2023年8月5日更新

【24話更新】「水星の魔女」2期最終話まで全話ネタバレあらすじ解説&考察!【機動戦士ガンダム】

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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は2022年10月から全2クールで放送された「ガンダム」シリーズの最新作です。テレビアニメシリーズ初の女主人公で注目を集め、放送されるたびにTwitterのトレンド入りするなど大ヒットを記録しました。 本記事では、本作のエピローグを含む全24話のネタバレ込みのあらすじや考察について、メインキャラクターの紹介と併せて徹底的に解説していきます。

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アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とは?原作はある?

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
©創通・サンライズ・MBS

アニメ「水星の魔女」は宙開発産業に関わる人材を育成する高等専門学園」を舞台に、水星からやってきた少女・スレッタがガンダムを取り巻く陰謀に巻き込まれていく様子を描いた物語です。 テレビシリーズ初の女性主人公ということに加え、従来のガンダムシリーズとは設定もストーリーも独立しているため、過去作を観ていない人でもわかりやすい内容となっています。また物語の舞台が学園ということもあり、青春アニメのような親しみやすさも感じられますよ!

原作はあるのか?

アニメ「水星の魔女」はアニメオリジナル作品であり、原作となる小説や漫画は存在しません。なおメディアミックス展開としては、2023年1月より『月刊ガンダムエース』にてノベライズ版の連載が開始されていますが、あくまで原作はアニメとなっています。 また今後制作されるであろう漫画作品についても、ノベライズ版同様、アニメのコミカライズとなります。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1期全話ネタバレ解説!【1~12話】

ここからは「水星の魔女」第1クールで放送された、全13話のあらすじをネタバレ込みで詳しく解説していきます。なお見る順番としてはプロローグから始まり、1話から12話まで順番に見ていくのがおすすめです!

前日譚「PROLOGUE」

舞台は小惑星に建造されたヴァナディース機関のラボ。 ガンドフォーマットを医療の分野に応用するため、その足がかりとなるガンダム「ルブリス」の稼働実験にラボの全スタッフが注力していました。 しかしパイロットへの負荷が大きいガンダムをモビルスーツ開発評議会は全面的に否定。デリング・レンブラン主導の元、ヴァナディース機関の解体、そしてガンダムのせん滅作戦が実行されました。 襲撃によりほとんどのスタッフが死亡する中、ルブリスのテストパイロットであるエルノラは娘のエリクトと共に、ルブリスに乗り戦場からの脱出に成功。 これ以降、ガンダムに関わる開発や運用は全てタブーとされるようになりました。

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第1話「魔女と花嫁」

スレッタ・マーキュリーは水星から宇宙産業の大企業・べネリットグループが経営するアスティカシア高等専門学園へと編入してきた女の子。 グループ総裁であるデリング・レンブランの娘・ミオリネと衝撃的な出会いを果たしたスレッタは、彼女と婚約者・グエルのいざこざに巻き込まれ、入学早々グエルと決闘をすることになります。 スレッタはエアリアルというMSでグエルに圧勝。はからずしも最も優れたパイロットの称号であるホルダーとなり、ミオリネの新たな婚約者になってしまうのでした。

第2話「呪いのモビルスーツ」

グエルに勝利しホルダーとなったスレッタでしたが、エアリアルがガンダムだという疑いをかけられ保安部に拘束されてしまいます。 このままではエアリアルは破棄、スレッタも退学という絶体絶命のピンチに。 ミオリネは彼女を救うべく、べネリットグループで開かれていた審問会に踏み込むのでした。

第3話「グエルのプライド」

ミオリネの直談判によりスレッタは処分取り消しをかけた再決闘のチャンスを与えられます。 一方、グループ傘下御三家の1つ、ジェターク家の嫡男であるグエルにとっても、この決闘は絶対に負けられない戦い。グエルは父親に用意された新型MSでスレッタとの勝負に挑みました。 そしてスレッタは辛くもグエルに勝利。彼女の強さに圧倒されたグエルは、思わずスレッタにプロポーズをしてしまいます。

