2022年12月27日更新

ドラマ「霊媒探偵/invert・城塚翡翠」のあらすじネタバレを最終回まで!伏線回収で明らかになる結末とは?

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ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』のあらすじ

推理作家の香月史郎は、学生時代の後輩が関わる事件で霊媒師・城塚翡翠と出会います。翡翠は霊視ですぐに犯人がわかりますが、それだけでは証拠として成立しません。 香月は自らの論理と彼女の能力を組み合わせながら、犯行を証明することになります。 一方、巷では若い女性が腹部をナイフで刺され殺害される、連続死体遺棄事件が発生。犯人の鶴丘文樹は一切の証拠を残さないため警察も足取りを掴めていません。さらに彼は、被害者に「痛いか?」と尋ねるという異常な「実験」を繰り返しているようです。 協力して事件を解決するうちに急接近していく翡翠と香月。そんな2人をよそに、またも実験に失敗した鶴丘は翡翠へと狙いを定めるのでした。

「霊媒探偵」1話のあらすじネタバレ

“霊が視える”ヒロインが推理作家と事件に挑む

長い髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。いまだに事件解決のための手がかりはつかめておらず、犯人は「透明な悪魔」と呼ばれていました。そんな中、霊媒師の城塚翡翠(清原果耶)は、次に狙われるのが自分だと予感してしまいます。 時はさかのぼって3カ月前。奇妙な夢に悩まされる結花(田辺桃子)は、大学の先輩で推理作家の香月(瀬戸康史)とともに翡翠のもとを訪れていました。翡翠は結花を見るなり職業を言い当て、不思議な力の一端を見せますが、香月は彼女のことをまったく信じていません。 後日、翡翠は結花の部屋を見せてもらうため、香月とともに彼女の住む場所を訪れます。しかしそこで2人は、何者かに殺された彼女を発見してしまいました。その際霊能力で何を見たのか、「犯人は女の人です」と断言する翡翠。 彼女は自分の霊能力だけでは事件を解決できないため、香月に協力を求めます。実は香月はその推理力を活かし、これまでも幾度となく事件を解決してきていたのです。

結花の事件を解決するため、翡翠は降霊に挑戦することを決意します。降霊術にはリスクがあるため、ほんとうなら穏やかに亡くなった人を対象とするのが基本でした。それでも翡翠は結花の霊を降ろすことにします。 結花を憑依させた翡翠は床をのたうち回り、悲痛な叫び声をあげました。錯乱状態になった彼女を落ち着かせる中、香月は結花が生前自分に抱いていた想いを知ります。彼女は犯人の名前は明かしませんでしたが、香月はそれまでに集めた情報や翡翠の言っていたことを総括し、犯人を突き止めました。 結花を殺したのは、彼女の友人・小林舞衣でした。亡くなった結花の目線の先には割れたグラスがあったのですが、そのなかに眼鏡のレンズがまぎれていたのです。そして舞衣のメガネは結花が亡くなった日以来、これまでとはちがうものに変わっていました。 こうして事件は解決し、香月は翡翠の能力を信じるようになります。 実は香月は「透明な悪魔」の資料を集めており、部屋中に事件記事や被害者の写真が貼ってあります。彼は翡翠がいれば事件が解決できるのではないかと考え……。

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「霊媒探偵」2話のあらすじネタバレ

幽霊屋敷で殺人! 残り1時間… 親友の冤罪を晴らせ!!

翡翠(清原果耶)は香月の知り合いである大御所推理作家・黒越(阪田マサノブ)の別荘について調べることになります。 「水鏡荘」と呼ばれるその屋敷は明治時代、英国人によって建てられたもので、住んだ者が次々と不幸に襲われるといういわくつきでした。実際、屋敷にある鏡に青い目の白人女性が映っていたという証言も相次いでいます。 調査と言いつつ、屋敷ではバーベキューもおこなわれることになっており、翡翠は初めての経験にワクワク。その場には黒越の元教え子・新谷(筧美和子)や黒越の弟子・別所(入江甚儀)、編集者の有本(谷田部俊)といった面々が集まります。 翡翠は新谷と仲良くなり連絡先も交換しました。しばし平和な時間が過ぎますが、翌朝黒越の遺体が発見されたことで事態は急変してしまいます。

