「イチゴ哀歌」7話まで全話ネタバレあらすじ！無料配信情報も【雑で生イキな妹と割り切れない兄】

兄がいるにも関わらず、日々親がいない時を狙って家に男を連れ込み、性行為に明け暮れる藍花。そんなある日男がゴムを忘れたにも関わらず、無理に行為に及ぼうとします。 必死に抵抗する藍花でしたが、そこに光太が乱入し「何があった時お前は責任取れるのか？」と一喝します。 そして2人を置いて、光太は自らコンビニへ出向いてゴムを買ってきます。しかし部屋に戻る、既に男はいませんでした。むしろここで男が、律儀に光太の帰りを待ってたら驚きですが……。 とにかく光太は「もっと自分を大事にしろ」とだけ藍花へ告げます。ここが義兄妹の禁断の関係の始まりとなります！

前巻の終わりに浴室で煽り合いになってしまった光太と藍花。裸になった藍花も引くに引けなくなったところを、まさかの義母が帰宅！ 浴槽の中に光太と共に隠れ、なんとかその場をやり過ごします。しかし光太の脳裏には藍花の胸が焼き付いて仕方なくなります。 同時に藍花も今までとは違う男だということがわかり、次第に光太への当たりが柔らかくなっていきます。 2人の関係が良い方向に向き始めていたある日、藍花は連れ込んだ男との行為を拒否します。どうにも乗り気にならない藍花を、男は強引に襲おうして……。 男も他人の実家で堂々と襲う辺り、何も後先考えてない人間なのだろうと伝わってきます。

連れ込んだ男に、強引に行為に運ばれそうになる藍花。そんな隣の異変に気づいた光太は、藍花の部屋をノックしに行きます。 部屋の中から返事がないことで、全てを察した光太は強行策に出ます。なんと部屋のドアをぶち破り突入して、男を叩き潰して追い出したのです。 その後自身の心配と、藍花が男を連れ込んだことがバレないよう、ドアを壊した言い訳を考える光太。そんな光太の姿を見て、藍花は胸の高鳴りを覚えます。 そのまま藍花が光太に自分を抱きしめてほしいと懇願。とうとう義兄妹の関係が、侵入してはいけないゾーンに突入します！

勢いと雰囲気で、挿入する直前まで行ってしまう藍花と光太。しかしこのタイミングでひっそり義母が帰宅し、その状況をマジマジと見られてしまいました。 義母も光太に対してはその場では怒れませんでしたが、父親が帰ってきてから緊急家族会議が決定。当然光太は罪悪感でいっぱいになりますが、藍花が変わらず軽いノリです。 そして父親が帰宅し2人への追及が始まりますが、藍花がどう考えても嘘とわかる苦し紛れの言い訳を放ちます。 その言い訳に思わず笑ってしまう光太。そんな久々の息子の笑顔を見て、父親は今回のことを不問にすることにします。 息子の笑顔で、義兄妹の性行為を不問にするには余りにも軽すぎるのでは？と突っ込むのは野暮でしょう。

光太は、藍花の胸の感触や唇の感触、囁かれた言葉を思い出して一人悶々としていました。何をしていても藍花の身体ばかり浮かんでしまいます。 そんな光太の元へ藍花がやってきて、ラーメンを食べに行こうと誘いました。仕事で忙しい母をもっていた藍花はいつも外食ばかり食べていて、外食が好きなのだと光太に話します。 しかし、一緒にいったラーメン屋さんが微妙だったため、藍花は光太に手料理が食べてみたいと頼みます。光太の手料理に感心した藍花は、ますます光太に好意を寄せていきます。 藍花は光太に体を重ねたいと伝えますが、光太は最後までするのは気兼ねするようで……。

藍花に最後までしたいと迫られていた光太ですが、結局キスと手で触れるだけだった2人。けれど、藍花は自分がそれだけでも満足できていることに気づきます。 不思議と心地よい気持ちに包まれる中、藍花の脳裏によぎったのは辛い過去の記憶。普段は押し込めていたものを唐突に思いだしてしまったのです。 いよいよ明かされ始める藍花の心の傷。普段のノリが明るく軽い彼女だからこそ、抱えるものの大きさに思わず涙が出そうになりました。 そんな中、藍花は光太をとある場所に誘い前以上に抱くよう迫まります。どこか投げやりな様子の藍花をなだめる光太。直感的に今の藍花を放っておけなかった光太は1つだけ藍花のお願いを聞いてくれて……。

トラウマを打ち明けて吹っ切れた藍花は光太にこれまで以上に猛烈なアプローチを仕掛けるように。そんな中、光太は藍花が廃墟で泣いていた理由が気になり話を聞くことにしました。 そこで明かされたのは、藍花が最初に体の関係を持ってしまったのが当時の母親の彼氏だったという衝撃の事実。更に彼女は、助けを求めた同級生の男子にまで体の関係を求められたと語ります。この体験により藍花は「生きることの難しさ」を考えるようになったのでした。 藍花の話を聞いた光太は、自身もまた生きるのが辛いと感じたことがあり同じ葛藤を抱えていたのだと気づきます。こうしてお互いの理解が深まった2人はより親密になっていき……。

