『ハヤブサ消防団』全話あらすじ・最終回ネタバレ!犯人や映子の正体・結末を考察【原作・ドラマ】
タップできる目次
- 【ネタバレなし】『ハヤブサ消防団』のあらすじ
- 第1話のあらすじ・ネタバレ
- 第2話のあらすじ・ネタバレ
- 第3話のあらすじ・ネタバレ
- 第4話のあらすじ・ネタバレ
- 第5話のあらすじ・ネタバレ
- 第6話のあらすじ・ネタバレ
- 第7話のあらすじ・ネタバレ
- 第8話のあらすじ・ネタバレ
- 最終回のあらすじ・ネタバレ
- 【予想】ドラマの最終回の結末は?
- 【ネタバレ】連続殺人事件の概要
- 【ネタバレ】原作小説の結末は?
- 【予想】ドラマの最終回はどうなる?
- 『ハヤブサ消防団』八百万町のモデルは?
- 『ハヤブサ消防団』の相関図
- 【キャスト】主要人物の一覧表
- 三馬太郎役/中村倫也
- 立木彩役/川口春奈
- 真鍋明光役/古川雄大
- 中山田洋役/山本耕史
- 【キャスト】消防団の人々
- 『ハヤブサ消防団』のあらすじ・ネタバレを最終回まで!犯人の正体も
【ネタバレなし】『ハヤブサ消防団』のあらすじ
スランプ気味のミステリ作家の三馬太郎は、あるとき東京から亡き父の故郷・ハヤブサ地区に移住します。閑静な田舎町で新生活を始めてまもなく、彼は地域の飲み会で消防団への入団を勧められました。しかし非力な自分には似合わないと断ります。 その直後、ハヤブサ地区で火災が発生。消防団の必死の鎮火活動を目の当たりにした太郎は、自分も新たな居場所を守りたいと思うようになり、消防団に参加することを決意しました。 団員たちによると、ハヤブサ地区では今年に入ってから不審火がつづいており、今回で3回目とのこと。彼らは連続放火事件を疑っていました。そんななか、住民の1人が行方不明になる事件が発生し……。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)は5年前に、明智小五郎賞を受賞しました。それからミステリ作家として活動したものの、ここ数年は売れずスランプに陥っています。 ある日太郎は、亡き父から相続し放置したままになっていた一軒家の様子を見に行くことに。そこは、ハヤブサ地区と呼ばれる場所でした、 太郎は住人の波川(大和田獏)に案内してもらい家へ。太郎は徐々に豊かな自然に心を動かされ、ハヤブサ地区に移住することを決めました。夜、子供の頃に遊んだことがある勘介(満島真之介)に誘われ、居酒屋へ。すると太郎はそこで「消防団」への入団を勧められたのです。 しかし太郎は、「団」がつくものが苦手だと断りました。その後、波川の家が燃える火事が発生し……。消防団は波川の妻を救出し、消火活動に当たったのでした。
ネタバレ
太郎は消防団の活動に感動し、入団を決意。そして覚醒したように小説も書き上げ、担当編集の中山田(山本耕史)も感激します。消防団に入った太郎ですが、実は今回の火災は3件目で、連続放火事件が疑われている事実を知ったのでした。 太郎は太陽光パネル設置の件で波川と揉めていたという、浩喜(一ノ瀬ワタル)という住民と出会います。怖そうな見た目の浩喜ですが、野菜を持ってきてくれたりと優しい様子もありました。そんな浩喜が行方不明となり、消防団は警察と共に捜索することに。 すると太郎たちは、山奥で浩喜の水死体を発見。その頃彩(川口春奈)は、野菜を食べながら太郎の小説を読んでいました。一方ルミナスソーラーの営業・真鍋(古川雄大)は、ハヤブサ地区を営業で回っていて……。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
消防団に入った太郎(中村倫也)は、連日消防操法大会に向けた練習に追われます。居酒屋サンカクでは、亡くなった浩喜(一ノ瀬ワタル)が連続放火事件の犯人として噂が流れていました。 そんな時、太郎は森野(梶原善)から謎の美女・彩(川口春奈)を紹介されたのです。彩は東京から引っ越してきて、町おこしのためのドラマの脚本を太郎に書いてほしいと頼みました。太郎は忙しい中、依頼を引き受けることに。 その後寺当番になった太郎は、波川(大和田獏)が寺の屋根の修復に300万円も寄付していたことを知ったのです。
ネタバレ
