ドラマ『アバランチ』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末で明かされる犯人とは?
2021年10月から、フジテレビ系月曜22時に新たなドラマ枠がスタートすることになりました。火曜21時のドラマ枠が廃止され、この時間帯に移動になるとのことです。 その記念すべき第1作目となるのが、綾野剛が主演を務める『アバランチ』!この作品について、全話あらすじをネタバレありで紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
ドラマ『アバランチ』のあらすじ
政治家、官僚、大企業など、富と権力を持つ「強者」だけではなく、一般市民においてもモラルの崩壊が叫ばれる令和の日本。 そんななか、常識はずれの集団「アバランチ」の過激かつ痛快な活躍を描くという本作。現代の日本に暮らす人々の正義感に訴えかける、劇場型ピカレスク・エンターテインメントです。 「ピカレスク」とは「悪者」という意味で、社会的には悪者とされる主人公を描いた小説(ピカレスク小説、ピカレスクロマン)が、16世紀から17世紀のスペインを中心に流行しました。 『アバランチ』の主人公や彼が所属する集団も、「悪者」ということなのでしょうか。
第1話(ep1)ネタバレあらすじ
「アバランチ」始動!謎の集団の目的とは?
捜査一課から左遷され、地下室にある「特別犯罪対策企画室」に異動させられた西城英輔(福士蒼汰)。彼は配属早々、室長・山守美智代(木村佳乃)から、何の説明もなしに車でとある場所まで送っていけと言いつけられました。 目的地にたどり着いた後、車の中で待機しているよう言われた西城でしたが、好奇心に負けて建物の中に入ってしまいます。 そこで出会ったのは、なぜか西城の素性を知り尽くしている羽生誠一(綾野剛)。そして羽生が入っていった一室には、山守のほか、牧原大志(千葉雄大)、明石リナ(高橋メアリージュン)、打本鉄治(田中要次)というメンバーが揃っていました。
ネタバレ
彼ら5人は、突如姿を消した大規模都市開発プロジェクトのリーダー・風間道明の行方を探っています。風間の失踪直後、経済界の大物である六車泰次郎がその後釜にすわったことから、彼らはどうも六車が怪しいと考えていました。 独自に調査を進めるうち、やはり風間の誘拐には六車がかかわっていることが発覚。盗み聞きをしていた西城は、警察でもない人間が捜査をするのは違法だと羽生たちを責めますが、羽生はそんな彼に対し、警察はこの事件について調べる気がないと答えます。 多大な権力を持っている六車は、自分にとって不都合なことをいろいろともみ消してきたのです。 羽生たちは、風間誘拐の実行犯である六車和也――つまり六車の息子を捕まえ、風間の居所を吐かせました。そして風間を救出した後、巧妙な手口でおびき寄せた六車に対し、彼の裏社会とのつながりや誘拐事件への関与をしめす証拠を突きつけます。 すると六車は、あろうことかすべてを和也のせいにして、あんな息子はいらないとまで言うのです。 しかしその様子はすべてカメラで撮影され、全世界にリアルタイム配信されていました。こうしてすべてが明らかになり、六車親子は逮捕。この事件をきっかけに、山守率いる謎の集団「アバランチ」は世間から大きな注目を集めることになります。 そして西城も、チームの一員にくわわることに……?
