「ペンディングトレイン」最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末や残された謎を考察
2023年4月から、TBS金曜22時枠でドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』が放送されました。主演は山田裕貴が務めます。この記事ではドラマの全話あらすじを解説していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 ★成功した?最終話のネタバレはこちら
タップできる目次
- 【ネタバレなし】「ペンディングトレイン」のあらすじ
- 第1話のあらすじ・ネタバレ
- 第2話のあらすじ・ネタバレ
- 第3話のあらすじ・ネタバレ
- 第4話のあらすじ・ネタバレ
- 第5話のあらすじ・ネタバレ
- 第6話のあらすじ・ネタバレ
- 第7話のあらすじ・ネタバレ
- 第8話のあらすじ・ネタバレ
- 第9話のあらすじ・ネタバレ
- 最終話のあらすじ・ネタバレ
- 【結末】賛否両論!最終回で残る疑問
- 【考察】タイトルの意味とは?
- 【予想】最終回の展開を推測
- 【まとめ】これまでに残された謎の数々
- 「ペンディングトレイン」の相関図
- 萱島直哉役/山田裕貴
- 白浜優斗役/赤楚衛二
- 畑野紗枝役/上白石萌歌
- 「ペンディングトレイン」その他のキャスト
- 原作なし!脚本は「恋つづ」の金子ありさ
- 主題歌はOfficial髭男dismの「TATTOO」
- 「ペンディングトレイン」最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで
【ネタバレなし】「ペンディングトレイン」のあらすじ
8時23分、いつも通りに動く電車に乗っていた乗客たちは、いきなり未来の荒廃した世界にワープしてしまいます。乗客たちは急にSNSやスマホも使えない、全く違う世界へと連れていかれてしまいました。 見ず知らずの乗客たちは、水も食料もない世界に取り残され……。電波も通じず、大ピンチを迎えることに。 そんな乗客たちは、この新たな世界で生き抜かなければなりません。その中の1人、カリスマ美容師の萱島直哉はどこか捉えどころがない存在。心を閉ざしがちな直哉が、この状況で一体どのような行動に出るのでしょうか。 極限に追い込まれた乗客たちが、元の世界に戻ろう懸命に動く姿、そして前代未聞の出来事に立ち向かっていく姿が描かれています。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
2023年の春。カリスマ美容師の直哉(山田裕貴)、高校の体育教師・紗枝(上白石萌歌)、消防士の優斗(赤楚衛二)は、同じ電車の車両に乗り込みます。 それぞれの思いを抱えながら、目的地へ向かうほんのひと時。いつもと変わらない日常を、3人は過ごしていました。 同じ車両には、祥大(井之脇海)や玲奈(古川琴音)など、多数の乗客が乗り合わせています。すると、一瞬かすかな閃光が走り……。 その車両は、いきなり加速しトンネルへと吸い込まれます。たどり着いた先で直哉たちは、想像を絶する光景を目の当たりにしたのでした。 その電車は、8時23分発の秋葉原行き電車。偶然にも乗り合わせてしまった68人は、「ペンディング」された運命を辿ることに。
ネタバレ
優斗は消防士の経験から、全員の名簿を作ることに。SOSの合図として焚火をし、直哉は乗客から食べ物を盗まれたと疑われ……。しかし玲奈が盗んでいたことが発覚し、乗客たちは直哉に謝罪するためにいなくなった直哉を探します。 しかしその頃直哉は、足を踏み外して崖に落ちそうになっていました。優斗と紗絵が直哉を助け、2人は直哉に謝罪。翌日、乗客たちはそれぞれ自分勝手に行動するようになります。 優斗は必死にまとめようとするも、直哉は「どっちだっていいだろ。他人の命を背負う必要はない」と優斗を止めます。 しかし優斗は、自分を庇って歩けなくなった先輩の「1人でも多く助けろ」という言葉から、「皆を助ける」と誓います。