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第4話「みえない地雷」

編入早々、さまざまな騒動を起こし学園の注目人物になってしまったスレッタ。やっと落ち着いて授業を受けられると思ったのも束の間、今度は実習のサポートをしてくれる人が見つからず途方に暮れてしまいます。 その後見かねたミオリネがサポートにつき、何とか実習までこぎつけますが、スレッタを快く思わない同級生から嫌がらせを受けてしまうのでした。 アーシアン(地球居住者)としてスペーシアン(宇宙移民者)の生徒から迫害されていたパイロットのチュチュは、その様子を見て嫌がらせをする生徒に激怒。これをきっかけにスレッタは地球寮の生徒と仲良くなります。

第5話「氷の瞳に映るのは」

少しずつ、学園に馴染み始めたスレッタ。そんな彼女の元へ御三家の1つであるペイル・テクノロジーズの手が迫っていました。 ヴァナディース機関の関係者からガンダムに関する技術提供を受けていたペイル社は、さらなる情報を手に入れるため、社が擁立するパイロットのエランを利用してスレッタへと近付きます。 一方自分に優しくしてくれるエランに対して好意を抱いていたスレッタは、彼の思惑も知らずデートの誘いに浮かれるのでした。

第6話「鬱陶しい歌」

強化人士としてガンダムに乗るためだけに生かされてきたエランは、スレッタが自分とは違うと知り彼女を拒絶。そして社の命令に従いスレッタに決闘を申し込みます。 決闘はエラン優勢で進んだものの、最終的にはスレッタの逆転勝利に。機体のブレードアンテナが破壊された瞬間、エランはエアリアルの見せる幻覚の中、自分にもパイロットとして以外の存在価値があることを思い出します。 そして決闘後、スレッタの提案により2人はデートのやり直しを約束します。しかしペイル社から不要と判断されたエランは密かに処分されてしまうのでした。

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第7話「シャル・ウィ・ガンダム?」

行方不明になったエランを心配するスレッタのもとに、べネリットグループからとあるパーティの招待状が届きます。エランがいるかもしれないという期待を抱き、スレッタはミオリネとともにパーティへ参加することに。 期待通りスレッタはエランとの再会を果たしますが、彼は彼女の会いたかったエランとは別人。そしてオリジナルのエランとペイル社の策略にハマり、スレッタはガンダム使用の嫌疑で糾弾されてしまいます。 そして彼女のピンチを打開するべく立ち上がったミオリネが、株式会社ガンダムの設立を提案するのでした。

第8話「彼らの採択」

父親の承認を得て株式会社ガンダムの設立に動き出したミオリネは、地球寮のメンバーを社員として無理やり計画に引き込むことに。そして父親の「ガンダムの呪い」という言葉の真相を知るため、スレッタの母でありエアリアルを開発した張本人・プロスぺラを訪ねます。 そしてヴァナディース機関が目指した「ガンド医療の完成」を事業目標に定め、着々と会社設立の準備を進めていきます。 一方学園では株式会社ガンダムの設立を阻止するべく、御三家の1つグラスレー社の養子・シャディクが根回しを始めていました。

第9話「あと一歩、キミに踏み出せたなら」

会社設立をかけ、シャディクに6対6の集団戦を挑んだミオリネたち。モビルスーツもパイロットも足りない地球寮の一同でしたが、ペイル社の協力を得て何とか決闘までこぎつけます。 そして相手の裏をかき、見事シャディクたちを撃破。決闘を中継していたことで注目を集め、結果的に株式会社ガンダムは好スタートを切ることになります。

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第10話「巡る思い」

徐々に軌道に乗り始めた株式会社ガンダム。仕事や授業に忙殺される日々を過ごしながらもスレッタは充実した日々を送っていました。 一方、べネリットグループの幹部の間では総裁デリングを暗殺する計画が持ち上がっていて……。計画を知ったシャディクは地球にいる工作員「フォルドの夜明け」に協力を要請し、グループの解体を企みます。 そして学園を離れ宇宙船の作業員として働いていたグエルは、不運にも彼らの計画に巻き込まれていくのでした。

