2020年2月12日更新

「ガンダム」TVアニメシリーズを年代順に一覧形式で紹介!長い歴史を誇る不朽の名作

機動戦士ガンダム劇場版

1979年の放送以来、40年以上続いている「ガンダム」シリーズ。大人気である反面、作品が多すぎて全容が掴めないという声も。そこで今回は、TVアニメとして放送された「ガンダム」を放送順に紹介します!

目次

「ガンダム」シリーズは40年以上愛されてきたロボットアニメの金字塔【ネタバレ注意】

「ガンダム」シリーズは、1979年に放送された『機動戦士ガンダム』が原点となる作品群です。1作目は、戦争に巻き込まれた少年アムロ・レイが、人型兵器であるモビルスーツ・ガンダムのパイロットとなって生き抜く物語でした。 初放送時は視聴率が低く、打ち切り同然だったものの、緻密な世界設定や深い人間ドラマが熱狂的なファンを生み、再放送や劇場版で人気爆発。続編やOVA、小説版、漫画版、ゲーム版など、様々な関連作が制作される巨大コンテンツとなりました。 すでにシリーズは40年以上継続中で、初代の正当な続編もあれば、パラレルワールドになっている派生作品もあります。大人気の反面、「もはや何がなんだか分からない」という声もあるようです。 そこで今回の記事では、本シリーズの中でも中核となる、TV放送された18作品について、全体像を解説していきます。特徴やあらすじを概観しますので、あなたの未視聴作品をチェックするためにも、ぜひお役立てください。 ※本記事では「ガンダム」シリーズについて扱っているため、時系列などの関係上、一部ネタバレに触れてしまっている部分があります。

「ガンダム」シリーズの魅力は深い人間ドラマと多種多様なモビルスーツ!

膨大な作品数を誇る本シリーズ。特徴を端的に言い表すのは難しいのですが、あえて一言にすれば、人間ドラマのリアリティとモビルスーツが「ガンダム」の大きな魅力でしょう。 主な舞台が戦争中であるため、キャラクターは苦悩しながら死闘を繰り広げます。その中で家族の確執や、上司と部下の摩擦、同僚への嫉妬、仲間の死、叶わぬ恋といった、人類普遍的なドラマが描かれているのです。登場人物も多いため、視聴者によって思い思いのキャラクターに感情移入できます。 そうしたドラマのリアリティがありつつも、戦闘シーンで描かれるのは、現実離れしたメカアクションです。正統派ヒーロー的なデザインの機体もあれば、カギ爪や尻尾のあるモンスターのような兵器も登場。いい意味でハッタリが効いており、映像として飽きません。 つまり、人間ドラマはリアルで、ロボットアクションはエンターテインメント。そんな絶妙なバランスがシリーズ全体の魅力だと言えるでしょう。

1.『機動戦士ガンダム』(1979年〜1980年)

『機動戦士ガンダム』は、1979年から放送された最初のオリジナルテレビアニメです。監督は富野由悠季(とみのよしゆき)。俗に「ファースト」「初代」などと呼ばれます。 舞台は、人類が宇宙に移民するようになった宇宙世紀0079年。人口居住地スペースコロニーの民間人である少年アムロ・レイは、独立戦争を挑むジオン軍の襲撃に巻き込まれてしまいます。 混乱の中、父親が開発に携わっていた地球連邦軍の人型兵器・ガンダムに乗り込んだアムロは、敵機ザクを撃退。しかし、敵機の爆発で居住地が壊滅します。アムロは多くの民間人とともに軍艦に避難しますが、物資も人員も不足して危機状態に。 さらに、ジオン軍の天才士官・シャア・アズナブルの追撃がはじまり、アムロはガンダムのパイロットとして戦わなくてはいけなくなります。 リアリティのある世界設定に、緊張感のあるストーリー、多種多様なデザインのメカ、共感できるキャラクターのドラマなど、語りきれない魅力が凝縮された不朽の名作です。作画の古さに目をつぶれば、展開のテンポも良く、いつの時代に見ても熱中できるアニメになっています。

