2022年8月31日更新

ドラマ『すべて忘れてしまうから』のあらすじとキャスト一覧を紹介!原作文庫の評価は?

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『すべて忘れてしまうから』
© Moegara, FUSOSHA 2020

『すべて忘れてしまうから』はDisney+「スター」の日本発オリジナルドラマ。同名エッセー集の実写化作品となり、主演の阿部寛ら個性派俳優陣が集結しました。 この記事では本作のあらすじ・キャストなど最新情報を紹介していきます。

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ドラマ『すべて忘れてしまうから』のあらすじ

始まりはハロウィンの夜。ミステリー作家の 「M」は行きつけのBar灯台を訪れますが、そこで5年間付き合った恋人「F」と些細な喧嘩をしてしまいました。 仕事が忙しくなり、消息を断ったFと連絡を取らないまま3週間が経過。Mは周囲に促されてようやく恋人を探しはじめ、探偵に彼女の捜索を依頼しました。Fの関係者から得た情報を聞くうちに、自分が知らないFの素顔があることに気付くのです。 何年も近くにいながら、彼女をひとつも理解できていなかった事実に衝撃を受けるM。Fの失踪をきっかけとして、他人に関心がなかった彼の人生に変化が生まれます。Fは何を思って姿を消し、いったいどんな秘密を隠しているのでしょうか。

ドラマ『すべて忘れてしまうから』の配信はいつから?

ドラマ『すべて忘れてしまうから』は2022年9月14日から全10話構成で配信スタート。Disney+(ディズニープラス)の新ブランド「スター」にて独占配信されます。地上波放送や他の動画サービスなどでは視聴できないので注意してください。

原作は燃え殻のエッセー本!燃え殻ってどんな人?

燃え殻は1973年生まれ、神奈川県横浜市出身。都内のテレビ美術制作会社に勤める傍ら、小説やエッセーを発表する兼業作家です。2017年刊行のデビュー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』は累計18万部のベストセラーを記録し、Netflixで映画化されました。 一躍有名になった彼の2作目にして、初のエッセー集が『すべて忘れてしまうから』です。

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原作文庫の評価や感想は?

総合評価
4.5

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20代女性

大人になれない大人に勧めたい、絵本みたいなエッセイ。「あの時」の言葉にできない感情が蘇って、哀しくて懐かしくて心をゆさぶられるエモの塊です。祖父とのエピソードの「偉そうにするなよ。疲れるから」はグサッときたし、1番好きかもしれません。

吹き出し アイコン

30代男性

思い出はいつも美しい。人は忘れる生き物で、今覚えていたいことも忘れてしまいたいことも、都合よく書き換わったり別の思い出に塗り替わったりするから……。日常のままならなさを書き留めて、後ろ向きでも不完全でも良いと癒やしてくれる1冊だと思う。

キャストと登場人物一覧

ミステリー作家M役/阿部寛

『すべて忘れてしまうから』 阿部寛
© 2022 Disney

主人公のMはうだつがあがらないミステリー作家。現実逃避を兼ねて書いた小説が偶然、小さな出版社の目に留まり、実績も得られないまま惰性で描き続けてきました。他人どころか自分自身にも関心がなく、5年間付き合った恋人の好物すら知りません。 阿部寛はキャリア約40年のベテラン俳優ですが、配信ドラマに出演するのは本作が初めて!ラブストーリーへの出演は、ドラマ『まだ結婚できない男』(2019年)以来です。 近年、ドラマ「DCU」(2022年)の新名正義役や「下町ロケット」シリーズの佃航平役など、Mとは真逆の頼れる役どころを演じてきた阿部。一方で、Mの世間ズレした部分は代表作「TRICK」シリーズの上田次郎に通じるものがあります。

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Bar灯台のオーナー・カオル役/Chara

chara

Mが通う行きつけのバー「Bar灯台」のオーナー・カオル。息子がいるシングルマザーで、“音楽をとても愛している”という役どころです。Fが消えた場所の主であることから、彼女が物語のキーパーソンになるのは間違いありません。 カオルを演じるCharaは、90年代から第一線で活躍するシンガーソングライターです。 Charaは1996年、岩井俊二監督作『スワロウテイル』で主演を務めて女優デビューしました。劇中バンド名義で主題歌も担当し、第20回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞を獲得。演技を披露するのは同作以来、約26年ぶりとなり、今回オファーを受けた理由は「音楽絡みの役で自己投影もしやすかったから」との旨を語りました。

