2020年10月12日更新

『夏目アラタの結婚』のネタバレあらすじを紹介!ゾワっとして怖い話題作を最終回まで一挙解説

夏目アラタの結婚 サムネイル

「次にくるマンガ大賞UNEXT」特別賞を受賞した注目の問題作『夏目アラタの結婚』。死刑囚との獄中結婚という衝撃的な題材をテーマにした緊迫感に溢れるストーリーを、1巻から最新話までネタバレありで紹介します!

目次

『夏目アラタの結婚』は狂っていて“気持ち悪い”?!乃木坂太郎の衝撃作

『医龍』や『幽霊塔』を手がけた乃木坂太郎による新作長編漫画『夏目アラタの結婚』。児童相談所の職員の夏目アラタが、なんと死刑囚と獄中結婚するという衝撃的なストーリーが注目を集めています。 本作の見どころは、会話の駆け引きや心理戦。「連続バラバラ殺人事件」の容疑者・品川真珠の何を考えているのか分からない不気味な発言や、それに伴って登場人物達の仮面が剥がれていく様子は緊張感に溢れています。 狂気や気持ち悪さを読者に感じさせる程のリアリティが体感できる『夏目アラタの結婚』。この記事では、主な登場人物や1巻から最新話までのあらすじを徹底紹介します。

考えがぶっ飛んでる!?破天荒な登場人物を紹介

主人公:夏目アラタ【子どもを守る為なら相手を半殺しに!?】

夏目アラタは、本作の主人公である児童相談所勤務の30代男性。高身長とオールバックが特徴的で、「目つきの悪いヤクザ」のような見た目をしています。 粗暴な言動が目立つ彼ですが、虐待を受けている児童を救いたいという思いは強く、場合によっては脅しや暴力行為も辞さないという型破りな人物です。そんな自身のことを「相手を半殺しにしてでも子供を守りたい時の鉄砲玉」と語っています。

品川真珠(品川ピエロ)【見た目が激変した連続殺人事件の容疑者】

品川真珠は、3人の被害者が確認されている「連続バラバラ殺人事件」の容疑者である21歳の女性。逮捕時にピエロの扮装をしていたことから、世間からは「品川ピエロ」と呼ばれるようになりました。 明るい色の短髪に痩せ形の体型が中性的な彼女ですが、虫歯の影響でボロボロになった歯並びが可愛らしい顔立ちに不気味な印象を与えています。洞察力に優れた彼女は迫真の演技で周囲の人の心を掴むことを得意としており、本心がどこにあるのか分からない人物です。

宮前光一【真珠の無罪を証明する為に奮闘】

宮前光一は、品川真珠の私選弁護人。真面目で人の良い性格をしており、真珠が無罪であることを信じています。 宮前は真珠と幼い頃に面識があり、当時8歳の彼女が親からネグレクトを受けていたことを知っていました。1審の国選弁護団の1人として真珠に再会したのを運命だと感じた彼は、その後自己負担で彼女を弁護するように。 真珠に結婚を申し込んだアラタに対しては、内心疑念を抱きつつも、表面上は彼女の無罪を勝ち取る仲間として接しています。

桃山香(桃ちゃん)【児童相談所勤務のアラタの天使】

桃山香は、児童相談所に勤務しているアラタの先輩です。ぽっちゃり体型に童顔が母性を感じさせる見た目をしており、アラタいわく「理想のタイプ」だと言います。 アラタの相談相手として、聞いた内容を元に真珠の本音を見抜くなど、洞察眼に優れた人物です。しかし、内心は彼が真珠に深入りする原因を作ったことを後悔しています。

『夏目アラタの結婚』1巻ネタバレあらすじ解説(1-7話)

ある日、児童相談所職員の夏目アラタが「連続バラバラ殺人事件」の3人目の被害者の息子・卓斗に会いに行くと、彼はアラタの名前を騙って犯人の「品川ピエロ」と文通をしていたことを告白します。 亡き父親の見つかっていない遺体の一部を見つけるように頼まれたアラタは、仕方なく品川真珠(品川ピエロ)に面会に行くことに。しかし現われたのは、太ったピエロの仮装をしていた逮捕時の姿からは想像もつかないような、華奢で可愛らしい女性でした。 すぐにアラタが文通相手ではないと感付いた彼女はアラタとの面会を拒否。そこで彼は、なんとか真珠の気を惹こうと「俺と結婚しよーぜ!」と口走ってしまったのです。 彼の言動に興味を惹かれた真珠は面会を再開させますが、巧みな話術で文通相手がアラタではない事を確認し、結婚したいという真意を探ります。一方、アラタは結婚したいという態度を取りつつも、早く遺体の隠し場所を聞き出して関係を終わらせたいと思っていました。 その後、彼は真珠の私選弁護人である宮前光一と接触し、真珠との面会も回数を重ねていきます。 一度は結婚を取りやめようとしたアラタでしたが、その直後に真珠が「(遺体を埋める)夢を見たよ」と発言。そして、本当に最初の被害者の遺体が見つかったことで、彼は関係を続けることを再び決意します。 遺体が見つかった被害者の遺族から感謝されつつも、児童相談所の所長や同僚からは殺人犯との結婚を辞めるように諭されるアラタ。しかし、彼は真珠のぎこちない笑顔を愛しいと思い始めている自分に気付くのでした。

『夏目アラタの結婚』2巻ネタバレあらすじ解説(8-15話)

