『ストロボ・エッジ』最終巻までネタバレあらすじ&相関図を解説！映画・ドラマ・漫画の違いは？

驚いて逃げた仁菜子をかくまってくれたのは蓮。その優しさに触れ、仁菜子の思いは募るばかり。 そんな折、蓮の友人のがっちゃんこと三好学(みよしまなぶ)の誘いで仁菜子・拓海・蓮はカフェでバイトをすることに。遊びにやってきた麻由香と蓮の様子を見て落ち込む仁菜子に、拓海は「蓮を想う気持なんか俺が消してあげる。俺と恋をしよう」と告白しますが、仁菜子の気持ちは変わりません。 一方、蓮も仁菜子への思いを自覚します。しかし親の再婚で不安定になる麻由香を放っておけず、蓮は仁菜子への思いを封じることを選びました。

バイトも辞めて仁菜子とも距離を置く蓮。事情を知った仁菜子も同様に距離を置きます。その間、麻由香は蓮の心の変化や、両親への思いを整理していました。そして彼女は蓮に別れを切り出します。仁菜子も変わらぬ蓮への思いを改めて実感し、拓海の告白を断りました。 学校では蓮が別れた話題で持ち切りに。偶然、他の子の蓮への告白を聞いてしまった仁菜子は、蓮がしばらく彼女は作るつもりはないという言葉を聞いて、この先も恋心は封印してあくまで友人としてそばにいようとします。対する蓮は、麻由香からの指摘もあり、次第に仁菜子への気持ちに素直になり始めて……。

春になり2年生になった仁菜子、蓮、拓海は同じクラスになります。蓮も仁菜子もお互いによい友人になってしまっていて、相手から恋愛対象として見られている自信が持てないまま、季節は体育祭へ。 さらにタイミング悪く、新入生として拓海の元カノ・杉本真央(すぎもとまお)が仁菜子に接触します。真央は中学時代に蓮と拓海の不仲の元凶でした。さらに真央は仁菜子が告白すると2人の友情が壊れると告げ、仁菜子の心を乱します。 蓮のために今度こそ諦めることにした仁菜子ですが、一方で蓮は体育祭が終わったら仁菜子に告白しようと決意していました。

ついに蓮が告白しますが、仁菜子は断ってしまいます。その直前、不良に絡まれていたところを助けてくれた拓海が怪我を負い、パニック状態のまま「ごめん」と言ってしまったのです。 事情を知った拓海は、蓮の背中は押さないぞとつぶやきます。代わりに彼が押してあげたのは仁菜子の背中でした。仁菜子にキスをして「俺と付き合いなよ」と迫る拓海は、自分が悪役に回って仁菜子が蓮のところに行けるようにしてあげたのです。 彼の優しさを受け止めた仁菜子は、再び駅のホームで告白しました。「蓮くんの一番になりたいです」と伝える彼女を蓮が抱きしめハッピーエンドを迎えます。

実写映画版は2015年3月14日に公開されました。蓮のかっこよさが肝となる作品ですが、その点においては福士蒼汰というキャスティングなので満点でしょう。有村の仁菜子もかわいらしく、純朴で一途な姿にキュンとします。 誰もが報われてほしいと応援したくなる拓海には山田裕貴。役のために10kg近く減量したとのことで、眩しいほどかっこいい拓海が拝めます。

恋模様の矢印は概ね原作通りですが、告白のタイミングや登場するイベントが違っています。映画版ではがっちゃんが登場していないため、カフェバイトのエピソードはまるごとありませんでした。 結末までの流れも原作を踏襲していますが、主人公2人以外はやや性格も違います。尺の関係なのか、蓮と仁菜子の出会いも省略されていました。

脚本・監督のタッグをはじめ『アオハライド』制作スタッフが再集結。全10巻のストーリーをあますことなく描くためにシーズン1＆2にて完全実写化すると発表されています。 がっちゃんや寺田裕太郎といった同級生たちの名前もあるので、かなり丁寧にドラマ化されそう。初共演だというW主演の2人が生み出すもどかしい恋模様にも注目です。

実写ドラマ化を記念して、10月10日発売の『別冊マーガレット』11月号には新作特別編が掲載されました。こちらでは仁菜子の背中を押して振られてしまった安堂拓海のその後が描かれます。仁菜子に恋してからは女の子の連絡先を全部消して一途な男子になった彼のその後とは？ 同作では恋人となった蓮と仁菜子の様子ももちろん楽しめます！

タイトルの『ストロボ・エッジ』は作者による造語です。恋をしたときの眩しさや胸に刺さるような思いを表現できる言葉を探して「ストロボ」を採用したとのこと。胸に突き刺さるというところから、尖っているものをイメージして「エッジ」をつけることにしたそう。 その瞬間の眩しくて強い思いを表現したタイトルになっています。

青春の恋のきらめきがぎゅっと詰まった『ストロボ・エッジ』のあらすじを紹介しました。実力派かつ美麗なキャストが揃う実写ドラマ版にも期待が高まります！