『不適切にもほどがある!』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末の予想やタイムスリップの考察も
2024年1月よりTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されている『不適切にもほどがある!』。主演は阿部サダヲで、脚本を担当するのは「クドカン」の愛称で知られている宮藤官九郎です。この記事では、『不適切にもほどがある!』のあらすじを詳しく解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
【ネタバレなし】『不適切にもほどがある!』のあらすじ
中学校の体育教師・小川市郎(阿部サダヲ)は、野球部の顧問を務めています。そんな小川ですが、ある理由で1986年から2024年にタイムスリップしてしまいました。いわゆる「昭和のおじさん」の小川は、令和では「地獄のオガワ」と恐れられるようになり……。 しかも小川は、令和では考えられない「不適切」な発言を連発。実は小川はかつて妻を病気で亡くし、家ではひとり娘の非行に手を焼く父親でもあります。昭和のダメおやじによるタイムスリップコメディが、今始まります!
第1話のあらすじ・ネタバレ
「頑張れって言っちゃダメですか?」
あらすじ
1986年に生きる市郎(阿部サダヲ)は、娘の純子(河合優実)と2人暮らし。市郎は教師の仕事の帰り、バスで居眠りをしてしまいます。目覚めると、周りからタバコを吸っていることを注意されました。市郎の周りの乗客は、つるっとした不思議なもの(スマホ)を持っていたのです。 その頃純子は、キヨシ(坂元愛登)という中学生とぶつかりそうになります。キヨシは純子に一目惚れし、「付き合ってください」と告白し……。 戸惑いながらも市郎は、いつもの喫茶店へ。そこで渚(仲里依紗)が飲もうとしていたビールを勝手に飲み、トイレへ。トイレのポスターを剥がすと大きな穴があり、その穴を通り抜けると1986年に戻ったのでした。
ネタバレ
翌日、市郎のクラスにキヨシが転校生としてやってきます。市郎は昨日、純子とベッドにいたキヨシを追い返していました。市郎はあえてキヨシを野球部に入れ、しごくことに。しかしキヨシの母・サカエ(吉田羊)は市郎に抗議にやってきます。サカエはスマホを取り出し、市郎はそのスマホに興味津々で……。 市郎はまた渚に会いたいと思い、再び同じバスに乗って2024年へ。市郎は居酒屋で、アプリ会社の秋津(磯村勇斗)たちの話に乱入。秋津は、異色な雰囲気の市郎ともっと話がしたいと感じます。 1986年。純子はムッチ先輩(磯村勇斗)とデート中。そこにキヨシが割り込み、「純子といいお付き合いをさせてもらってます」とムッチ先輩に立ち向かいます。 2024年。市郎は喫茶店で渚と再会。市郎が持っていたキヨシのスマホを届けに来た秋津とも会い、市郎は2人に昭和から来たことを説明します。そしてトイレに行って昭和に戻ろうとしますが、トイレは改装工事され穴が塞がれていて……。 その時キヨシのスマホが鳴りサカエから連絡が来たのですが、電波が悪く通話できなかったのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
「一人で抱えちゃダメですか?」
あらすじ