第11話「地球の魔女」

修理中のエアリアルを引き取るため、奇しくもデリング暗殺計画の舞台となる巨大開発施設を訪れていた株式会社ガンダムの一同。 時を同じくして施設の一画でデリングと会談していたプロスぺラは、自分がかつてデリングによって夫や同朋を殺されたエルノラだということを明かしていました。 一方フォルドの夜明けはシャディクの合図で作戦を開始。スレッタたちは戦闘に巻き込まれていきます。

第12話「逃げ出すよりも進むことを」

2機のガンダムを擁するフォルドの夜明けの襲撃により、ミオリネと分断されてしまったスレッタ。ミオリネを救うためエアリアルが収納されている格納庫へ向かった彼女は、そこで敵を射殺する母の姿を目撃します。 一方スレッタと分断されたミオリネは、負傷した父・デリングを運びながら逃亡を試みていました。しかし工作員に見つかってしまい、絶体絶命のピンチに。するとエアリアルに搭乗したスレッタがあらわれ、躊躇することなく敵を叩き潰したのです。 血だまりの中を笑顔で駆け寄ってくるスレッタを、ミオリネは「人殺し」と拒絶するのでした。

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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』2期最終話までネタバレ解説!【13~24話】

水星の魔女 スレッタ

ここからは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』2期を毎週ネタバレ込みで解説いたします!衝撃の結末を迎えた1期から、2期ではどのように話が展開されるのか。プロスペラの目的や「クワイエット・ゼロ」の内容は明かされるのでしょうか。 1期のネタバレから見たい人はこちら!

第13話「大地からの使者」

スレッタたちがいたプラントクエタを襲った事件から2週間後、事件は箝口令が敷かれどのメディアも事故として報道していました。プラントクエタを襲わせたシャディクは、父親を自分の計画に巻き込むために、フォルドの夜明けのソフィとノレアを学園へ転入させます。 2人がシャディクによって送り込まれた人物だと気づいたニカは、2人に学園から出ていくように伝えました。しかし、逆に襲われ殺されかけてしまいます。そこにスレッタが駆けつけ、危機一髪のところを救いました。スレッタはニカを救うためにも、2人に決闘を挑むのです。 一方、ミオリネは参考人聴取が終わらず、治療中の父親のもとにいます。そんなミオリネのもとにプロスペラが訪れました。そして、デリングと共に進めていたプロジェクト「クワイエット・ゼロ」の引き継ぎを持ちかけ、プロジェクトの目的を伝えるのです──。

第14話「彼女たちのネガイ」

「クワイエット・ゼロ」に誘われたミオリネ。一度は断りますが、計画の草案者がミオリネの母・ノートレットであることを伝えられました。そして、クワイエット・ゼロが「パーメットリンクを介したあらゆるシステムを制御する」新機軸のネットワーク構想だと知るのです。 学園ではエキビションマッチが行われますが、ソフィとノレアがガンダムに乗って乱入。人を殺し、エキビションマッチは争いの場となりました。乱入はシャディクの計画で、この隙に父・サリウスを誘拐します。ソフィはこの乱入中、エアリアルのオーバーライドにより死亡していました。 一方、プロスペラの元にベルメリアが訪れ、エアリアルの真実を聞き出します。そして、プロスペラからエアリアルの中にエリクトがいることを明かされました。プロスペラはエリィが幸せになるために、世界を書き換えたいと告げるのです。

