ドラマ「逃げ恥」のキャスト相関図・出演者一覧!主演カップルの周辺人物を演じたのは?
2016年に放送され、日本中に「ムズキュン」現象を巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。主演の新垣結衣と星野源が演じる「契約結婚カップル」のもどかしい恋愛模様に、多くの視聴者が夢中になりました。 2021年1月には、スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』が放送され、彼らの結婚生活3年目の様子が描かれています。 この記事では大人気となった本作のキャストをもう1度振り返り、その魅力を探っていきましょう!
「逃げ恥」のキャスト相関図
【キャスト】主人公の2人
「契約結婚」をした疑似夫婦の関係が、はからずも恋に発展していくドラマ「逃げ恥」。 本作では、主人公の2人も一筋縄ではいかない個性的なキャラクターとなっています。まずは彼らの設定と演じたキャスト、そして直近の出演作などを紹介していきましょう。
主人公2人を演じた新垣結衣と星野源は、2021年1月に放送されたスペシャルドラマでの再共演をきっかけに交際を開始し、5月にはなんと結婚を発表! 大人気ドラマからのビッグカップル誕生に、日本中から歓喜と祝福の声が湧き上がりましたね。それにしてもお似合いな2人だなあ……。
※年齢が明らかになっているキャラクターのみ記載しています。
森山みくり役(25→26歳)/新垣結衣
森山みくりは真面目な頑張り屋で、人当たりも良い性格。しかし時々突拍子もないことを言い出す、妄想女子でもあります。 就活で内定がもらえず、大学院で臨床心理士の資格を取得するも就職できず。なんとか得た派遣社員の職も派遣切りにあってしまいます。 休職中の身を案じた父の計らいで津崎家の家事手伝いの職を得ますが、両親が田舎に引っ越す事態に急遽「契約結婚」を思いつき、平匡との疑似夫婦生活を始めました。 みくりを演じた新垣結衣は、1988年6月11日生まれで沖縄県出身の女優。ティーン向けファッション誌『ニコラ』のモデルとして芸能界デビューし、江崎グリコ「ポッキー」のCMでブレイクしました。 ドラマ「コード・ブルー」シリーズの白石恵役で広く知られ、2018年の同劇場版も大ヒット。同年のドラマ『獣になれない私たち』では松田龍平とW主演を務めています。
津崎平匡役(35→36歳)/星野源
津崎平匡はIT企業に勤める京大卒のシステムエンジニア。曲がったことが大嫌いな真面目すぎる性格で、35年間彼女なしの「プロの独身」を自称しています。潔癖症のため人との距離感が大切で、それをわきまえたみくりの仕事ぶりを気に入ります。 みくりの提案にはじめは驚きますが、経済的にも理にかなっていると賛成して「契約結婚」を開始。しかしいざその生活を始めるとみくりとの距離感がわからなくなり、プライドと自尊心のあいだで揺れ、度々みくりを拒絶してしまいます。 演じた星野源は、1981年1月28日生まれ、埼玉県出身のマルチタレントで、歌手・俳優・文筆家など多方面で活躍しています。俳優としては劇団「大人計画」に所属し、ミュージシャンとしてバンド「SAKEROCK」を経てソロ活動もスタート。 2019年は主演映画『引っ越し大名!』が公開され、2020年にはドラマ『MIU404』と映画『罪の声』で主演を務めました。
【キャスト】IT企業・3Iシステムソリューションズの人々
平匡が務めるIT企業・3Iシステムソリューションズには、やはり個性的な同僚が多く所属しています。 みくりとの疑似結婚生活に悩む平匡に、ときに的確な、ときに的外れなアドバイスをする彼ら。なかには平匡の脅威となる人物も……? 独身主義者や良きパパの同僚、そして私生活が謎の上司など、演じるキャストは実力派かつ個性派ぞろいです。
風見涼太役(32歳)/大谷亮平
