映画「閃光のハサウェイ」はひどい？賛否両論分かれる理由を徹底解説

2021年に公開された映画「閃光のハサウェイ」第一部。映像化できない作品と言われていただけに、ファン待望の作品でした。しかし、映画を観た人からは賛否両論の声が上がっています。なぜ、そのような声が上がっているのでしょうか。 本記事では、映画「閃光のハサウェイ」の評価が賛否両論に分かれる理由について解説します！映画を観た方も、これから観る方もチェックしてくださいね。

地球連邦軍の高官らは、地球から民間人を追い出して地球を私物化させていました。また、高官らによって地球の汚染も加速しています。 ハサウェイは高官らの行いを知り、反地球連邦組織「マフティー」のリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」になるのです。 一方、地球連邦軍ではマフティーに対抗するためにも、ケネス・スレッグ大佐が派遣され、ハサウェイと対立するのでした。

映画「閃光のハサウェイ」は3部作を予定しています！小説も3部作なので、合わせて制作されているということですね。 3部作というのは、制作が発表された時に同時に伝えられました。ですが、そこから3部作に関する情報がほとんどなく、公開前は「3部作ではない」という噂も……。 しかし、映画が公開されると3部作のうちの1部だと分かり、当初の発表通り、3部作を予定していることがわかりました。

「閃光のハサウェイ」は「逆襲のシャア」の続編的な立ち位置なのもあり、前作を含めた用語が多く、わかりにくい作品となっています。そのため、初めてガンダムを観る人にとっては「よくわからない」という意見が多いです。 そもそも、「閃光のハサウェイ」を含めた「宇宙世紀シリーズ」と呼ばれるガンダムは、用語がたくさん出てきます。ある程度自分で調べなければ、話に追いつけないでしょう。

映画「閃光のハサウェイ」の戦闘は主に夜に行われています。そのためか、画面が暗くて見づらく、どちらの機体が攻撃しているのか瞬時にわからないほどです。 おそらく、タイトルに「閃光」と入っているのもあり、光の明暗を故意的に取り入れたかったのでしょう。確かに、ビームなどの光は暗闇に引き立てられて映えていますが、瞬時に機体の見分けがつかない暗さは問題ですね。

原作の小説版『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の3部作に合わせ、映画も3部作になっています。今回の映画は1作目にあたるので、ストーリーは完結しません。そのため、なかにはストーリー性がないと感じてしまう人も。 「3部作ではない」という噂も出ていたぐらいなので、3部作なのを知らないとストーリー性がないと思ってしまうでしょう。しかし、ストーリーが展開していくのはここからなので、次の映画に期待が高まります。

「閃光のハサウェイ」はそもそも映像化できないといわれていた作品です。その理由は、さまざまありますが、なかでもハサウェイが乗るΞガンダムやレーン・エイムが乗るペーネロペーの形状の複雑さは、映像不可能といわれていました。 しかし、映画ではCGを駆使し見事Ξガンダムやペーネロペーを描いています。映像不可能といわれていたものを見事に映像化しただけでも、評価に値するでしょう。

「閃光のハサウェイ」の音楽を手掛けたのは「ガンダムUC」の音楽を制作した澤野弘之さんです。「ガンダムUC」では、頭に残るメロディが特徴的でしたが、今回の「閃光のハサウェイ」では重厚感あふれるメロディが世界観にマッチしています。 特に音楽の演出がカッコよかったのが、Ξガンダムとペーネロペーの戦闘シーン。Ξガンダムがカーゴ・ピザから出てきて戦闘するシーンは、音楽も盛り上がって最高にかっこいいです！

映画「閃光のハサウェイ」は映像のクオリティが高く、作画が神がかっています！特に、市街地での戦闘シーンは光の明暗がキレイで惚れ惚れするほどです。 村瀬監督もインタビューのなかで、リアリティを出すために3Dのレイアウトガイドを元に原画を描いたことや、背景には気を使っていたことを語っていました。 監督やスタッフのこだわりが神がかった作画を生み出しているのですね。

続編にあたる「閃光のハサウェイ サン・オブ・ブライト(仮題)」ですが、まだ公開日は発表されていません。「あまりお待たせしないうちに」とはインタビューで答えていたようですが、コロナ禍ということもあり、制作が難航しているようです。 ですが、世界的にコロナの緊急事態宣言も解除されたので、今後は制作も進んでいくでしょう。そのことから考えると、早ければ来年あたりには公開されるかもしれませんね。

本記事では、映画「閃光のハサウェイ」の評価が賛否両論に分かれる理由について解説しました！ 否定的な意見がある一方、高い評価がある「閃光のハサウェイ」。筆者はガンダム作品は全て観ていませんが、それでも面白いと思いました。ぜひ、皆さんも自分の目で確かめて見てください。