挙げられます。一般的に格安SIMはドコモ、au、ソフトバンクのいずれかから回線を借りています。 例えばUQモバイルはau回線のみの対応となっていますが、現在ドコモを使っているユーザーがスマホ端末はそのまま、UQモバイルに乗り換える場合、「SIMロック解除」という面倒な有料の手続きが必要になります。 しかしmineoはドコモ、au、ソフトバンクの全てに対応しているため、乗り換え時に面倒な手続きが必要ありません。大手キャリアからの乗り換えにぴったりの格安SIMと言えます。
データ容量 | 音声通話SIM 月額料金 (税込) | データSIM 月額料金 (税込) |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
※表は横にスクロール可能
※この情報は5月25日時点のものです。
その他のおすすめ格安SIMはこちら
誰にでもおすすめできる格安SIMとしてワイモバイルとマイネオを紹介してきました。 以下の記事では、より細かくおすすめの人を分けて格安SIMを紹介しています。自分にぴったりの格安SIMを見つけたい人は是非チェックしてください。
【まとめ】高いスマホ代を見直してもっと快適に利用しよう
スマホ代はすでに生活費の中でも必須の項目となっています。そのため、毎月のスマホ代が高いままだと年間で莫大な金額を損してしまうことになります。 逆に言えば、スマホ代を見直して安くすることができれば、年間数千円〜数万円の節約が実現します。 無駄に払っているスマホ代を見直して、自分に必要なものだけを選び取ることでもっと快適に利用しましょう。