風見涼太は平匡と同じ会社「3Iシステムソリューションズ」に勤める、イケメンでハイスペックな後輩。趣味や友人など自分の時間を大切にするため結婚には否定的で、契約結婚の話を聞いてみくりをシェアすることを提案します。 演じた大谷亮平は、1980年10月1日生まれで大阪府出身のモデル・俳優。キャリア初期の2000年代は韓国での活動がメインで、韓国で数々のCMやドラマ・映画などに出演していました。 「逃げ恥」が日本の連続テレビドラマでの初レギュラー出演で、逆輸入俳優としてブレイク。2019年のドラマ『ノーサイド・ゲーム』ではラグビー部監督の柴門琢磨役で熱い演技を見せ、2020年は映画『仮面病棟』に小堺司役で出演しています。
沼田頼綱役/古田新太
(画像左) 沼田頼綱は平匡の会社の上司で、料理上手で穏やかな性格。実はゲイで、当初はひそかに平匡のことを狙っていました。普段は平匡や涼太の良き相談相手であり、最初に平匡たちが疑似夫婦であることを見破った人物でもあります。 演じた古田新太は、1965年12月3日生まれで兵庫県出身の俳優。「劇団☆新感線」所属の看板俳優で、舞台のほかドラマや映画にも数多く出演しています。 2019年は主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』でインパクト大な女装家教師を演じ、同年ムロツヨシとW主演したドラマ『Iターン』ではヤクザの組長役を務めました。
日野秀司役(40歳)/藤井隆
日野秀司は平匡の会社の同僚で、2児の父。家族サービスを大切にしており、平匡が1番仲が良いと思っている常識的な人物です。日野の妻として、最終話に藤井隆の妻・乙葉が出演したことで話題になりました。 演じた藤井隆は1972年3月10日生まれ、大阪府出身のお笑い芸人で俳優。吉本興業に所属して吉本新喜劇の舞台でブレイクし、全国区のタレント・歌手としても人気を博しました。 2020年はドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』と『病室で念仏を唱えないでください』に出演しています。
【キャスト】化粧品会社・ゴダールジャパンの人々
みくりの伯母・百合が務めるゴダールジャパンは、外資系の化粧品会社です。 百合のような独身の女性社員が活躍する一方で、産休・育休を取得するとキャリアを積むことが難しくなる場合もあるようです。
土屋百合役(48→49歳)/石田ゆり子
土屋百合はみくりの伯母(母の姉)で、化粧品会社「ゴダールジャパン」に勤める独身キャリアウーマン。みくりの良き相談相手であり、なんでも話せる飲み友達のような間柄で、みくりの恋の行方を気にかけてアシストしています。 演じた石田ゆり子は、1969年10月3日生まれで東京都出身の女優。同じく女優の石田ひかりの姉で、ともにテレビドラマや映画・舞台など幅広い分野で活躍しています。 2019年には2夜連続のテレビドラマ『名探偵・明智小五郎』で明智小五郎の妻・文代を演じ、映画では三谷幸喜監督作『記憶にございません!』と福山雅治主演の『マチネの終わりに』に出演しました。
梅原ナツキ役/成田凌
梅原ナツキはどこか不思議な雰囲気を持つ百合のイケメン部下。山賀琴子演じる同僚の堀内柚とは犬猿の仲です。会ったことがないゲイのライン友だちがいますが、実は梅原自身もゲイで、最終話でその相手と会うことになります。 演じた成田凌は、1993年11月22日生まれ、美容師を目指していた経歴を持つ埼玉県出身の俳優です。雑誌『MEN’S NON-NO』専属モデルとして芸能界入りし、ドラマ『FLASHBACK』で俳優デビュー。2018年の映画『愛がなんだ』で注目を集めました。 映画では2019年に周防正行監督作『カツベン!』で初主演を飾ったほか、計5本もの作品に出演。2020年には『弥生、三月-君を愛した30年-』や『窮鼠はチーズの夢を見る』、2021年には『まともじゃないのは君も一緒』や『くれなずめ』など、話題作への出演が続いています。
堀内柚役/山賀琴子