翌日、太郎の家に真鍋(古川雄大)が営業にやってきました。そして迎えた消防操法大会の日。太郎は彩が取材に来ていると知り、やる気を見せます。しかし水圧が強すぎで会場を水浸しにしてしまい、太郎たちは大失敗してしまいました。 落ち込んだ太郎ですが、揉めていたと噂されている浩喜と波川が一緒にサンカクに飲みに来たことがあるという情報を仕入れます。太郎はハヤブサが好きで、町の皆が口を揃えて浩喜の悪口を言っている状況に耐えられなくなり……。 太郎は真鍋の元に向かいます。そして浩喜と波川が仲が悪いと噂をしていた犯人が、真鍋であると突き止めました。太郎は問い詰めますが、真鍋は何も知らないとお茶を濁します。 帰宅した太郎は、玄関のポストに入っていたシャクナゲの花言葉を調べます。その花言葉は、「危険、警戒」。その頃家の前に立つ真鍋を見て、彩は怯えた表情を浮かべていたのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)はPR動画の脚本を書き上げ、彩(川口春奈)に提出。彩は町長の反対でドラマの話がなくなったと連絡を受けたのですが、太郎には自分がドラマを撮れることになったと嘘をつきました。 中山田(山本耕史)がハヤブサに遊びに来て、太郎と中山田は太郎の父の古いアルバムの中から美女の写真を発見します。その美女はシャクナゲの花を持っており、太郎は消防団員たちに誰の写真なのか確認しますが誰も分からない様子。 そして太郎と中山田は釣りに行くも、帰りに道に迷ってしまい……。その時、怪しい老女を発見し驚く2人。賢作(生瀬勝久)と勘介(満島真之介)に助けてもらった2人ですが、その様子をなぜか真鍋(古川雄大)が遠くから見つめていたのです。
ネタバレ
太郎は勘介の祖母から、写真の女性が「山原倫子」という女性に似ていると聞きます。倫子は川に身投げして幽霊になったと言われている女性で、展子という女の子を出産し男に捨てられてから自殺をしたとのこと。 その時賢作の家が火事になり、太郎たちは急いで駆け付けます。賢作は意識がありませんでしたが、郁夫(橋本じゅん)の心臓マッサージで賢作は息を吹き返しました。 賢作は防犯カメラ映像を郁夫に見せ、放火の犯人が分かったと伝えます。その犯人の車の中には、ハヤブサ消防団の帽子があり……。 その頃彩は、太郎が山中で発見した老婆とともに、倫子と思われる女性の写真を眺めていたのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)は父の七回忌のため、随明寺にやってきます。すると太郎は、放火被害者たちが随明寺に多額の寄進をしていることに気づきました。太郎はこのことを江西江西(麿赤兒)に伝えると、江西は協力することを申し出ます。 その後太郎は中山田(山本耕史)から、町おこしドラマ企画が町長の村岡(金田明夫)によって、中止になったと聞かされます。彩(川口春奈)を問いただした太郎は、彩から謝罪を受けますが……。2人は微妙な雰囲気になってしまいました。 村岡はドラマ企画ではなく、ツチノコツアーを計画。ハヤブサ消防団も参加することになり、太郎は村岡と真鍋(古川雄大)が親しく話している様子を目撃し……。
ネタバレ
太郎は放火の被害者たちが多額の寄進をした後に家や財産を失って、真鍋の会社に土地を売却していたことを知ります。このままでは、ハヤブサの土地の大半にソーラーパネルが設置されることになります。太郎は徐々に、真鍋のことを怪しむように。 一方賢作(生瀬勝久)たちは、村岡に観光助成金の使い込みや不倫を突きつけ、なんとかドラマ企画の許可をもらうことに成功します。そして夜、太郎と彩は一緒に蛍を見て、いい雰囲気に。2人は太郎の家でキスをし、一夜を共にしました。 そんな太郎は、中山田から彩が以前新興宗教「アビゲイル騎士団」の広報として教団のPR動画を作っていたと聞かされ……。この宗教には、教祖と幹部3人が信者12人を拷問の末に殺害したという過去があったのでした。
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
彩(川口春奈)はかつて東京アーツムービーに就職し、「ループ~きのうの明日」というドラマ脚本を書き上げます。人気脚本家の浅野(久保田悠来)にも目をかけられ、脚本家デビューできることを期待していました。 しかし彩は上司に、無名の彩の脚本では難しいと言われてしまい……。結局ドラマは大ヒットしたのですが、脚本は浅野の名前でクレジットされていました。彩は途方に暮れ、街を彷徨い歩いていたのです。 現在のハヤブサ。太郎(中村倫也)は彩とどう接していいか悩んでいます。太郎は彩に「私たち、どういう関係ですか?」と聞かれてしまい、その答えを宿題にすることに。