その後黒越のパソコンから新谷の指紋が発見され、彼女が犯人候補として警察に疑われてしまいました。実は新谷は黒越と不倫関係にあり、やり取りや写真をネタに脅されていたのです。削除されたメールからそのことが明らかになり、彼女はかなり不利な状況に追い込まれます。 しかし翡翠は第六感から黒越を殺害したのは別所だと確信していました。仲良くなった新谷が冤罪で逮捕されるのを防ぐため、翡翠は香月とともにそれを証明することにします。 手がかりとなるのは、翡翠が見た夢の話。それが洗面所にある鏡の視点のものだと推測した香月は、鏡に付着していた指紋から犯人を絞り込むことに成功しました。 続いて香月は、黒越のパソコンが1時間でロックされる設定になっていることに注目。時間的に考えて新谷に犯行は不可能だと証明し、犯人が別所であることを突き止めます。 真犯人は黒越の弟子である別所。彼は師に小説のアイデアを盗まれた挙句、才能がないと馬鹿にされたことで衝動的に殺してしまったのでした。

「霊媒探偵」3話のあらすじネタバレ

セーラー服で潜入!? 女子高生連続絞殺事件 涙の降霊…

香月(瀬戸康史)のサイン会が開かれることになり、翡翠(清原果耶)は真(小芝風花)とともに足を運びました。そこで3人は、学校で起きた連続殺人事件を解決してほしいという女子高生・藤間菜月(當真あみ)と出会います。 実は菜月の通う高校では、写真部に所属する女子生徒2人が絞殺されるという事件が発生していました。翡翠は香月と蝦名(須賀健太)と現場を回るうち、降霊に成功。このとき彼女は「先輩」という言葉を口にし、セーラー服を着た誰かの姿をみていました。 これまでの被害者と接点がある「先輩」は、写真部に所属する蓮見綾子(井頭愛海)だけです。さらに図書委員の藁科琴音(長澤樹)によれば、被害者のひとりは綾子に好意を抱いていたとのこと。それゆえ香月は綾子を疑いますが、翡翠は彼女からは罪悪感をみてとれないといいます。

そんな中依頼人である菜月が殺害されてしまい、翡翠はひどくショックを受けることに。このとき菜月が使っていたカメラのなかからはフィルムが抜き取られており、犯人の仕業だと考えられました。 菜月が使っていたカメラからフィルムを取り出すにはきちんとした知識が必要ですが、綾子はフィルムカメラに精通していません。よって彼女は犯人から除外されます。 殺された3人と親しく、カメラについての専門的知識を持っており、彼女たちの先輩にあたる3年生――その条件に当てはまる人物がひとりだけいました。それは図書委員の琴音です。実は彼女の実家は写真屋で、当然カメラの扱いを心得ており、写真部の面々とも交流がありました。 指紋を取り鑑定した結果、琴音が犯人だと判明。犯行動機は、人が殺されるときどんな表情をするか知りたかったという歪んだものでした。 事件解決後翡翠は香月に対し、自分の力を使って「透明な悪魔」と戦えないかと提案して……。

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「霊媒探偵」4話のあらすじネタバレ

遂に連続殺人鬼と最終決戦… 意外な犯人

翡翠(清原果耶)はあるとき、連続殺人犯「透明な悪魔」による妨げようのない死が自分に近づいていると予感しました。翡翠を心配する真(小芝風花)は、香月(瀬戸康史)に対し彼女を助けてほしいと頼み込みます。そんな中、連続殺人事件の9人目の被害者が出てしまいました。 香月は捜査一課の警部・鐘場(及川光博)に連絡をとり、透明な悪魔事件の情報を集めます。最初の犯行は4年前の夏で、被害者は女子大生もしくは20代なかばの女性。全員一人暮らしだという点が共通している他、容姿もどことなく似通っていました。しかしそれ以外にこれといった共通点はなく、遺体の遺棄現場もバラバラです。 香月は犯人が翡翠の能力をおそれて彼女を狙っているのではないかと考え、2人が事件解決をしていることを知る人物が怪しいとあたりをつけます。

