2022年12月7日更新

映画化も決定!漫画『ブラックナイトパレード』あらすじ・ネタバレを最新話まで紹介!

このページにはプロモーションが含まれています

『ブラックナイトパレード』は独特のセンスで読者を引き込む中村光の連載最新作。他にはない不思議な読後感を得られるブラック・クリスマス・コメディです。 聖なる夜に似つかわしくないブラックな謎に包まれた黒いサンタクロースたちの正体とは?本記事では実写映画化も話題の本作のあらすじを、ネタバレありで最新刊まで紹介します。 ※この記事は2022年12月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

AD

『ブラックナイトパレード』の作品概要

作者 中村 光
巻数 7巻

『ブラックナイトパレード』は『聖☆おにいさん』で知られる中村光が描くサンタをテーマとしたブラック・コメディ。『週刊ヤングジャンプ』で連載がスタート、現在は『ウルトラジャンプ』に移籍して連載中です。 大学受験に失敗したお人好しなフリーター・日野三春(ひのみはる)が、「悪い子」として誘拐され、北極でサンタ会社に強制就労させられるところから物語が始まります。待遇はいいものの、世の思い描くサンタの仕事とはだいぶ違った仕事内容に困惑しながら、三春の奇想天外な日々が始まることに。 2022年12月19日発売の最新8巻では、「最悪のクリスマス」を切り抜けた三春たちに、驚きの真実と新たな試練がもたらされます。

実写映画化も決定!

『ブラックナイトパレード』はクリスマスにあわせて2022年12月23日に実写映画が公開となります。メガホンを取るのは「コメディの奇才」福田雄一。 主演の吉沢亮をはじめ橋本環奈、佐藤二朗と福田組でおなじみの顔ぶれが揃うとあって期待が高まる布陣です。

『ブラックナイトパレード』最新巻までのあらすじ・ネタバレを紹介

『ブラックナイトパレード』1巻のあらすじ・ネタバレ

ポーソン練馬北口店でバイトをする三春は、受験失敗・就職失敗の末にコンビニ夜勤を続けて3年目。魔が差した三春はケーキをくすねてしまいます。そんな三春の前に現れた黒いサンタは、「悪い子」の三春をサンタ袋に捕食させるのでした。 次に目覚めると三春は北極のサンタ会社にいて、内定を言い渡されます。赤サンタはすでに死亡しており、悪い子である黒サンタが罪に応じた年数働きながら、赤サンタの仕事を補填しているとのこと。三春は悪い子用のプレゼントを選ぶ「石炭課」で頭角を現し始めます。 一方で美人同僚・志乃の過去も判明。彼女は実家の寺との確執から寺を全焼させ、そのときスカウトにきた黒サンタの実質社長であるクネヒトに恋しているのでした。

AD

『ブラックナイトパレード』2巻のあらすじ・ネタバレ

実は三春が働いていたポーソンはサンタ養成機関でした。日々暴動レベルの客を捌いていいた三春は、無自覚のうちにサンタとしての教育されていたのです。さらにバイト先の天敵後輩カイザーもサンタ仲間であることが判明。 2巻では三春の赤サンタとの接点が描かれます。三春は幼い頃、配送業の父を交通事故で亡くします。実はその父親こそ、いまは亡き赤いサンタだったのです。さらに三春は父の死の前に、クネヒトとも会ったことがありました。 クネヒトの助言で赤いサンタ業をした幼き三春の記憶は、9人のトナカイが迎えにきたところで途切れます。トナカイとは選ばれし9人のエリート配達員で、一切素性が分からない謎多き存在です。

『ブラックナイトパレード』3巻のあらすじ・ネタバレ

サンタハウスにはクリスマスを憎む怨念がネズミの姿で潜んでいます。三春がいけ好かないと思っていたカイザーは、そんな怨霊たちから三春を守るための影武者であることが判明。 5年前、カイザーは三春に救われた過去がありました。カイザーはクネヒトに勧誘されて三春の泥除け(ダッシャー)役を果たすトナカイとなったのです。 一方で一攫千金がかかった「トナカイ資格試験」の試験中、同僚の鉄平がサンタを憎んでいること、ここに来る前にネズミと内通していたことが回想シーンで描かれていきます。 さらにトナカイのリーダーである・ルドルフや、美人トナカイ・稲穂、赤いサンタにスカウトされたサンタ・ベンジャミンらが3巻で登場しました。

AD

『ブラックナイトパレード』4巻のあらすじ・ネタバレ

試験が終わり、会社は冬休みへ。久々に三春も帰省し、母親・春子との時間を過ごします。するとクネヒトからトナカイ用のカードが届きました。 試験の結果、三春はドンダー(雷鳴)のトナカイに合格していたのです。4巻ではこれまで謎の多かった各トナカイに与えられる能力などが明かされていきます。 ドンダーは味方に命令を聞かせる司令塔の役割です。ほかにも志乃がコメット(探索、検索に特化した能力)、鉄平がキューピッド、ベンジャミンがブリッツェン(稲妻)に合格。 鉄平の周りでは相変わらずネズミが暗躍、春子が息子の職場見学にやってくるなど、休み明けそうそう三春の周りは騒がしくなります。