2.『機動戦士Zガンダム』(1985年〜1986年)

『機動戦士Zガンダム』は、1985年から放送された作品で、『機動戦士ガンダム』の続編にあたります。監督は富野由悠季です。 前作から7年後の宇宙世紀0087年。地球連邦内部は、過激派のティターンズと、それに抗うエゥーゴに分裂していました。その内戦に巻き込まれた少年カミーユ・ビダンは、ガンダムMk-II(マークツー)のパイロットとして戦うことになります。 そして、カミーユが入隊したエゥーゴには、クワトロという偽名を使う、シャア・アズナブルの姿もあるのでした。 前作キャラクターの再登場や、変形モビルスーツの戦闘、第3勢力の出現など終始見どころに溢れているのですが、最たる特徴は過酷でハードな作風です。主人公のカミーユからして、冒頭から士官を殴るなど、激しく暴力的な性格に描かれています。 物語面でも、両親の惨殺、少女との悲恋、毒ガス虐殺事件といった、残酷な展開の連続です。主人公が精神崩壊する衝撃的なラストは、「ガンダム」ファン以外にも語り継がれる伝説となっています。

3.『機動戦士ガンダムZZ』(1986年〜1987年)

『機動戦士ZZガンダム』は、1986年から放送された作品で、『機動戦士Zガンダム』の続編にあたります。監督は富野由悠季です。 宇宙世紀0088年。エゥーゴとティターンズの内戦が落ち着くと、三つ巴の戦況が変化。ジオン残党軍のネオ・ジオンが勢力を広げ、動き出していました。 新たな戦乱がはじまる中、ジャンク屋の少年ジュドー・アーシタは、エゥーゴのモビルスーツを奪って金儲けをしようと画策します。しかし、ネオ・ジオンとの戦いに巻き込まれる結果となり、ジュドーはエゥーゴのガンダム・チームとして戦うことになるのでした。 アニメ序盤は、「Z」とは打って変わった明るいテイストで、キャラクターがコミカルに飛び跳ねる場面もあります。ただ、中盤以降はシリアス路線に戻り、女傑ハマーン・カーンとの熾烈な戦いに挑みました。 路線変更の部分などの評価が分かれる作品ですが、続編に関わる重要な設定も多く、やはりチェックしておきたい1作です。

4.『機動戦士Vガンダム』(1993年〜1994年)

『機動戦士Vガンダム』は、1993年から放送された作品で、監督は富野由悠季です。 舞台は宇宙世紀0153年。恐怖政治を行うザンスカール帝国が、宇宙から地球にまで侵攻。対抗組織のリガ・ミリティアとの戦闘になり、民間人の少年ウッソ・エヴィンは巻き込まれてしまいます。 ウッソは機転を利かせて敵機を奪取し撃退。その腕が認められ、ヴィクトリーガンダムのパイロットにスカウトされます。幼馴染のシャクティを守りたいウッソは、戦う決意をするのでした。 「ファースト」から約74年後の時系列であるため、過去作のキャラクターは登場しません。事実上の仕切り直し作品です。当初は子供向け路線でしたが、次第に残虐描写や性表現が増加し、むしろ青少年には見せられないアニメとなりました。 監督がDVD発売時に「見られたものではないので買ってはいけません」と発言した逸話が有名です。しかし、独特のモビルスーツ戦や、前述の残虐描写などの見どころは多く、見返すファンも多い作品となっています。

5.『機動武闘伝Gガンダム』(1994年〜1995年)