第2話(ep2)ネタバレあらすじ
とある女性の不審死の真実を暴け!牧原の過去が明らかに
山守(木村佳乃)がアバランチメンバーに与えた新たな任務は、夏川洋子(中島亜梨沙)という女性についての調査。彼女は開発途上国を支援する独立行政法人・IMAAで働いていたのですが、半年前にビルから転落して亡くなってしまいます。 山守は、警察が自殺とした彼女の死について、外務副大臣・黒田正治が何かかかわっているのではないかと疑っていました。 羽生(綾野剛)、西城(福士蒼汰)、リナ(高橋メアリージュン)の3人は、調査を進めるうち、夏川が死の直前まで連絡をとっていたジャーナリスト・永井慎吾の存在にたどりつきます。彼らはすぐさま永井の自宅に向かいますが、そこで宅配業者を装った怪しい人間と遭遇。一戦を交え、誘拐されかけていた永井の恋人を救出することに成功しました。 そんな中、牧原(千葉雄大)は周辺の監視カメラの映像から、何者かに無理やり車に乗せられてどこかへ連れていかれる夏川の姿を発見。しかし車は盗難車だったため、持ち主にたどり着くことはできません。山守はそれだけでも大きな進展だと言いますが、牧原は珍しく焦りを見せて声を荒げます。 実は夏川は、牧原の8歳上の姉でした。彼は大好きだった姉の死の真相を暴こうと必死だったのです。 その後、羽生のとあるアイデアが功を奏し、永井から連絡が入ってきます。
ネタバレ
彼によれば、夏川はIMAAの理事長が30億もの大金を黒田に流していた事実に気付いてしまったとのこと。彼女はすべてを公表すると黒田に伝えたせいで、口封じのために殺されてしまったのです。 すべてを知った羽生たちは、不正の証拠を抹消しようとした小森を拉致。あらゆる証拠を突きつけ事実を認めさせようとしますが、それでも小森はしらを切り続けます。 しかし、羽生が時限爆弾を仕掛け部屋を後にすると、不正や夏川殺害の事実、そしてそのすべてを黒田に命令されたと吐きました。 小森の動画は全世界に生配信され、黒田はすべてを失うことに。悲願を成し遂げた牧原は、いっとき涙を流すと満足げな笑顔を見せるのでした。
第3話(ep3)ネタバレあらすじ
高級会員制サロンの闇……リナが抱える消えない傷とは
アバランチの次なるターゲットは、数多くのVIPが通う会員制サロン・悠源館のオーナーである黄月蘭子(国生さゆり)。蘭子はサロンで得た情報を巧みに利用し、総理大臣・郷原(利重剛)をも味方につけているという重要人物でした。 山守(木村佳乃)は、蘭子が隠し持っている「Kファイル」――トップシークレットの情報が詰まった書類を手に入れることで、すべての黒幕である大山(渡部篤郎)の尻尾をつかもうと考えたのです。 悠源館ではここ数年、ホステスが立て続けに不審死するという事件が発生していました。しかし情報を得ようとしても、セキュリティが桁違いに厳しすぎるせいで、牧原(千葉雄大)ですら手出しができません。 そこで、リナ(高橋メアリージュン)がホステスとしてサロン内に潜入するという作戦をとることになります。
ネタバレ
メンバーから指示を受けた西城(福士蒼汰)は、とあるホテルの映像を入手することに。そこには、大物議員・田淵がホステスを部屋に連れ込み、しばらくしてから1人で部屋を出ていくようすが映っていました。 さらにその後、部屋には蘭子たちが入っていき、“何か”が入ったスーツケースを運び出していきます。 映像は、田淵と悠源館がホステスたちの死にかかわっているという事実をはっきりしめしていました。それを目の当たりにしたリナは、怒りで肩をふるわせます。実はリナには、かつて悠源館で働いていた親友がいて、彼女は薬漬けにされた末に自殺してしまっていたのでした。 その後、面接に受かりホステスとして働きはじめたリナは早速、田淵から気に入られてホテルの部屋に呼ばれます。そして怪しげな薬を渡され、言われるがままに一気飲み。死んだフリをして油断させた後、すぐに目を覚まして田淵をボコボコにします。 その間、彼女の脳裏には、大好きだった親友が変わり果てていく地獄のような記憶がよぎっていくのでした。 一方、アバランチの正体を探る大山は、彼らが使用している車両の特定に成功。さらに、警察内部に首謀者がいるかもしれないという結論にまでたどり着いていて……。