直哉はその後、弟の達哉(池田優斗)のことを思い返し涙を流していました。 年の離れた達哉を育てたのは直哉。しかし達哉は事件を起こし、刑務所へ。そんな達哉から「会いたい。やり直したいです」と手紙をもらっていたのです。 達哉は刑務所を出所しましたが、そこに直哉の姿はありません。その頃電車では、なんと自分たちが30年後にタイムリープしていることが発覚。 そして自販機に飲料を補充していたという男が、「水やお茶がカートごと盗まれた」と電車内にやってきて……。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
自販機の水やお茶が盗まれたことが分かり、直哉(山田裕貴)は「木の根っこにあった」と言い出します。皆で分け合おうと言う優斗(赤楚衛二)と直哉は言い合いになりますが、なんと飲み物は木の根っこから消えていたのです。直哉は「犯人は乗客の中にいる」と疑いました。 3日目になり、直哉は水を盗んだ人物が夜中に動き出すと見張っていました。しかし朝まで誰も動かなかったとのこと。そこで直哉と紗枝(上白石萌歌)と優斗と加藤(井之脇海)は、水を探しに行きます。 その頃電車内では言い争いが起こり、弘子(大西礼芳)の提案で電車内を掃除することに。
ネタバレ
そして自販機の飲み物を隠していたのは、田中(杉本哲太)と判明。田中は「水が欲しければ食べ物と交換しろ」と乗客を脅したため、直哉は田中にハサミを突きつけます。 田中は皆に謝罪しますが、直哉は田中をここに置いておくか追い出すか、多数決を取ろうと提案しました。 多数決の結果、田中は「二度としない」と約束し電車に残ることに。田中が隠していた飲み物は全員に行き渡り、久しぶりの水に乗客たちは感動しました。 翌日、直哉たちは水が湧き出ている場所を発見し、優斗が縄をつけてその崖を登ります。しかし優斗は崖の上から、何もない風景に驚き……。 優斗が撮った写真を見た佳代子(松雪泰子)は、「帰る!」と電車を飛び出します。4日目、直哉は達哉(池田優斗)のことを紗枝に打ち明けます。実は直哉は以前、校庭で虹を見上げる紗枝を見かけていたのでした。 その夜、田中が歌を歌っていると空にオーロラが現れます。そして何者かが田中の目の前に現れ……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
田中(杉本哲太)は何者かを追いかけ、一旦電車に戻って直哉(山田裕貴)の美容師道具のハサミを持って再び追いかけようとします。 それを見た直哉は怒り出し、田中の胸ぐらを掴んで「出ていけ!」怒鳴りました。すると雨が降り出し、乗客たちは雨水を溜め始めます。 しかし食料が底をつき、直哉は皆に「自分達で動け!何もしなければ死んでくぞ」と声をかけます。その時紗枝(上白石萌歌)が何かを食べて倒れてしまい、優斗(赤楚衛二)が紗枝を吐かせて対応。その様子を、田中が覗いていたのでした。 直哉は、田中が食べられないイヌホウズキを混入させたのではないかと疑います。直哉は田中を捕まえに行こうとしますが、優斗は「誤解かもしれない」とまた正論を突きつけ、田中を探しに行きました。 しかし途中で斜面から落ちてしまい、優斗はその夜電車に戻ることができず……。
ネタバレ
翌朝、紗枝が優斗を探しに行こうとした時優斗が電車に戻ってきました。優斗は田中を見つけることはできませんでしたが、直哉の美容師道具を探し、持ち帰ってきたのです。 直哉は達哉(池田優斗)のことを思い出し、「ちゃんと飯食ってるのかな。会いてえな」と涙が溢れ出しました。 その頃達哉も、出所してラーメンを食べながら直哉のことを思い、涙を流していました。その後優斗、直哉、加藤(井之脇海)たちは、鳥が飛んでいるのを発見。 鳥がいるということはどこかに餌があるはずだと、辺りを探索します。しかし加藤が何者かに襲われ、お腹から血を流してしまったのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
