2020年3月23日更新

範馬刃牙は地下闘技場最強の高校生!地上最強生物との親子喧嘩とは?【刃牙(バキ)シリーズ】

このページにはプロモーションが含まれています

AD

「刃牙(バキ)」シリーズの主人公!範馬刃牙を徹底解説【ネタバレ注意】

範馬刃牙(はんまばき)は、「刃牙(ばき)」シリーズにおける主人公。普段は平凡な高校生ですが、実は地下闘技場でチャンピオンに君臨している格闘家です。 世界中から強者が集まる地下闘技場において、長らくトップの座を守り続けています。高校生ながら極限まで鍛え上げられた肉体を持っており、格闘センスも抜群。格闘スタイルは特定の型や構えを持たない自己流で、武の達人の技を吸収しては進化させ、自らのものとしています。 刃牙は幼い頃から格闘家としての英才教育を施され、あらゆる武術を体得してきました。そして数々の強敵たちと出会い、拳を交えながら、人間としても成長しています。格闘技一辺倒のイメージですが、語学が得意で、英語ならば常用できるレベル。 一人暮らしや修行での野営の経験などから、料理も上手いとのこと。平凡な面と非凡な面を持ち合わせている点こそが、刃牙というキャラの持ち味です。 ※本記事では「刃牙」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

刃牙は意外と天然?高すぎる身体能力に逆に悩まされる

非凡な一面を持つ刃牙ですが、作中では数少ない良識人の1人。というのも、後述する彼の父親があまりにも“尖りすぎている”ため、結果として常識を持った人間として育っています。 その他、本作の登場人物のほとんどは非常識がすぎるため、やはり相対的に常識のある人物なのです。そんな刃牙ですが、実は中学時代はかなりのやんちゃでした。 かつての影響もあるのか、刃牙は高校生となった今でも街の不良に喧嘩をふっかけられます。しかし、結果は常に、当然のごとく彼の圧勝。そのせいで、彼の家の壁や屋根は、やられた不良たちが負け惜しみで書いたスプレーの落書きでいっぱいです。 また、刃牙は日常生活で意図せず力を発揮してしまうなど、自分の力を加減することが苦手です。体育の体力測定では、加減が苦手なせいでかなりの苦戦を強いられ、測定不能の珍記録を連発。この結果を受け、「自分は体力がないのか」と思わず悩んでしまうこともありました。

AD

父は世界最強の生物・範馬勇次郎!オーガと呼ばれる圧倒的な存在

刃牙には、範馬勇次郎(はんまゆうじろう)という父親がいます。人間離れした身体能力と戦闘力を持ち、その力は超大国の軍事力並。彼を止められる者はこの世界には存在しないという、なんとも規格外の存在です。通称は「地上最強の生物」や「オーガ」など。 勇次郎は刃牙にとって、唯一の乗り越えるべき存在。彼が強くなることへの理由はただ1つ、全ては父親を倒すためなのです。 刃牙は、父親を倒せれば地上最強となるのですが、彼自身はこの肩書に特段興味を示していません。「仮にあなたがこの世で1番弱い生き物だったとするなら、俺は2番目に弱い生き物でいい」という彼の言葉があります。このセリフからも分かる通り、あくまでも彼は、父親を超えられさえすればよいのです。 また、刃牙は、勇次郎は倒すべき相手であると同時にその強さを誇りに思っています。彼の強さに対する純粋な想いに対しては、高く評価しているのです。

中学時代、勇次郎に挑むも一蹴!母・矢沢江珠が犠牲に

刃牙が勇次郎を倒そうと思うようになったのは、13歳のときのこと。このときの出来事が転換点となり、刃牙と勇次郎の関係を主軸としたストーリーが始まります。 刃牙には、朱沢江珠(あけざわえみ)という母親がいました。彼女は我が子を勇次郎の気を引くための“道具”として扱い、幼い頃から彼に過酷なトレーニングを課します。一方、彼は母親に認められたい一心で、必死に耐え抜いてきました。 勇次郎に匹敵するライバルとなるべく育てられてきた刃牙。彼は中学生となり、初めて父親に挑みますが、むなしく一蹴されます。勇次郎は彼にとどめを刺そうとしますが、これを阻む者がいました。それこそが、最後の最後で息子への愛に気付き、彼を守ろうとした母親だったのです。 勇次郎は江珠を抱きしめ、全身を砕いて殺害。刃牙は最後に自分に愛情を向けてくれた母を想い、父親への復讐を誓います。彼と勇次郎の因縁は、ここから始まったのです。