一方、捜査一課刑事の天野(田中道子)は先輩の蛯名(須賀健太)を呼び出し、今回の現場でラムネのようなものを見つけたと明かしました。成分を解析してみた結果、なんとそれは鐘場がいつも食べているタブレットと同じだということが判明するのです。 実は鐘場はかつて娘を殺害されたという過去を持ち、一連の事件の被害者は彼女とよく似ていました。手口まで共通していることから、天野は鐘場が透明な悪魔なのではないかと疑い始めます。 同じく鐘場を疑う翡翠は、遺体遺棄現場での降霊を手伝ってほしいという口実で彼を呼び出すことに。鐘場は彼女の頼みを引き受けますが、なぜか誰にも言わずひとりで来るよう翡翠に念押ししてきます。 そして当日、一緒に現場に向かう翡翠と香月。翡翠が行ってみたいと言ったためサービスエリアに立ち寄りますが、香月が目を離したすきに彼女はどこかへ姿を消してしまいます。

「霊媒探偵」5話のあらすじネタバレ

今夜衝撃ネタバレ 登場人物全員嘘つき… 悪魔は誰!?

サービスエリアに立ち寄った香月(瀬戸康史)と翡翠(清原果耶)。香月はいつの間にか翡翠の姿が見えなくなったことに焦りますが、彼女は迷子の相手をしていただけでした。 一緒にソフトクリームを食べながら話をするうち、香月は翡翠にかつて義理の姉を亡くしたことを明かします。年の離れた綺麗な人だったのですが、彼女はある日突然強盗に刺殺されてしまったというのです。 話を聞いた翡翠は香月のことをぎゅっと抱きしめます。香月は翡翠に自分の別荘に泊まるよう勧め、彼女もそれに応じるのでした。

しかし別荘についた途端、翡翠はそこが殺人現場であることに気づきます。そう、透明な悪魔の正体は香月だったのです。 香月はかつて義姉が強盗に刺された際、まだ息があるときに自分がナイフを抜いたせいで彼女が失血死したのではないかと考えています。そして死ぬときに苦しまなかったかをどうしても知りたくて、彼女に似た人間を何人も殺してきました。 ナイフを手に、義姉の霊を降霊してくれと翡翠に迫る香月。しかし翡翠は突然笑い出すと、霊媒なんてインチキだと暴露します。実は彼女は霊媒師でもなんでもなく、ずば抜けた観察眼と推理力を駆使して霊能力があるように見せかけていただけでした。 翡翠はこれまでの事件を解決してきた方法について種明かしし、香月が透明な悪魔だということにも気づいていたといいます。だからこそ「死の予感」をたびたび口に出し、香月が自分を狙うよう仕向けていたのです。鐘場(及川光博)は翡翠の仲間で、要するに、すべては翡翠の手のひらのうえで行われていたのでした。 こうして透明な悪魔事件は解決しますが、翡翠は少しふさぎこんでいます。口では否定しますが、彼女は香月に好意を抱いており、心の中では彼が犯人でなければいいと思っていたようでした。

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「invert」1話のあらすじネタバレ

探偵翡翠が完全犯罪を暴く新シリーズ 今夜スタート!

IT関連会社の社長・吉田(長田成哉)が同僚の狛木(伊藤淳史)に殺されるという事件が発生。狛木は吉田を鈍器で撲殺したのですが、見事な証拠隠滅で風呂場での転倒事故に見せかけます。 翌日、鐘場(及川光博)と雨野(田中道子)が現場検証にやってきますが、その際テーブルの上には「C」の形をした奇妙な跡が残っていました。一方、翡翠(清原果耶)は事件を解決に導くため、狛木が住むマンションの隣の部屋に引っ越してきます。 狛木には吉田の死亡推定時刻のあいだ、会社でバグの復旧作業をしていたというアリバイがありました。その間、同僚とビデオ通話をしていたため裏付けも完璧。狛木がしていた作業はセキュリティの都合上、社内でしかできないとあって、彼のアリバイは崩せそうにありません。 翡翠は愛らしい振る舞いで狛木に近づき、仲良くなった頃を見計らって「吉田の霊が見える」と揺さぶりをかけました。そして彼が何か伝えたいように見えること、それが何かを一緒に突き止めてほしいことを伝えます。最初は事故死だと片付けようとした狛木でしたが、翡翠の悲しそうな顔を見ると思わず協力を申し出るのでした。