ネタバレ
太郎は消防団の面々に、友人がアビゲイルの元信者で、接し方が分からないと相談します。中山田(山本耕史)も、結局今の彩がアビゲイルのことをどう思っているかが大事だと伝えました。 太郎は彩に、アビゲイルと彩の関係を問いただします。彩は脚本を奪われ、明日花(金澤美穂)という友人に弁護士を紹介すると言われアビゲイルの施設に連れていかれました。そこで、教団の顧問弁護士・杉森(浜田信也)と出会います。 杉森のおかげで未払いの2か月分の給与とボーナスを取り戻し、次第にアビゲイルの信者たちの優しさに打ち解けていく彩。彩はアビゲイルのプロモーションビデオの制作を依頼され、そのビデオが絶賛されたのです。 彩は作品を褒められ、信者になることに。しかし12人も殺害するという事件が起き、アビゲイルから離れてハヤブサにやってきたと太郎に説明しました。 太郎は納得し、彩を抱きしめます。しかし彩は、太郎がボードに貼り付けていた展子(小林涼子)の写真を見ると、不穏な笑みを浮かべて……。
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)は彩(川口春奈)と交際を始めたことを、中山田(山本耕史)に報告。連載の最終回も評判で、太郎は穏やかに過ごし始めていました。しかし太郎は、真鍋(古川雄大)のことを消防団員として調べ始めたのです。 太郎は団員たちに、真鍋が放火に関わっているのではと推理します。太郎は中山田にもルミナスソーラーについて調べてもらい、団員たちも真鍋のことを住民に聞いて回ることに。しかし真鍋は太郎に対し、「首を突っ込みすぎるのはよくない」と忠告し……。 ルミナスソーラーは3年前に作られた会社で、真鍋は1年前に入社。真鍋について調べていた時、太郎の家の庭が放火されたのです。慌てて太郎は火を消し犯人を追いますが、犯人は軽トラで逃げていきました。
ネタバレ
太郎たちは、次に村西家が放火されると考え全員で見張ることに。そこにやってきた真鍋が何食わぬ顔で合鍵を使って村西家に入ったため、太郎たちは問い詰めます。しかし真鍋は先に、太郎たちを不審者として警察に通報していました。 村西にも事前に家に入る許可を取っており、しかも真鍋には今までの放火の時間全てアリバイがあることが発覚。このことから、太郎たちは真鍋に謝罪したのでした。 太郎は中山田、彩、江西(麿赤兒)に、「ハヤブサ消防団員の中に放火犯がいる」と伝えます。真鍋は太郎に、「郭公は都会で笑う」も楽しみにしていると告げていました。この次回作のタイトルを知っているのは、消防団員だけだったからです。 勘介(満島真之介)にはアリバイがあり、賢作(生瀬勝久)は放火の被害者ということから、残りは郁夫(橋本じゅん)、森野(梶原善)、省吾(岡部たかし)の誰か。太郎は江西に、太郎の家に火がつけられた日のアリバイ確認を頼みました。 サンカクでドラマ撮影の打ち上げが行われ、江西も参加し盛り上がります。帰り道、太郎は彩に「犯人が誰だか分かりました」と伝え……。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)のさいんかいが東京で開かれることになり、消防団の勘介(満島真之介)、省吾(岡部たかし)、森野(梶原善)、郁夫(橋本じゅん)、賢作(生瀬勝久)も東京にやってきます。観光を楽しんだ後、太郎は「放火犯は今ハヤブサにいない」と告げました。 太郎は自宅の庭が放火された時、逃げる軽トラの音を聞いていました。さらに放火に使ったベンジンが、ある人物の軽トラの荷台にあったことも確認。犯人は消防団の中にいると告げて……。
ネタバレ
その軽トラの持ち主は、 省吾。太郎は警察に言わず、自首してほしいと省吾に伝えました。省吾は「浩喜(一ノ瀬ワタル)は気の毒やった。浩喜を殺したのは放火現場を見られたための口封じだ」と、浩喜を殺害したような発言をします。 しかし省吾ははっきりと罪を認めず、「ハヤブサに戻ったら全部話す。もうちょっと待ってくれ」と言い、その場を立ち去ったのです。 翌日、省吾の遺体が発見されました。消防団の面々は涙を流し、省吾は自殺か他殺かも分かっていないとのこと。そして太郎たちがハヤブサに戻ると、ハヤブサは異様な光景に変わっていたのです。 ハヤブサには大勢の観光客と思われる人が集まっていました。いつものサンカクも大混雑で、全員の客の持ち物には太郎が見たことのあるピンクの布がつけられていて……。 