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第15話「父と子と」

サリウスを誘拐したシャディクは、ベネリットグループの資産を全て地球に売るという目的を明かします。スペーシアンだけが権益を持ち搾取している世界を変えようとしていたのです。 一方、グエルはフォルドの夜明けに拉致され地球にいました。グエルは父を殺した現実から立ち直れていません。そんな中、基地から撤収するフォルドの夜明けを、ベネリットグループの地球残留部隊が襲います。 父を戦争で失ったシーシアが重傷を負い、グエルは助けようとプロドロスに乗り込みました。ですが、間に合わずシーシアは亡くなってしまいます。グエルは今の自分がしたいことを考え、自分と父親を繋ぐものを守りに宇宙へ戻る決意をするのです。 一方、ミオリネはデリングの部下・ラジャンの元へ訪れ、クワイエット・ゼロについて聞きます。

第16話「罪過の輪」

プロスペラの目的を達成するには、パーメットスコア8が必要だと語られました。クワイエット・ゼロでデータストームの領域を広げるにはスコア8が必要なのです。 一方、世の中では学園でのテロやプラントクエタの件が漏れ、ニュースになっています。御三家は、不在ののデリングに代わり、新しい総裁を決めようと総裁選が始まるのです。 そんななか、ミオリネが学園に帰ってきました。スレッタとミオリネは2人で話しますが、プロスペラの言うことをなんでも聞くスレッタに、ミオリネは怒ります。そのままの勢いでプロスペラのもとへ怒鳴り込みに行きました。 ですが、デリングがプロスペラの夫を殺したことを聞かされます。そして、総裁が変わればクワイエット・ゼロが潰されてしまうため、プロスペラはミオリネに総裁になるよう持ちかけました。

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第17話「大切なもの」

ミオリネは、総裁になってクワイエット・ゼロを引き受ける代わりにスレッタを巻き込まないとプロスペラに約束させました。一方、シャディクはペイル社と協力し総裁の立場を狙います。 学園では戻ってきたグエルがスレッタに会い感謝と好意を伝えました。スレッタは「大切な人がいる」と言って振るも、盗み聞きをしていたミオリネが登場。ミオリネはスレッタにグエルと決闘するようお願いします。 ミオリネはグエルに総裁選の後ろ盾になってもらう代わりに、婚約者となってジェターク社をバックアップする取引を持ちかけました。グエルは取引に乗り、スレッタと決闘。決闘の賭けにはエアリアルを所望し、ミオリネの細工もあり勝利します。 スレッタは、ミオリネもエアリアルも失ってしまいました。

第18話「空っぽな私たち」

前回決闘に負けたスレッタですが、普段と変わらない様子です。スレッタはミオリネに釣り合うと勘違いした自分がいけないと思っていました。チュチュはスレッタの本心を知り、スレッタを連れてミオリネ会いにいきます。 一方、ミオリネとグエルは総裁選が難航していました。そこで、地球の暴動を収めれば支持につながると考えたミオリネは、武器を持たない学園仕様のエアリアルを連れて地球へ向かう準備をします。 ミオリネに会いに行ったスレッタですが、待っていたのはエリクトでした。エリクトはスコアエイトなら、自分の意思で動けると告げます。戸惑うスレッタのもとにプロスペラが現れ、学園へ戻るように告げました。エアリアルとプロスペラはスレッタを巻き込んではいけないと手放すのです。

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第19話「一番じゃないやり方」

地球へ交渉に向かったミオリネ・グエル・プロスペラ。グエルはフォルドの夜明けで出会った子どもを見つけそちらへ向かい、ミオリネだけで交渉に挑みました。 一方、グエルは子どもの話からプラントクエタや学園を襲撃した犯人がシャディクだと知ります。手がかりを掴むためにも先に学園に戻りました。 しかし、エアリアルに乗っていたプロスペラが、オーバーライドでデモ隊を攻撃させ戦いを引き起こします。狙いはオックスアースの倉庫の破壊。プロスペラがかつて所属したオックスアースは宇宙議会連合の工作組織になっていました。 ミオリネが進めていた交渉も決裂。戦いが始まりその映像はスレッタの元へ届きます。スレッタはなぜエアリアルとプロスペラが自分から離れたのか気付きました。