『機動武闘伝Gガンダム』は、1994年から放送されたアニメで、監督は今川泰宏(いまがわやすひろ)です。 未来世紀60年。宇宙コロニー国の覇権争いは、人型兵器を使った格闘大会「ガンダムファイト」で行われていました。主人公のドモン・カッシュは、ネオジャパンの代表選手として、競技会場の地球に降り立ちます。 ただし、ドモンの本当の目的は、祖国を裏切った兄キョウジ・カッシュを捜すこと。様々な想いを持つ選手たちが集まる中、ガンダムファイトがはじまります。 「Gガンダム」は、「ガンダム」シリーズの中ではじめて、過去作とは全く異なる世界観で制作された作品です。スタッフも設定もキャラクターも一新され、ストーリーも熱い少年漫画のような路線に。 本編未視聴の方が、ゲームなどの印象からネタ扱いしていることもありますが、本編の内容は至って真面目。少年向けアニメとして完成度の高い1作です。

6.『新機動戦記ガンダムW』(1995年〜1996年)

『新機動戦記ガンダムW』は、1995年から放送された作品です。 監督は池田成(いけだまこと)でしたが、途中で高松信司(たかまつしんじ)へ交代しました。 A.C.195年。コロニーを支配しようとする地球統一連合に対し、一部の者たちが反発。「オペレーション・メテオ」という作戦を発動させ、5機のガンダムが地球に降下させます。 その中には、5人の少年パイロットであるヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、五飛(ウーフェイ)たちがいました。彼らは圧倒的戦力を誇るガンダムを操り、目まぐるしく移り変わる情勢の中で戦っていきます。 本作も過去作とは異なる独立した設定です。主な魅力は、騎士道を重視した世界観や、5機のガンダムと美形のパイロットという美麗かつ圧倒的なビジュアル。また、予想外なストーリー展開や、突飛なセリフが頻発するため、シュールな面白さのある作品でもあります。

7.『機動新世紀ガンダムX』(1996年)

『機動新世紀ガンダムX』は、1996年から放送された作品で、監督は高松信司です。 第7次宇宙戦争で人類の大半が死滅した、A.W.15年。ジャンク屋の少年ガロード・ランは「ある少女を確保して欲しい」という男の依頼を、仕事の1つとして引き受けます。 しかし、ガロードはその少女ティファに一目惚れ。依頼を反故にして、ティファを守ることを最優先に行動しているうちに、地球連邦軍の決戦兵器・ガンダムXを発見し、戦闘に巻き込まれていきます。 本作も過去作とは別の独立した世界観です。ロボットアニメ全般の人気が低迷した時期に制作されたこともあり、話数短縮や放送時間変更の憂き目に合いました。とはいえ、起承転結が明確な構成で、見ごたえのある物語です。 また、監督が「ガンダムを考えるガンダム」と語っているように、メタ的に過去作をオマージュしている要素が多数。「ガンダム」ファンならチェックしておきたい作品でもあります。

8.『∀ガンダム』(1999年〜2000年)

『∀ガンダム』(ターンエーガンダム)は、1999年から放送された作品で、監督は富野由悠季です。 正暦2343年。1万年以上の黒歴史と呼ばれる戦乱の時代を経て、地球の人類の文明は19世紀以前まで衰退していました。一方、月面の住民「ムーンレィス」たちは、高度な技術を維持しており、地球への帰還計画を立てます。 しかし、ムーンレィスが地球へ降下すると、地上の人々は反発。黒歴史時代の人型兵器が発掘され、戦争に発展してしまいます。ムーンレイスの少年ロラン・セアックは、発掘された∀ガンダムのパイロットとなり、月と地上の人々の間で揺れ動きながら、戦っていくのでした。 本作の舞台は、文明衰退後の地球になっており、他の作品とは一線を画する独自の世界観です。時系列としては、「ガンダム」シリーズの最も未来に位置づけられるとされています。 生き生きと行動するキャラクターのドラマや、いわゆる“富野節”のセリフによる掛け合い、迫力のあるモビルスーツ描写、牧歌的な世界観など魅力に溢れる傑作です。

9.『機動戦士ガンダムSEED』(2002年〜2003年)