市郎(阿部サダヲ)は渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)に、昭和からやってきたことを説明します。そして渚も、自分の今の状況を2人に明かしました。 渚はテレビ局勤めで、ジャーナリストの谷口(柿澤勇人)と結婚し息子を出産をします。仕事復帰はしたものの、ハードスケジュールでぐったり。ようやくビールを飲もうとした時、昭和から来た市郎にビールを飲まれ……。 渚は離婚を決意して会社も辞めようとし、今の店の雇われママになったのでした。
ネタバレ
一方昭和にいるサカエ(吉田羊)は純子(河合優実)に、市郎が令和に行ってしまったことを説明。純子はサカエが持つタブレットに感動しつつ、しばらくキヨシ(坂元愛登)と3人で暮らすことに。そんなキヨシは、ムッチ先輩(磯村勇斗)の影響で昭和のヤンキー姿に変身しました。 暇を持て余していた市郎の元に、渚から連絡が。言いたいことが言えなさそうな渚に、市郎は「あんたにしてほしいことが俺にできることだよ」と伝えます。渚は「おしりふき買ってきて」と伝えたのですが、そこに谷口が息子の親権を奪いにやってきました。 市郎は令和の「働き方改革」が渚のためになっていないと訴え、渚も仕事を辞めない代わりに職場環境の改善を強く訴えます。結局息子の親権も渚が持つことになり、一件落着。市郎はテレビ局のカウンセラーとして働くことになったのです。 市郎は渚と距離が縮まり、チョメチョメできるかもとウキウキ。しかし店の看板を登った時に落ちてしまい、店のトイレに落下。なんと昭和61年に戻っていて……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
「カワイイって言っちゃダメですか?」
あらすじ
令和から昭和に戻った市郎(阿部サダヲ)は、何もなかったかのように純子(河合優実)の元に戻ります。令和では、渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)が急にいなくなった市郎を心配していました。 2日後、渚と秋津はタイムマシンの開発者である井上(三宅弘城)と会うことに。実は井上はサカエ(吉田羊)の元夫。井上は、過去を改ざんすると未来が変わってしまう「タイムパラドックス」の危険性を警告したのです。
ネタバレ
さらに井上は市郎の元教え子で、市郎との約束を果たすためにタイムマシン作りを頑張ってきたと明かします。井上は耳抜きのせいでタイムマシンに乗れなくなり、代わりにサカエとキヨシ(坂元愛登)が乗るようになったことを渚と秋津に説明しました。 一方昭和では、純子がバラエティ番組に出演することに。市郎とサカエ、キヨシが観覧に行くのですが、キヨシは昭和の時代にいた自分の父・井上と仲良くなってしまいます。 令和では、渚の先輩・栗田(山本耕史)が焦っています。担当番組のMC(ロバート山本)が4股騒動を起こしたようで、渚は急遽八嶋智人に代役を依頼。 八嶋はさまざまな注文もプロ意識で乗り越え、最後には自らの宣伝もして見事番組を盛り上げました。結局、MCの騒動は4股ではなく6股だったことも発覚し……。 昭和では純子がテレビに出演するも、市郎は純子が世間からエロい目で見られるのは嫌だと出演を止めようとします。しかしサカエに「ここにいる人はみんな誰かの娘だ」と注意され、純子を応援することに。 市郎は純子に、再び令和に行くことを報告。純子は「好きな人がいるんでしょ?」と気づいており、父の背中を押しました。市郎は令和に戻り、渚と再会。2人はエレベーターでキスをしようとしたのですが、2人の間に静電気が流れ……?
