漫画『そして 気づく』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！命の大切さに気付ける作品

3年前に妻を癌で亡くしたことがきっかけで生きる意味を見つけられていない主人公が、星に願ったことで妻と再会する心温まる漫画『そして、気づく』。 ここからは本作の全話ネタバレ・あらすじ、感想を紹介していきます！ ※この記事は漫画『そして、気づく』のネタバレを含みます。未読の場合は注意してください。

3年前に妻を癌で亡くし、生きる意味が見い出せていない五十公野総一郎。業界大手の大企業に勤めているとはいえ、失意のどん底にいる彼の人生は絶望そのものでした。 毎日のようにソファの上で目覚め、朝食は手っ取り早く済ませ、ゴミだらけの家から出勤。そんな日々を送っていた総一郎でしたが、ついに決意を固めて橋から飛び降り自殺を図ります。総一郎さん、そんなところまで追いつめられていたなんて……。よく3年も我慢できましたよね。 しかし突然、後ろから強烈な光が現れて総一郎を包み込みます。翌日、目を覚ますと目の前には死んだはずの妻・瑞希が立っていて……。

状況がまったく理解できずにいる総一郎。しかし瑞希は突然総一郎の身体に触れ、幽霊ではないことを証明するのでした。 その後3年ぶりの手料理を振る舞い、まるでかつての日常が戻ってきたように接します。もちろん総一郎は受け入れられるはずがなく、状況の説明を求めますが……。「細かいことにうるせェ、まずは黙って食え！」ーー。 元ヤンの瑞希に怒鳴り散らされた総一郎は、抵抗できるはずもなく大人しくします。そして料理を口にすると、あまりの懐かしさに感動するのでした。元ヤンの瑞希さん、めちゃくちゃ怖いです！ さらに2人は家の掃除を済まし、日常を取り戻すのでした。

癌で亡くなる前、病室で夜空を眺めていた瑞希は、流れ星に願い事をします。そして流れ星から願いを叶えることを告げられ、眩い光に包み込まれるのでした。 あるべき姿に戻った家。しかし瑞希は片づけをしない総一郎に対して激怒し、迷惑をかけないよう注意するのでした。夫婦関係がしっかりしているのは、本当に素敵なことですよね！ 数日後、総一郎はいつものように出勤していました。しかし会社に終電まで残ることはなくなり、定時になったら一早く退勤するようになります。帰りにダイヤモンドのネックレスを買ってから帰宅する総一郎。 しかし家には瑞希の姿はなく……。

突然姿を消してしまった瑞希を探し、街中を走り回る総一郎。しかしどこにも瑞希の姿はなく諦めかけたその時、タバコを加えた瑞希が道の向こうからやってきます。そして居なくなった理由を聞く総一郎に、これまでの経緯を話し始めるのでした。 実は瑞希が病室で流れ星に願い事をした3年前のあの日、彼女は「孤独になった総一郎を助けたい」とお願いしていました。そして願いが叶えられ3年後の今にやってきた瑞希でしたが、期限はたったの1週間。もうお別れの時間が来てしまったのです。 話を聞いた総一郎は瑞希にダイヤのネックレスを渡し、別れる覚悟を決めます。そして彼女が消えてからも前を向いて生きていくと約束するのでした。

本作の見どころといえば、やはり読み終えたときに様々なことを考えさせられるストーリーでしょう。 妻を癌で亡くしたことで、絶望の淵に立たされていた総一郎。妻と奇跡的な再会をすることで幸せな生活を送り始めますが、2度目の有効期限を迎えます。 当たり前だった日々が突然当たり前ではなくなり、再会を果たしたことで当たり前じゃなかったことに気付かされる……。読み終えたときには、今を大切にしようと思える作品です。

結論からいうと、漫画『そして 気づく』を完全無料で読む方法はありません。さらに本作はめちゃコミックの独占配信作品なので、めちゃコミック以外の配信サービスで読むことも不可能です。(2023年11月時点) ただしめちゃコミックでは3話まで無料配信しているため、最終話のみ課金すれば全話イッキ読みができますよ！

本記事では『そして、気づく』のあらすじをネタバレありで紹介しました。非現実的な展開が続きますが、読んでいる側に大切なことを教えてくれる心温まるストーリーとなっています。 読み終えたときには、きっと涙を流しているはず！