第20話「望みの果て」

シャディクはうまく立ち回れなかったグエルに怒りを抱き、シャディクとグエルは宇宙で衝突します。シャディクとグエルの勝負はグエルが勝ち、シャディクを拘束しました。 学園では、拘束されていたエラン・ニカ・ノレアが解放されます。ノレアはスペーシアンへの憎しみを募らせ、ソーンに乗り学園を破壊し始めました。そんなノレアを止めに来たのはウルに乗ったエラン。 エランは「僕と来い」といいノレアを説得します。ノレアは止まりますが、直後に狙撃され死亡。ショックを受けたエランはそのまま宇宙へ逃亡しました。 学園は破壊され変わり果てた姿に。死亡者も出て、スレッタたちは懸命に生存者を探します。

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第21話「今、できることを」

ミオリネは地球から戻ってきましたが、地球での争いや学園が破壊された件は全部自分のせいだと自身を責めています。そんななか、ペイル社がベネリットグループから離反。宇宙議会連合と手を組み、ベネリットグループへ強制介入を始めました。 一方、破壊された学園では、スレッタやニカを含めた地球寮のみんなが食糧などを配り今できることをします。そんなスレッタのもとへ宇宙議会連合の査察官が訪れました。スレッタにプロスペラを止めるため、ガンダム「キャリバーン」に乗ってほしいとお願いします。 そんななか、宇宙議会連合の艦隊が要塞「クワイエット・ゼロ」と対峙。エアリアルがオーバーライドし艦隊が簡単に殲滅されました。

第22話「紡がれる道」

キャリバーンに乗りプロスペラたちと戦う決意をしたスレッタは、ミオリネに会いに行きます。自分の決断で多くの人が亡くなったミオリネは、自分を責め続けていました。しかし、スレッタと対話をしたことで、再び立ち上がり一緒にプロスペラに立ち向かいます。 戦いに向けての課題は、エアリアルのオーバーライド。オーバーライドを回避するためには、スコア5をクリアする必要があります。スレッタはキャリバーンに乗り、起動テストを経てスコア5をクリアしました。 スレッタたちは要塞クワイエット・ゼロに向けて出撃します。スレッタはエアリアルと、グエルはガンダム・シュバルゼッテに乗ったラウダと対峙しました。

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第23話「譲れない優しさ」

ラウダと戦うグエルですが、父を殺したのをなぜ黙っていたと責められます。ラウダが許してくれなかったらと思うとグエルは怖くて言えませんでした。ラウダが乗るシュバルゼッテを抱き止めグエルはその気持ちを明かし、2人は和解します。 一方、ミオリネたちは緊急停止コードを入力してデータストームの消失を図りますが、コードは変更されていました。管理者に母の名前を見つけたミオリネは母が残したメッセージをヒントに、母のアカウントにログインしてデータストームの消失に成功。エリクトとスレッタも戦闘を止めます。 しかし、宇宙議会連合は力を持った企業を討つため、惑星間攻撃兵器をクワイエット・ゼロに向けて発射。エリクトが体を張って止めますが、エリクトの体であるエアリアルはボロボロになってしまいます。

最終話(第24話)「目一杯の祝福を君に」

2発目に向けて再起動をする惑星間攻撃兵器。スレッタは、データストームの中にいたエラン4号の力を借り、エリクトとともに攻撃を止めに向かいます。 一方、ミオリネは攻撃する動機をなくすため、グループの解体を宣言。それでも、議会連合は止まらず攻撃を撃とうとしますが、スレッタとエリクトがオーバーライドさせて攻撃を止めます。 戦いが終わった後、突如としてパーメットが粒子レベルにまで分解し始めました。クワイエット・ゼロやガンダムまで消えていき、宇宙に放り出されるスレッタをミオリネが迎えに行きます。 それぞれが3年後を迎えるなか、ミオリネは地球での罪を償いながら今できることをして、エリクトはガンダムからキーホルダーに体を移し、スレッタは水星に学校を作って夢を叶えました。スレッタとミオリネは手を取り合いながら進んでいきます。

