漫画『静かなるドン』最終巻の結末ネタバレあらすじ&感想!静也の選んだ道とは
静也と秋野の進む道とは
ヤクザの跡取りながら、下着デザイナーとして働きたいと願っている主人公が、ヤクザとして生きることを半ば強いられながら自分なりの正解を探し突き進むヤクザ漫画『静かなるドン』。 この記事では、完結した『静かなるドン』の最終巻のあらすじやネタバレなどを詳しく解説していきます。途中まで読んでいるけれど最新話は知らない、という人はぜひチェックしてくださいね。
漫画『静かなるドン』の作品概要
漫画『静かなるドン』のあらすじ
下着会社・プリティで働く冴えないデザイナー・近藤静也は、実は暴力団・新選組をおさめる総長の一人息子でした。ある日総長である彼の父が敵対する組織・鬼州組に討たれ、命を落としてしまいます。 誰が次期総長となるかを決める際に内部抗争を恐れた静也の母・妙は、なんと静也を三代目総長に抜擢します。仕方なく総長を引き受けた静也でしたが、実は彼には極道としての素質が幼少時よりしっかりと叩き込まれていたのでした。
この機に1巻から読む
108巻(最終巻)ネタバレ感想
静也は、世界皇帝の一人であり白藤龍馬の死の原因となったドレイクへの復讐の旅をシチリアからイギリスへと進めます。 しかしドレイクは失脚しており、グリードキンが関与したことを知ります。彼はグリードキンを追い詰めるために行動し、傭兵に捕まりますが、秋野さんが現れて救出されます。やはり、ここで登場するのは秋野さんなのです。 しかし、最終的に、静也はヤクザ撲滅のための道を選び、秋野さんはデザイナーとしての道を選びます。2人は別々の道へと進んだのです。静也は新鮮組の三代目となり、秋野さんはシンガポールで活動します。 結婚すると思われていた2人でしたが、結局、結ばれることはありませんでした。
魂で結ばれているって感じがするなこの2人は。結婚という形じゃなかったんや。
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最終巻だけは丁寧に読みたい!
『静かなるドン』の見どころ
基本はコメディ要素強め
『静かなるドン』はヤクザ漫画ではありますが、コメディ要素が強めな作品です。主人公の静也は組長でありながら、昼間は下着会社で働いています。 ファッションセンスのない静也は、大人の女性向けのおしめショーツや、乳首部分に穴の開いたブラジャーなど、到底商品化できないデザインを真面目な顔で提案することがあります。昼間の姿を見る限りは、静也が極道のトップであることには誰も気づかないでしょう。 女性用パンティのPRのために、それを履いて銀座を駆け回ったりするシーンでは思わず笑ってしまいました。コメディ要素が強いおかげで、ヤクザ漫画としては敷居が低くとっつきやすい内容です。
能ある鷹は爪を隠す…最強は主人公!
ある意味、静也は「能ある鷹は爪を隠す」タイプの主人公です。普段は冴えないばかりか、会社の同僚にヘコヘコしっぱなしの静也ですが、一旦極道の世界に戻るとそのオーラは変貌します。 ヤクザとしての圧倒的な素質を有しているだけでなく、幼少期から英才教育を受けてきた静也は、強すぎるが故にヤクザになるのを拒んでいたほどです。 会社が忙しい時期に関東正気会の組長・大久保が喧嘩をふっかけてきた際には、居合の達人である大久保の攻撃をかわし、目をめがけて酒をかけました。まさかの攻撃に大久保は、静也は「凡人をよそおう非凡」であると恐れるようになります。
もちろんヤクザものとしての迫力も!
様々な要素を含んだ漫画『静かなるドン』ですが、ヤクザものとしてもしっかりと一本筋が通っている作品です。静也が属する新鮮組と他の組や海外マフィアとの血生臭い抗争には迫力があります。 また抗争の度に、ヤクザ界のドンである静也の実力を感じざるをえず、読者は静也の強さを思い知らされることとなります。作風が劇画調なのも相まって、戦闘シーンは並々ならぬ臨場感です。 コメディ要素と任侠要素のバランスが絶妙なので、100巻以上にも及ぶ長い作品であっても飽きを感じさせません。本作が長きにわたりファンに愛されてきた理由の1つと言えるでしょう。
1巻から見どころたっぷり
『静かなるドン』あらすじをネタバレ解説しました!
この記事では、『静かなるドン』の最終巻のあらすじをネタバレ解説してきました。超大作として長年愛されてきたキャラクターたちの最後の姿は、笑いあり涙ありでしたね。 こちらを参考に、ぜひ自分の目で静也たちの姿を確かめてください!