狛木とともに吉田のマンションへ行った翡翠は、狛木のようすを見て彼が犯人だと確信します。そして狛木のアリバイに隠されたトリックを突き止めました。 実は狛木が修正していたバグは彼自身が発生させたものでした。彼はバグの修正に4時間かかったと言っていましたが、実際はそんなにかかっていません。彼は殺害現場で作業するふりをしながら同僚とビデオ通話することで、アリバイを工作。その後実際に会社に行って、あらかじめ用意していたデータで修正を一気に完了しました。 もちろんそれだけでは可能性の話になってしまいますが、翡翠は物証も提示します。被害者は亡くなる際、テーブルに漢方の煎じ薬をこぼしていました。狛木は気付かずノートパソコンを置いてしまったため、同じ成分がしっかりと付着していたのです。これが「C」の形の跡の正体でした。 狛木は過去に吉田に怪我をさせてしまったことがあり、その負い目を利用した吉田から自身のプロジェクトを何度も奪われていました。そしてついに我慢の限界を迎え、吉田を殺害してしまったのです。

「invert」特別編のあらすじネタバレ

「invert」特別編は、翡翠(清原香耶)と真(小芝風花)が『霊媒探偵・城塚翡翠』第5話までの事件を振り返るという内容になっていました。 いわゆるダイジェスト版なのですが、なかには今回はじめて明かされた伏線もあります。物語の根幹にかかわるものとしては、鶴岡が被害者を選ぶとき「メイク・ルージュ」というサイトを利用していたというもの。 第2話にて、このサイトの運営会社で働いている新谷が「個人情報の件でお騒がせして……」と言っていたのも、作中のところどころで「メイク・ルージュ」の存在がほのめかされていたのも、ラストにつながる大事な要素だったようです。 また香月史郎というペンネームが「鶴岡文樹」のアナグラムだということも明かされました。「つるおかふみき」を「かおるつきふみ」に入れ替え、漢字にして「郎」を加えれば完成……というわけです。このように細かいところにも伏線が散りばめられていたことがわかります。 映像でしかできない伏線としては、香月が被害者の情報を貼り付けた壁を見ているとき、鐘場が渡していない情報もそこに含まれていたというものがありました。もしかしたら気づいて「あれ?」と思った人もいるかもしれませんね。 今回はおさらい編でしたが、次回からは「invert」のストーリーが進みます。翡翠が新たな事件を鮮やかに解決していく姿を見られるのが楽しみですね。

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「invert」2話のあらすじネタバレ

正しい殺人はない! VS小学校教師… 正義の完全犯罪に涙の推理

夜の小学校で、教師の末崎絵里(星野真里)が元校務員の田草明夫を殺害する事件が発生します。末崎はコンクリートブロックで田草の頭を殴った後、彼が事故で3階から転落死したように見せかけました。 犯人の策略通り、警察は田草が校内に盗みに入り、警報が鳴ったため慌てて逃走する際にベランダから落下したと結論付けます。 しかし現場を見てこれが殺人事件だと確信した翡翠(清原果耶)は、白井奈々子という偽名を使ってスクールカウンセラーとして学校に潜入。事あるごとに末崎に近付き、いつものように霊感があるとほのめかして殺人事件について探りを入れます。 そんな中、田草が盗撮の常習犯で、ネット上で教師や子どもたちの写真をバラまいていたクズだということが発覚しました。子どもたちを守るため、つまり正義のために殺人を犯した末崎。決定的な証拠を突きつけない限り、彼女は決して揺らぎそうにありません。

学校で警報が鳴った時刻、末崎は同僚と一緒にファミリーレストランで食事をしていました。そのため彼女はアリバイがあるといっていましたが、それはあくまでも「警報が鳴った時間」であり「末崎が死んだ時間」とは限りません。しかもセキュリティシステムは赤外線センサーだったため、人間以外の生物でも引っかかることはあります。 翡翠は末崎が担当するクラスに、すぐに脱走してはちゃんと戻ってくるハムスターがいることを聞かされていました。だからこそ末崎が犯行後、わざとハムスターを逃がしたのではないかと指摘しますが、単なる想像だと一蹴されてしまいます。 しかし翡翠はきちんと決定的な証拠も用意していました。実は田崎の遺体はある液体で濡れており、その液体が末崎特製の「シャボン液」だったと言います。 実は事件当日の昼間、子どもたちは教室で勝手にシャボン液を持ち出し、シャボン玉で遊んでいました。その際液が床にこぼれてしまっており、末崎が犯行後に遺体を引きずって運んだ際、液がべったりとついてしまっていたのです。 言い逃れできなくなり、罪を認める末崎。翡翠は彼女に黙っていてほしいと言われますが、どんな理由があろうと殺人は許されないときっぱり言い切るのでした。

