アニメ『ケンガンアシュラ』の動画を無料で配信中のサブスクはここ！『バキ』匹敵の劇的バトルを見逃すな

アニメ『ケンガンアシュラ 』は同名の原作漫画を元に、2019年に公開された格闘アニメ。企業同士が利権をかけて、雇った闘技者をガチンコで戦わせるという異色なストーリーと、アクションの丁寧なアニメーションで話題になりました。

巨額の利益が賭けられて勝敗によりビジネスが決まる「拳願仕合」と呼ばれる、企業同士による代理戦争の世界からこの物語は始まります。 ある日サラリーマンの山下一夫は路地裏で起こった死闘を目撃。そこで巨漢をいともたやすく倒す謎の男、十鬼蛇王馬と出会います。そして彼との出会いを期に山下は「拳願仕合」の世界に巻き込まれていくのです。 金や命、家族など様々なしがらみを乗り越えていきながら勝利を積み重ねていく2人。そんな彼らは強い絆と友情で結ばれていきます。ある時2人は日本1の企業と闘技者を決める「拳願絶命トーナメント」に参加することになり……。 かけ金に1000億円が賭けられたり王馬の因縁の相手が現れたりと、熱い展開が繰り広げられる1話1バトルのアクションストーリーです。

山下一夫は乃木グループ傘下の乃木出版に勤務する中年のサラリーマンです。さえない人生を過ごしていましたが、ある日十鬼蛇王馬と出会い「拳願仕合」の世界に巻き込まれていきます。 山下一夫役のチョーは俳協所属の俳優、声優です。代表作に『いないいないばあっ!』(1996年)のワンワン、『ONE PIECE』(1999年)のブルックなどがあります。個性的な声が特徴でとても愛嬌のあるキャラクターを演じています。

十鬼蛇王馬は乃木グループの闘技者で、自身が最強であることを証明するために闘う男。路地裏での戦闘の際に山下と出会い、それから共に行動します。クールな表情とは裏腹に筋肉隆々で逞しい体です。 鈴木達央はアイムエンタープライズ所属の声優で、アニメ『DEAR BOYS』(2003年)の石井努役でデビューしました。主な出演作に『七つの大罪』(2014年)のバン役、『東京リベンジャーズ』(2021年)の龍宮寺堅役があります。

秋山楓は乃木グループの秘書で、メガネをかけたクールな佇まいのキャリアウーマン。「拳願仕合」のマネジメントも担当しており、山下たち乃木グループの闘技者を陰ながらサポートをしています。 秋山楓役の内山夕実は大沢事務所所属の声優で、主な出演作に『魔法科高校の劣等生』(2014年)の千葉エリカ役、『はたらく細胞BLACK』(2021年)の白血球1212などがあります。親しみのあるツンデレボイスが特徴的です。

『ケンガンアシュラ』はバトルアクションのアニメだけあって、非常に個性的で人間離れしたキャラクターが登場します。 獣のような速さと凄まじい威力のパンチを何度も繰り出す十鬼蛇王馬はもちろん、鉄壁のような胸板を持って敵の攻撃を正面から食らっていく関林ジュンなど、人間離れした身体と精神力を持つキャラクターが本作の魅力の1つです。 人間離れしたキャラクターたちが、実写では表現することが難しいアクションを繰り広げていく光景が見ものです。

本作の格闘シーンはCGを使用しています。そのため従来のアニメでは難しい描写を細かく描いており、アニメよりもフレーム数が多く1つ1つの動きを途切れなく見ることができて新鮮です。まるでリアルタイムで試合を観戦しているような迫力があります。 演出では試合で相手にパンチが決まったときに空気が煙のようにキャラクターを纏う描写があり、そのパンチの力強さや速さなどがとても分かりやすく、見ていて楽しめる描写になっています。

山下一夫と十鬼蛇王馬が出会うきっかけとなる冒頭のアクションシーン。王馬よりも大きく筋肉質の男が彼の前に立ちはだかると、大男が強力なパンチを振りかざします。 王馬はすらりと拳を交わして片手で大男の腕を鷲掴みにすると、そのまま王馬は片手でつかんだ男の腕の関節を全て外すという荒技をみせるのです。 このシーンで驚かされるのは王馬が筋肉質の腕の関節を外すという意表をつく戦闘を繰り出すことと、ぬるっと動くモーションです。素早い動きに無駄がありません。

5話では予選として100人の闘技者によるバトルロイヤルが始まります。残れるのはわずか5名という中で、王馬たちは次々と敵をなぎ倒していくその光景は爽快でコミカルです。 あちらこちらで戦闘を繰り返していてその乱戦っぷりが面白く、また複数で向かってくる敵を王馬がさらっと倒していくのに快感を覚えてしまいます。 わずか5名しか残らないという凄まじい倍率で、いったい誰が生き残るのかというのも注目したいポイントです。

最後におすすめするのは、十鬼蛇王馬と「黒呪の亡霊」と呼ばれるペナソニックの闘技者、因幡良の戦闘シーン。試合が開始するや両者は物凄いスピードで攻撃し合います。中盤で因幡の動きが人智を超えたような速さになり、王馬だけでなく見ているこちらまでその動きに惑わされてしまいます。 王馬も負けずに因幡の動きを凌駕するフットワークで、高速パンチを相手に食らわせていくのです。モーションにブラーがかかったようなアクションで、その異次元っぷりが驚きです。

アニメ『ケンガンアシュラ』はパート1が12話、パート2が12話の全24話で構成されています。残念ながらアニメは原作の途中で終わってしまい、絶命トーナメント2回戦第2仕合の十鬼蛇王馬と禁忌の末裔、呉雷庵との闘いで幕を閉じます。 アニメの終わり方から続編を期待する声も多いものの、2021年現在では3期の予定はありません。しかし原作はその後のエピソードや外伝的なエピソードもあるので、アニメのその後が気になる方はぜひ原作をチェックしてみることをおすすめします。

原作版『ケンガンアシュラ』は2012年4月18日から『裏サンデー』(小学館)で連載をスタート。現在はいくつかの漫画サイトやアプリで読める中で、1番のオススメはコミックシーモアです。 コミックシーモアでは初回登録者限定で1冊目の漫画が半額になるクーポンを配布しています。無料立ち読みも可能なので、アニメと合わせて原作を楽しみたいという人は要チェックです。