最初は険悪な2人ですが、光太が無理やり襲われそうになった藍花を助けたあたりから一気に風向きが変わりました。奔放な藍花が彼の忠告を素直に聞いたのには違和感を覚えましたが、彼女の過去を聞いて納得できましたね。 藍花には自分を気にかけてくれる人が居なかったので光太が怒ってくれたのが嬉しかったのでしょう。そんな彼の優しさに絆され、藍花は過去のトラウマを打ち明けました。光太はこの話を聞き、彼女が抱えている悲痛な思いに気がつきます。 最新刊では2人が同じ悩みを共有したことでついに心から分かり合えた感じがしますね。今後は同じ葛藤を抱える者同士、義兄妹の関係を超えて心身ともに支え合うかけがえのない存在になっていくのではないでしょうか。

高村光太は地味で真面目な眼鏡キャラ。基本的に無表情で淡々としています。ある日父親の再婚で藍花という妹ができ、彼女の奔放ぶりに呆れながらもなんだかんだで世話を焼くことに……。 知識も語彙も豊富なようで、藍花との口喧嘩のときには難しい言葉を使ってマウントを取りがちです。理屈っぽいところはありつつも、面倒見が良く家族想いでもあります。ちなみに女性経験はありません。

藍花は淡い色の長い髪と整った顔立ちが特徴の女子高生。いかにも“イマドキ”といった雰囲気の女の子です。光太に初対面で「モサいなぁ」「正直ビミョー」と言うなど、失礼なところもあります。 しかし根は素直ないい子で、母や母が再婚した父のことも大切に思っています。その一方で貞操観念がゆるく、内緒で家に男を連れ込んでは行為に及ぶ毎日。光太のことは「口うるさい兄貴」くらいにしか思っていなかったようですが……。

光太と藍花はまるで正反対のタイプで、お互いの第一印象も最悪。作中で「クソッタレな兄妹」という言葉も出てくるほどでした。もちろん一緒に暮らし始めてからは喧嘩も多いです。 しかしお互いに思ったことを口に出すふたりの口喧嘩は、激しくはあるものの小気味よさすら感じさせます。あまりのテンポの良さに思わずクスリとしてしまうこともしばしばです。 話が進むごとにふたりの距離は近づいていくわけですが、その関係がどう変化していくのかもニヤニヤしながら見守ってしまいます。

本作ではふたりの揺れ動く心がていねいに描かれており、思わず感情移入しながら見てしまいます。藍花の表情が可愛かったり、光太のさりげない優しさが発揮されたりと、キュンとする場面も多いです。 またふたりは義理とはいえ兄妹なので、「禁断の愛」的な要素があるのもポイント。ページをめくるたび、一体この先どうなるのかとドキドキハラハラものです。刺激的なシーンもほどほどに盛り込まれていて、飽きることなく読み進められます。

最初はクソッタレな兄妹生活とまで呼んだ2人の関係が、徐々に変わっていく様にドキドキさせられました。 なにより一つ屋根の下の恋愛という、何がきっかけで関係が進展するかわからないワクワク。全く対照的な2人が、対照的だからこそ惹かれあっていく姿は、王道ながら胸がトキメキます。 この禁断の義兄妹の関係はどうなるのか？果たして次は親の介入なしに、最後まで行為をすることが出来るのか？気になることがいっぱいですね。 最終回ではこの2人が結ばれることになると期待したいです。

本作はSNSの広告を中心に話題沸騰中の作品です。実際に読んだ人の中には「お色気展開が良い！」「禁断の関係って最高！」など、さまざまな意見があります。その中でも本作は、ストーリーの良さが評価されているのです。 理系眼鏡の童貞兄と、貞操観念がイカレている妹の正反対義兄妹。最初のうちは互いの理解できない行動が原因で喧嘩を繰り返しますが、徐々に優しさや本当の思いを知って心を開いていきます。 そしてタイトルの「イチゴ」の花言葉は「幸福な家庭」や「尊重と愛情」。今後2人が幸せになっていくに違いありませんね！

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「イチゴ哀歌」は、「でり研」や『白鳥ちゃん閲覧禁止っ！！』などを描いた漫画家・ひらふみと、オトナコミック以外にも青年漫画を手掛ける漫画家・神馬耶樹がタッグを組んだ作品です。 ここからはそんな2人の他作品を紹介していきます。

星藍学園大学に通う大学2年生の田中健一。大仏くんというあだ名で親しまれている彼は、ひょんなことから「おいしい」を楽しむサークル・でりしゃす研究会に入ることに。 そこで出会った美食ハンター・海原裕子やアイドルの花園あきら、部長の南和穂ら美女たちと共に青春キャンパスライフを送ります。そして部員と食事をして、「おいしい」を追求する大仏くん。無自覚リア充の彼は、裕子たちと過ごす中で各々関係を深めていき……。

少女誌「FROW」への配属を夢見ていた新人編集者・白鳥綾子。そんな彼女が配属されたのは、なんと成年雑誌編集部でした。えっちな雑誌を担当するということで、日常的にえっちなキーワードやオトナのオモチャが飛び交っています。 右も左もわからないため仕事で何度も失敗する綾子。しかし編集長の小林真妃やデスク担当の森本聖たちに支えられながら、ひたむきに成長していくのです。純情な綾子の赤面が止まらないちょっぴりえっちなコメディストーリー！

ここまで「イチゴ哀歌」のネタバレを解説してきました！広告でよく流れる「コンドームを買いに行く兄」という、インパクトのある掴みとは裏腹に、キュンもあるラブコメでしたね。 この機会にぜひ愛読書に加えてみてはいかがでしょうか？