【考察①】プロスペラの目的は?2期でも怪しいスレッタの母

第11話でプロスぺラの正体が、ヴァナディース機関襲撃事件の生き残りであるエルノラだと明かされました。 しかしプロローグで描かれたエルノラが慈愛に満ちた温かな人物だったのに反し、プロスぺラはまるで別人。最終話では娘のスレッタに人殺しを強要するような歪んだ親子関係も見られ、ますます謎が深まります。 またデリングとの会話で語られた「クワイエット・ゼロ」という計画も気がかりです。素直に考えればガンダムの量産を目的とした計画の可能性が高そうですが、プロスぺラ自身の目的はもっと別のところにあるように思えます。 公式ホームページに掲載されている小説『ゆりかごの星』では、エアリアルはプロスペラの目的は復讐だと語っていました。復讐が目的だとしたら、復讐相手はデリングなのか。しかし、デリングと手を組んでいたことを考えると、復讐相手は別にいるかもしれませんね。

【2期ネタバレ】クワイエット・ゼロ計画をミオリネが引き継ぐ?

13話では、プロスペラがミオリネに「クワイエット・ゼロ計画」を引き継ぐように持ちかけていました。計画の目的は、「ガンドフォーマットのネットワークを利用して戦争のない世界に書き換える」ことだと伝えます。目的が漠然としているうえ手段も不明な以上、まだこの計画は怪しいですね。 プロスペラは「お父様の悲願よ」と、引き継ぐように誘導していました。12話でデリングがミオリネの母の葬儀に来なかった理由がわかった以上、ミオリネも以前のように父を憎めないでしょう。ミオリネが計画を引き受ける可能性は、十分考えられます。 ですが、プロスペラが復讐を目的としている以上、計画の目的を果たす手段は、非道なものになるかもしれません。ミオリネが手段を知ったとき、どう動くのかが気になります。

【考察②】スレッタとエリクトが別人?2人の正体とは

本作における大きな謎の1つがスレッタの正体です。容姿や流れからエルノラの娘・エリクトと同一人物と考えるのが妥当ですが、断定しきれない謎がいくつも存在しています。 まず第一にスレッタとエリクトの年齢が違うということ。第6話にてヴァナディース機関の襲撃は21年前ということが明らかになりました。つまり当時4歳だったエリクトは25歳になっていて、17歳のスレッタとは年齢が異なります。 またスレッタは事件に関する一切の記憶を持っていませんし、プロスぺラのエアリアルに対する過剰な愛情も気になります。 もしかするとスレッタはエラン同様、エリクトそっくりに作られた別人で、エリクト本人と繋がっているのはエアリアルの方なのかもしれません。

【2期ネタバレ】EDからエアリアル=エリクト説が濃厚に

2期のEDはその不穏さから話題になりました。特に、エアリアルがスレッタを左腕で突き刺し、スレッタの体に青いパーメットが浮かぶシーン。 青いパーメットは今までエリクトの体にしか、浮かび上がっていません。このことから、エアリアルに居たエリクトがスレッタの体に乗り移ったように見えます。 そのことを裏付けるように、その後のスレッタと手を繋ぐミオリネは、スレッタを不思議そうに見ていました。しかも、手を握り合うシーンでは、ミオリネの手が震えているように見えます。ミオリネはEDのスレッタが別人だと気づいているのかもしれないですね。 このEDから、エアリアル=エリクト説に拍車がかかっています。

【考察③】グエルの今後は?2期OPで地球にいる!?

