2021年5月21日更新

STUDIO4℃制作のアニメ4選 独特の感性と圧倒的映像表現で世界を魅了!

『漁港の肉子ちゃん』
©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

ハイクオリティな映像表現で高い評価を得ているアニメーション会社STUDIO4℃。そんなスタジオが作り出す世界観やアニメーションの魅力を歴代作品の一部とともに深堀りしていきます。

目次

日本が誇るアニメ制作会社STUDIO4℃の魅力を深堀り!

ハイクオリティな映像表現で世界から高い評価を得ているアニメーション制作会社STUDIO4℃。 様々なアニメーション制作スタジオが存在する日本の中でも、一線を画した独特の感性を持ち合わせています。さらには世界から声のかかったプロジェクトにも積極的に参加するなど映像表現の可能性を常に模索している気鋭のスタジオです。 今回はそんなSTUDIO4℃の歴代作品の一部とともに、スタジオが作り出す世界観やアニメーションの魅力を深堀り!

『アニマトリックス』(2003年)

アニマトリックス
©Warner Bros/Photofest/Zeta Image

映画ファンなら誰もが知る、あの“マトリックス”はいかにして始まったのか? 異なる場所で幾多も存在したマトリックスの裏エピソード、そして日本でも大ヒットを巻き起こした2作目『マトリックス リローデット』への序幕と「マトリックス」3部作を繋ぐ9つのオムニバスエピソードを、CGとアニメーションを駆使し斬新なビジュアルで表現した渾身作です。 『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟と日本人を中心とした世界のトップクリエーター達によるスペシャルプロジェクトとして制作され、全9エピソード中5本をSTUDIO4℃が制作&プロデュースした作品です。 日本からは監督として前田真宏(『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』監督)、渡辺信一郎(『カウボーイビバップ』監督)、森本晃司(『AKIRA』作画監督補など)が参加し、ハリウッドとジャパニメーションの奇跡のコラボを実現させました。

『鉄コン筋クリート』(2006年)

義理人情とヤクザが蔓延る町“宝町"。そこに住むネコと呼ばれる少年・クロとシロは、驚異的な身体能力で街の中を飛び回ることが出来ました。 そんなある日、開発という名の地上げでヤクザ、3人組の殺し屋、蛇という名の男が現れます。更に、実態不明の“子供の城”建設プロジェクトが立ち上げられる事になり、町は不穏な空気に包まれていきます。 松本大洋原作の傑作コミックを、最先端の3DCG技術と、独特のタッチの手書きアニメーションを駆使して映像化。監督には『アニマトリックス』でワーナーサイドプロデューサーを務めたマイケル・アリアスを迎え、キャストには二宮和也、蒼井優ほか、日本映画界をリードする豪華な顔ぶれが結集しました。 また本作は日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。

『海獣の子供』(2019年)

海獣の子供
(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまいます。 母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会います。 ジュゴンに育てられたという二人の不思議な兄弟との出会いをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こりはじめ……。 漫画家・五十嵐大介の初の長編作を圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた海洋冒険譚。『漁港の肉子ちゃん』監督の渡辺歩や、美術の木村真二、キャラクターデザインなどの小西賢一が制作に携わり、ハイクオリティな映像表現で観るものを魅了します。 劇中の音楽は今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠久石譲が担当。本作は米国アカデミー賞長編アニメ部門にエントリーされたほか、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、毎日映画コンクールのアニメーション映画賞を受賞するなど、世界をはじめ、あらゆる祭典で高く評価されました。

『漁港の肉子ちゃん』(2021年)

漁港の肉子ちゃん
@2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽいから、すぐ男にだまされてしまいます。 一方、クールでしっかり者、11歳のキクコは、そんな母・肉子ちゃんが最近ちょっと恥ずかしく思っていました。そんな共通点なし、漁港の船に住む訳あり母娘の秘密が明らかになるとき、二人に最高の奇跡が訪れる――! 第152回直木賞を受賞した西加奈子の原作「漁港の肉子ちゃん」を、明石家さんまの企画&プロデュースで劇場アニメ化。 監督を務めたのは『ドラえもん のび太の恐竜2006』など子供たちだけでなく大人にも愛されるアニメーション作品を世に送り出してきた渡辺歩です。 キャラクターデザイン・総作画監督には『かぐや姫の物語』などで作画監督を務めた、スタジオジブリ一期生の小西賢一。そして『鉄コン筋クリート』、『ドロヘドロ』などで美術監督を務めた木村真二と世界で高く評価された『海獣の子供』のクリエイターが再集結しました。 STUDIO4℃の卓越した映像表現で、どこかロマンも感じる母娘の愉快な暮らしぶりと、ノスタルジックな漁港の景色、季節の移り変わりを活き活きと鮮やかに美しく描き出します。 STUDIO4℃の最新作『漁港の肉子ちゃん』は2021年6月11日公開です。