『機動戦士ガンダムSEED』は、 2002年から放送された作品で、監督は福田己津央(ふくだみつお)です。 C.E.71年。自然に生まれる人間「ナチュラル」と、遺伝子操作で優れた資質を与えられてから誕生する人間「コーディネイター」の能力格差により、世界には差別や対立が発生。戦争状態になっていました。 中立地帯に住む主人公のキラ・ヤマトは、コーディネイターですが、ナチュラルとも仲の良い少年でした。しかし、居住地で地球連合軍とザフト軍の戦闘が勃発。仲間を守るため、新型モビルスーツで戦うことに。 ただ、敵軍にいたのは、幼少期からの親友であるアスラン・ザラ。平和好きのキラが、友達と殺し合わなくてはいけない境遇へと追い込まれていきます。 本作は、「ファースト」のストーリーを21世紀版としてリブートした作品で、「新世紀のファーストガンダム」というコンセプトで制作されました。 ドラマティックで緊張感のあるストーリー展開と、華やかで迫力のあるビジュアルが魅力。賛否はあれど、総合的に非常にファンの多い1作です。

10.『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(2004年〜2005年)

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、2004年から放送された『機動戦士ガンダムSEED』の続編で、監督は福田己津央です。 C.E.73年。前作での停戦から2年が経つものの、争いの火種は残っていました。新設プラントでは、新型モビルスーツが何者かに強奪され、交戦状態に。その場に居合わせたアスランと、オーブ代表のカガリは、戦闘に巻き込まれてしまいます。 そこに救助に現れたのは、新型機インパルスを操る少年シン・アスカ。シンは前大戦で家族を亡くしており、怒りをぶつけるように戦場を駆けます。一方、キラは地球のオーブで隠居生活をしていましたが、何者かに命を狙われはじめているのでした。 「SEED」の正当な続編で、実質的な主人公が、アスラン、シン、キラと3人います。多様な視点から目まぐるしく展開する飽きない構成ですが、その特徴ゆえに終盤はやや物語が混乱しました。 評価の分かれる部分がありますが、続きが気になる要素や、白熱する戦闘描写も多く、十分見どころのある作品です。

11.『機動戦士ガンダム00』(2007年〜2009年)

『機動戦士ガンダム00』は、ファーストシーズンが2007年から、セカンドシーズンが2008年から分割放送されました。監督は水島精二(みずしませいじ)です。 西暦2307年。人類はエネルギーと軌道エレベーターの利権を巡って、大きく3つの勢力に分裂していました。紛争が絶えないその時代に、私設武装組織「ソレスタルビーイング(以下CB)」を名乗る者たちが、謎のモビルスーツ・ガンダムに乗って出現します。 CBは、全世界のメディアで「武力によって戦争を根絶する」と表明。CBに対しての賛否両論が世論で巻き起こる中、主人公の刹那・F・セイエイは、ガンダムのパイロットとして出撃し、各国の紛争に介入するのでした。 本作も過去の「ガンダム」とは異なる独立した世界観です。「西暦」という現実の地続きになった時制設定が特徴で、テーマの掘り下げ方や政治描写も事実をベースにしています。 また、作画のレベルが「ガンダム」シリーズの中でもトップクラスに高いと言われ、メカ描写も評価されるアニメです。

12.『機動戦士ガンダムAGE』(2011年〜2012年)

『機動戦士ガンダムAGE』は2011年から放送されたアニメで、監督は山口晋(やまぐちすすむ)です。 3世代に渡って描かれる大河作で、主人公も3人存在しています。物語は人類が宇宙に進出したA.G.101年、幼少期のフリット・アスノが、謎の敵UEに襲撃されて母親を亡くす場面からはじまります。 その後、フリットはガンダムAGEの開発者となり、戦いの中で成長。UEの正体が火星移民の末裔だったという真実が明かされながら、フリットの息子であるアセム・アスノ、孫であるキオ・アスノに戦いか引き継がれてきます。 本作も独立した世界観です。『イナズマイレブン』や『妖怪ウォッチ』を担当したプロデューサーの日野晃博(ひのあきひろ)が監修し、子供向けを念頭に制作されました。 そのストーリーは奇をてらわない王道展開で、シンプルでかっこいいモビルスーツが登場します。