第4話のあらすじ・ネタバレ
「既読スルーしちゃダメですか?」
あらすじ
市郎(阿部サダヲ)と渚(仲里依紗)がキスしようとした瞬間電流が走り、2人の間には何か壁があることが判明します。 その後、市郎は喫茶「すきゃんだる」で井上(三宅弘城)と再会。井上は大好きな恩師との再会に大喜びします。そして市郎はキヨシ(坂元愛登)のスマホを自分名義に変え、自分のスマホをゲット。渚にメッセージを送りおおはしゃぎします。 一方昭和では、キヨシが同級生のイノウエ(中田理智)に告白され……。そのイノウエとは、サカエ(吉田羊)の元夫でキヨシの父。サカエは必死に息子の恋愛を止めようとしたのです。
ネタバレ
純子(河合優実)はキヨシが二股をしているとショックを受け、さらにキヨシに待ち合わせもすっぽかされムッチ先輩(磯村勇斗)の元へ。ムッチ先輩は純子に迫ろうとし、ブリーフ姿で純子の前に立ち……。 しかし純子を探していたキヨシが登場し、キヨシは純子を連れて帰ります。ムッチ先輩は「キヨシ!惚れた女を二度と泣かすんじゃねーよ」と言い、キヨシは純子を抱きしめたのでした。 一方令和では、市郎がテレビ局のジェンダー問題に向き合っています。その時、市郎は秋津(磯村勇斗)がムッチ先輩の息子であることに気づきました。市郎は母親が純子ではないかと焦りますが、純子ではないことが分かり安心します。 市郎はインティマシーコーディネーター(トリンドル玲奈)の相談を受けながら、ドラマの濡れ場シーンの相談に乗ります。スマホ依存症気味になっていた市郎は、SNSの言動に苦情が来たことでスマホの使い方を学びました。 その後渚は「父に会ってほしい」と市郎に相談。そして市郎は渚の父・ゆずる(古田新太)と対面を果たすも、ゆずるはなぜか市郎を「お父さん」と呼び……
第5話のあらすじ・ネタバレ
「隠しごとしちゃだめですか?」
あらすじ
渚(仲里依紗)の父・ゆずる(古田新太)と対面した市郎(阿部サダヲ)。ゆずるは市郎を「お父さん」と呼ぶのですが、それにはある理由がありました。 その頃サカエ(吉田羊)は、キヨシ(坂元愛登)のクラスメイトに不登校の佐高という生徒がいることを知ります。キヨシはSNSのない昭和で、ラジオを使って佐高と連絡を取ろうと動き始め……。
ネタバレ
キヨシは、佐高へのメッセージをラジオ番組に投稿しようと大量にハガキを書きます。その姿を見た純子(河合優実)も、ハガキを書くのを手伝うことに。 一方令和では、渚は市郎の孫だと判明。ゆずるは純子の夫だと分かったのです。純子は大学に進学し、ディスコでゆずる(錦戸亮)と出会って妊娠。市郎は結婚を許しませんでしたが、ゆずるが兵庫の実家のテーラーを継ぐことになりゆずると純子は神戸で暮らしていました。 ゆずるは当時、初めて作る背広は市郎にプレゼントしたいと考えていました。純子が無理やり神戸まで市郎を連れて行き、ゆずるはなんとか市郎の採寸を行います。夜、3人でお酒を飲み、翌朝市郎と純子は駅へ。その時に阪神淡路大震災が起こり、市郎と純子は亡くなっていたのでした。 ゆずると渚は、純子は海外にいるとずっと市郎に嘘をついていました。しかし市郎は渚との以前の会話で、もう純子は生きていないことに気づき……。市郎はずっと、2人の嘘に騙されたふりをしていました。 そして市郎は、当時ゆずるが仕立てた背広を令和になって着ることができたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
「昔話しちゃダメですか?」
あらすじ
渚(仲里依紗)は市郎(阿部サダヲ)の元に、同期の由貴(ファーストサマーウイカ)を連れてきます。由貴は大物脚本家の江面(池田成志)と新ドラマを作ることになったのですが、なんと市郎もその打ち合わせに同席することに。 一方昭和では、純子(河合優実)はなかなか帰ってこない市郎のことを気にしていました。
ネタバレ
市郎は純子が地震で自分と共に亡くなってしまうことを知り、落ち込んでいます。市郎は秋津(磯村勇斗)の説得を受け、純子に会いに昭和に戻ることを決めました。 市郎は昭和に戻り、純子やサカエ(吉田羊)たちと再会。市郎はサカエには、9年後に自分たちが死んでしまうことを告白しました。しかしその会話を、トイレにいたムッチ先輩(磯村勇斗)に聞かれてしまい……。 そして市郎は純子に本当に令和に行ったのかと疑われ、純子を令和に連れて行くことを決めたのです。 令和に到着し、市郎は純子に渚とゆずる(古田新太)を紹介します。ゆずるは若き日の妻を見て、涙を堪えていました。その後市郎は、純子をテレビ局に連れて行きます。市郎はバラエティ番組に出演し、純子はその様子を見学することに。 番組では、市郎の昔話を小バカにして盛り上がりました。しかし純子は「市郎をバカにしていいのは私だけだ」と収録を止めてしまいます。そこで昔話をしてしまうことについて、市郎や渚、純子は自分の気持ちを歌い始め……。 純子と渚は一緒にナポリタンを食べ、純子は「子供が大好き」と渚に伝えます。嬉しくなった渚は、純子と原宿で買い物をする約束をしたのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