その時森野のスマホに、省吾のエクスチューブの通知が来ます。省吾は亡くなる前に「王様の耳はロバの耳ー!」と動画を撮り、「もうすぐハヤブサは活気づく、消防団以上に大事な使命だった」とメッセージを残していました。 その頃彩(川口春奈)は自宅で、杉森(浜田信也)にハヤブサのPR動画を見せていて……。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)が彩(川口春奈)の家に行くと、そこには杉森(浜田信也)の姿がありました。かつてアビゲイル騎士団で殺害された12人は、脱会希望者たち。彩の友人・明日香(金澤美穂)も殺されており、杉森は後継団体「聖母アビゲイル教団」を設立します。 そして杉森は、彩をハヤブサに移住させていました。そして今回、どんどん信者がハヤブサに移住してきて……。その時、太郎の家に突然展子(小林涼子)の写真を持った白髪の映子(村岡希美)が現れます。中山田(山本耕史)は、「釣りのときに見た幽霊だ!」と大騒ぎしました。
ネタバレ
彩は太郎に、「私たちの仲間になりませんか?」と誘います。彩は、太郎と一緒にいたのは聖母アビゲイルの写真を太郎の家で見たからだと説明。太郎が入信を断ると、彩は「これで終わり」と2人は別れたのでした。 太郎と中山田は、アビゲイルの聖母である展子について調べることに。するとアビゲイルがルミナスソーラーと名乗ってハヤブサの土地の購入していたのが、展子の生誕の地であり覚醒した場所だからと判明します。 彩はアビゲイルの教祖や杉森から、聖母の後継者になるよう言われていました。しかし彩は。次々に起こる放火や浩喜(一ノ瀬ワタル)の死について、「アビゲイルの真鍋(古川雄大)の仕業ではないか」と疑問を持っていました。 そして太郎は中山田は、展子がある人物と繋がっていたことを突き止めます。その人物とは、江西(麿赤兒)。江西はハヤブサに大勢やってきた信者たちを、歓迎していたのでした。
最終回のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
太郎(中村倫也)は、江西(麿赤兒)がアビゲイルの信者とは思えないと言います。江西も、自分は展子(小林涼子)を取り戻すために、この魂を売っただけだと告白。 太郎たちは、アビゲイルが皆既日食の日に新たな聖母として彩(川口春奈)を祀りあげようとしていることを知ります。そこで太郎は杉森(浜田信也)に、自分が世界を変えられると思っているのはエゴだと批判。 しかし杉森は自分が彩を救ったと言い張り、彩を渡さないと宣戦布告したのです。
ネタバレ
太郎は家にやってきた映子(村岡希美)や江西から真実を聞き、「聖母アビゲイルの生涯」という小説を書き彩に読ませます。展子は幼少期、父親の江西忠男から虐待を受け、忠男の息子の高校生だった江西は、そんな展子にご飯を与えるなど助けるように。 しかし展子はすぐ別の家に養子に出され、江西も忠男に逆らえず展子を救えなかったと後悔していました。その後展子は病気になり、アビゲイルを作ろうとする集団と出会い……。展子は教団に聖母として利用され、江西は展子の遺骨を杉森に奪われてしまったのでした。 また映子と展子は幼馴染で、映子は展子が聖母として祀り上げられているのを知り、心を閉ざしたふりをしていました。映子は太郎を好きになった彩を助けるため、太郎に真実を明かすことを決意。太郎は彩に、「展子さんは聖母なんかじゃない」と訴えます。 彩は役場の放送を利用して、「真実を伝えなければなりません」と告発。ハヤブサの連続放火は、省吾(岡部たかし)が起こしたもの。命令したのと浩喜(一ノ瀬ワタル)を殺害したのは真鍋(古川雄大)で、省吾を殺害したのも恐らく真鍋だと訴えたのです。 彩は「私は聖母なんかじゃない。ユートピアは幻想です」と言い、信者達は次々とハヤブサから姿を消しました。しかしそんな彩を、真鍋は銃で狙い撃ちしようとし……。庇った太郎は腕を撃たれてしまい、真鍋と杉森は逮捕されました。 1年後。太郎はベストセラー作家として今もハヤブサに住んでいます。江西と映子は、ハヤブサの丘の上から展子の遺灰を散骨。太郎の家の玄関には、拘置所にいる彩からの手紙が置かれていて……。 太郎は今日も、ハヤブサ消防団として活動するのでした。
ここから先はネタバレが満載の解説がされます。ネタバレを絶対に踏みたくない人は注意してください。
【予想】ドラマの最終回の結末は?