「invert」3話のあらすじネタバレ

覗いちゃダメです〜ウブ男子に色仕掛け!? 別荘殺人… 嵐の一夜

台風で大荒れの山奥にある別荘にて。男子高校生・夏木蒼汰(福崎那由他)が血まみれの包丁を持ち、その目の前には血を流し倒れている女性の姿がありました。蒼汰は茫然としながら血だらけの手を洗い流しますが、そのとき唐突に来客が。 やってきたのは、ドライブ旅行中に嵐に巻き込まれ、さらに車が壊れて困り果てていた翡翠(清原果耶)と真(小芝風花)でした。蒼汰は自身の犯行を隠すため追い返そうとしますが、2人の可愛さに負けてつい家に上げてしまいます。 そんな中、翡翠はとある違和感を抱き、それを確かめるため蒼汰にアプローチをかけまくることに。真は呆れっぱなしですが、次第にとある真相が明らかになっていきます。

実は蒼汰はこの家の子どもではなく、家出をして友達の家に不法侵入していました。そこを住人に見つかり、気付いたときには冒頭の状態になっていたのです。 翡翠と真は蒼汰が席を離したすきに、ずっと外に置いてあったボストンバッグの中身を確認します。そこには炭コンロに着火グッズ、ハサミ、ビニール手袋が入っていました。真はバーベキュー用の道具に見えるといいますが、翡翠は別のことを考えています。 その後翡翠は蒼汰を呼び出し自分の推理を話し始めました。蒼汰が自白しようとしたところ、クローゼットから突然ガムテープで両手を拘束された中年男性が現れます。彼は蒼汰が殺したと言いますが、翡翠はまったく動じません。彼女はすべてを見抜いていました。 実はその男性は殺された妻の夫で、真犯人は彼だったのです。彼はもともと妻を殺すつもりで、練炭自殺を偽装するセットをボストンバッグに詰めてやってきました。 しかしそのとき彼は、たまたま妻と彼女の目の前で気絶している蒼汰を発見。蒼汰は不法侵入に気づかれ揉み合いになるうち、頭をぶつけて気絶してしまっていたのです。男性がその状況を利用しようと考え、妻を殺して蒼汰に血まみれの包丁を持たせたというのが真相でした。 蒼汰が家出をした理由については明かされていませんが、学校になじめないと話していたこと、持ち物の中にロープがあったことから、もしかしたら自殺を考えていたのではないかと真は推測します。そして彼のこれからを心配しますが、翡翠は彼が最後に見せた表情を思い返し、確信を持って「大丈夫」だと言うのでした。

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「invert」4話のあらすじネタバレ

最終章! 最強の敵は元刑事… 目撃者の命を凶弾から守れるか!

大手調査会社の社長・雲野(杉本哲太)が部下の曽根本(鈴之助)を拳銃で殺害し、自殺に偽装する事件が発生。雲野は今の会社を始める前は警視庁捜査一課の刑事で、「表情読みの雲野」と呼ばれるほど優秀な人物でした。 雲野に弱みを握られている警察上層部は、この件に彼が関与していれば好都合として翡翠(清原果耶)に調査を依頼します。しかしさすがというべきか証拠は残されておらず、目撃者も近所で天体観測をしようとしていた涼美(若月佑美)ひとりだけ。しかも彼女は当時相当酔っており、はっきりとしたことは何も覚えていませんでした。 そんな中、翡翠は真(小芝風花)に自分の変装をさせたうえで、雲野と接触させます。翡翠と雲野はこれまで面識がなく、むやみに懐に飛び込む必要はないと判断したからです。 しかし翡翠が真を遠隔操作しながら揺さぶりをかけても、雲野はまったく動揺を見せません。それどころか彼は、真が「城塚翡翠」でないことを見抜いてみせます。