第4話(ep4)ネタバレあらすじ
止まらぬアバランチの勢い!医療界の闇を暴き出せ
羽生(綾野剛)は、ジャーナリストと偽って黄月(国生さゆり)に接触すると、リナが手に入れた動画をちらつかせ「Kファイル」を渡すよう交渉します。 これまで築き上げてきた地位を失うことを恐れ、かといってファイルを渡すということもできない黄月。彼女は大山(渡部篤郎)に助けを求めますが、まったく相手にしてもらえません。 後がなくなった彼女は、思い出の詰まった悠源館で自殺を遂げます。彼女の死がきっかけで田淵たちは逮捕され、彼らの悪業が世に知れ渡ることとなりました。 アバランチのアジトでのミーティングの際、山守(木村佳乃)は大山がチームをつぶしにかかっていることを告げ、メンバーに対し降りたければ降りるよう言います。しかし彼らは誰一人として、抜けたいなどとは考えていませんでした。 今回のターゲットとなるのは、関東医師連合の会長である神崎龍臣(中丸新将)。医療界のみならず政界にも大きな影響力を持っていて、大山ともつながりがある人物です。
ネタバレ
神崎の病院に偵察に行くことになった打本(田中要次)とリナ(高橋メアリージュン)。彼らはそこで、ある女性が医師に詰め寄っているところを目撃します。 彼女の父親は、クモ膜下出血で救急搬送されたにもかかわらず、あとからやってきた軽傷の患者より後回しにされたため、命を落としてしまっていたのでした。 調査の結果、実際に医師の谷村が、医療機器メーカーの社長である沢村という人物を優先したということが発覚。羽生は早速彼に接触し、格闘のすえに拘束すると、動画配信を始めます。 谷村が白状したことに怒り狂った神崎はすぐに病院へ戻り、猿轡をされ話せない状態の彼を非難。無用心にも、「沢村くんの会社からいくらもらってるかわかってるのか」などと口走り、大山の名前まで出します。 もちろんそのようすはリアルタイム配信されていたため、神崎はあっけなく自滅してしまったのでした。 今回も無事任務を達成したアバランチ。しかしそんな中、大山の手下である桐島(山中崇)が、とうとうリナの正体にたどりついてしまって……。
第5話(ep0)ネタバレあらすじ
アバランチ発足の理由とは?今明かされる羽生の過去
時はさかのぼって3年前。日本で開かれる国際会議を間近に控えたある日、テロリスト集団「バモス」から爆破予告が送られてきました。公安部の警備局長だった大山(渡部篤郎)がすぐさまテロリストのアジトを見つけだしますが、情報提供者が身柄を拘束されてしまいます。 その後、当時公安部に所属していた羽生(綾野剛)と、彼の上司で山守(木村佳乃)の婚約者でもある藤田(駿河太郎)たちは、情報提供者を救うため現場へ向かうことに。 仲間が危険な状態にさらされているのを見た羽生は、応援が来るのを待てず突入してしまいます。しかしそこには、とんでもない罠が仕掛けられていたのです……。 現場で発生した爆破に巻き込まれたものの、運よく一命を取り留めた羽生。しかし彼を待ち受けていたのは、自分以外の仲間たちは、藤田も含めて全員死亡したという受け入れがたい現実でした。 絶望した羽生は、警察官を辞めとある町工場で働きはじめます。
ネタバレ
