漫画『満州アヘンスクワッド』最新話まで全話ネタバレあらすじ&感想!手に汗握るクライムサスペンス
手に汗握る展開を
『満州アヘンスクワッド』は、タイトルの通り満州を舞台にアヘンを売りさばく者たちの物語です。主人公・勇が個性豊かな仲間とともに数々のピンチを乗り越えていく姿に、思わず手に汗握ります! この記事ではそんな『満州アヘンスクワッド』のあらすじを最新巻までネタバレ解説していきます。
『満州アヘンスクワッド』のあらすじ【ネタバレ注意】
関東軍の兵士として満州にやってきたものの、右目の視力を失ってしまった日方勇。役立たずとして上官に虐げられる毎日を送っていた彼は、ある日母親がペストに感染してしまったことを知ります。 ペストを治すには当然莫大な金が必要です。そんな中勇は、アヘンの材料となる芥子の栽培場を偶然発見し、アヘンの製造に手を出すことにします。この日を境に、彼の運命が狂い始めてしまうのでした……。
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1巻・2巻(1話〜16話)ネタバレ感想
主人公・勇の過酷な運命の始まり
ペストにかかった母親を救うため、アヘンの製造に手を出した勇。彼は中国秘密結社・青幇(チンパン)の首領のひとり・麗華(リーファ)からその腕を買われ、彼女と組んでアヘンを売りさばくことになります。 しかし数日で大金を稼いで家に帰った勇を、母の死というつらすぎる現実が待っていました。絶望のどん底に落ちた彼は、弟と妹の生活費を十分に稼ぎ終わるまでという条件で、麗華の商売に手を貸すことになるのです……。
危険なビジネスが本格始動!
勇と麗華は売人の少女・リンと、モンゴル民族の好青年・バータルという仲間を新たにスカウトしました。勇の弟・三郎と妹・セツも手伝いをすることになり、いよいよ「真阿片煙膏」の密売に乗り出します。 軍の目をくぐり抜けて大都市・新京にたどり着いた一行は、太客獲得のため「満州映画協会」のパーティーに潜入しました。そんな中、勇は助けを求めてきた満映のスター・李姚莉こと山内洋子をかくまうことになってしまいます。 アヘンのビジネスが本格的に動き出し、物語が盛り上がる予感にワクワクします!
3巻・4巻(17話〜35話)ネタバレ感想
麗華の策略で満映がアヘン漬けに……。
互いに心惹かれキスを交わし合うまでになった勇と洋子。しかし組織の構成員が現れ、勇を拷問したうえ李姚莉を連れ去ってしまいます。 一方、麗華たちは満映をアヘン漬けにして支配することに成功。アヘンに狂わされていく人々が生々しく描かれていて、薬物の恐ろしさを改めて思い知らされました。 その後勇は策を練って組織を壊滅させ、洋子を助け出します。その後麗華は彼女を使って、真アヘンのプロパガンダ映画を作り始めるのでした。
物語の次なる舞台は東洋のモスクワ・哈爾濱!
故郷に帰る洋子を見送った勇は、仲間とともに真阿片煙膏を目標分売りさばき、新京を去ります。そんな彼らのことが気に食わないのが、阿片王と名高い里山柾。彼は青幇と手を組み、勇たちを潰そうと目論んでいるようです。 その後ロシアンマフィンが支配する街・哈爾濱に移った勇たち。彼らは商売をやりやすくするため、青幇とロシアンマフィアに潰し合いをさせようとしますが……。果たしてそううまくいくものでしょうか。
5巻・6巻(36話〜53話)ネタバレ感想
仲間たちの身に危機が迫る……!
とある出来事がきっかけで、勇陣営と青幇、ロシアンマフィアは三つ巴の戦いを繰り広げることに。とはいえ勇たちの陰は薄めで、青幇とロシアンマフィアが派手にドンパチやっているという印象です。 人質になってしまうも混乱に乗じて逃げ出した麗華ですが、そんな彼女に新たなピンチが襲いかかります……!次から次へとスリリングな展開が続き、手に汗握るとはまさにこのことです。
血みどろの抗争に勝利をおさめるのは一体?