その後雲野はどこまで知っているのか確認するため、そして場合によっては口封じに殺害するためにも、目撃者である涼美に接触。しかし彼女は“モデルガンを持った男が立っていた”“窓に靴下のようなものが吊るされていた”程度のことしか覚えていませんでした。 涼美の危機を察知した翡翠と真は現場に駆け付け、彼女の無事を確認します。雲野とも接触しますが、彼は素知らぬふりを突き通しました。翡翠は一旦退くことにするものの、なんとしてでも彼を捕まえるという決意をいっそう固めたようです。 しかし唯一の足がかりである涼美は、証言を撤回。雲野が彼女を巧みにコントロールし、自分の勘違いだったと思い込ませるに至ったのです。こうして根拠をつぶされた翡翠は、果たして次にどんな手をとるのでしょうか。 一方、拘置所にいる鶴岡文樹(瀬戸康史)は翡翠が雲野に殺される不穏な夢を見ていて……。

「invert」最終話のあらすじネタバレ

君は絶対に殺される 元相棒 死の宣告… 衝撃の仕掛け!!

翡翠(清原香耶)は涼美(若月佑実)の靴下にまつわる証言を手がかりに、雲野(杉本哲太)を追い詰めようとしていました。しかし彼はなかなか尻尾を掴ませず余裕の表情。さらに涼美とプライベートで距離を縮め、やがては交際関係にまで至ります。 すっかり雲野に惚れ込んでいるようすの涼美は、靴下など見ていないと証言を一転させるのでした。しかし翡翠は諦めず、涼美に記憶を取り戻させようとあの手この手でアプローチします。 翡翠の努力の甲斐あってか、涼美はあの日の光景を思い出しそうに。彼女はひとりでは怖いといって雲野を呼び出し、自宅に来てもらいます。するとそこにタイミング良く翡翠が現れて……。

翡翠の目的は涼美の証言云々ではなく、雲野が常に身に着けている腕時計でした。そこに血痕が残されていると考え、隙を見て奪い取ったのです。しかしこれで言い逃れできなくなった雲野は、隠し持っていた拳銃で翡翠を撃ちます。さらにその現場を目撃した涼美のことも射殺してしまうのでした。 ……が、すべては翡翠の計画通り。銃は空砲になっており、翡翠も涼美も無事です。実は涼美は詐欺師の村井という人物で、翡翠の協力者でした。本物の涼美は旅行中で、翡翠は偽物の目撃者を仕立てあげることで雲野をコントロールしていました。わざわざ一芝居を打って雲野に発砲させたのも、腕時計から血痕が出なかった場合を想定しての保険です。 つまり翡翠ははじめから雲野相手に苦戦などまったくしておらず、そう見えたのはすべて演技でした。こうして無事事件は解決し、翡翠はまたいつもの日常に戻ります。

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城塚翡翠(じょうづかひすい)役/清原果耶

城塚翡翠は緑色の瞳をしたミステリアスな霊媒師(霊能者)。第一印象とは裏腹に、懐いた相手には天真爛漫で守ってあげたくなるような一面を見せます。 特殊な能力を誰からも信じてもらうことができず、孤独な人生を歩んできたそうですが……。 霊が視えるヒロインを演じるのは、20代にして圧倒的な存在感を放つ女優・清原果耶です。清原は2015年度後期の朝ドラ『あさが来た』の女優デビュー。女中・ふゆ役で注目を集め、2021年の『おかえりモネ』ではヒロインに抜擢されました。 同年には『護られなかった者たちへ』の演技が評価され、映画賞で助演女優賞を総なめに!彼女が日本テレビ系のドラマで主演を務めるのは今回が初です。

香月史郎役/瀬戸康史

瀬戸康史

香月史郎は人気推理作家で、人並外れた論理力を誇ります。ひょんなことから翡翠と出会い、彼女に少しずつ惹かれていくように。すぐれた洞察力と推理力を活かし、警察の捜査に協力することになるのですが……。 知的な雰囲気漂う作家を演じるのは、コミカルからシリアスまで幅広い役どころをこなしてきた瀬戸康史。彼は若手俳優集団・D-BOYSのメンバーとして芸能界デビューを果たし、『仮面ライダーキバ』(2008年)で広く名を知られるようになりました。 清原とは『透明なゆりかご』(2018年)以来4年ぶりの共演。お互いの足りない部分を補い合う絶妙な関係のバディを、彼女とのコンビネーションでどう演じてくれるのか楽しみです。