最終話で不可抗力とはいえ実の父親を自らの手で殺してしまったグエル。第2シーズンでも重要な役どころとなりそうですが、まだ2期本編には登場していません。父とグエルの不在を埋めるかのように、弟のラウダがジェターク社のCEOとして登場していました。グエルはどこへ行ったのでしょう。 実はグエルの居場所を考察するには、2期のOPが鍵になります。グエルはOPでボブとして働いていた時の作業着を着て登場しており、背景から地球にいるように見えました。 職場の人がグエルを匿い地球に連れていったのか、それともフォルドの夜明けが撤退した時にグエルを拉致したのかは、まだわかりません。もし、フォルドの夜明けに拉致されたとしたら、戦火に巻き込まれていきそうですね。

【考察④】エランの真相は?ペイル社は何を企んでいるのか

スレッタが憧れていたエランは、ペイル社が擁するオリジナル・エランと同じ容姿と声をもつ強化人士であり、任務失敗の折、組織に抹殺されてしまいました。そして第10話には、ペイル社の任務を背負った新たなエランが学園へ送り込まれてきます。 彼の言動から察するにエラン2号の目的はスレッタへの接近。しかもかなり親密な関係になる必要があるようです。ズル賢さが際立つ人格のようなので、このまま大人しく社の命令に従うのかは怪しいところですね。 またオリジナルのエランについては謎が多いものの、ペイル社が強化人士を作ってまで温存しておきたい重要な人物ということは間違いありません。第2期で物語を左右するキーマンとなるかもしれません。

【考察⑤】ニカの目的が判明!マルタンとの今後は不安……

ニカは9話でシャディクに連絡係と言われていたことから、裏切り者という説が出ていました。13話ではそんなニカの目的が判明します。それは、「地球と宇宙の架け橋になること」。なぜそんな夢を抱いたのかは、まだわかりません。 ですが、13話でノレアがアーシアンの孤児は本来学園への入学が難しいと言っていました。このことから、ニカは孤児であり、自分の目的を果たすために、フォルドの夜明けかシャディクの後ろ盾で学校へ入学したと考えられます。 しかし、そんなニカの正体にマルタンが疑念を抱いています。フォルドの夜明けが攻めてきたとき、ニカはみんなを守るために信号を送っていたのです。マルタンにその場面を見られてしまいました。 シリーズ構成・脚本の大河内一楼は鬱展開が多いことでも有名なので、今後マルタンがニカに何かしでかすのではないかと不安になりますね。

「水星の魔女」第三期の可能性は?続編はいつ?

機動戦士ガンダム 水星の魔女
©創通・サンライズ・MBS

その人気っぷりから続編が期待されている「水星の魔女」ですが、続編が制作される可能性は高いでしょう。続編が制作されるには作品や関連グッズ、配信サイトでの売上や人気が必須です。本作はその条件を全てクリアしているので、続編が制作されると考えられます。 もし、続編が制作されるとしたら、ストーリー自体はきれいに完結しているので、新たにストーリーが制作されるでしょう。その場合、一から作らなければならないので、公開するまで時間がかかるかもしれませんね。

【キャラ】「水星の魔女」主な登場人物を紹介!

スレッタ・マーキュリー / 声優:市ノ瀬加那

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 スレッタ・マーキュリー
©創通・サンライズ・MBS

水星から編入してきたパイロット科2年の女の子。素直で心優しい性格ですが、内向的で緊張すると上手くしゃべれなくなってしまいます。 ガンダム・エアリアルのパイロットで、入学してすぐ最優秀パイロットであるホルダーの称号を獲得。またホルダー保持者としてミオリネの婚約者にされてしまいました。 エアリアルを家族として大切に思っていて、度々機体と会話する様子が見受けられます。

ミオリネ・レンブラン / 声優:Lynn

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 ミオリネ・レンブラン
©創通・サンライズ・MBS

学園の理事長でありベネリットグループの総裁でもあるデリング・レンブランの1人娘。自分を道具のように扱う父に対して、非常に強い反抗心を抱いています。 またプライドが高く気が強い性格をしていて、学園では「お姫様」と呼ばれ周囲から敬遠されています。一方心を開いた相手には情が厚く、何度もスレッタの窮地を救ってきました。

グエル・ジェターク / 声優:阿座上洋平

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』グエル・ジェターク
©創通・サンライズ・MBS

べネリットグループ御三家の1つ、ジェターク社の御曹司。パイロット科の3年でホルダー兼ミオリネの婚約者として君臨していましたが、スレッタに敗れ父から見放されてしまいます。 性格はプライドが高い俺様タイプ。さらに「別にお前のためじゃないからな!」といった典型的なセリフを言ってしまうほどの王道ツンデレキャラでもあります。