加藤(井之脇海)が何者かにお腹を刺され、直哉(山田裕貴)と優斗(赤楚衛二)は急いで電車の中に加藤を運びます。 優斗が判断を迷う中、直哉は裁縫道具で傷を縫いますが、加藤はなかなか熱が下がらず……。ドクダミなどを使って傷の消毒を行い、何とか加藤は回復しました。 直哉は夜、緑の光る物を見つけますがすぐ光は消えてしまいました。一方優斗は加藤にお礼を言われますが、先輩の高倉(前田公輝)のことを思い出します。 さらに電車を出ていった田中(杉本哲太)は、優斗を「腰抜け」とバカにします。しかし優斗は田中が警備会社で働いていたことから、電車の周りに罠を仕掛けるなど対策を教えてもらいました。 優斗はライターがなくなりそうなことから、火起こしに励みます。一方直哉は、乗客たちの髪を切り美容師としての腕を発揮。すると罠の鳴子の音がしたため、優斗と紗枝(上白石萌歌)は急いで確認すると、そこに少年の姿があったのです。
ネタバレ
少年は「母を呼ぶから待っていて」と言うも、なかなか戻ってきません。待っていた優斗は再び火起こしをしますが、なかなか火はつきませんでした。 優斗は高倉が怪我をしたことで今でも自分を責め、そのことを直哉と紗枝に打ち明け悔しさをにじませます。 手から血が出るほど火起こしをする優斗に、紗枝は「私だって立派じゃないです」と絆創膏を貼ります。直哉も火おこしの土台を抑え、「自分ができることをする」と伝えました。 こうしてようやく火がつき、3人は喜びあったのです。 そしてようやく、少年が「来ていいよ」と戻ってきました。3人がついていくと、そこには「6号車」と書かれた電車が……。そして「初めまして。5号車のみなさん」と声をかけられたのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
直哉(山田裕貴)と優斗(赤楚衛二)と紗枝(上白石萌歌)は、6号車のリーダー・山本(萩原聖人)たちと出会います。山本は「帰れる方法がある」と説明。 というのも4日目に船を見つけ、カナダに無線が繋がったそう。今は2060年で、2026年に地球に隕石が落下。スペースデブリという宇宙ゴミのせいで、地球は大事になっていると説明します。 山本の話を聞き、優斗や紗枝たちは地球に戻って未来を変えたいと意気込みます。しかし直哉は「帰れるなんて思ってない」と言い、玲奈(古川琴音)も今の生活が最高だと感じていました。 そして6号車にお風呂の作り方を教えてもらい、乗客たちは久しぶりのお風呂に感動します。 その頃現代では、直哉の美容室のオーナー・すみれ(山口紗弥加)が達哉(池田優斗)に「うちで働かない?」と誘います。すみれは直哉とは何でもないと言いますが、達哉はすみれの財布を見つめ……。 すみれが目を離した瞬間、財布からお金を盗み自分のポケットに忍ばせたのでした。
ネタバレ
一方優斗は直哉に、消防士を辞めようと思ったときに支えてくれた真緒(志田彩良)という女性のことを明かします。その話を聞いてしまった紗枝は、ショックを受けました。 しかし直哉は「時空超えて落ち込むんじゃないよ」と紗枝を励まし、少しずつ紗枝に心惹かれていくように。 直哉たちは緑の鉱石のことを、山本に話していません。しかし緑の隕石の存在を田中(杉本哲太)が山本に提供し、田中は山本から食料をもらっていました。 一方玲奈は帰りたくない気持ちから、山本に話に行くと1人6号車に向かいます。紗枝が止めに入りますが、6号車の3人の男に囲まれてしまい……。 しかもそこには金髪の男の死体があり、玲奈は何とか逃げて5号車へ。直哉と優斗がすぐに紗枝を助けに向かいますが、紗枝は男たちに囲まれ、崖から飛び降りたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
直哉(山田裕貴)と優斗(赤楚衛二)は紗枝(上白石萌歌)を探しに行き、6号車に向かいます。すると2人は6号車で、血の跡を発見。山本(萩原聖人)は2人に、事情を説明します。 山本たちがワープした時、車内には北千住殺傷事件の犯人・日高(新井佑典)がいました。日高はナイフを持って暴れ出し、山本が制止した時に誤って腹部にナイフが刺さって亡くなってしまったとのこと。 埋められていたのは金髪の男は、日高だったのです。 6号車の乗客たちは、それ以降山本に従うように。その頃紗枝は山本に見つかり、山本は紗枝にカナダと無線で通信していたことが嘘だとバレてしまいました。 山本は紗枝を船に監禁し、本当のことは誰にも言わないと紗枝に告げたのです。
