2019年11月10日更新

「機動戦士ガンダム」シャアの名言まとめ 赤い彗星は冷徹なカリスマ

シャア

超有名アニメの「ガンダム」シリーズ。数ある作品の中でも主人公を押しのけ1位2位を争う人気のシャア少佐は「シャア語録」と呼ばれる数多くの名言を残しているキャラクターです。多くの人の心を掴んで離さない彼の名ゼリフを一気に紹介します。

目次

シャア・アズナブル少佐のプロフィールを紹介! ガンダムといえば赤い彗星

『機動戦士ガンダム』の敵キャラクター、シャア・アズナブル少佐はずば抜けた人気を誇るキャラクターです。本名は、キャスバル・レム・ダイクン。生き別れの妹、セイラがいます。 シャアと言えば、赤色の出で立ちが印象に強いのではないでしょうか。仮面を付け、素性や顔を隠しているはずなのに、かなり目立つデザインを好んで身に着けます。 親の仇をとるために敵キャラを裏切ったり、ザビ家討伐のために親友を裏切ったりと立場が変わっていくのもポイント。 本記事ではそんなカリスマ少佐のシャアが作中で発した名言を一気に紹介していきます。

「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」

第1話「ガンダム、大地に立つ!」より

偵察隊として、サイド7に入り込んだジオンの新兵ジーン。ザクを操縦する彼は任務を逸脱して地球連邦軍のガンダムを攻撃します。しかし、性能が極めて高いガンダム相手にジーンのザクはビームサーベルで撃墜されてしまいました。その後ジーンの上司も倒され、ザクが2機も破壊されてしまうのです。 その報告を聞き、シャアがこの名言を発しました。このセリフの解釈には諸説ありますが、偵察の枠を超えて攻撃してしまった部下に対してと言うより、シャアが自分自身を戒めたセリフだったという説が濃厚です。 部下が功を焦った行動に出ることを読み切れなかったこと。その背景には「若さゆえ突っ走っていた自分が悪い見本になっている」という自戒の念があり、それらを「認めたくない」と感じているのです。

「私もよくよく運のない男だな」

第1話「ガンダム、大地に立つ!」より

作戦を終えて帰還しようと移動しているところ、シャアはホワイトベースを発見しました。彼はそれが噂の「連邦軍のV作戦」の一環であると感ずきます。そこで笑みを浮かべながら発せられたのがこの名言です。 ひと仕事終えて疲れて帰るところで、次の大きな仕事のネタを仕入れてしまった。そんな心境であり、それは自分の運命と実力が引き寄せた「幸運な結果」だと思っています。心底では逆に「自分は運がいい」とも思っているでしょう。 この後シャアは「向こうの運が良かったのかな」とも呟いています。部下も「はい」と笑顔で受けている辺り、こうしたシャアの皮肉な言動は日常茶飯事なのでしょう。

「当たらなければどうということはない」

第2話「ガンダム破壊命令」より

宇宙空間でガンダムと対峙するシャアと、その部下スレンダー。シャアはガンダムの後ろへ回るようスレンダーに指示します。ところが、スレンダーはガンダムのビームライフルを見て「初めて見る武器」だとひるんでしまいました。そこで、シャアはこの名言を発したのです。 この発言には、「遠方から放つ攻撃がそうそう当たるものではない」という推測と、「避ければすむこと」という自信がみられます。「どんなに強力な武器でも命中しなければ何の意味もない」というこのセリフは、シャアだからこそ言えたセリフなのです。 シャアほどの腕前なら避けられても、スレンダーにはそこまでの自信がありませんでした。結局このやり取りの後、スレンダーはビームライフルで撃ち抜かれてしまいました。この名言には、シャアの自信からくる傲りも見て取れます。

「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ」

第2話「ガンダム破壊命令」より

地球連邦軍のV作戦をキャッチしたシャア。ガンダムとの戦闘でザクを3機失っていることを上官に報告し、武器とモビルスーツの補給を受ける要請をします。ところがその直後、シャアは部下に突撃要員の招集を命じ、部下に「補給艦を待つのではないので?」と問われました。それに対して発せられたのがこの名言です。 シャアの中では突撃作戦を一手目に想定した上で補給を要請しており、これは二手三手先の作戦だというのです。楽観せず、二手目につながる一手目を無駄なく進める。二手三手先を考えることは、シャアにとっては当然やっておくべきことであり、行動に無駄を生まないためでもあります。

「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」

第2話「ガンダム破壊命令」より

地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダム。このガンダムと戦闘状態となった偵察隊のザク2機は、あっさりと倒されてしまいます。部下のスレンダーからその報告を聞いたシャアは、ガンダムがかなりの高性能であると判断しました。 シャアは自らザクに搭乗して出撃。宇宙空間で初めてガンダムと対峙しますが、この名言はその時に発せられました。新型モビルスーツへの興味、そして戦いへの高揚感が感じられるセリフです。 さらに言えば、モビルスーツの操縦に絶対的な自信を持っているシャアだけに、モビルスーツの性能だけでは戦いには勝てないという思想を持っています。揺らぐことのないモビルスーツ操縦への自信が、この名言につながったとも言えるでしょう。