元バンドマンの料理人・フクオ役/宮藤官九郎

宮藤官九郎

Bar灯台の料理人として働いている元バンドマン・フクオ。いい加減に生きているように見えて、大切な芯はしっかりとあるキャラクターです。 フクオを演じるのは、脚本家の「クドカン」こと宮藤官九郎。彼の多才ぶりは凄まじく、俳優、放送作家、ミュージシャンとあらゆる分野で活躍しています。脚本を手掛けた作品では、「木更津キャッツアイ」シリーズやドラマ『ゆとりですがなにか』(2016年)が特に有名です。 俳優としては、後述する渡辺と共演した『色即ぜねれいしょん』(2009年)、松たか子の元夫役を演じたドラマ『カルテット』(2017年)などに出演しました。本作の主演を務める阿部寛との共演は、映画『大帝の剣』(2007年)以来2度目です。

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Mの担当編者・澤田役/渡辺大知

Mの担当編集者・澤田を演じるのは、 俳優や歌手、映画監督と様々な顔を持つ渡辺大知です。 映画『色即ぜねれいしょん』の主人公・乾純役に抜擢され、2009年に俳優デビュー。同作で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。それ以降、映画『勝手にふるえてろ』(2017年)や朝ドラ『ちむどんどん』(2022年)などの話題作に出演しています。

Bar灯台に通う青年・泉役/青木柚

青木柚

泉はとある目的を抱えながらBar灯台に通っている青年。そんな泉を演じるのは、次世代カメレオン俳優との呼び声も高い元子役・青木柚です。ドラマ『きれいのくに』(2021年)の誠也役などを演じ、2020年前後から知名度が上昇しています。 朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(2021年)では、3代目ヒロインの弟役で話題を集めました。

Bar灯台のアルバイト・ミト役/鳴海唯

鳴海唯
Photo Hideaki Hamada/Model Yui Narumi

Bar灯台の女性スタッフ・ミトを演じるのは鳴海唯。2018年に女優デビューし、翌年には『なつぞら』の柴田明美役でTVドラマに初出演しました。初のドラマ出演作が朝ドラということで、熱い視線を集めているネクストブレイク女優です。 映画『偽りのないhappy end』(2021年)では初めて主演を務め、今後の活躍が期待されます。

喫茶マーメイドの店主・マンバ役/見栄晴

M行きつけの喫茶マーメイドの店主・マンバ役には、タレントで俳優の見栄晴。1999年、バラエティ番組『欽ちゃんのどこまでやるの!』の萩本見栄晴としてデビューしました。脇役での出演が多く、「大好き!五つ子」シリーズの桜井周平役などを演じています。 競馬にも造詣が深く、司会を務める『競馬予想TV!』は20年以上続くご長寿番組です。

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制作会社の社長役/渡辺いっけい

Mの元同僚であり制作会社の社長を演じるのは渡辺いっけい。朝ドラ『ひらり』(1992年)の安藤竜太役で注目を集め、名バイプレーヤーとして活躍してきました。 主な出演作には、「ガリレオ」シリーズの栗林宏美役や「LIAR GAME」シリーズの谷村光男役、「刑事ゼロ」シリーズの根本留夫役などがあります。

ドラマ『すべて忘れてしまうから』の主演キャストは阿部寛【9月14日から配信開始】

『すべて忘れてしまうから』 阿部寛
© 2022 Disney

阿部寛が主演を務める大人のほろ苦ラブストーリー『すべて忘れてしまうから』。岨手由貴子に沖田修一、映画『ドライブ・マイ・カー』(2021年)の大江崇允ら豪華スタッフ陣は、エッセー集をどのようにストーリー仕立てにするのでしょうか。 『すべて忘れてしまうから』は2022年9月14日より、ディズニープラスで独占配信開始です!