工場は経営難に陥っていて、社長が長谷川という男に裏金を渡して仕事を回してもらうことでなんとか続いているという状況でした。 そのことに対し、社長の娘であるあかり(北香那)が納得いかないと怒っていても、羽生はなんとも思いません。彼はあまりにショックな出来事のせいで、正しさというものを信じられなくなっていたのです。 一方、山守は藤田たちの死の裏に大山の影があることに気付き、羽生にも力を貸してほしいと頼みに来ます。しかし無力感に苛まれている羽生は、彼女のお願いを断ってしまいました。 そんなある日、例の長谷川が突然発注を打ち切ると言ってきます。それを聞いたあかりは、裏金の証拠を手にたったひとりで長谷川のところへ向かい、今まで払った金を返すよう抗議。長谷川は証拠を奪うと、あかりに殴る蹴るの暴行をくわえ立ち去ってしまいました。 ボロボロになって帰ってきたあかり。しかし彼女は、長谷川とのやり取りを動画に記録しており、わたしは諦めないと言います。そんなあかりの強さを見た羽生は心を動かされ、正義の力を再び信じることを決意しました。 これが、アバランチの始まりだったのです。 そして現在。アバランチを潰すため本格的に動き出した大山によって、羽生に全国指名手配が出されて……。
第6話(ep5)ネタバレあらすじ
いよいよ第2部始動!アバランチは正義を守れるのか
テロリストとして指名手配され、全国民に顔が知れ渡ってしまった羽生(綾野剛)。さらにこの指名手配がきっかけで、これまでアバランチに対して好意的だった人々も、突然手のひら返しをし始めます。果たして、羽生の身に一体何が起きたというのでしょうか? 時はさかのぼり、指名手配の2週間前。アバランチは次のターゲットとして、元公安部長の戸倉和彦(手塚とおる)を追っていました。 羽生と打本(田中要次)は戸倉を尾行するうち、彼が何者かと密会し、怪しげな会話をしているところを目撃します。羽生はその相手の顔を見て、なぜか動揺したようすです。
ネタバレ
実は戸倉が会っていたのは、西城(福士蒼汰)の父親である刑事部長・西城尚也(飯田基祐)でした。自分の父親が戸倉と関係があると知り、ショックを隠せない西城。 その後、彼が父親のもとを訪れ、パソコンをハッキングするための罠をしかけると、戸倉たちがアルベルト・ガルシア(フェルナンデス直行)という人物を探していることが発覚します。 ガルシアは羽生の元情報提供者であり、3年前の事件で5人の仲間を死なせた裏切り者でもありました。 羽生が驚きを隠せない中、さらに衝撃の出来事が。なんとガルシア本人が、アバランチのSNSアカウントにメッセージを送ってきたのです。羽生がメッセージに記載されていた番号に電話をかけると、ガルシアは過去のことを謝罪し自分も戸倉に騙されたのだと訴えました。 もちろん羽生はガルシアのことを許すはずもなく、激しい怒りをぶつけます。しかしそのとき突然、電話の向こうでガルシアは何者かに連れ去られてしまいました。 アバランチのメンバーはガルシアを助け出すため全力を尽くすものの、努力もむなしく、彼は遺体となって発見されます。西城は一連の出来事に父親がかかわっていたことで思い悩みますが、羽生の力強く優しい言葉に救われるのでした。 そして羽生は、ガルシアの件で戸倉と直接会って話をすることに。山守(木村佳乃)はそんな彼を心配して、必ず帰ってくるよう約束させます。
第7話(ep6)ネタバレあらすじ
いよいよ全面戦争?!追い詰められたアバランチの作戦とは
かつての上司・戸倉(手塚とおる)と素顔のまま向き合うことにした羽生(綾野剛)。 彼は3年前の偽装テロ、そして大山(渡部篤郎)の企んでいることについて話すよう求めますが、そこで相手から銃を向けられてしまいます。しかしそのとき、戸倉はガルシア(フェルナンデス直行)を殺した極東リサーチによって狙撃され、あっけなく命を落としてしまいました。 マスコミは、現場の遺留品から警察はアバランチが戸倉を殺したのではないかと考えていると発表。さらにアバランチのSNSアカウントは何者かに乗っ取られ、テロ予告動画を投稿されてしまいます。