犯人は原作と同じあの人!?
ドラマ最終回、真犯人は原作と同じく真鍋である可能性が高そうですね。第8話で彩がアビゲイルに大きく関わっていて、江西までもがアビゲイルと繋がっていることが分かりました。その彩と江西、さらに省吾を動かしていたのは、原作通り真鍋ではないかと思います。 しかし、中山田もかなり怪しいのではないかと感じています……。中山田は、太郎がアビゲイルに関心を寄せるように動いたり、8話で中山田が来ていたシャツがアビゲイル信者が持つ薄紫色に似ているようにも見えます。 原作者の池井戸潤は、ドラマと原作は違う展開になると明言しています。もしかしたら、ドラマでは真犯人が変わってくるかもしれません!
聖母・山原展子と教団の関係
第8話で、山原展子と教団の関係が判明しました。展子は、母と家庭のある男性・江西忠男との不倫の末に生まれた子。母が亡くなった後、展子は江西忠男に引き取られました。 忠男から虐待を受けていた展子は、忠男の高校生の息子に助けられます。その後教団の信者となり、税理士の資格があった展子は教団を立て直し、最高幹部にまで上りつめました。この忠男の高校生の息子こそが、現在の住職の江西です。 そして展子と白髪の映子にはどんな関係があるのでしょうか。展子、映子は血縁関係にあり、展子亡き今映子が教団から特別に扱われているようにも見えます。
彩と太郎は最後どうなる?
彩は、実は太郎のことを思ってアビゲイルに洗脳されたふりをしているかもしれません。しかし太郎が受けた傷を思うと、太郎と彩がハッピーエンドになることは考えにくいと思います。 ドラマでの彩は、アビゲイルから抜けたがっている素振りはありませんね。しかしかなり真鍋を恐れているように見え、脱会しようとした友人をアビゲイルに殺されています。 彩はアビゲイルを調べている太郎に危害が及ばないよう、信者で居続けているのではないでしょうか。太郎を思って教団に勧誘したり、真鍋や杉森の言いなりになっているようにも見えます。彩は本当は太郎に愛を感じていて、それを隠しているのかもしれません。
【ネタバレ】連続殺人事件の概要
1月27日 | 場所:山田崇彦の家 近くになったごみ焼却炉から飛び火した? |
---|---|
2月15日 | 場所:富岡和夫の家 リコールがかかっていた車から出火? |
3月28日 | 場所:江島波夫 消防団の入退団式が行われている時に、納屋から出火 |
6月某日 | 場所:山原林業 事務所兼作業場から出火 |
10月2日 | 場所:信岡信蔵の家 八百万町産業文化祭が行われている時に、台所から出火 |
11月下旬 | 場所:吉田夏夫の家 太郎に夏夫から「助けてほしい」と連絡があった直後に火災が発生 |
ハヤブサ地区では、太郎が来る前にすでに2件の放火事件が起きていました。そして太郎が移住した後、3件目の江島(ドラマでは波川)の放火が発生しています。 この江島は、畑を太陽光発電の会社に売ったことで親戚の浩信(ドラマでは浩喜)と揉めていたことが分かっています。 その浩信は、溺死体で発見されました。浩信が連続放火事件の犯人なのか、それとも誰かに殺されたのか……。 その後も連続放火事件は続きます。原作では山原林業の事務所兼作業場、信岡信蔵の自宅、吉田夏夫の自宅と6件もの放火事件が発生していくことになります。
【ネタバレ】原作小説の結末は?
結論、放火事件の犯人は?