エラン・ケレス / 声優:花江夏樹

ガンダム 水星の魔女 アラン・ケレス
©創通・サンライズ・MBS

べネリットグループ御三家の1つ、ペイル・テクノロジーが擁立するパイロット科の3年。誰にも興味を抱かず、孤高の存在として周囲から畏敬の念を抱かれています。 グエルとの決闘でエアリアルに乗るスレッタに興味を持ち接近。しかしスレッタが自分の期待通りの人間ではないと気付くと、冷酷に突き放し、彼女に決闘を申し込みました。

シャディク・ゼネリ/声優:古川慎

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 シャディク・ゼネリ
©創通・サンライズ・MBS

べネリットグループ御三家の1つ、グラスレー社CEOの養子です。パイロット科の3年生で、グラスレー寮を束ねています。経営手腕も見事で、次世代のグループの幹部候補として期待されていました。 性格は飄々としており、掴みどころがない人物。整った顔立ちをしているのもあり、彼の周りには常に彼を支える女子がいます。

ニカ・ナナウラ/声優:宮本侑芽

地球寮に所属しているメカニック科の2年生です。性格は誰にでも優しく穏やかで、凶暴なチュチュからも「ニカねえ」と呼ばれ慕われています。彼女はとある夢があり、アスティカシア学園に入学しました。 メカニック科らしくメカ好きでエアリアルにも強い関心を抱いています。整備の腕も優れており、作中ではジャンク品からエアリアルのフライユニットを制作していました。

チュアチュリー・パンランチ/声優:富田美憂

地球寮に所属しているパイロット科の1年生です。周りからは「チュチュ」と呼ばれています。性格は攻撃的ですぐに手が出てしまうため、ケンカが絶えません。 スペーシアンのことが大嫌いで、当初は水星から来たスレッタにも冷たく当たっていました。しかし、次第に打ち解け、スレッタのことも仲間の1人として接するようになります。

モビルスーツ/XVX-016 ガンダム・エアリアルを解説

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 ガンダム・エアリアル
©創通・サンライズ・MBS

XVX-016 ガンダム・エアリアルはスレッタが乗る機体です。プロスペラがCEOを務めるシン・セー開発公社が開発しました。本作ではガンダムが禁じられていますが、エアリアルは秘密裏に制作されたガンダムです。 エアリアルの特徴は遠隔操作兵器システムのエスカッシャン。ガンビットの一種で11機全てのビットが自立飛行しオールレンジ攻撃で敵を倒します。また、11機を合体させて盾にすることも可能です。 後にXVX-016 ガンダム・エアリアルは決闘の修復に伴い、XVX-016RN ガンダム・エアリアル(改修型)へ変わりました。

【レビュー】「水星の魔女」の感想・評判!つまらないって本当?

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ひとまず1期全部見たけど謎多いな。スレッタは結局何者なんだ?意外とお母さんとの関係も闇だし、これから母の呪縛から解き放たれる物語になっていくのかな。あとちょっとプロローグとの繋がりがわかれば一気に紐解けそう。

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容赦なくてヘビーでしんどいけど、ガンダムシリーズの中で1番好きかもしれない……!まずまさかの百合ね。スレッタとミオリネのカップルがとにかく可愛いのよ~。今のところ闇落ち一直線だけど、どうにか2人を幸せにしたげて~!

大円団を迎えた「水星の魔女」!人気っぷりから続編の可能性も

本記事では『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の最終話までのあらすじや、続編の可能性について解説しました! 大円団で最終回を迎えましたが、「スレッタとミオリネのその後が気になる!」と続編を望む声も多いようです。その人気っぷりから続編が制作される可能性が高いでしょう。最終回を迎えた後でもまだまだ本作から目が離せませんね!