ネタバレ
5号車には、6号車の矢島(鈴之助)が田中(杉本哲太)から情報を得て、5号車にある黒いバッグを奪いに来ます。すると5号車と6号車の人々で争いが始まり、多数の怪我人が……。 すると大地(藤原丈一郎)が「辞めようや!」と電車の上から叫び、ようやく落ち着いたのです。 しかし矢島はバッグを奪って逃走し、そこに解放された紗枝がやってきます。紗枝は咄嗟に6号車の子供を矢島から庇いました。 山本は紗枝を交渉材料として連れてきていましたが、紗枝は山本の嘘を全員に暴露。5号車と6号車の人々は、騒然となったのです。 山本は皆に希望を持たせ、王国を作ってトップになりたかったと告白。しかし負けを認め、山本は船にあった手帳を優斗に渡して去っていきました。 こうして戦いは終わり、紗枝は直哉に「よく頑張った」と言われ涙を流します。そして直哉は優斗に、「気づいてやれよ」とそっと忠告しました。 その頃現代では、物理学の教授・蓮見(間宮祥太朗)が消えた電車の映像を検証していて……。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
6号車から5号車にやってくる人々が増える中、直哉(山田裕貴)は6号車に移住すると言い出します。直哉は6号車に行き、植村(ウエンツ瑛士)と賭けをすることに。 負けたら美容師のハサミを差し出すということで、サイコロ勝負を行います。 勝負は、直哉の勝ち。直哉は6号車の陣地にある魚や塩をいつでも取らせてもらうという条件を出し、5号車の皆は喜びます。 直哉と優斗(赤楚衛二)は魚を焼いて食べ、優斗はお好み焼き屋の真緒(志田彩良)に会いたいと言いました。 その頃現代では、達哉(池田優斗)がまたすみれ(山口紗弥加)の財布からお金を盗んでいて……。すみれはなぜ盗むのかと問いただすと、達哉は警察の情報を教えてもらえると先輩にお金を払っていました。 達哉は「兄ちゃんに会いたい」と涙を流します。
ネタバレ
一方優斗たちは6号車の情報で、ワームホールが開けばタイムワープすることが可能、つまりワームホールが見つかれば帰れるという仮説を立てます。 それから地図を頼りに辺りを調べ始めた5号車のメンバーたち。直哉は自分たちが消えたのではなく、消えたのは元の世界であると思い始め……。 その頃小春(片岡凛)は、和真(日向亘)に妊娠していることを告げます。和真は驚いて何も答えられず、雨が降り出しました。和真は直哉にこのことを打ち明け、一緒にいなくなった小春を探します。紗枝(上白石萌歌)も合流し、雨の中小春のことを探し続けました。 直哉は、震える紗枝にコートをかけます。紗枝は「素直になればいい」と言いますが、直哉は「怖いから、皆どうせいなくなる。だったら最初から1人がいい」と伝えました。 すると紗枝は直哉にコートをかけ直し、後ろから抱きしめます。 そんな時雨で5号車に戻ってきた田中(杉本哲太)は、いきなり5号車の中のドアを開けます。するとそこには、トンネルと穴があり……。田中の藁人形「ミーポ」が吸い込まれ、皆は期待に満ち溢れたのでした。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
優斗(赤楚衛二)たちはワームホールを見つけたものの、ワームホールは徐々に小さくなり消えてしまいます。そして吸い込まれた田中(杉本哲太)の「ミーポ」は、現代の電車のホームにたどり着いていたのでした。 加藤(井之脇海)は自然エネルギーの発生、宇宙磁気圏の乱れなどの条件が揃うとワームホールが発生すると推測。そしてワームホールに穴を空けるために、電流を流す必要があると考えます。その時、大地(藤原丈一郎)は埋められていた電源コードを発見しました。 駅員が近くに非常用発電装置の施設があったことを思い出し、直哉(山田裕貴)たちは電線を辿って施設を探すことにします。しかし帰りたくない玲奈(古川琴音)は、「ここにいれば命はある」と一点張り。 皆はリスクを負って戻るか、命を優先して残るかを迫られたのです。