「連続バラバラ殺人事件」の被害者は3人とも、真珠に対して何かしらの援助をしていたことを知ったアラタは、第1被害者・周防(すおう)の妹である沙菜に会いに行きます。すると彼女は、殺された兄とアラタが似ていることについて言及。 恐怖を抱いたアラタは真珠との面会時、恋愛遍歴を知りたいという名目で被害者との関係を尋ねます。話の流れで出産の経験があるかと訊かれた真珠は、子供に対する強い憎悪を露わにしました。 一方、アラタの同僚・桃山香は真珠からの手紙を受け取っていました。彼女が宮前と共に面会におもむくと、真珠はアラタからタイプの女性だと聞いていた桃山の仕草を真似し始めたのです。 気味悪がる桃山でしたが、真珠は追い打ちをかけるように、桃山が心に秘めていた醜い感情を見抜きます。感情を揺さぶられた桃山は、真珠のことを素直で良い子だと思い込んでしまい、また面会に来ることを約束しました。 桃山と同じく、アラタにも心情の変化が訪れていました。拘置所で「死刑囚アイテムコレクター」の藤田と出会ったことがきっかけで、彼は真珠を本気で愛せる何かを見つけようと思い始めていたのです。 沙菜に選んで貰ったスポーツブラを真珠に差し入れたアラタは、2審の前に外見の印象を良くしようと提案。その後、将来の夫婦生活について口論になった2人ですが、「俺ェ、ガキなんていらねえんだけどな」と本音を漏らしたアラタを真珠は好ましく思ったようでした。 終盤では、宮前の地道な聞き込みから真珠の新情報が発見されます。実は、最初の被害者が出る1年ほど前から、真珠は何者かにストーキングされていたというのです。彼女が住んでいたアパートにいた浮浪者からも事実が確認され、真珠に無罪の可能性が浮上しました。

『夏目アラタの結婚』3巻ネタバレあらすじ解説(16-23話)

拘置所内では、真珠はアラタの周囲に現われた女性(沙菜)の影に苛立ちを募らせていました。 「“新たに”自分の無実を証明できる人物が見つかった」という伝言を託された宮前は沙菜に接触。すると、彼女は“新た”と“アラタ”を勘違いしてしまい、自分とアラタが繋がっていることを暗に白状してしまいます。 真珠の無罪を信じている宮前にとっては、隠し事をするアラタは裏切ったも同然。宮前はアラタの本心を確認するため、早く婚姻届に署名するようにと迫ります。 そして面会日、真珠に指定された白いタキシードで現われたアラタの手には、直筆で書かれた婚姻届がありました。喜んで泣き出してしまった真珠に動揺しながらも、アラタは真珠へ向ける愛情が一層強くなるのを感じていました。 しかし真珠は、「結婚したら部屋に置いてくれるだけでいい」などと、一見従順そうに見えて夫婦の責任を放棄するようなことを言います。さらに、「誰かを殺したいなら、ちゃんと手伝うし!」とも発言。不穏な空気が流れますが、無事に2人の婚姻届は受理され、「品川真珠」は「夏目真珠」となりました。 そして控訴審当日。アラタにとっては当たり前の姿でしたが、傍聴人は清楚になった「品川ピエロ」の姿に驚きます。しかも、真珠はアラタの名前を伏せつつも結婚したことを陳述。アラタが夫だと感づいた死刑囚アイテムコレクターの藤田は、「品川ピエロ」のアイテムを貰う代わりにアラタに協力することを約束します。

『夏目アラタの結婚』4巻ネタバレあらすじ解説(24-31話)

アラタを信用できなくなった宮前は、桃山に協力を願い出ていました。「真珠のストーカーは彼女の父親だったのではないか」という説を確かめるために、桃山は真珠の所へ面会に行くことに。 すると、真珠は一瞬の無表情の後に、父親を庇っていたことや、実の娘に身体の関係を迫る父親に対して殺意が湧いていたことを話しました。 後日、アラタは真珠から母親が嫌いだったことを聞き出します。そして、母と一緒に歌っていたという思い出の「赤とんぼ」を歌い出した途端、彼女はトラウマがあったのか嘔吐してしまったのです。 その後、アラタの自宅には真珠からの離婚届が届いていましたが、アラタはそれを破り捨てました。彼は既に、真珠に心を掴まれてしまっていたのです。 時を同じくして、週刊誌が「品川ピエロ」の結婚相手はアラタだと言うことを暴き立てていました。情報をリークした犯人は分からないまま、第2回公判が始まります。 証言台には、真珠と関係を持っていた被害者とストーカーらしき人物の口論を聞いたというホームレスの稲葉が現われました。「俺の真珠を出せ」「年の差を考えろ」などと言い合っていたと証言した稲葉でしたが、それだけでは確たる証拠にはなりません。 しかし、黙秘を貫いていた真珠がここで証言を始めます。3人目の被害者の死因である毒は、真珠が父親を殺すために病院から盗んだものであることがここで明らかに。しかし、その毒を自殺に使おうと考え始めていたとも発言し、「私ィ、死刑で良いです」と言って、アラタ含め傍聴人の心を掴みます。 耐えきれずにアラタが咳払いすると、嘔吐してから初めて真珠がアラタに笑顔を見せました。そして20分の休憩時間中、アラタは彼女が庇っているのは父親ではなく母親なのではないかということに気がついたのでした。

真犯人は誰なのか!?『夏目アラタの結婚』の続きが気になる!

死刑囚との獄中結婚という衝撃的な題材が描かれる『夏目アラタの結婚』。品川真珠の巧みな人心掌握術や、彼女に振り回される人間模様などは、ストーリー全体に緊張感を与えています。 2020年10月現在、『夏目アラタの結婚』は『小学館ビッグコミックスペリオール』にて連載中です!鳥肌が立つこと間違いなしのサスペンスをぜひ読んでみてくださいね。