「回収しなきゃダメですか?」
あらすじ
渚(仲里依紗)は純子(河合優実)を連れて、美容室にやってきます。そこで美容師のナオキ(岡田将生)と出会った純子。髪を切り終えた純子は、ナオキにデートに誘われます。それを知った市郎(阿部サダヲ)は、心配でたまりません。 昭和では、ムッチ先輩(磯村勇斗)が必死に純子を探しています。タイムマシンのことを知ったムッチ先輩は、サカエ(吉田羊)の協力で令和に行こうとバスに乗り込み……。
ネタバレ
ナオキは偶然純子の学生手帳を見つけ渚に確認すると、渚は「その子は私のお母さん」と説明します。一方17歳の恋をテーマに脚本を書く江面(池田成志)は、エゴサをしてしまってなかなか脚本が書けずにいました。 食事デートをするナオキと純子ですが、ナオキはスマホをなくしてしまい……。喫茶「すきゃんだる」に集まっていた市郎や渚の元に警察から連絡が入り、スマホをなくして無銭飲食になったことで純子が店員に噛みつき、純子が捕まったというのです。 市郎たちが急いで警察に行くと、純子は牢屋に入っていました。親が来たからと帰ろうとするナオキに、市郎は「好きだったらもっと知りたくなるだろ。ドラマだったら途中の回だろ」と呆れます。するとナオキは「僕ドラマって全部通して見たことないんですよね」と言い帰っていきました。 一方江面は羽村(ファーストサマーウイカ)の協力を得て、なんとか脚本を完成させます。 純子は昭和に帰って、勉強していい子になると宣言。純子はキヨシ(坂元愛登)に、令和で1番楽しかったのは牢屋だったと伝えます。実は純子とナオキは、牢屋越しにキスをしていたのでした。 その頃、ムッチ先輩が令和に到着します。すると偶然秋津(磯村勇斗)と鉢合わせし……!
第8話のあらすじ・ネタバレ
「1回しくじったらダメですか?」
あらすじ
令和にやってきたムッチ先輩(磯村勇斗)は、息子である秋津(磯村勇斗)と対面します。しかし目的の純子(河合優実)は昭和に帰ってしまい、ムッチ先輩は未来に来た意味はないと騒ぎ始めました。井上(三宅弘城)はタイムマシンの噂が広まっていると知り、ここは未来ではないと嘘をつき……。 一方令和の市郎(阿部サダヲ)の元には、アナウンサーの倉持(小関裕太)が相談にやってきます。倉持は過去に不倫をスクープされ、閑職に追いやられていました。そろそろ復帰かと言われていましたが、リスクマネジメント部部長に就任した栗田(山本耕史)は「白紙に戻す」と言い出したのです。
ネタバレ
市郎は「不倫は法に触れるのか?」と疑問を抱き、1度倉持を朝の情報番組に出演させます。ですがSNSや世間でバッシングされ、市郎は苦情メールに対応するはめに。倉持は会社を退職する決意をしたのですが、突然栗田に自宅パーティーに誘われたのです。 そこには栗田の妻の友人夫婦2組もおり、栗田は会社とは別人で妻の尻に敷かれている状態。なんと栗田は過去に不倫をしていて、友人夫婦は毎年栗田が不倫をしていないか確認しに来ていることが分かったのです。 市郎は、なぜ関係ない人が他人の不倫を責め立てるのかと疑問を感じます。しかしこれが令和で、1回しくじったらダメな時代であることを痛感しました。倉持は結局八嶋智人の番組で復帰するも、バッシングを受け続けることになります。 ムッチ先輩は「すきゃんだる」で小泉今日子本人を見つけ、大騒ぎ。井上と秋津は無理やり、ムッチ先輩を昭和行きのバスに乗せます。そして見送る市郎たちの前に、未来のムッチ先輩(彦摩呂)が現れたのでした。
第9話のあらすじ・ネタバレ
「分類しなきゃダメですか?」
あらすじ
渚(仲里依紗)は社内報のインタビューを受け、その記事を読んだ後輩・杉山(円井わん)は市郎(阿部サダヲ)の元に相談にやってきます。どうやら渚の発言は妊活中の自分に対するマタハラだと思ったようで、渚はショックを受けてしまいました。 一方人を好きになったことがない秋津(磯村勇斗)は、マッチングアプリでマッチした恭子(守屋麗奈)と待ち合わせをします。すると、「すきゃんだる」になぜかサカエ(吉田羊)の姿があり……?
