漫画『裏バイト逃亡禁止』あらすじネタバレ＆考察！無料で読めるかの情報も

あなたなら、大金のために命を危険にさらせますか？ 『裏バイト逃亡禁止』は、主人公の和美が自身の命を危険に晒して、大金を稼ぐために裏バイトをこなすホラーサスペンスです。 今回はそんな『裏バイト逃亡禁止』の各話ネタバレを含みながら解説していきます！ さらに、『裏バイト逃亡禁止』を全巻無料で読めるアプリや方法について複数のサービスを実際に利用し調査した結果をお伝えします。 ※本記事は『裏バイト逃亡禁止』のネタバレが含まれています。読み進める際は注意してください。

主人公は2人。金髪でサバサバした性格をしている白浜和美と「自身の命の危険」を匂いで感じる、友人の黒嶺ユメです。とある事情で大金を求める2人は、明らかに仕事内容と給料が釣り合ってないバイトへと手を出します。 しかし、常識はずれの高給報酬には裏があり……。本作は、個性的な2人の主人公が高額報酬を求めて、裏バイトの中で起こる怪異と戦うホラーサスペンスです。

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最初の裏バイトの舞台は、郊外の緑豊かなリゾートレストランです。住み込みでの仕事となりますが、その時給はなんと15000円と超高額です。 しかし、一緒に働くオーナーはどことなく様子がおかしく、何かを隠している様子。またユメは異臭が気になるようで、いつも「くさい」と連呼しています。 ある日、オーナーから「大病の妻がいるから入らないでくれ」と言われていた部屋を覗くと、そこにはありえない光景が。白骨死体が座らされていたのです！部屋を覗かれていることに気づいたオーナーは、手斧を持って2人に襲い掛かります。 なんとかオーナーから逃れた2人ですが、後に判明したのがオーナーは独身であるり、レストランでは度々行方不明者が現れていたことでした……。 そして明らかに給料なんて出なさそうな状況ですが、和美はしっかり店から仕事分の給料を盗んでいました。

新たにビル警備員のアルバイトを始めることになった2人。今回のバイト代は、時給10000円です。 最初は順調に警備業務をこなす2名ですが、空きフロアであるはずの7階で、上司らしき男が部下に暴力を振るう光景を目にします。さらには、バイトの先輩である西本が自宅で自殺。2人の身にも不可解な現象が起こるようになります。 和美の「ユメちゃん……仮にさ、究極のブラック企業があったら……死ぬまで働けってモンじゃないよね……死んでも働けだよね」は、ゾッとする一言です。

今回の裏バイトは個人向け配送です。依頼主から鞄を受け取り、指定した場所まで持っていくだけの簡単な仕事ですが……。勿論これは裏バイトで、渡される鞄がただの鞄ではないのです。 配達する途中2人が運んでいる鞄に気づいた人が、狂ったように2人に襲いかかってきます。タクシーの運転手すら2人から鞄を奪おうしてきますが、なんとか2人は依頼主に辿り着きます。 いざ鞄を渡すと依頼主たちも、その中身を知りませんでした。依頼を終えてラーメン屋で一息つく2人は、たまたま映っていたテレビで鞄を巡って国が壊滅する、という衝撃のニュースを目にします。 「国を壊滅させる鞄」の中身には何が入っているのでしょう？気になりますが、きっと見ないほうが良いでしょう……。

今回の裏バイトは、新薬の効果を検証するための治験です。 その報酬は1週間で300万！年収並みの数字を稼いでしまえます。勿論摂取する薬のヤバさも折り紙付きで、裏バイトを始めた2人は暫くして「寝る前後の記憶」がないことに気づきます。 何が起こっているのか調べるうちに、治験対象者の体調異常の原因は薬ではなく、部屋にあるテレビだと気づくのですが……。 治験なのに、別の方法で人体実験させられていた、という驚きの展開でした。

今回は人形供養の裏バイトに挑戦です。裏バイトには主人公の2人だけでなく、シャーロット天ノ崎というドール系ファッションの女性も参加します。あまりに名前が濃すぎますね。 現地に到着した3人は、依頼者から「アナタ方には普通じゃない人形としばらく一緒に暮らしてもらう」と告げられ、一軒家で人形たちと過ごすことになります。 家の中を探索する中で、自分たちが人形の生贄として用意されていたことが判明します。なんとか逃げ出した2人ですが、最後には衝撃の展開が……。この話、筆者としては1番背筋が凍ったラストで、暫くトラウマになりました。