13.『ガンダムビルドファイターズ』(2013年〜2014年)

『ガンダムビルドファイターズ』は、2013年から放送されたアニメで、監督は長崎健司(ながさきけんじ)が担当しました。2016年には特別編の『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』も放送。 本作はガンプラ(ガンダムのプラモデル)を作って対戦する「ガンダムビルド」シリーズの1つです。戦争描写などはなく、ゲーム競技としてのバトルを描いています。 舞台となるのは、プラスチックを自在に操る「プラフスキー粒子」がある世界。作ったガンプラを動かして勝負する「ガンプラバトル」が流行しており、全世界に愛好家がいます。 主人公の少年イオリ・セイは、ガンプラ制作が得意であるものの、バトルの操縦は苦手でした。そんな中、ガンプラ初心者であるものの、操縦技術が卓越した少年レイジに、セイは偶然出会います。2人は互いの長所を活かし合い、コンビでガンプラバトル選手権に挑むと決めます 「明るく楽しいガンプラバトル」がテーマになっている本作は、最後までコミカルなのが特徴です。また、名機体が夢の共演を果たす場面もあり、ファンがニヤリとする要素が散りばめられています。

14.『ガンダム Gのレコンギスタ』(2014年〜2015年)

『ガンダム Gのレコンギスタ』は、2014年から放送されたアニメで、監督は富野由悠季です。通称「Gレコ」と呼ばれます。 人類が滅亡しかけた時代から1000年以上が経ったR.C.1014年。軌道エレベーターからエネルギーが搬入される地域周辺は、キャピタル・テリトリィと呼ばれていました。主人公は、その地域を守る自衛組織の候補生である少年ベルリ・ゼナムです。 ベルリはあるとき、海賊部隊のアイーダ・スルガンと謎のモビルスーツに遭遇。それを発端に、多数の勢力が入り乱れる戦いに巻き込まれていきます。 初代ガンダムの監督・富野由悠季が、15年ぶりにTVシリーズを手掛けた作品です。若干とっつきにくい作風で、登場する勢力が4国家・8派閥以上あるなど、難解な面があります。ただ、主人公が旅を通して世界を学んでいく物語になっており、理解できると楽しめる設定です。 また、ベテラン監督の名人芸とも呼べる、引き込まれる戦闘シーンや、テンポの良いセリフの応酬は健在。独特の世界観に没入できる1作です。

15.『ガンダムビルドファイターズトライ』(2014年〜2015年)

『ガンダムビルドファイターズトライ』は、『ガンダムビルドファイターズ』の続編で、2014年から放送されました。監督は綿田慎也(わただしんや)です。 前作の7年後、セイたちが卒業した聖鳳学園のガンプラバトル部は、部員がホシノ・フミナの1人だけになってしまっていました。メンバー不足で、チーム戦の大会にも出場できません。 そこに転校して来るのが、主人公の少年カミキ・セカイ。セカイは、ガンプラは初心者であるものの、格闘技の使い手です。同級生のコウサカ・ユウマと共にガンプラバトル部に入部したセカイは、チーム戦の地区大会に出場し、格闘の腕を活かして勝ち上がっていきます。 前作に引き続き明るい作風で、重たいシーンはありません。コミカルでド派手な戦闘シーンや、SDガンダムや、巨大モビルアーマーの出現する、ハチャメチャな展開が見どころです。

16.『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(2015年〜2017年)