ネタバレ
サカエは令和にやってきて、綺麗な恰好をしていました。サカエはキヨシ(坂元愛登)の担任、安森(中島歩)と付き合っているようで、市郎は「チョメチョメしたのか」を確認。2人はホテルには行ったものの、井上(三宅弘城)に「すぐ帰ってきて」と言われまだ何もしていませんでした。 一方昭和では、キヨシは中学生の井上と小学生のサカエを引き合わせるよう動いていました。それを知った井上は、業績不振でスポンサーが撤退しタイムマシンが出せなくなったこと、キヨシと市郎が戻れなくなったことを市郎に伝え……。 杉山が妊活を公表した時、渚は杉山を配慮して「いないものとしてシフトを組む」と言ったことがパワハラと認定されてしまい、渚は1ヶ月休職処分を下されます。 その頃昭和のムッチ先輩(磯村勇斗)は純子(河合優実)にフラれ、令和の秋津はLINEのやり取りがなんか違うということで恭子にフラれてしまいました。その時市郎は、ラボに1往復分の燃料が残っていたから帰れると井上に言われたのです。 渚は近所の女性にゴミ捨て場で、ペットボトルのラベルを剥がしていないことを注意。すると「そんなだからパワハラで訴えられるんです」と言われてしまい、ゆずる(古田新太)は「俺の娘を社会の基準で決めつけるな!」と言い返して熱唱し始めます。 ゆずるは倒れて救急車で運ばれるも、一命を取り留めました。その後渚のハラスメントはSNSで拡散されてしまい、渚と市郎はバスに乗って昭和に行くことを決め……。
最終回のあらすじ・ネタバレ
「アップデートしなきゃダメですか?」
あらすじ
市郎(阿部サダヲ)は皆に別れの挨拶をし、渚(仲里依紗)とともに昭和にやってきました。タイムマシンの運行は、残り1往復。次の令和行きが最後となりますが、バスにはなぜか別の人物も乗っていて……?