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千和崎真役/小芝風花

小柴風花

千和崎真(ちわさき まこと)は主人公の城塚翡翠を公私共に支えるアシスタント。食事など身の回りの世話もする真は、翡翠にとってお姉さん的な存在です。 調理や整理整頓も得意なしっかり者の真を演じるのは、CMやドラマで活躍中の女優の小芝風花。人気恋愛ドラマを多数輩出するTBS火曜9時枠の『彼女はキレイだった』(2021年)ではヒロインを演じました。清原とは初共演で、瀬戸とは舞台『夕陽伝』以来の7年ぶりの共演です。

鐘場正和役/及川光博

及川光博

鐘場正和は現場たたき上げの刑事。態度はぶっきらぼうですが、第一印象とは裏腹に人情味のある人物です。いつもタブレット菓子を噛んでいます。香月に捜査協力を依頼した張本人です。 そんなちょい悪デカ・鐘場を演じるのは、「ミッチー」の愛称で親しまれる及川光博。「相棒」シリーズや「半沢直樹」シリーズ、『最愛』(2021年)などの作品に出演してきた彼は、エリートやインテリ役のイメージが強いです。 しかし本作では、いわゆるエリート刑事ではなく現場で経験を積んだたたき上げ刑事を演じます。不器用で武骨で渋いキャラクターということで、彼の新しい一面が見られる予感にドキドキしますね!

原作はミステリー小説『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

原作は累計50万部突破のミステリー小説『medium 霊媒探偵城塚翡翠』。相沢沙呼の小説が実写化されるのは、「小説の神様」シリーズに続き2作目です。 本作は2019年に講談社から単行本が刊行され、「SRの会ミステリーベスト10」1位および同年の「ベストブック」に選出されました。さらに翌年、「このミステリーがすごい!」(国内編)1位と「本格ミステリ・ベスト10」1位、「第20回本格ミステリ大賞」大賞を獲得し、著名なミステリランキングで計5冠を達成した話題作です。 読者からは「翡翠ちゃんがかわいい!」と大人気で、続編として『invert 城塚翡翠倒叙集』と『invert II 覗き窓の死角』も刊行されました。

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【ネタバレ注意】原作小説の結末

サイコパスすぎる連続殺人犯・鶴丘文樹の驚きの正体が明らかに!

連続殺人犯・鶴丘文樹の捜査を開始した翡翠と香月。これといった収穫はなく、2人は帰り道に立ち寄ったサービスエリアで良い雰囲気になります。 香月の別荘に宿泊して、そのままついに結ばれるのかと思いきや……別荘に到着した途端、彼は翡翠を椅子に縛り付け始めたのです。そして、香月こそが連続殺人犯の鶴丘であり、幼い頃に義理の姉が強盗に殺された事件が一連の犯行に繋がったと明かされました。 腹部に刺さったナイフを自分が抜いたせいで、義理の姉が失血死したと悩んでいた鶴丘。死ぬ時に苦しまなかったのかを確かめたくて、今回の実験を繰り返していたのでした。彼は翡翠に対して、霊媒で義理の姉の魂を下ろして話をさせろと脅します。

すべては霊媒探偵・城塚翡翠の手のひらの上だった?

翡翠は突然笑いはじめると、「わたしが、ほんものの霊媒だって、ずっと信じていらしたんですか——?」と衝撃のセリフを放ちます。 彼女は並外れた推理力やメンタリズムを駆使して、“本物の霊媒師を演じていた”だけでした。 そして翡翠の正体とは、自らを餌にして警察の捜査に協力していた探偵です。実は最初から香月を疑っており、2人の出会いすらも仕組まれていたもの。彼女は隙を突いて通話状態にした鶴丘の電話を通じて、刑事の鐘場正和に突入を指示します。 香月史郎改め鶴丘文樹は、8件の死体遺棄容疑並びに殺人と殺人未遂の容疑で逮捕されました。 それまでの嘲笑とは打って変わって、傷ついたような表情を見せる翡翠。彼女は本心では彼に犯人であってほしくない、信じたいと願っていたのでした。

ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』ネタバレを最新話まで更新!

清原果耶が主演を務めるドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』は、2022年10月放送スタート!原作小説の主人公は香月史郎ですが、今回は城塚翡翠が主軸になりそうです。 ciatrでは1話から最新話までのあらすじネタバレを毎週更新します。ぜひチェックしてください!