ネタバレ
すると直哉は、「自分も残る」と言い出します。そして皆で一生懸命砂を掘り起こし施設を発見。無事に電気がつき、天気も荒れ始めました。優斗たちは電車にケーブルを巻き付け、電流を流してワームホールを広げて電車に乗る準備を始めます。 そしてオーロラが発生し、乗客は次々と電車へ。優斗は「一緒に来い!俺を信じろ!」と直哉に伝え、玲奈や小春(片岡凛)も電車に乗ることを決意。しかし直哉が乗ろうとした瞬間、木が倒れてしまったのです。 そんな直哉を助けたのは、田中でした。田中は直哉を電車に乗せ、「生きろ!お前らがいなくなってせいせいするよ!」とドアを閉め……。こうして電車はワームホールに吸い込まれていきました。 こうして直哉たちがたどり着いた先は、なんと2026年5月1日の8時23分だったのでした。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
直哉(山田裕貴)たちは2026年5月1日に戻り、皆戻れたことを喜びます。優斗(赤楚衛二)たちは未来にいたことを訴えますが、警察は聞き入れてくれません。 そして家族と再会し、直哉は達哉(池田優斗)と抱き合います。達哉は今、彼女と同棲していました。 直哉は美容師の仕事に戻ろうとしますが、右手でうまくハサミが握れず……。乗客たちはそれぞれネットで特定されるようになり、直哉もイケメン美容師と話題になります。紗枝(上白石萌歌)は直哉の店に行き、すみれから直哉の右手がうごかなくなったことを聞かされました。 直哉の店には、ネットを見た人が次々とやってくるように。紗枝も学校を辞め、玲奈(古川琴音)のネイルサロンには明石の妻が乗り込んで来て、明石が既婚者だったことも分かります。 さらに直哉と達哉の母・智絵梨もインタビューに応じるなど、ますます乗客たちは注目を集めたのです。
ネタバレ
加藤(井之脇海)は、蓮見(間宮祥太朗)が研究を続けていることを皆に報告します。直哉は徐々に落ち込み、優斗に「戻ってこなければよかった。最低でクソみてぇな世界」と嘆きました。優斗は、自分が紗枝を守ると直哉に宣言します。 紗枝は直哉に電話し、「あなたのことが気になります」と思いを伝えます。しかし心を痛めている直哉は「あなたのことなんて忘れてた。未来なんてどうでもいい」と電話を切ってしまい……。 その後優斗が火災現場に向かうと、そこには優斗を撮影する人々が群がります。優斗は邪魔され仕事にならず、近づいてきた人を突き飛ばして炎上する始末。優斗もついに、「最低だな。もう終わればいい。こんな世界」と直哉に嘆いたのでした。
最終話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
直哉(山田裕貴)は電車で大地(藤原丈一郎)に偶然会い、5号車の皆と再会します。 しかし世間では電車に乗っていた人たちがオカルト団体だと噂され、大地は動画配信をすることに。自分たちが未来にいたこと、これから地震が起こることを訴え、少しずつ信じる人も増えていきます。 そんな中、佳代子(松雪泰子)は元防衛大臣の芹澤に事態を直訴します。すると政府は佳代子たちの証言が正しいと信じ、動き始めていました。小惑星の軌道を変化させるロケットを発射し、その日が12月9日だと判明したのです。 それを聞いた直哉たちは、その12月9日まで「前向きに生きる」ことを決めます。優斗(赤楚衛二)は仕事を休職に追い込まれますが、仕事に復帰し徐々に前向きに。一方大地は田中(杉山哲太)に手紙を書き、トンネルがあった場所に手紙を埋めました。
ネタバレ
そして小春(片岡凛)が、赤ちゃんを出産します。病院には5号車のメンバーが集まり、皆は「優斗がいたから今がある」と優斗に感謝を伝えました。そんな時加藤(井之脇海)から「来月ロケットが打ち上げられる。スイスに防災シェルターがあるから、来られる人は来るように」と連絡が入ります。 5号車のメンバーは、朝の8時23分にホームで待ち合わせることに。優斗は行かないことを決め、直哉も行かないつもりでした。しかしあの日々があったから自分は変われたと実感し、直哉は翌朝ホームへ。そこで、小春の赤ちゃんを抱く紗枝に会います。 直哉は紗枝に、「一生忘れない。忘れたくない」と言い紗枝を抱きしめます。そして直哉は優斗の元へ。「生きよう。何があっても」と直哉は伝え、2人は肩を抱き合い歩き出します。 その頃ずっと隕石について調べていた蓮見(間宮祥太朗)は、連絡を受け安堵の表情を浮かべます。田中は未来で、大地からの手紙を読んでいて……。 そして直哉と優斗は、「こっからどうなるか分からない。やれるだけやってみよう」と前向きに生きていくのでした。