ネタバレ
大山の目的は、日本版CIAの設立。自分の野望を果たすため手段を選ばない大山によって、アバランチはテロリストに仕立てあげられてしまったのです。 アバランチメンバーは、予告動画にしるされた「1129」という言葉や、西城(福士蒼汰)が手に入れた情報をもとに、偽アバランチが総理暗殺を企んでいると推測します。そしてテロリストの汚名を返上するため、テロをなんとしても阻止することに。 11月29日当日、総理を守るために拉致した羽生とリナ(高橋メアリージュン)。羽生は追手が誰ひとり来ないことに違和感を抱きますが、もうすでにすべてが手遅れでした。隙を狙って牧原(千葉雄大)が誘拐され、おまけに山守も大山にどこかへ連れていかれてしまいます。 アバランチはまんまと罠にはめられてしまったのです。 そしてアバランチのアカウントには、14時に「花火を打ち上げる」という新たな投稿が。花火――つまり爆発物を処理するため、アバランチのメンバーは危険をかえりみず現場に向かうことにするのですが……。
第8話(ep7)ネタバレあらすじ
絶体絶命の大ピンチ……アバランチの命運はいかに
イベント会場の爆破をほのめかす予告動画がアップされたことに対し、罠なのではないかと疑うリナ(高橋メアリージュン)。 しかし、羽生(綾野剛)は人々の命を守るため、罠だとわかっていても行かなければならないという姿勢を崩しません。こうして彼らは、爆弾が仕掛けられたであろう会場に向かうことに。 一方、イベント会場のほど近くにある店でお茶をする大山(渡部篤郎)と山守(木村佳乃)。 大山はアバランチの顔ぶれを完璧に把握していると言い、彼らの身柄を引き渡すことを条件に「すべてなかったこと」にしないかと提案します。そうすればメンバーは無傷で返し、偽アバランチによる爆破テロもやめさせるというのです。 自分たちの正義を守るため、山守は彼の提案をきっぱりと断りました。すると彼女の目の前に、とある動画が突きつけられます。
ネタバレ
その映像には、拘束され爆弾を取り付けられた牧原(千葉雄大)の姿が。山守は動揺しつつも、メンバーに対し下手に動かないよう指示を出します。 しかしそんな彼女に、大山はもう1度メンバーを引き渡すよう繰り返すのでした。2人のやり取りをそれとなく察した羽生は、話をするためと言って自分1人が大山のもとへ行くと提案します。 その後、2人のもとへやってきた羽生は、大山に「いつか正当な罪を償わせてやる」と宣言。大山はそれを虚勢だと笑いつつも、彼の気骨を見込んで自分の仲間にならないかと提案し、さらにアバランチ全員をメンバーに引き入れてもいいとまで言い始めました。 当然、大山の提案には誰ひとりとして乗ろうとしません。あらかじめ用意していた映像を会場に流すことで民間人を避難させ、急いで牧原を助けに行くことにします。 ようやく牧原のもとへたどりついた面々。しかし、牧原から取り外した爆弾は、残り少ない時間で解除できるような代物ではありませんでした。そこで打本は、周りが止めるのにもかまわず爆弾を抱えて屋上へ走っていきます。 爆弾は予告通り爆発。打本ひとりが犠牲となり、そのほかにはけが人は出ませんでした。 打本の死に打ちひしがれるアバランチの耳に、内閣情報調査室の桐島(山中宗)の声が届きます。彼はこれまで大山の部下として振舞っていましたが、実はアバランチの7人目のメンバーだったのです。 桐島の手引きによって逃走に成功したアバランチメンバー。しかし、山守と西城(福士蒼汰)以外の全員は追われる身となってしまい、特に羽生は全国指名手配犯となってしまいました。 後日。飼い殺し状態の山守と西城のもとに、突然大山がやってきます。話があると連れていかれた山守は、そこで死んだはずの藤田(駿河太郎)と再会を果たして……。
第9話(ep8)ネタバレあらすじ
