『チェンソーマン』銃の悪魔の正体とは?銃の魔人や2部での再登場を徹底解説

アニメ1期も、原作第2部も大きな盛り上がりを見せ、人気は留まるところを知らない『チェンソーマン』。アニメ化されたことで、改めて原作1部の面白さや、キャラクター達の魅力を再確認出来ますね。 そこで本記事では、公安編の仲間達と共に追い求めた、最強格の悪魔である「銃の悪魔」について、その強さや謎について徹底していきます! ※この記事は『チェンソーマン』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『チェンソーマン』銃の悪魔とは
「銃の悪魔」は本編開始13年前に突如として出現し、一瞬にして世界中で犠牲者を出した災害級の悪魔です。たった26秒上陸しただけで、日本では5万人以上の死者を、世界規模ではたった5分で120万人以上の死者を出した、まさしく悪魔と呼べる存在でしょう。 悪魔は基本的に人からの恐怖心を根元にして力を増します。13年前世界では悪魔対策のため銃の売買が盛んだった為、銃を使った内戦や事件も多発していました。そのため「銃」という言葉へ、人々の恐怖は異常に高まっていたのです。 結果最悪とも言えるタイミングで「銃の悪魔」は出現し、恐怖によって高まった力で悲劇をもたらしたのでした。その後13年再出現することはありませんでしたが、結果的に人々の悪魔そのものに対する恐怖心が高まってしまうなど、「銃の悪魔」が残した爪痕は現在になっても尾を引いています。
【特徴】銃の悪魔の肉片は悪魔を強化?
銃の悪魔は13年前に出現した際、驚異的な移動スピードにより肉体が摩耗。その肉片が世界各地に飛散しました。肉片は「食べた悪魔を強化する」という特殊な性質を持っています。作中にはこれを取り込み、パワーアップを果たした悪魔が複数体登場していました。 また、この肉片は集めると1つになり、ある程度の大きさになると本体に誘引されます。公安はこの特性を利用し、銃の悪魔の居場所を特定しようと考えていました。
【強さ】銃の悪魔の強すぎる能力を解説
「銃の悪魔」の恐ろしさは、シンプルな能力ながらも全てが暴力的で規格外な点にあります。 まず巨体で高速移動することが可能であり、移動するだけでその範囲内にいた人々を巻き込む様は、災害としか思えません。 また肝心の能力は「周囲およそ1000m内の全ての男性の頭部を銃弾で撃つ能力」、「周囲およそ1500m内のすべての子供(0歳~12歳)の頭部を銃弾で撃つ能力」、「周囲およそ1キロの誕生月が1月・2月・3月・5月・6月・8月・9月・11月・12月の生物の心臓に銃弾を放つ能力」という範囲内への指定攻撃能力を有しています。 つまり「銃の悪魔」は単純に銃を扱うだけでなく、銃を用いてExcel操作をしているような暴力的な能力を持っているのです。
【正体】銃の悪魔の衝撃の真実が明かされる
原作9巻73話にて、マキマの口から「銃の悪魔」は既に討伐され、更に拘束状態であることが判明しました。13年前暴れ回った後の「銃の悪魔」をソ連が認識した際には、既に何者かによって倒され意識を失っていた状態だったのです。 その後「銃の悪魔」の本体は回収後分割され、アメリカが20%、ソ連が28%、中国が11%、その他の国が4%を保有することになりました。そして残りの37%の散らばった肉片は、世界中の悪魔が保有しています。 つまり「銃の悪魔」は人類の敵などではなく、人類が他国への抑止力として有する核兵器のような存在だったということです。そして他の国にある「銃の悪魔」を倒しに行くということは、他国と戦争するということと同義であるとも言えます。
銃の悪魔(完全体)は誰が倒した?