【結末】賛否両論!最終回で残る疑問
なぜ手紙が届いたのか
最終回では2060年の田中のもとに、米澤の書いた手紙が届いていました。手紙が届いたことで、「隕石が衝突したのでは」と予想した視聴者も多かったのでは。 というもの、田中が存在している未来は、隕石が衝突しなかった時点からパラレルワールドに分岐していくという設定だったからです。しかしここでは「隕石は衝突しなかったのでは」と考えるのが自然だと思います。 パラレルワールドになる前、すなわち分岐する前の世界は共通しています。つまり「分岐する前に埋めた手紙は、田中の世界がパラレルワールドになっていなかったとしても田中に手元に戻る」という設定でも矛盾はしていないのです。 米澤はこのことを承知の上で、手紙を田中に残したのではないでしょうか。
結局隕石の衝突は回避できた?
隕石の軌道を変えるための政府のロケットは2026年12月1日に打ち上げられました。その後12月4日には隕石の軌道が変わったのか、結果が判明し、もし隕石の軌道が変わらなかった場合、隕石はそのまま地球に衝突してしまいます。 12月2日に蓮見教授が電話を受けていたシーンがあるので、この電話の内容はロケットの経過報告と考えるのが自然でしょう。電話を受けた後の蓮見はそのままソファーに寝っ転がってリラックスしているから、ロケットが順調に隕石に向かっているのかもしれませんね。
【考察】タイトルの意味とは?
①「ペンディング」の意味とは?
ドラマタイトルにもなっている「ペンディング」。この意味は、公式Twitterで「ペンディングとは”宙ぶらりん”です」と説明されています。 そもそもペンディングを直訳すると、「保留」「未決定」「先送り」などといった意味になります。トレインはそのまま電車と訳すと、「保留状態で未解決の電車」、つまり「宙ぶらりんの電車」という意味になりそうですね。 実際にドラマでも、突然非現実世界にワープし、何も解決しておらず宙ぶらりんのまま生活がスタートしています。この生活をどう生き抜いて抜け出すのか、ということがドラマのテーマとなりそうですね。
②8時23分は何の時間を指している?
サブタイトルの「8時23分、明日 君と」、この数字部分の「823」は英語のスラングで「Thinking of you」、Thinkingが8、ofが2、youが3を表しています。 「Thinking of you」を訳すと、「あなたのことを思っている」。あなたのことを思いながら、明日も君と一緒にといった意味が込められているのではないでしょうか。 8時23分の意味は、「8時23分発、秋葉原行きの電車に乗った」とただ時刻を表しているだけかと思っていました。 しかし823には「Thinking of you」という意味があり、その時刻にしたことにも深い意味があったのではないでしょうか。サブタイトルにもこだわりを感じます。
【予想】最終回の展開を推測
「ペンディングトレイン」の最終回・結末予想ですが、最後には現実世界に戻り、乗客皆が新たな人生を前向きにスタートできるのではないかと思います。 乗り合わせた乗客たちは、それぞれ事情や悩みを抱えている人が多いです。ドラマが進むにつれ、登場人物のバックグラウンドも描かれていくのではないでしょうか。 そんな中、この非現実世界を生きることによって成長し、ドラマ終盤で現実に戻る道を見つけ、最終回で元通りの人生に戻れるのではないかと予想します。 ただし「ペンディングトレイン」は原作がない作品のため、どのような結末になるかまだ明らかになっていません。毎回新たな情報が出ると思うので、少しの伏線も見逃さずにチェックしていきましょう!