藤田は実は生きていた?!山守、羽生、西城それぞれの覚悟
藤田(駿河太郎)が生きていることを知り、驚きが隠せない山守(木村佳乃)。実は彼は大山(渡部篤郎)側の人間で、これまでずっとアバランチの監視をしていたのでした。 彼は山守に対し、アバランチを解散して自分たちのもとに来るよう誘いますが、彼女は返事をしないまま部屋を後にします。 そんな中、アバランチの心強い後ろ盾だった元内閣官房長官・大道寺(品川徹)が逮捕されてしまいました。山守はそれを受け、桐島と西城(福士蒼汰)にアバランチと縁を切るよう命じます。彼女は藤田が生きていると知ってなお、たったひとりで大山と立ち向かうことを決意していたのでした。
ネタバレ
一方、潜伏生活を送っているリナ(高橋メアリージュン)と牧原(千葉雄大)に会いに行った羽生。彼は3人で束の間の楽しい時間を過ごすうち、もう2度と仲間を失いたくないと強く思うようになります。そしてアバランチを解散すると告げると、2人のもとを去っていってしまいました。 アバランチとはもう関わるなと言われた西城でしたが、メンバーの無実を晴らし大山に罪を償わせるため、自分にできることを始めます。 彼は『毎朝ジャーナル』の記者・遠山亮(田島亮)に接触すると、アバランチについてのすべてを明かし、極東リサーチについての情報も集め始めたのです。さらに、大山の計画にかかわっている自身の父親のことを告発する気でいました。 藤田と会うことになった山守は、何かがあったときの保険として桐島に待ち合わせ時間と場所を伝えておきます。しかし決められた場所に行っても、藤田の姿はありませんでした。彼はその頃、自身にメッセージを送ってきた羽生に会いに行っていたのです。 藤田に対し、自分は絶対に大山側につかないと宣言する羽生。すると藤田は、「3年前、俺も含めて全員が死んでいれば、敵にならずに済んだのにな」とこぼし、羽生を拳銃で撃ちぬいて……?!
最終回(ep9)ネタバレあらすじ
ついに最終回!アバランチが最後に起こした雪崩
実は大山(渡部篤郎)側の人間だった藤田(駿河太郎)。3年前の偽装テロも、大山に命じられた彼が実行したことでした。羽生(綾野剛)は藤田に銃で肩を撃たれてなお、目を覚ますよう訴えかけますが、藤田は彼の前から去ってしまいます。 一方、西城(福士蒼汰)は父の尚也と会うことに。彼は週刊誌の記者である遠山の力を借り、県警の不正の証拠を集めていました。そして自身がアバランチメンバーであることを告白し、すべてを闇に葬るのは許さないと脅しをかけます。
ネタバレ
リナ(高橋メアリージュン)と牧原(千葉雄大)に助けられた羽生は、セーフハウスで傷を手当てしてもらっていました。その後、山守(木村佳乃)と西城も合流。そこで山守はなんとメンバーに対し、出頭するよう頼んできます。 山守の頼みを拒否したメンバーたちは、いつの間にかやってきていた極東リサーチと一戦交え、なんとか逃げることに成功。そして羽生はある目的のために、会見を開いている総理のところへ向かうことに。 その後、総理に接触した羽生は、極東リサーチの狙撃手によって重傷を負わされてしまいます。こうして羽生、リナ、牧原は逮捕され、アバランチは大山に敗北したかに思われました。 しかし、すべては彼らの作戦通りでした。 尚也がこれまでの不正を暴露し、アバランチについての真実を書いた記事が公開され、打本(田中要次)が爆弾から人々を守る姿をおさめた動画が拡散されたことで、アバランチに対する世間の目が変わっていきます。 さらに、羽生からすべてを聞かされていた総理が、大山を更迭するという判断を下しました。実は羽生が総理に接触したのは、証拠となる動画を手渡すためだったのです。 総理も国民も動かなかったとすれば、この作戦は成立しません。しかしアバランチは正義の力を信じることで、見事、巨大な悪に対する勝利をおさめました。 数週間後。入院していた羽生はどこかに姿をくらましてしまいます。西城は警察のなかで正義を守り続けることを決め、一方で山守は内調を辞めることに。こうして、アバランチの戦いは終わりを迎えました。