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、第1期が2015年から、第2期が2016年から分割放送されました。監督は長井龍雪(ながいたつゆき)です。 大戦争が終結したP.D.323年。地球圏は治安維持組織ギャラルホルンの監視下にありしたが、統治体制が腐敗し、貧困層が生まれています。 火星では、孤児の少年が集まって、警備業を営んでいました。その組隊長オルガ・イツカは、あるとき政治活動家の少女クーデリアの護衛を請けます。しかし、ギャラルホルンと対立する結果となり、戦闘状態に。 主人公の三日月・オーガスは、オルガにガンダム・バルバトスで戦うように命じられます。淡々と了承した三日月は、敵機を撃退。少年たちは自身らの名称を「鉄華団」と改め、“火星の王となるための戦い”をはじめます。 本作も、他のシリーズからは独立した、オリジナルの設定です。貧しい少年たちが、ボロボロに疲弊しながら奮闘する姿が描かれていきます。過酷な状況でも戦い続ける展開になり、その世界観を象徴する「止まるんじゃねえぞ」というオルガのセリフは、ネットで流行語となりました。

17.『機動戦士ガンダムUC RE:0096』(2016年)

『機動戦士ガンダムUC RE:0096』は、2010年から発売されていたOVA『機動戦士ガンダムUC』を、TV放送版として2016年に再編集したアニメです。監督は古橋一浩(ふるはしかずひろ)が担当しました。 宇宙世紀0096年。ネオ・ジオン残党軍は、巨大企業の後ろ盾であるビスト財団から、重要機密を受け取ろうとしていました。その機密とは「ラプラスの箱」。連邦政府を滅ぼす力があると言われる正体不明の「箱」です。 しかし、連邦政府が「箱」の取引を妨害するために軍事介入を開始し、コロニー内での抗争に。民間人の少年バナージ・リンクスは、謎の少女オードリーとの出会いから、その戦闘に巻き込まれ、ユニコーンガンダムに搭乗することになるのでした。 本作は、江戸川乱歩賞受賞者にして富野由悠季のファンである作家・福井晴敏(ふくいはるとし)の小説『機動戦士ガンダムUC』が映像化されたアニメです。 作者がオタクであるためか、ストーリー、演出、デザイン、テーマ、世界観のすべてが、ファンの「これが見たい!」という願望を結実させた内容になっています。ガンダム好きによる、ガンダム好きのための作品です。

18.『ガンダムビルドダイバーズ』(2018年)

『ガンダムビルドダイバーズ』は、2018年に放送されたアニメです。 監督は綿田慎也。キャラクターやストーリーは一新されていますが、舞台は『ガンダムビルドファイターズトライ』の後の時代に設定されています。 電脳仮想世界でガンプラバトルをするオンラインゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」が人気の世界。主人公の少年ミカミ・リクは、同級生のユッキーやモモカと共に、GBNのプレイをはじめます。 初心者としてGBNのゲームを攻略する中で、リクは謎の少女サラに出会ったり、違法ツールを利用するグループとバトルしたりと、様々な出来事を経験していくこととなります。 本作は「ガンダムビルド」シリーズの続編で、現実ではなく電脳ゲームの中で対戦する設定になっています。「ビルドファイターズ」と比較すると、終盤はシリアスな展開もあり、また違った楽しみ方ができる作品です。

「ガンダム」シリーズはシリアスからコミカルまでジャンルは様々!お気に入りの作品を見つけよう

今回は、膨大に存在する「ガンダム」シリーズのうち、TVアニメ作品について見てきました。 一言で「ガンダム」と言っても、ハードでシリアスな内容から、明るくコミカルな路線まで、様々な作品があります。まだアニメ「ガンダム」を未視聴の方も、ぜひこの機会にチェックしてみてください。 古くて敷居が高そうな印象から敬遠している方も多いものですが、「実際に見ると想像以上にテンポが良く引き込まれた」という声も多くいものです。 また、若者から老人まで様々なキャラクターが登場する「ガンダム」は、鑑賞した年齢によって印象が変わるのも特徴です。視聴済みの作品を見返してみると、また発見があるかも知れません。