原作での放火事件の犯人は、ルミナスソーラーの真鍋です。怪しいソーラーパネルの会社に勤め、ハヤブサで営業をしている真鍋。どの不審火の時にも真鍋にはアリバイがあったのですが、信者たちの嘘の証言によってアリバイを作り上げていたのです。 ルミナスソーラーの裏には、ある「カルト教団」が存在しています。この教団は山原展子が29歳で亡くなった後に解体したのですが、一部の信者が残っていました。真鍋はその信者であり、教団の復活のために自ら動いていました。 真鍋は住民の中に自ら入り込みながら、スパイを仕込んで動いていた黒幕だったのです。
原作小説をいち早く
連続放火事件の共通点
火事に見舞われ物入りになった家は、どこもタウンソーラーという会社に土地を売って、ソーラーパネルを設置していました。実はタウンソーラーは、新興宗教団体オルビス十字軍のフロント企業であり、ソーラーパネルの販売で資金集めを行っていたのです。 オルビス十字軍は、過去に脱退しようとした信者12人を拷問の結果、命を奪うという事件を起こしたオルビス・テラエ騎士団が解散後、その残党によって結成されたカルト教団でした。 またオルビス十字軍はある理由から、ハヤブサ地区に施設を建てようとしていました。そのために土地を買い集めていたのです。
原作小説をいち早く
村とカルト教団の繋がりは?
ハヤブサ地区とオルビス十字軍の前身であるオルビス・テラエ騎士団をつなぐ鍵は、江西展子という女性にありました。 信岡信蔵町長の父である山原信匡と愛人の間に生まれた展子は養子に出され、彼女を引き取った江西家には佑空が生まれます。しかし展子が高校生のとき、江西家の家業が失敗し、一家は離散してしまいました。 その後、展子は税理士事務所で働きますが、今度はその事務所が倒産。展子はひとり旅で訪れたイスラエルで高斎道春に出会いました。その後、両親を失い失意の中にいた展子は、高斎に再会します。 展子は税理士事務所で働いた経験を活かして教団の組織運営を支えました。しかし彼女は29歳の若さでガンでこの世を去ってしまいます。展子を失った教団は迷走し、ついに陰惨な事件を起こして解散。 その後、高斎の弟でオルビス十字軍を立ち上げた杉森登は、彼女が生まれたハヤブサ地区に施設を建て、教団の聖地にしようとしていたのです。
原作小説をいち早く
なぜ教団はハヤブサ地区を狙った?
教団の信者たちは、教団復活のためにハヤブサ地区に狙いを定めます。なぜハヤブサ地区なのかというと、それは「崇拝する山原展子の出身地」だから。 山原展子が教団を立て直し、最高幹部となっていたため信者たちは展子を崇拝しています。そんな展子をまつる施設をハヤブサ地区に建てて、教団を復活させようと目論んでいたのでした。
原作小説をいち早く
原作小説の結末
これまでの推理で教団の邪魔をしてきた太郎は、命を狙われていました。オルビスに通じているのは、江西和尚か映像クリエイターの立木彩か。 それを突き止めるために、太郎たちは彩の家で教団の幹部であり、タウンソーラーの営業でもある真鍋を待ちます。その間に彩は、自分は教団の元信者で、脅されてハヤブサに潜り込んだと告白。 しかし、地区の人々と良い関係を築いた彼女は、太郎に揺さぶりをかけられた郵便局長の夏夫が彼を殺してしまうのではないかと考え、夏夫を止めるように教団の幹部に相談しました。その結果、夏夫が殺されてしまったのです。 やがて彩の家にやってきた真鍋と教団の実行部隊は、太郎をはじめとするハヤブサ消防団や警察によって捕らえられました。
原作小説をいち早く
教団のモデルとなった宗教団体は?
教団のモデルとされている宗教団体については、公式には発表されていません。しかし3つほど参考にしている宗教団体があると言われています。その3つとは、「オウム真理教」「統一教会」「パナウェーブ研究所」です。 オウム真理教や統一教会は、ニュースでも話題になった宗教団体です。パナウェーブ研究所は、福井や岐阜にある宗教団体。全身白装束の信者たちの姿が話題になったことがあります。 ハヤブサ消防団の舞台は岐阜であり、1番近いのはパナウェーブ研究所ではないかと言われています。しかしあくまでも推測となりますのでご注意ください。
原作小説をいち早く
結末に対する読者の反応は?
連続放火事件に殺人事件、そして宗教団体がらみのヴィレッジ・サスペンスへ……と、二転三転する容疑者と怒涛の展開が面白いという感想が多くみられます。しかしそのせいか、少々詰め込みすぎな感じも否めないという声も。 前半の田舎暮らしののんびりとした雰囲気から一転するのも、読み進めるスピードが上がる理由の1つ。最終的には、1人の女性の波乱万丈な生涯が事件の裏にあったことが最後にわかってしんみり終わるのも味わい深いようです。
【予想】ドラマの最終回はどうなる?