『アバランチ』の登場人物/キャスト
羽生誠一役/綾野剛
本作の主人公・羽生誠一を演じるのは、綾野剛です。羽生については、どんな経歴や特徴を持った人物なのか、なぜアウトロー集団「アバランチ」に所属しているのか、一切が不明。これから情報が明らかになっていくことを楽しみにしましょう。 主演の綾野剛は、ドラマや映画を中心に多くの作品に活躍しています。 2010年のドラマ『Mother』で注目を集めた彼は、その後2012年の朝ドラ『カーネーション』や「最高の離婚」シリーズ、「コウノドリ」シリーズ、『MIU404』(2020年)、『恋はDeepに』(2021年)など、出演作が途絶えない人気俳優となりました。 映画では『64−ロクヨン−』や『日本で一番悪い奴ら』(ともに2016年)、『ホムンクルス』(2021年)など、幅広い作品に出演しています。
山守美智代役/木村佳乃
追加キャストとして実力派俳優たちが続々参戦!木村佳乃演じる山守美智代は、警視庁特別犯罪対策企画室の室長という立派な肩書きを持ちます。実際には名ばかりの窓際部署の管理職で、出世コースから外れた元エリートの役どころです。
西城英輔役/福士蒼汰
木村佳乃扮する山本の部下として、新しく配属される西城英輔役には福士蒼汰。西城の父親は警察幹部で、自身も将来を嘱望されています。 しかし彼も過去の“ある行動”から、山本と同じく窓際部署に左遷されてきたようです。
牧原大志役/千葉雄大
アバランチのメンバーでありハッカーとして活躍する牧原大志を演じるのは千葉雄大。普段は優秀なトレーダーとして巨額の利益を得ているようです。
明石リナ役/高橋メアリージュン
『緊急取調室』(2021年)をはじめ、話題のドラマへの出演が続く高橋メアリージュン。抜群の身体能力を誇り、格闘術も得意な元自衛官・明石リナ役で出演します。
打本鉄治役/田中要次
名バイプレイヤーの田中要次が演じるのは、元所轄刑事の打本鉄治。打本は現在、区役所に設置された「おもちゃの病院」で活躍中です。手先の器用さを活かして、子ども向け玩具の修理をしています。 今回発表されたのは4人の表の顔であり、裏の顔も秘めているとのこと。「アバランチ」との関係に関しては、続報で明らかになっていくそうです。
『アバランチ』の監督は藤井道人
『アバランチ』にチーフ監督として参加するのは、2019年に日本アカデミー賞で3部門を制した映画『新聞記者』や『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020年)、そして綾野剛が主演を務めた『ヤクザと家族 The Family』(2021年)などを手掛けた注目の映画監督・藤井道人。 「ヤクザと家族」以来、綾野との再タッグとなる本作では、どんな化学反応を見せてくれるのでしょうか。
『アバランチ』の原作は存在する?
新ドラマ『アバランチ』は原作のないオリジナル脚本で、すべてが謎に包まれています。現時点では脚本家も明かされておらず、どのような作品になるのか予想がつかない状態。 オリジナル脚本ですので、放送が開始されても先が読めない展開がつづくと思われます。その点についても期待が高まりますね。
ドラマ『アバランチ』最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで!
フジテレビ系の新たなドラマ枠となる月10。その1作目である『アバランチ』に注目が集まっています。視聴者がリアルタイムの目撃者となる新時代の衝撃作は、2021年10月から放送されました!衝撃作をぜひチェックしてくださいね。