【まとめ】これまでに残された謎の数々
①紗枝が抱えていた赤ちゃんは?
第1話の冒頭で、紗枝は赤ちゃんを抱いていました。生まれたての赤ちゃんで、誰の子供なのか気になるところ。 もし紗枝の産んだ赤ちゃんだとすると、紗枝と優斗が恋人関係になり、2人の赤ちゃんが生まれたと考えるのが妥当ですね。 それか、高校生カップルの和真と小春に赤ちゃんが生まれ、紗枝が抱いていたということも考えられます。まだ高校生の2人ですが、お互いを思いやっている様子が描かれていました。2人の間に赤ちゃんが生まれる展開が、今後描かれるかもしれませんね。
②飛ばされた5号車と6号車
直哉や紗枝が乗っている号車は、5号車であることが明らかになっています。しかし6号車も同じく行方不明になっており、その行方も気になりますね。 予想としては、6号車も同じ未来に行きどこかで5号車の人々と合流する。それか6号車は過去に行き、ドラマのラストでどちらも現実に戻ってくるのではと思います。 どちらかというと6号車も未来に行き、どこかで5号車の人々と出会い、食べ物などを奪い合う展開になるのではと考えます。6号車の情報や行方も、今後見逃せませんね。
③殺人犯は誰?金髪の男の謎
第5話のラストで、紗枝と玲奈は金髪の男が埋められているのを発見しました。金髪ということが分かり、北千住で起きた殺傷事件の犯人と特徴が一致していますね。 この北千住殺傷事件の犯人は、防犯カメラで6号車に乗っていたことが分かっています。金髪の男といえば、6号車チームに加古川(西垣匠)という男がいて髪は金髪。この加古川が北千住殺傷事件の犯人ではないかとも考察されています。 しかし加古川は黒の上着を着ているのに対し、防犯カメラに映った金髪の男は、白っぽい上着を着ていました。よって加古川は北千住殺傷事件の犯人ではなく、紗枝たちが発見した埋められていた男こそが、北千住殺傷事件の犯人ではないかと推測できます。 ただし上着は誰かと交換した可能性もあるので、この加古川が北千住事件とどのような関係にあるか、注目です!
「ペンディングトレイン」の相関図
萱島直哉役/山田裕貴
今作の主人公・萱島直哉を演じるのは、俳優の山田裕貴です。直哉はカリスマ美容師でコミュニケーション能力が高い一方、何を考えているのか掴めない存在。そんな直哉が突然極限下の世界へと放り出され、サバイバル生活に挑みます。 山田裕貴は1990年9月18日生まれ。特撮ドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)で俳優デビューし、父は元プロ野球の山田和利。 これから続編が公開される映画「東京リベンジャーズ」シリーズではドラケン役がハマりすぎと話題になりました!この作品が、記念すべきゴールデンタイムドラマの初主演となります。
白浜優斗役/赤楚衛二
白浜優斗を演じるのは、俳優の赤楚衛二です。優斗は、直哉と同じ電車に乗り合わせた乗客の1人。普段は消防士として働き、真っすぐで男気のある性格。 今回のサバイバル生活ではリーダー格となり、1人でも多くの乗客を助けようと懸命に動きます。それには、過去の後悔と先輩との約束が関係していて……。 赤楚衛二は、1994年3月1日生まれ。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)で大きな注目を浴び、連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2022年)にも出演。今回初共演となる山田裕貴は、赤楚の同じ高校の先輩でもあります。 春クールのドラマでは、フジテレビ系列の「教場0」にも掛け持ちで出演します。
畑野紗枝役/上白石萌歌
畑野紗枝を演じるのは、上白石萌歌。紗枝は高校の体育教師として働いており、直哉や優斗と同じ電車に乗り合わせた女性で、心がとても優しい人物。しかし、いざという時には周りを驚かせる決断をすることもあります。 そんな紗枝ですが、実は優斗に以前から好意を寄せているという役どころ。そしてその紗枝の恋心に気づくのは直哉なのです。三角関係にも注目ですね。 上白石萌音は2000年2月28日生まれ。姉で女優の上白石萌音とともに注目を浴び、さまざまな作品で活躍しています。冬クールではテレビ朝日系列『警視庁アウトサイダー』(2023年)にも出演しており、引っ張りだこですね。