原作小説のラストは、彩が太郎を裏切っていたことを告白し、教団と真鍋が彩を襲いに来たところで警察に逮捕されて終わります。太郎は彩をかばって撃たれますが、一命を取り留めるという展開。 しかしこれだとミステリーとしては最後が少し物足りない感じも。 ドラマではその後に展子の秘密と江西住職との関係性、教団とのつながりなど物語の鍵となる謎をクライマックスにもってくれば、意外性と物語性もあって面白いかもしれません。
池井戸潤によるとドラマは別の結末になる?
原作の結末は怒涛の展開の後に、教団との直接対決で幕を閉じました。ドラマの展開と結末が、原作通りになるのかが気がかりなところ。 毎日新聞で行われた池井戸潤のインタビューによると、ドラマは「小説と違う展開になっていく」とのこと。小説を読んだ人も盛り上がれる展開になっているようです。 原作では太郎と彩のその後などは描かれていなかったため、そこも掘り下げて付け加えられたらと期待してしまいますね!
彩と太郎の恋の行方は?
太郎は居酒屋サンカクで出会った、映像ディレクターの彩のことが気になるように、その後町おこしのPRドラマの脚本を書いてほしいと彩に頼まれ、2人の距離は縮まっていきます。 しかし原作では2人が付き合うことはなく、太郎が一方的に彩に恋心を抱いていました。ドラマでは2人が付き合う展開になるかもしれないので、要注目ですね!
『ハヤブサ消防団』八百万町のモデルは?
本作の舞台となっている山林が広がる「八百万(やおろず)町」の隼(ハヤブサ)地区。ハヤブサ地区は中部地方にある架空の町という設定ですが、この地区と消防団には実際のモデルがあるのでしょうか? 実は八百万町は、作者の池井戸潤の出身地である岐阜県加茂郡八百津(やおつ)町がモデルになっています。消防団の描写については地元の同級生に取材したとのことで、消防操法大会など実際の出来事も取り入れられているようです。
『ハヤブサ消防団』の相関図
【キャスト】主要人物の一覧表
ハヤブサ消防団
三馬太郎 (みま たろう) | ミステリ作家。 父から相続したハヤブサ地区の土地に移住する。 |
---|---|
宮原郁夫 | ハヤブサ消防団の分団長。 「宮原養鶏」の社長。 |
森野洋輔 | ハヤブサ消防団の副分団長。 町役場の土木課に勤務。 |
藤本勘介 | ハヤブサ消防団の隊員。 「八百万工務店」に勤務。 |
徳田省吾 | ハヤブサ消防団の隊員。 呉服店「一徳堂」の店主。 |
山原賢作 | ハヤブサ消防団の隊員。 「山原林業」の社長。 宮原とは犬猿の仲。 |
村の人々
立木彩 (たちき あや) | 東京から移住してきた映像クリエーター。 |
---|---|
江西佑空 (えにし たすく) | 隋明寺(ずいめいじ)の住職。 住民からの人望が厚い。 |
村岡信蔵 | 八百万(やおろず)町の町長。 なぜかハヤブサ消防団のことを嫌っている。 |
山原浩喜 | ハヤブサ地区の住民。 若い頃から素行から悪く、構成した現在も住民から煙たがられている。 |
映子 | 太郎と同じ集落に住む老女。 夫に先立たれて以降、屋敷で一人暮らしをしている。 |
山原展子 (やまはら のぶこ) | 謎の女性。 太郎の家で見つかったアルバムに、彼女の写真が残っていた。 |
その他
中山田洋 (なかやまだ ひろし) | 太郎の担当編集者。 好奇心旺盛で、太郎がハヤブサに移住後もやたらと遊びに来る。 |
---|---|
真鍋明光 | 太陽光発電企業「ルミナスソーラー」の営業スタッフ。 |
原作小説をいち早く
三馬太郎役/中村倫也
『ハヤブサ消防団』の主人公・三馬太郎は、3年前に「明智小五郎賞」を受賞したミステリ作家。受賞を機に会社を辞めて作家業に専念するようになりましたが、その後は伸び悩み、自信を失い筆が進まずにました。 そんな彼は、ある日、父親から相続してそのままになっていたハヤブサ地区の家を訪れます。自然豊かな町に心を掴まれた太郎は、ハヤブサ地区に移住することを決めました。しかしその後、彼は町で起こる様々な事件に巻き込まれていきます。 三馬太郎を演じるのは、人気・実力ともにトップクラスの中村倫也。これまでにも刑事や探偵役を務めたこともあり、今回も期待が持てそうです。
立木彩役/川口春奈