『ブラックナイトパレード』5巻のあらすじ・ネタバレ

キューピッドの力で春子を人質とした鉄平。彼は弟たちを盾にネズミに脅されており、どうしても赤いサンタを献上する必要がありました。 鉄平の読み通り、ルドルフは三春の父・冬馬であることがクネヒトから語られます。しかし仮面の下の顔は、亡くなった当時の若いままの姿でした。 追い詰められている鉄平は春子を連れてネズミの地下アジトへ逃亡。別ルートでネズミを追っていた志乃とベンは眼帯の男・ドロッセルマイヤーの部屋へたどり着きます。 かつて赤いサンタだった頃の冬馬は、ネズミのよって四肢をバラバラにされますが、家族の顔を思い浮かべながら針で身体を縫い合わせました。その針こそがルドルフが使用する針だったのです。

AD

『ブラックナイトパレード』6巻のあらすじ・ネタバレ

サンタハウス創設者の1人ドロッセルマイヤーは、三春の前に現れると彼を裏の世界「静かなる夜(サイレント・ナイト)」に連れ去ります。 さらに裏の世界には「クリスマスホリデー」と呼ばれる1年後の12月25日が繰り返される場所がありました。クネヒトはこれまで何度も未来を覗いては、三春が死ぬ未来を回避しようとしてきたことが語られます。しかしどの未来でも三春は死んでしまいます。 一方で三春とベンはホリデーに迷い込み大ピンチ。志乃も合流しますが、彼らの前に姿を現した敵の正体は赤いサンタ服をきた謎のサンタでした。そしてクネヒトを恨むドロッセルマイヤーにとっては、その人物こそが本物のサンタだというのです。

『ブラックナイトパレード』7巻のあらすじ・ネタバレ

荒廃した未来のサンタハウスで戦いを強いられる三春とベン。ドロッセルマイヤーと手を組んだ顔のあるクネヒト、ドロッセルマイヤーに操られる冬馬の弟・アトラス、ネズミに心臓を射抜かれ逆らえない鉄平。 次々と現れる強敵に三春たちは劣勢を強いられ、ここから最悪の未来が展開していきます。 駆けつけたルドルフは「アダマスの剣」でドロッセルマイヤーが隠し持っていた自分の心臓を貫き消滅。剣に触れた志乃も燃えて消滅します。 最後に三春が、自分に流れる赤サンタの資質を信じて剣に触れると、剣は正式に三春のものに。すべてを貫く剣でドロッセルマイヤーの時計を貫くと、彼らはようやく元の世界に戻ることができました。

AD

『ブラックナイトパレード』のユニークな登場キャラを紹介!

主人公・日野三春

日野三春は受験に失敗、就職もうまくいかず、ポーソンで3年間夜勤バイトをしている男性。幼い頃に配達員の父を亡くしています。店のケーキを盗んだことで、クネヒトに「悪い子」認定をされて北極のサンタハウスへ。 趣味は他人のほしいものリストを眺めること。困っている人を放っておけない善人で、作中ではボケもツッコミも担います。

クネヒト

クネヒトは三春をスカウトした高身長の黒いサンタ。彼が実質的にサンタハウスの代表を務めています。顔がありませんが、三春には普通に顔が見えているとのこと。彼の両手は「いい子」に触れられない、魔法の手錠で繋がれています。

北条志乃

三春の美少女同僚・北条志乃。三春にとっては面倒見の良い先輩サンタです。実家が寺で厳しい母に勝手に坊主にされてしまったため、ピンクの髪はズラ。寺を全焼させた火事から助け出してくれたクネヒトに片思い中です。

田中皇帝

カイザーは三春のバイト先の使えない後輩として登場するパリピ大学生。茶髪と欠けた前歯が特徴です。その正体はクネヒトがスカウトしたトナカイの1人で、ある理由から三春に恩を感じています。

古平鉄平

古平鉄平は志乃とともに三春によくしてくれる先輩サンタの1人。イケメンでサンタハウスの料理長もしています。面倒見がよく寡黙ながら優しい性格。実家には弟がたくさんおり、サンタ以外にも複数の職を掛け持ちしている苦労人です。

AD

『ブラックナイトパレード』ダークなサンタの裏世界がおもしろい!

シリアスとギャグの緩急が魅力の『ブラックナイトパレード』のあらすじを紹介しました。毎話先が読めないので、ほぼ年に1回の刊行が毎年待ち遠しくて仕方がありません。 2022年12月23日に実写映画も公開され、ますます注目を集めている『ブラックナイトパレード』。この機会にブラックだけどホワイトなサンタハウスを覗いてみませんか?