百合の部下の1人である堀内柚は、恋も仕事も一生懸命で、若いうちにたくさんの男と付き合いたいと考えている今どきの女性です。文章作成がとても苦手ですが、実は帰国子女だったからで、そのことを言い訳にしたくなかったという真面目な一面もあります。 演じるのは、本作が女優デビューとなった山賀琴子。青山学院大学在学時の2015年、ミス青山コンテスト2015でグランプリに輝き、翌2016年には全国のミス・キャンパスの頂点「Miss of Miss Campus Queen Contest」でグランプリを受賞しました。 本作出演以降も『突然ですが、明日結婚します』、『今からあなたを脅迫します』(ともに2017年)など、女優として活躍を続けています。
【キャスト】みくりの家族と友人
妄想癖があり、ときどき突拍子もないことを思いつくみくり。彼女が育ったのは、どんな家庭だったのでしょうか。 出番はそれほど多くありませんが、個性的なキャストが演じるみくりの家族と、彼女の親友を紹介します。
森山栃男役/宇梶剛士
(画像左) みくりの父である森山栃男(とちお)は、定年退職したばかりで妻とともに館山に移住。無職になってしまった娘に、平匡の家政婦として働いてはどうかと提案しました。自己肯定感の強い人物で、話が突拍子もないのが特徴です。 栃男を演じるのは、数多くのテレビドラマや映画への出演で知られる宇梶剛士。にしきのあきら、菅原文太の付き人を経て、美輪明宏演出の舞台『青森県のせむし男』をきっかけに舞台の道へ。 徐々にテレビドラマにも出演するようになり、1997年の『ひとつ屋根の下2』でブレイクを果たしました。 近年では2019年の映画『マスカレード・ホテル』や『キングダム』に出演。2021年公開予定の『孤狼の血 LEVEL2』にも出演しています。
森山桜役/富田靖子
(上見出し画像右) みくりの母で、百合の妹である森山桜は、23歳のときにみくりを出産しました。おっとりした性格で、夫のことを「栃男さん」とさん付けで呼びます。掃除のパートをしており、みくりが使用している掃除道具は、彼女が用意したものです。 桜を演じたのは、『アイコ十六歳』(1983年)や『さびしんぼう』(1985年)などで知られる富田靖子です。映画デビューと同時に歌手デビューも果たし、アイドルとしても活躍しました。 その後も多数のテレビドラマや映画、舞台に出演。2020年には映画『Fukushima 50』やドラマ『私の家政夫ナギサさん』、『35歳の少女』などに出演しました。
森山ちがや役/細田善彦
みくりの兄である森山ちがやは、20代後半で1児の父です。空気を読まない言動が多く、小1のとき百合に「おばちゃんは一生結婚できない」と言い放ち、今でも恨まれています。妻の葵は、そんな彼の言動をいつもフォローしています。 ちがやを演じた細田善彦は、2007年のドラマ『ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜』で注目を集めました。その後も大河ドラマ『真田丸』をはじめ多くのドラマ・映画に出演。 2020年には『竜の道 二つの顔の復讐者』や『35歳の少女』、『共演NG』とゴルーデンプライム帯のドラマに立てつづけに出演しました。
田中安恵役/真野恵里菜
田中安恵はみくりの親友で1児の母。元ヤンで波瀾万丈な人生を送っており、夫の浮気が原因で離婚してシングルマザーに。実家の八百屋を任されており、みくりに商店街活性化の協力を依頼します。愛称は「やっさん」です。 演じた真野恵里菜は、1991年4月11日生まれ、神奈川県出身の歌手・女優。元ハロー!プロジェクトのメンバーで、2008年にソロ歌手デビューと女優デビューを飾りました。 2018年には主演映画『青の帰り道』を含む映画4本に出演し、同年にプロサッカー選手の柴崎岳と結婚してスペインに移り住んでいます。
【キャスト】平匡の家族
