「ペンディングトレイン」は漫画「漂流教室」に似ている？共通点や原作説などを考察

2023年4月期のドラマ「ペンディングトレイン」、山田裕貴主演のサバイバルドラマですが、このドラマが2002年に放送されたドラマ「漂流教室」に似すぎと話題になっています。 「漂流教室」は常盤貴子と窪塚洋介が出演したドラマですが、どこが似ているのでしょうか。この記事では2つのドラマの共通点や違いについて、深堀りしていきます！ ネタバレを含みますので注意してください。

ドラマ「ペンディングトレイン」ですが、放送直後から2002年のドラマ『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』に似すぎだと話題になっています。 このドラマ「漂流教室」は、2002年に常盤貴子と窪塚洋介の主演で放送されました。楳図かずおの漫画『漂流教室』が原作ではありますが、大幅に設定が変更されてドラマ化されています。

ドラマ「漂流教室」は、楳図かずおの漫画『漂流教室』が原作です。原作漫画は、荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった主人公・大和小学校6年生の高松翔たちが、生き残りをかけて奮闘する姿を描いた作品です。 翔たちは荒廃した未来の世界へ校舎ごと飛ばされ、生存するために競争を繰り広げます。未来の世界では、内部対立や伝染病の蔓延、未来人類からの襲撃などさまざまな困難が訪れました。翔は自分達が未来にやって来た意味を見出し、この世界に生きる決意を固めます。

本倉高校の数学教師・浅海(窪塚洋介)は、偶然2年前まで本倉高校に勤めていた教師で、教え子の藤沢が起こした暴力事件の責任を取って退職した結花(常盤貴子)に出会います。そんな時、浅海と結花たちは校舎ごと未来にタイムスリップし、食料や水など一切ない、砂漠化した場所に来てしまいました。 電話は通じず、食料もない世界に来てしまった浅海や結花、そして生徒たち。備蓄されていた食料をめぐって争いが起こったり、未知の病気、そして未来人と遭遇するなどさまざまな困難が待ち受けていました。

結花は未来人から受けた傷によって、亡くなってしまいます。浅海は生き残り、これまで自分たちが見てきた未来にならないよう、過去の人間たちにこの状況を手紙で知らせようとしました。そのタイムトラベルが成功し、第1話の浅海の前に、バラバラに破かれていた手紙が降ってきます。 バラバラの手紙をつなげると、そこには「どうか今を」「未来をきっと」といった言葉が記されていました。浅海は思いを寄せる結花に電話をし、「今から会いたい」と連絡し新たな物語がスタートします。 2人が連絡を取り合って会えたことで、砂漠だった土地はみるみる緑の大地へと変化していき……。浅海は未来にタイムスリップしたことで未来を救い、未来を変えることができたのでした。

「ペンディングトレイン」では電車の5号車が、「漂流教室」では校舎ごとがタイムスリップしています。「箱ごと」全部がタイムスリップしているという点が、同じですね。しかも数名がタイムスリップするのではなく、居合わせたりその場所にいた人物全員がタイムスリップするという点も、共通しています。

タイムスリップ先が、荒れ果てた何もない場所という点も同じです。「ペンディングトレイン」では荒れ果てた荒廃地帯、「漂流教室」では砂漠と、どちらも水も食料も簡単には見つからないような、厳しい場所へとタイムスリップしています。

どちらも水や食料がなく、生き残りをかけた戦いが始まります。そして登場人物たちは何とか元の世界に戻ろうと、奮闘する点も共通していますね。最初は言い争いが絶えなくても、徐々に絆を深めて皆で前を向いていく、という展開も同じになるのではと予想します。

なんと、どちらの作品も伊豆大島の砂漠で撮影されており、ロケ地が同じなのです。「ペンディングトレイン」は、伊豆大島の裏砂漠で撮影が行われていることを公表しています。「漂流教室」も伊豆大島の砂漠で撮影されたと言われており、どちらも同じ場所でロケが行われているようですね。

未来へのタイムスリップなど、共通点が多いことが分かった2作品ですが、違いもあります。それは、登場人物が他人同士であるという点です。 「ペンディングトレイン」では、たまたま電車に乗り合わせた他人同士がタイムスリップしました。一方の「漂流教室」は校舎なので、同じ高校に勤務する教師・通っている生徒がタイムスリップしています。元々の人間関係が続いていくか、初対面の人物たちが争うか、この点は大きな違いと考えられますね。

「ペンディングトレイン」と「漂流教室」は、とても共通点が多いことが分かりましたね。設定も似ており、同じような展開になるのか気になるところです。 しかし違いもあるため、今後全く違うストーリーになる可能性も考えられます。「ペンディングトレイン」のストーリーに注目ですね！