今回は自然保護監視委員として雪山に訪れた2人。「雪山」という単語だけで、既に事件が起こりそうな予感がムンムンですね。 着任して早々彼女たちは、雪山の整備、清掃、案内仕事などを任されます。 仕事をこなすなかで、2人は地元民から、以前大雪崩でホテル関係者の人間が沢山死んでしまった事を聞きます。バイトリーダーの馬岡は、その雪崩の理由を突き止めるために、裏経由でバイトを雇っていました。 しかし今まで雇った裏バイトは「失敗した」とのことで雪崩の理由を突き止めるに至らず。 そしてクリスマス当日、匂いを感じたユメが危険を忠告するもホテルの人間に怪しまれ追い出されることに。ホテルから下山して避難した2人が遠くから見たのは、雪崩ではない別の存在がホテルを襲う模様だった。 もう死の予感しかしない、緊張のある章になってます。

今回の話でユメと和美が、裏バイトの世界で有名になってきていることが明かされます。数々の裏バイトを股にかけ、無傷で戻ってきていることから、和美と組みたい人も少なくないようです。 そんな中ユメと向かう次のバイトは助勤巫女です。これは巫女のアルバイトで、神社へ参拝に来た人に対してお守りやお札などを販売します。 これだけならまだ聞こえはいいですが、問題はこの神社がある場所が離島とのことです。相変わらず立地が「事件を起こしてくれ」と言っていますね。 そして今回も2人だけでなく、未帆と真琴と言った別グループの女性も参加しています。そう、今回の犠牲者です。 着いて早々未帆が行方不明になってしまいます。そして神主から「巫女の裏バイトでは毎年、神隠しに遭う者が1名いる」と告げられるのです。

今回の裏バイトは、水族館スタッフです。なかでも2人が担当するのは「バックヤードツアー」。 水族館の裏側を見せる特別なツアーですが、なんと参加料は300万円とのことです。 勿論そのツアーは、ただ裏側の様子を紹介するためのものではありませんでした。ユメが匂いを感じた際に、一緒にバイトをしていた橙が迷子に。橙は男に黒い水槽の中に誘われていき……。 今回は以前和美のバディを務めていた、橙が登場します。今回の犠牲者かと思いきや、どうやらレギュラー入りのようですね。死なない他キャラは珍しいです。

今回の裏バイトは、*学校の用務員です。花壇や学校の設備を直したりと、あらゆる雑務を担当することに。 業務をこなすうちに、2人は生徒たちから、「自殺した人の霊が出るため用務員たちが辞めていく」と告げられ、不穏な空気が立ち込めます。 前任の用務員に1週間バイトを続けられたら何が待っているか教えて欲しいと言われ、迎えた土曜日の夜。2人のいる宿直室は人影に囲まれてしまいます。日付が変わって日曜日になるとその正体が判明し……。 しかも、今回はユメの匂いによる危機察知が上手く機能せず、本作でも屈指にハラハラさせられるエピソードです。 依頼主の安居の正体と、学校の先生たちの末路に驚かされつつも、背筋が凍ります。

今回の裏バイトは、探偵助手です。 依頼されたのは芸能人である吾妻史朗といった男性の素行調査でした。そして「尾行は絶対見つかるなよぉ…見つかったら死ぬと思ってね！」と、不安しかない言葉を告げられます。 吾妻を尾行する中で、彼の周りで次々と引き起こされる怪異を、彼女たちは目の当たりにすることになるのです。 今回の、怪異の原因は本作の中でも非常に難解なものとなっているため、何度も読み直しが必要かもしれません。

今回の裏バイトは、温泉宿のスタッフです。一時期『花咲くいろは』の影響で人気だったので、やったことある方もいるのではないでしょうか？ この作品の温泉宿は、そんなキラキラしたものではなく、怪異が起こる事故現場でした。今回和美たちが働くのは、働く宿はこの辺りで1番人気の温泉宿「乳海」です。 人気の秘訣は、みなさん大好きな若返りの効能にありました。この若返りの効能に疑問を持ち調査をしていた依頼主の八木は、調査した結果、若返っているのではなく入れ替わっていると話します。八木の報告に納得した温泉宿の女将が温泉宿に向かうと、宿では火災が発生しており……。 筆者はこの話を通じて、若返りには代償がつきものだと感じました……。