山口県に住む平匡の家族。潔癖症で人との距離感をつかむのが苦手な彼の両親とは、どんな人たちなのでしょう。 個性派俳優が演じる父親と、ベテラン女優演じる母親の意外なコンビネーションにも注目です。
津崎宗八役/モロ師岡
平匡の父・津崎宋八は、山口で工場を営んでいます。怒り出すと自分を曲げない性格で、堅物そうに見えますが、息子とみくりの結婚をよろこび、みくりのこともかわいがっています。 宋八を演じたのは、俳優でコメディアンのモロ師岡。1996年の北野武監督作『キッズ・リターン』で、東京スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞した実力派でもあります。 テレビや映画で脇役として多くの作品で静かな存在感を放つ彼は、舞台にも積極的に出演。2020年には宮本亜門演出の舞台『チョコレート・ドーナツ』にも出演しました。
津崎知佳役/高橋ひとみ
(画像右) 平匡の母・津崎知佳は鹿児島県出身。1人息子の平匡を大切に育ててきたごく普通の母親です。宋八と同じく息子の結婚をよろこび、みくりにも優しく接しています。 知佳を演じた高橋ひとみは、17歳のときに寺山修司に見出され1979年に『バルトークの青ひげ公の城』で舞台デビュー。1983年には、『ふぞろいの林檎たち』でテレビドラマデビューを果たしました。 その後もNHK朝の連続テレビ小説『はね駒』(1986年)や映画『私をスキーに連れてって』(1987年)をはじめとする多くの作品に出演。 2021年には映画『あのこは貴族』に出演しました。
【キャスト】その他の登場人物
ここからは、ドラマ「逃げ恥」を盛り上げたそのほかのキャラクターを紹介していきます。
山さん役/古舘寛治
(画像左) 沼田や百合の行きつけのバー「山」のマスター。山さんと呼ばれる彼は、口数は少ないですが、沼田たちの悩みの悩みや愚痴を聞き、親身になって受け止めてくれる人物です。しかし酔うと、自身の離婚話をしはじめます。 本名不明の山さんを演じた古舘寛治は、映画やドラマ、舞台と幅広く活躍しています。数多くの作品で印象的な脇役を演じることでも知られる彼は、近年では大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)や映画『罪の声』(2020年)などにも出演しています。
灰原慎之介役/青木崇高
灰原慎之介は、2021年放送の新春スペシャルに登場したキャラクター。平匡の転職先である「リゼアス」のプロジェクトリーダーです。体育会系の男子ノリで、セクハラやパワハラまがいの言動が多く、男性の育休取得にも否定的。 そんな灰原を演じるのは、NHKの連続テレビ小説『ちりとてちん』(2007年)で注目を浴びた青木崇高です。その後も「海猿」シリーズや映画「るろうに剣心」シリーズ、ドラマ『地味にスゴイ!!校閲ガール・河野悦子』(2016年)などへの出演で知られています。
花村伊吹役/西田尚美
百合の高校時代の同級生である花村伊吹も、新春スペシャルで登場。彼女は個人病院で看護師長をしています。40年ぶりに再会した百合に婦人科検診をすすめ、彼女の病気が発覚してからは入院の手続きに同行するなど、心の支えになります。 花村伊吹を演じた西田尚美は、モデルとしてファッション誌『an・an』などで活躍後、1993年にドラマ出演をきっかけに女優に転身。 映画「学校の怪談」シリーズや『ひみつの花園』(1997年)「図書館戦争」シリーズなどで知られ、近年では映画『新聞記者』(2019年)やドラマ『半沢直樹』(2020年)などにも出演しています。
大ヒットドラマ「逃げ恥」のキャスト相関図を紹介
「ムズキュン」なだけでなく、現代の結婚感や人生観の変化、多様な生き方を描いた「逃げ恥」は、今なおファンに愛されるドラマです。豪華なキャスト、個性的なキャラクターの活躍も見逃せませんね。 また、主演の新垣結衣と星野源が実際に結婚したことでも話題になりました。放送から数年が経った現在でも充分に楽しめる作品なので、もう1度観てみるのも楽しいのではないでしょうか。