太郎より少し前に東京からハヤブサ地区に移住してきた映像ディレクターの立木彩。映像系専門学校の講師を務めながら、ハヤブサ地区の町おこしドラマ企画などPR活動も行っています。太郎とはドラマ企画の脚本執筆を依頼したことで知り合いに。 立木彩を演じるのは、主演ドラマ『silent』のヒットも記憶に新しい川口春奈。2023年は他にも、8月4日公開のディズニーアニメ『マイ・エレメント』で主人公エンバーの日本語吹き替えを担当します。
真鍋明光役/古川雄大
太陽光発電「ルミナスソーラー」の営業スタッフである真鍋明光。ハヤブサ地区をソーラーパネル営業で回っており、新参者の太郎にも所有地を太陽光発電に利用するよう営業をかけてきます。物腰柔らかな好青年ですが、太郎は彼にある疑惑を抱いており……。 真鍋明光を演じるのは、ミュージカル舞台でも活躍する古川雄大。2023年秋には、NHKドラマ『大奥』Season2「幕末編」に最後の大奥総取締・瀧山役で出演します。
中山田洋役/山本耕史
中山田洋は東京の出版社「草英社」の編集者で、太郎の担当編集です。太郎がハヤブサ地区に移住してからも、打ち合わせを口実に度々遊びにやってくる好奇心旺盛な性格。 ハヤブサ地区で起きた連続放火事件にも興味津々で、自身のコネを使って太郎に情報提供もします。 中山田洋を演じるのは、『シン・ウルトラマン』のメフィラス星人役で話題を呼んだ山本耕史。2023年7月公開の映画『キングダム 運命の炎』では趙荘役で出演します。
【キャスト】消防団の人々
藤本勘介役/満島真之介
ハヤブサ消防団の団員で、工務店勤務の藤本勘介。太郎とは年齢も近く、親しくなってすぐに消防団に誘い入れます。生まれも育ちもハヤブサ地区のため、これまでほとんど地区の外に出たことがなく、ハヤブサ地区を愛するが故に放火犯を捕まえようと奮闘します。 藤本勘介を演じるのは、映画「キングダム」シリーズの壁(へき)役で知られる満島真之介です。
徳田省吾役/岡部たかし
徳田省吾はハヤブサ消防団の班長で、呉服店「一徳堂」の2代目店主。骨董品収集が趣味で、動画配信チャンネルも持っています。体育会系の消防団では珍しいインテリなタイプですが、ここぞという時に気の弱さを発揮してしまいます。 徳田省吾を演じるのは、ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』のTVディレクター役で強い印象を残した岡部たかしです。
森野洋輔役/梶原善
ハヤブサ消防団・副分団長で、役場の土木課に勤務する森野洋輔。消防団のなかでは中間管理職のような存在で、ケンカの仲裁に入ることが多い人物です。 森野洋輔を演じるのは、シス・カンパニー所属の俳優・梶原善。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、非情な殺し屋・善児を演じて話題となりました。
宮原郁夫役/橋本じゅん
ハヤブサ消防団の分団長で、養鶏場を経営している宮原郁夫。消防団のまとめ役で、部長の山原賢作とは長年にわたる犬猿の仲です。負けん気が強い怖いもの知らずで、消火活動では一番頼れる男。 宮原郁夫を演じるのは、「劇団☆新感線」所属の俳優・橋本じゅん。テレビ朝日の連ドラには2023年4月期の『日曜の夜ぐらいは...』から連続の出演となります。
山原賢作役/生瀬勝久
山原賢作はハヤブサ消防団の部長で、林業を営んでいます。消防団の古株で後輩の面倒も良くみており、ハヤブサ地区の異変にもいち早く気付いて太郎と動き始めました。 山原賢作を演じるのは、「劇団そとばこまち」出身の俳優・生瀬勝久。出演作多数のベテランで、2023年はすでに『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』など3本のテレビドラマに出演しています。
『ハヤブサ消防団』のあらすじ・ネタバレを最終回まで!犯人の正体も
2023年7月から放送開始となるドラマ『ハヤブサ消防団』原作小説のネタバレあらすじを紹介しました。 これまでの池井戸潤作品とは一味違った設定とホラーミステリー的な展開で目が離せない本作。ドラマとあわせて、ぜひ原作も楽しんでみてください。
原作小説をいち早く