今回の裏バイトは、ラジオ局のADです。芸能人に会えたり、人気番組の裏側を知れたりできるので、憧れを抱いた人もいるのではないでしょうか？ しかし、この話に登場するラジオ局は、様子がおかしかったのです。和美たちが仕事をしていると、あるラジオ番組の開始を前に、なぜか退社していく社員たち。 その番組が始まり、パーソナリティが「がまずみ」というリスナーのメールを読み始めると、奇妙なことが起こり始めて……。 ラジオ局という華やかに見える世界ほど、その裏側に生じた闇の暗さは半端ないのかもしれません……。

今回の裏バイトは、*スーパーマーケットの店員です。バイトの定番ですが、当然2人に任されたのは品出しやレジ打ちではありません。 店長からお願いされたのは、店内の見回り。ただ、普通の見回りではなく、怪人が出たら内線9番をかけるように、と指示されます。 バイト初日は怪人らしき存在に出会うことのなかった2人でしたが、奇妙な出来事が起こるようになり……。 日常生活に欠かせないスーパーマーケットですが、もしかしたら人間はスーパーマーケットに支配されてしまっているのかもしれない……、そんな風に考えさせられるストーリーでした。

本作の主人公の1人。金髪ショートカットが特徴の21歳で、世界中を見て回るために多額の報酬を求めています。 命よりも金を優先するところがあるからか、がっつり稼げる裏バイトへ。男勝りで度胸がある一方で、欲望には負けてしまう一面も。 裏バイトで度々ピンチに陥りますが、度胸と行動力で難局を乗り越えています。

本作のもうひとりの主人公。両親が残した借金と、兄弟の学費や生活費を工面するため、多額の金銭を求める黒髪・巨乳の21歳。 几帳面で優しい性格の持ち主で、自分とは正反対の性格である和美に対しては、命よりも金を優先する行動にあきれながらも、強い信頼を置いています。 裏バイト中のピンチの場面では、危機の予兆を「黒い匂い」で嗅ぎ取れます。命の危険の多い裏バイトを乗り越えているのは、ユメの力のおかげです。

登場する裏バイトはどれも、最初は普通のバイトに見えますが、少しずつ怪しい空気が漂ってきて、人智を超えた怪奇現象が起きます。徐々に2人が追い詰められていく展開には、恐怖を感じてしまうでしょう。 読者の予想を大きく上回る怪奇現象には、「何が起こっているか分からない」という感覚が付きまとい、恐怖はますます増幅します。 「何に脅かされているのかわからない」という恐怖は、ホラーを楽しむ上で最高のスパイスです。本作はそんなスパイスの扱いが、非常に上手い作品といえます。

裏バイトをしてまで多額の報酬を求める2人の主人公それぞれにも、何か裏があるようです。 男勝りの和美には、度々、彼女の回想や夢に登場する父・白浜達也も裏バイトで金銭を稼いでいた様子が出てきます。既に故人である達也の死に、裏バイトが関わっていたとしたら、和美は何かしら真相を暴くために裏バイトに関わっているとも考えられます。 また、ユメには黒い匂いを察知して危機を逃れる能力が備わっていますが、なぜ、そんな能力を持っているのかは不明です。蒸発した両親は、ユメの実の両親ではないこともわかっており、どこから何のために現れたのかはわかりません。 このように2人の主人公には、裏バイトに対する因縁めいた関係があるようで、今後、その真相が語られるようになるでしょう。筆者は、ユメは裏バイトを仕掛ける側の人間の子どもで、その出生に和美の父・達也が関係しているのではと考察します。

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ここまで『裏バイト逃亡禁止』のネタバレを解説してきました。筆者はホラーが苦手なので、読み進めながら何度も目を覆ってしまいました。 しかし元から苦手な私からしても、本作は中々冷や汗をかくハラハラが多いです。ユメの特殊能力も、そんなハラハラを作るのに一役買っているのが、本作の凄い所だと改めて感じます。 また、『裏バイト逃亡禁止』を無料で読む方法があるのか調査した結果、本作を全巻無料で読めるアプリや方法はありませんでした。 しかし、コミックシーモアなら今すぐ1冊目を70%オフで読めることが分かりました！ 特殊能力や超常現象も、ホラーとして楽しめる本作を、是非愛読書にしてはどうでしょう？