「ペンディングトレイン」その他のキャスト
加藤祥大役/井之脇海
加藤祥大は、日本随一の有名大学の大学院農学部・生命科学科で研究する大学院生。 演じるのは『義母と娘のブルース』(2018年)や『クロサギ』(2022年)でバイプレーヤーとして活躍を続ける俳優の井之脇海です。
渡部玲奈役/古川琴音
渡部玲奈は、わがままで個人主義なネイリスト。 演じるのは、『この恋あたためますか』(2020年)の中国人アルバイト役で注目を浴び、2023年の大河ドラマ『どうする家康』にも出演する古川琴音です。
米澤大地役/藤原丈一郎(なにわ男子)
米澤大地は、ポップカルチャーの専門学校に通う明るく口達者な関西人。 演じるのは、なにわ男子のメンバーであり、役どころと同じく明るい性格の藤原丈一郎。ジャニーズが多く出演する深夜ドラマ『年下彼氏』(2020年)、『メンズ校』(2020年)などに出演してきましたが、ゴールデン帯の連続ドラマへの出演は初となります。
江口和真役/日向亘
江口和真は、電車に乗り合わせた高校生。名門高校に通いながら、医師を目指して勉強しています。 演じるのは、日向亘。2019年に「メンズスターオーディション」でグランプリを獲得し、『Get Ready!』(2023年)に出演するなど、俳優として出演作を重ねています。
佐藤小春役/片岡凜
佐藤小春は和真の恋人であり、幼馴染で同じ高校に通っています。しかし和真にも言えない大きな秘密を抱えていて……。 演じるのは、片岡凜。2021年にSNSで注目を集め、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(2022年)など女優としての活動をスタートさせています。
田中弥一役/杉本哲太
田中弥一は、冴えないサラリーマン。家族にも相手にされていませんでしたが、状況が変わり乗客たちを仕切り始めるのですが、それが大きな混乱を招くことに。 演じるのは、杉本哲太。『しょうもない僕らの恋愛論』(2023年)など、話題作への出演が続いているベテラン俳優です。
寺崎佳代子役/松雪泰子
寺崎佳代子は、人材派遣会社の経営者でキャリアウーマン。娘を私立名門校に通わせ、SNSではリア充っぷりをアピールしていますが、本当は気持ちの余裕がなく……。 演じるのは、松雪泰子。『家族狩り』(2014年)では主演を務めるなど、主演、脇役どちらでも大活躍中です。
原作なし!脚本は「恋つづ」の金子ありさ
「ペンディングトレイン」には、原作はありません。完全オリジナルのドラマとなります。 脚本を担当するのは、『恋はつづくよどこまでも』(2020年)や『着飾る恋には理由があって』(2022年)などの代表作がある金子ありさ。女性たちに支持される脚本を多く担当している金子ですが、今回は恋愛ドラマではなくヒューマンドラマの脚本を担当します。 予測不能のサバイバル生活を金子がどのように描いていくのか、ストーリーにも注目です。
主題歌はOfficial髭男dismの「TATTOO」
『ペンディングトレイン』の主題歌は、Official髭男dismの「TATTOO」に決定しました。「TATTOO」は、このドラマのために書き下ろされた楽曲です。 Official髭男dismは、『恋はつづくよどこまでも』(2020年)の主題歌「I LOVE...」以来、TBSドラマの主題歌を担当します。
「ペンディングトレイン」最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで
ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』の最新情報について紹介しました。いったい山田裕貴とサバイバル生活を送るのは誰なのか、随時更新していきます。 また完全オリジナルストーリーなのも楽しみですね。金曜の夜が、ハラハラドキドキの夜になりそうです。