ネタバレ
市郎と渚は、昭和で純子(河合優実)と再会。市郎はキヨシ(坂元愛登)とも再会し、キヨシは3時55分のバスでサカエ(吉田羊)のいる令和に戻ると決めました。 渚も純子に励まされ、もう1度令和に戻ることに。そして3時55分。渚は市郎と抱き合って別れの挨拶をし、キヨシと渚は令和に帰りました。この時、たくさんの袋を持った2人組の男が……。実はバスに乗っていたのは「Creepy Nuts」の2人で、2人は令和行きのバスに乗り遅れてしまったのでした。 市郎は令和で完全にアップデートされ、昭和の生活に違和感を感じます。野球部でも「仏のオガワ」になり、優しくなった市郎。一方純子は受験勉強に励むも、市郎は純子の未来を知っているため複雑な気持ちになります。 渚は仕事に復帰したのですが、杉山(円井わん)は既に異動していました。市郎とサカエはスマホで連絡を取り、昭和も令和も「寛容ではない」ことを嘆きます。 市郎は昭和に戻る前、秋津(磯村勇斗)と渚のスマホを勝手に使い、2人がマッチングアプリで相性99.9%になるよう操作していました。秋津と渚は、試しに付き合ってみることに。 市郎は教頭に出世し、Creepy Nutsは卒業式で熱唱。渚は杉山と「彼氏ができた」と報告し合い、お互いに「おめでとう」と言い合うことができたのでした。 純子は大学に進学。市郎が「すきゃんだる」で煙草を吸っていると、何やらトイレから物音が……。トイレの大きな壁から出てきたのは、2054年からやってきた井上(小野武彦)。その穴はバスと違って好きな時代に行けるもので、市郎は穴の中に入っていったのでした。
【予想】最終回の展開はどうなる?
第6話の予告で「未来は変えられない」と叫ぶ市郎に、秋津くんが「変えちゃえばいい」と返すやり取りがあり、後半は市郎と純子の生死が主軸になるでしょう。 最後は市郎は昭和へ、サカエとキヨシは令和へと戻り、知ってしまった運命に従うと思います。 市郎は「せめて純子だけでも……」と葛藤するかもしれませんが、自分たちの運命を変えることで、子孫に影響を与える可能性を無視できないはずです。 しかし、本来あり得ない出会い(純子とキヨシなど)や小さな要素が積み重なって大きな変化を生み、市郎自身も知らないうちに彼と純子が生存する最終回にたどり着くと予想します。
秋津くんの母親は誰?
秋津くんこと秋津真彦の父親がムッチ先輩と判明した一方で、母親の正体は明かされていません。 視聴者の間で「純子説」が有力視されていましたが、市郎が秋津くんに確認したところ、「母親の名前は純子ではない」と分かりました。 純子以外でムッチ先輩と親しい女性といえば、スケバン仲間の明美と友美。ゆずるの「(純子は)高校卒業後、地元のヤンキー仲間と縁を切った」という台詞も気になります。ムッチ先輩を巡って何らかの揉め事があった、とすると自然な流れではないでしょうか?
【考察】純子の未来や渚と市郎の関係は?
なぜ渚と市郎は接触するとビリビリする?
渚と市郎が男女としての一線を越えようとすると、電流のようなものがビリビリッと走り、弾かれてしまうシーンが描かれていました。 これは「タイムパラドックスが起こる」という警告。第5話にて渚は市郎の娘・純子の子であり、2人は孫と祖父の関係だったと明らかになります。渚の父・犬島ゆずると対面した際、彼が市郎を「おとうさん」と呼んだのは、妻・純子の父=義理の親子になるからです。 純子とゆずるはディスコで出会い、授かり婚をしますが、激怒した市郎は結婚を許しませんでした。渚の誕生後、純子たちはゆずるの故郷・神戸に移り住みました。
5話で判明!純子と市郎の未来
渚の母(純子)は第2話時点ですでに故人だと示唆されており、第5話でその経緯も語られます。 ゆずるの手紙をきっかけに、市郎は純子に半ば押し切られる形で神戸へ。ゆずるに背広の採寸をしてもらい、幼い渚を抱いて、義理の息子との雪解けを迎えました。 1995年1月17日午前5時46分。朝まで居酒屋で飲み明かした後、市郎と彼を駅まで送る純子は阪神淡路大震災に巻き込まれ、帰らぬ人になってしまいます。市郎は渚から母の話を聞いていたため、真実を知る前に純子の死を察していました。 自身の死に衝撃を受けながら、未来には良いこともあるのだと、明るく振る舞ったのでした。
そもそもなぜタイムスリップしたのか?