それでは「この災害レベルの悪魔を誰が倒したのか?」という話ですが、これに関しては本編では明かされていません。 しかし災害レベルの悪魔を倒せるのは、同じく最強レベルの悪魔なのではないか?と推察されています。
ポチタ
まず「銃の悪魔」を倒した候補の1人が、皆さんご存知チェンソーマンことポチタです。 実はポチタがデンジと初めて会った日、ポチタは傷を負って瀕死でした。そしてその傷が銃弾を受けた銃創のように見えます。 「銃の悪魔」は原作9巻75話で、初めてその災害レベルの力を発揮しますが、それでもアメリカが持つたった20%の肉片の力なのです。なら13年前現れた100%の力を持っていた時は、どれほどの実力だったのか?想像が及びません。 そんな全盛期の「銃の悪魔」を倒せるのは、同じく全盛の力を持っていた頃のポチタこと、チェンソーマンしかあり得ないのでは?と言われています。
マキマ
もう1人の候補はマキマです。彼女も「支配の悪魔」として、作中最強レベルの能力を持ち合わせています。 契約によって「マキマへの攻撃は適当な日本人の病気や事故に還元される」という、実質不死のような力も有しています。そのため「銃の悪魔」の暴力的な攻撃密度に、持久性で対抗できるという相性の良さもあるのです。 ここまで「銃の悪魔」の秘密を隠し、デンジやアキを操ってきた点からも、「銃の悪魔」の力を彼女の計画に利用するために倒したとも考えられます。 マキマが味方につく日本は、銃の悪魔の肉片のシェア率が4%以下と非常に低くなっています。もしかすると銃の悪魔はマキマに殺されることを防ぐために、激戦の末各国に肉片を分裂させたのかもしれません。
【活躍】銃の悪魔は倒された?アメリカとの契約の結末は
アメリカ大統領による悪魔の召喚
アメリカ大統領はマキマを討伐するため、「国民全員の寿命1年間」と引き換えに銃の悪魔を召喚。銃の悪魔は出現と同時に能力を発動させ、日本じゅうの人々を殺しながらマキマに向かって突き進みます。 使用したのは「周囲約1kmの誕生月1・2・3・5・6・8・9・11・12月の生物の心臓に銃弾を撃つ能力」など、凶悪なものばかり。ページ全体に多数の死亡者名が記載され、銃の悪魔の圧倒的な強さが表現されていました。 そしてついに銃の悪魔がマキマを射程範囲に収め、激戦の幕が上がります。
マキマとの対戦の結末は
500キロ離れた先から、「銃の悪魔」は弾丸の雨をマキマに浴びせます。弾丸は正確にマキマの眉間を撃ち抜きますが、マキマは何度も生き返ってしまいます。それは「自身への攻撃を日本国民に肩代わりさせる」という総理大臣との契約があったからです。 一瞬にして傷を修復したマキマも能力を発動。今まで自分に服従させてきた悪魔や、人間がかつて契約していた悪魔の能力を使用します。そして能力発動から1秒も待たずして、「銃の悪魔」の物量にも劣らない、圧倒的火力で追い詰めていくことになります。 こうしてラスボスとすら思われていた「銃の悪魔」は、マキマの手によって鎮められてしまいます。かろうじて生き延びた銃の悪魔は、ある死体へと入り込み銃の魔人となるのでした。
マキマは銃の悪魔を支配?
銃の悪魔と交戦し勝利したマキマ。彼女はこれ以降、指鉄砲で衝撃波を放つ新たな攻撃手段を使うようになりました。 作中で明言されたわけではありませんが、この能力は銃の悪魔由来のものだと思われます。おそらく、マキマは銃の悪魔を撃破したあと、支配の悪魔の力で銃の悪魔を掌握。その力を自らのものにしたと考えられます。
【魔人】銃の悪魔と早川アキの関係は?銃の魔人のラストが切ない
メインキャラの1人である早川アキは、「銃の悪魔」が13年前に残した爪痕のひとつでもあります。13年前の襲来で家族を失ったアキは、デビルハンターになることを決意し、以後ずっと復讐のために生きてきました。 しかしマキマの口から、「銃の悪魔」は既に倒されている事実を語られたことにより、これからも人の手によって抑止力として半永久的に、あの悪魔は生き続けるであろうことを悟りました。 復讐が叶わないことを悟った後、復讐ではなくデンジやパワーを守るために「銃の悪魔」と戦うことを決意し、マキマに「どんな悪魔とも契約する」と懇願します。結果マキマに完全に支配され、「銃の悪魔」との戦いで死亡することになるのです。 その後遺体を乗っ取られ、「銃の魔人」としてデンジ達の元を襲撃。チェンソーマンとなったデンジとの戦いの末、彼の手によって命を落とします。アキの死は、デンジの心に暗い影を落とし、そしてマキマの計画遂行の礎となりました。
【2部】銃の悪魔が再登場!戦争の悪魔との関係は
「戦争の悪魔」をその身に宿す女子高生・三鷹アサを主人公とした第2部。戦争の悪魔は黒いチェンソーマンと交戦した際、銃の悪魔を召喚しました。どうやら銃の悪魔は戦争の悪魔の眷属、「子供」にあたる存在のようです。 呼び出された銃の悪魔は「銃右腕鎧(ガンライトガントレット)」という武器になり、戦争の悪魔と共に戦うことになります。ちなみに、同じ場面で戦車の悪魔が「戦車左腕鎧(タンクレフトガントレット)」に変化。このことから、銃の悪魔と戦車の悪魔は兄弟関係にあると推測できます。
「銃の悪魔」のアニメでの登場は2期以降?
敵として、悪魔として、絶大なインパクトを残した「銃の悪魔」のアニメでの登場を、心待ちにしている方も多いでしょう。 放映されたアニメ1期の内容が原作5巻までの内容だったことを考えても、9巻に登場した「銃の悪魔」が2期に出演することは確実と言えます。 今からもう1度原作第1部を読み返すなどして、2期への期待を高めるのもいいかもしれませんね!