AD

史上最強の親子喧嘩が幕を開ける!越えるべき父親・勇次郎と再戦

強くなった刃牙は勇次郎に再戦を申し入れ、両者は今一度激突します。2人は刃牙の家で一家団らんを経験した後、高級ホテルのレストランで食事することに。そこで彼が母親を殺した理由を尋ねたことで、“史上最強の親子喧嘩”が始まります。 数々の技を繰り出す刃牙に応えるかのように、“背中の鬼”を哭(な)かせ、本気を出す勇次郎。互角の実力を持つ両者は、最終的にノーガードの殴り合いに。勇次郎は江珠と同じベアハグをきめ、刃牙はついにダウン。しかし彼は、無意識であるにもかかわらず、闘志を放って攻撃します。 すると勇次郎は突然、イメージを具現化させるリアルシャドーで味噌汁を作り始めました。公衆の面前の中、“エア夜食”が始まります。 勇次郎は、自身のわがままを通した刃牙に、「地上最強を名乗れ」と一言。彼はその前に決着はついたと敗北を認めます。こうして、刃牙と勇次郎の史上最強の親子喧嘩は、互いに認め合うことで幕を閉じたのでした。

刃牙にはモデルとなった人物は平直行!両者には数々の共通点が

刃牙は、「地上最強の生物」を父に持ち、自身もまた類いまれな身体能力と才能を持っています。この刃牙というキャラクターが生み出されるにあたっては、モデルとなる人物がいました。その人物が、平直行(たいらなおゆき)です。 平は、日本の元総合格闘家。現役時代はシュートボクシングの選手として活躍していました。引退後は指導者として、ブラジリアン柔術や総合格闘技、空手などを教えています。 作者の板垣恵介(いたがきけいすけ)が言うには、刃牙は平を模したキャラではないとのこと。平の記事を読んだことで刃牙の肉体のイメージが浮かんだため、平をモデルと称しているに過ぎないのです。 ですが、平は現役時代に数多くの格闘技に触れ、習得してきました。また、格闘技に関する独自理論の構築などもしています。彼のこうした姿勢は偶然にも、あらゆるものを吸収し、自らの力へと進化させていく刃牙とそっくりなのです。

AD

刃牙の人間離れした偉業の数々を紹介!

13歳のとき、ゴリラより強い夜叉猿と闘い白星を収める

13歳の刃牙は、父親に勝つための力をつけに、飛騨(ひだ)の山奥で夜叉猿(やしゃざる)と闘います。当初は多くの強者を退けてきた夜叉猿の強さと存在にひるむ刃牙。しかし、自らをあえて追い込んで激闘を繰り広げ、勝利しました。

勇次郎から「お前の拳はいかなる銃弾より迅(はや)い」と言い切られる

“史上最強の親子喧嘩”の最中、勇次郎は刃牙の覚醒に感動し、この言葉を発しています。そして、“玩具”の完成を喜び、彼の攻撃をノーガードで受け続けました。この世で最強の存在から認められた、刃牙の強さを象徴する一言です。

筋力がありすぎて鉄棒を引っこ抜いてしまうため、鉄棒がヘタクソ

高校の体力測定で、刃牙はけん垂に挑戦します。ノルマ15回を一瞬で終わらせますが、常人が知覚できない速さだったため、やり直しに。今度はゆっくりと腕に力を入れると、つかんだ鉄棒ごと、宙へ飛び上がっていました。

アニメ版『範馬刃牙』で範馬刃牙を演じる声優は菊池正美

強さと若さを兼ね備えた刃牙の声を務めたのは、ケンユウオフィス所属のベテラン声優、菊池正美です。彼は元々俳優志望でしたが、生活のためにアニメのオーディションを受けることに。 その後、1983年の『聖戦士ダンバイン』の戦士A役で声優デビューを果たします。以降は、『忍者戦士飛影(とびかげ)』のマイク・コイルや『機動戦士ガンダムZZ』のイーノ・アッバーブ、『機甲戦記ドラグナー』のケーン・ワカバといった主役級キャラを立て続けに演じてきました。80年代のロボットアニメを語る上で欠かせない存在です。 他にも、『ちびまる子ちゃん』の花輪くんや『金色(こんじき)のガッシュベル』のキャンチョメなども担当。花輪くんに関しては、1990年の放送開始以来、30年間演じてきました。 優しい声で、深夜枠の作品からキッズ枠の作品まで、幅広く演じています。人間以外のキャラクターを多く演じているのも特徴的です。

AD

“範馬の血”は争えない!刃牙は強さを純粋に追い求める格闘技の求道者

本作における数少ない常識人である刃牙。何もかもが激烈な父勇次郎に対し、息子はその真逆を行くかのように真っ当です。 それでも刃牙には、父親の手によって目の前で母親を殺されるという、壮絶な過去があります。そして、母の仇を討つべく、ひたすらストイックに強さを追求する姿勢。なんという強い精神の持ち主でしょう。母親を亡くしただけでも計り知れない精神的ダメージの中、彼は心折れることなく突き進みます。 強さに対する刃牙の飽くなき追求はとても純粋なものです。この純粋さは皮肉にも、勇次郎の力に対する姿勢と共通するものが感じられます。“範馬の血”は争えないというべきでしょう。 ストーリーが進むにつれて、刃牙が勇次郎に理解や尊敬を抱くようになるのは、両者に共通点があるため。親子喧嘩という方法の良し悪しはありますが、2人の和解はなるべくしてなった結果だったのではないでしょうか。