青幇とロシアンマフィアの抗争はいよいよ激化し、泥沼化していました。彼らの本気は実に恐ろしく、あまりに残虐すぎる手口にゾッとしてしまう場面もあります。心臓の弱い人はくれぐれもご注意を……。 二大勢力の激しすぎる抗争、怪我を負い倒れてしまった麗華、自身の野望のため暗躍する馮英九など、不安材料がありすぎてハラハラしてしまいます。青幇とロシアンマフィアだけが勝手に共倒れしてくれればよかったのですが、なかなかそうはいきませんね。
7巻・8巻(54話〜72話)ネタバレ感想
新たなターゲットは没落貴族・満州旗人!
予想外の展開により三つ巴の抗争に勝利をおさめた勇たち。彼らは吉林に移動し、またここでもアヘンを売りさばくことにします。麗華は闇医者・關のおかげで回復したようで、安心しました。哈爾濱の件で大活躍した逃がし屋・キリルも仲間に加わり、心強いことかのうえないです! 麗華の次なるターゲットは、没落貴族・満州旗人の末裔。彼女はそのなかで奉公人としてこき使われている青年・昊天を、仲介役として働かせることにしました。 関東軍の憲兵隊伍長でサディズムの権化・長谷川が勇たちのことを追っていて、仲間の誰かがひどい目に遭うのではないかと心配になってしまいます。
今回のビジネスはいたって順調?
昊天の主人を手始めに、麗華たちは満州旗人を次々とアヘン漬けにしていきました。それにしても、真アヘンでキマる人間の描写が毎回気合いたっぷりで、なんだか圧倒されてしまいます。全然嬉しくないシーンのはずなのに、「きたきた!」とテンションが上がってしまうというか……。 そんなわけでビジネスの方は順調ですが、長谷川が勇たちに忍び寄ってきています。リンが狙われてしまっていて、もうすでに次巻の展開が恐ろしいです。
9巻・10巻(73話〜92話)ネタバレ感想
長谷川に捕まってしまったリンは……。
とうとうリンは長谷川に捕まってしまい、勇たちの居場所を吐かせるための拷問を受けることになります。派手ではないもののじわじわ恐怖を与える系の拷問で、見ているこちらも辛かったです……。その実態についてはぜひ実際に本編を読んで確かめてみてください。 リンはどんなに苦しかろうと勇の情報を吐こうとはしませんでした。彼女の愛の深さが伝わってきて胸が苦しくなります。彼女の献身が無駄になるようなことがないといいのですが、果たして……。
仲間たちがリンの救出に向かう!?
ひどい拷問を受けた後、死体置き場に投げ捨てられたリン。しかし実は生きており、仲間たちと無事合流することができました。絶対に物語の舞台から退場すると思っていたのですが、まだ彼女の活躍が見られると思うととても嬉しいです! その後勇を追う憲兵の車とキリルの運転する車によるカーチェイスが繰り広げられます。勇たちは長谷川から逃れることに成功するものの、ここにきて阿片王の里山が登場し、また面倒な状況になってしまいました。
11巻(93話〜102話)ネタバレ感想【最新巻】
勇たちは次なる新天地へ
里山は勇を仲間にしようとしていましたが、勇は彼の誘いを断ります。こうしてまた大きな壁を乗り越えた一行は、新天地・大連に向かいさらにビジネスを広げていくことにしました。 大連には静という名のビジネスマンがいて、勇たちのことを探ってきます。この巻では束の間の平和も描かれていましたが、再び大ピンチの予感に気の休まる暇がありません……。
『満州アヘンスクワッド』の感想&レビュー
題材が題材なだけにダークで重い面はありますが、堅苦しいわけではないので(スピード感としては)サクサクと楽しめます。裏社会が舞台となっているうえ残酷なシーンも多く、たまに目を逸らしたくなってしまうことも……。 勇たちが最終的にどこへたどり着いてしまうのか、楽しみなような恐ろしいような。ここまできたら最後の最後まできちんと見届けたいです。
『満州アヘンスクワッド』あらすじをネタバレ解説しました
この記事では『満州アヘンスクワッド』のあらすじを最新巻までネタバレ解説してきました。 息つく間もないほどスリリングな展開が魅力の本作。勇たちがあの手この手を使ってビジネスを広げていく過程にハラハラドキドキさせられます。見ごたえたっぷりのクライムサスペンスを堪能したいときにぜひどうぞ!