井上昌和教授は中学時代、科学者になってタイムマシンを発明し、30年後の未来から六中2年B組にタイムスリップする夢を抱いていました。 恩師である市郎の励ましを胸にタイムマシン型バスを完成させるも、耳抜きができないため乗車は叶わず、妻のサカエと息子のキヨシに試験走行を任せます。そこでキヨシが純子に一目惚れし、「令和に戻りたくない」と言い出したことで、代わりに市郎が令和へ行ってしまいました。 つまり、サカエたちが昭和に来たことで起こる“何か”が市郎に関わる運命を変え、そのパラドックスの影響でタイムスリップしたのかもしれません。
脚本を担当するのは宮藤官九郎
脚本を担当するのは、宮藤官九郎です。宮藤といえば、『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)や『タイガー&ドラゴン』(2005年)、『俺の家の話』(2021年)など多数の代表作があり、コメディタッチな作品がとても多いですね。 本作も「タイムスリップコメディ」ではありますが、「不適切発言」が多いとのこと。しかし宮藤得意のコメディタッチな描き方で、堅苦しさなく「昭和」と「令和」の時代の違いを上手く伝えてくれるドラマになるのではと予想します。 今回、阿部と宮藤による主演と脚本コンビは民放ドラマでは初めて。『タイガー&ドラゴン』でのタッグ歴はありますが、2人ともコメディドラマに欠かせない存在なので意外ですよね。宮藤は阿部を主演に、どのような作品を描くのか楽しみです。
『不適切にもほどがある!』の登場人物
小川市郎役/阿部サダヲ
主人公の小川市郎を演じるのは、阿部サダヲです。小川は中学校の体育教師で、野球部顧問をしています。突然1986年から2024年にタイムスリップしてしまい、令和の時代でも不適切発言を連発。いわゆる「昭和のおじさん」ですが、かつて妻を病気で亡くし、1人娘の子育てに悩む父親でもあります。 演じる阿部は、ドラマでは『下剋上受験』(2017年)以来の主演。『恋する母たち』(2020年)で仲、磯村、吉田と共演しており、仲とはラブシーンも熱演していました。
犬島渚役/仲里依紗
シングルマザー・犬島渚を演じるのは、仲里依紗です。バラエティ番組のAPとして働いており、令和にタイムスリップしてきた市郎と出会う、令和に生きる女性。市郎と渚は、時空を超えてどのような関係になっていくのでしょうか。 演じる仲は、『離婚しようよ』(2023年)で宮藤脚本作品に出演しました。『恋する母たち』以来阿部たちと再会し、ポスター撮影の時点で「絶対面白くなるな」と確信が持てたとのこと。同じ母として、渚に共感しながら演じたいと語っています。
秋津睦実(むっち先輩)役/磯村勇斗
「ムッチ先輩」こと秋津睦実を演じるのは、磯村勇斗です。市郎と同じ1986年に生きており、とあるアイドルの大ファン。その身なりや言葉全てを完コピするほど熱狂的なのですが、実は市郎の娘は睦実に恋をしていて……。 演じる磯村は、『恋する母たち』(2020年)で吉田とラブシーンを熱演しました。磯村は宮藤脚本の作品に出演するのは本作が初めてとのことです。
向坂サカエ役/吉田羊
社会学者として働く、向坂サカエを演じるのは吉田羊です。サカエは市郎と逆に、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップしてしまいます。社会学者として性差別やジェンダー問題に取り組んでおり、メディアにも出演しながら昭和の人々にツッコミを入れていきます。 演じる吉田も、宮藤脚本の作品に出演するのは初めてとなります。
『不適切にもほどがある!』最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで
『不適切にもほどがある!』は、昭和と令和という違う時代を掛け合わせたコメディドラマとなります。変わっていいことと変わらずに守るべきもの、その違いをドラマを通して考えてみたいなと思います。 この記事では、あらすじなどドラマ情報の続報を随時更新予定です!