「戦いは非情さ。そのくらいのことは考えてある」

第5話「大気圏突入」より

宇宙空間を行くホワイトベースは、地球着陸の進路を取り始めました。途中、大気圏を突破しなければならず、その突入時こそ相手のスキをつくチャンスだとシャアは判断します。 シャアはホワイトベースを攻撃するも、ガンダムの反撃で撃墜はできず数人の部下を失ってしまいます。ただ、進路を阻まれたホワイトベースは、地球への進入角度を変えざるを得なくなりました。 そこで部下が気付きます。仮に撃墜することができなくても、地球への進入角度を変えさせて自軍の制圧下に着陸させるよう仕向ければいい。二段構えの作戦だったと。そう部下から告げられたシャアがこの名言を発しました。 第一目標が叶えられずとも、その先に二段目の目標がきちんとセットされている。そうした作戦立案はシャアにとって「それぐらいのこと」レベルであり、“部下の死という非情さの上に成り立つもの”という考え方が述べられています。

「君はいい友人であったが、君の父上がいけないのだよ」

第10話「ガルマ散る」より

シャアの巧妙な策略によって、ガルマは自ら前線に出る羽目に。最終的にはブライトたちの囮作戦の餌となってしまいます。結果、後方から奇襲を受けて大打撃を食らった時に、シャアが無線でこの名言を発しました。 ザビ家は、シャアにとって父の仇です。しかし、現実的にはザビ家の大半が上官であり、暗殺するのはたやすくはありません。そこでシャアはガルマを利用する事にしました。素直な性格のガルマをそそのかし、巧みに信用させ、死に至らしめたのでした。 士官学校時代からの付き合いというつながりを「いい友人」と皮肉り、恨むなら父親を恨めとばかりに言い放ったこのシャアの言葉は、冷たいセリフとして胸に突き刺さります。

「坊やだからさ」

第12話「ジオンの脅威」より

シャアに謀殺されたガルマ・ザビ。そのガルマの国葬中、兄のギレンが演説で「諸君らが愛してくれたガルマは死んだ! なぜだ!?」と問いかけます。一方、バーでこの国葬の中継を見ていたシャアがこの名言を発しました。 ギレンは、ガルマの死をきかっけに「国民すべてが地球連邦軍に対して怒りをぶつけなければならない」と訴えたかったのですが、シャアは上げ足を取るかのようにガルマを嘲笑いました。 シャアにとって、ガルマは父の仇の息子。このセリフは、そんなシャアを無警戒に信じすぎて死んでいったガルマに対して、「世間知らずのお坊ちゃん」という意味で発した言葉となります。

「マスクをしている訳はわかるな、私は過去を捨てたのだよ」

第38話「再会、シャアとセイラ」より

実の兄妹でありながら、ジオン公国と地球連邦軍という敵対関係にあるシャアとセイラ。二人は、テキサスコロニーで偶然再会します。シャアは、セイラに木馬(ホワイトベース)から降りて地球で暮らせと言いましたが、逆にセイラはザビ家への復讐などやめてほしいと懇願するのでした。 そのやり取りの中で、この名言が発せられます。自分はもう妹が知っている優しい兄ではない。ザビ家への復讐を誓った男、そしてニュータイプによる世界の革新を実現させる存在なのだと。 シャアは、常に理論的な思考を前提にしつつも、基本的には自分本位な行動をします。ですが、このセリフには、妹であるセイラを想う気持ちに溢れていました。

「チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ」

劇場版『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』より

宇宙要塞ア・バオア・クー内でアムロと最後の白兵戦を行った後、シャアは息絶える寸前の部下からキシリア・ザビが脱出しようとしていることを聞き出します。その時セイラから「兄さんはどうするのです?」と問われ、この名言を発しました。 キシリア・ザビはシャアの仇の一族であるザビ家の一人。しかし、今のシャアはニュータイプによる世界の革新に目覚め、ザビ家討伐が「ついでのこと」になっています。とはいえ標的が近くにいて見過ごすわけにはいかないという思いを表現したセリフです。 シャアは常に冷静で合理的です。だからこそ、チャンスを見逃すこともなく、それを最大限に生かす方法論も持っているのでしょう。

「ならば、今すぐ愚民ども全てに英知を授けてみせろ」

劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より

6年ぶりに出会ったシャアとアムロ。かつて敵対し、そして仲間としてともに戦ったかけがえのないライバル同士は、時を経て互いの思想を拳とともにぶつけ合います。 シャアは「現在地球に残っている人間は、地球を汚染しているだけ」と主張。よって、粛正のために攻撃すると敵対する姿勢を見せました。対してアムロは、「人間の知恵がそれを乗り越える」と言います。この名言は、アムロの発言を真っ向から否定するものです。 シャアは愚かな人間全てに知恵を与えることなど不可能だとしています。アムロの考えが甘すぎるということを指摘しているのでしょう。ただの憎しみではなく、彼なりの正義が存在することを確認できるセリフです。