木内一裕の小説『アウト&アウト』が映画化!
木内一裕のクライムエンターテイメント小説『アウト&アウト』が2018年秋、映画で放映されることが決定しました。この小説は3部作の中の1つで『水の中の犬』の続編となっていますが、1冊だけでも楽しめる小説となっています。 或る日元ヤクザの矢能と、彼とは血の繋がらない小学校2年生の少女・栞が営む探偵事務所に依頼の電話が入ります。しかし、思わぬ事態が待ち受けており、事件に発展していくというストーリーになっています。原作者の木内は映画化した小説『藁の盾』や、一世風靡した漫画『ビー・バップ・ハイスクール』で著名な人物。 今回は木内自らが監督も務めており、異色のバディムービーとして微笑ましくも痛快な作品に仕上がっているようです。
作品のあらすじを紹介
元ヤクザの矢能と小学校2年生の栞という少女の異色コンビが営む探偵事務所に、ある日依頼の電話が入ります。矢能が依頼人に指定された場所へと赴くも、依頼人は既に銃殺されて死体となっていました。そこから事態は思わぬ展開へと発展していきます。 冒頭から事件に巻き込まれる2人。フルスロットルでスピーディーな展開で見る者を飽きさせません。また、矢能の男前さと栞の健気さのコンビは大変微笑ましく、思わずほっこりとするシーンも。特に栞の存在はハードボイルドな世界観を和らげてくれるとのことで、原作を読んだファンからは「栞が可愛い」という声が多い様子です。
主役は名バイプレイヤー遠藤憲一
スタッフです。
— 遠藤憲一公式 (@enken_enstower) April 24, 2018
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元ヤクザで探偵の主人公・矢能を演じるのは、近年CMやドラマ、映画に引っ張りだこになっている遠藤憲一です。普段は自らがアイデアマンとして役に対して主張を述べ、監督やスタッフと共に役作りをしていくことも多いという遠藤。しかし、今回の作品に関しては原作者であり監督を務める木内の中でイメージが出来上がっていたため、木内の言うとおりに演じたのだそうです。 ちゃんと演じられているのか不安にもなったこともあったそうですが「何といっても登場人物全員が魅力的。監督の言う通りに演じて良かった! 皆さんも是非、きうち監督の美学を楽しんで下さい!」とコメントしています。
気になるそのほかのキャストは?
2018年秋に公開が決定していますが、主役である遠藤憲一以外のキャストはまだ明かされていない状態です。主役の遠藤憲一は「登場人物全員が魅力的」だと語っているので、その他のキャストが誰になるのかとても気になるところですね。 また、矢能とのコンビとなる少女・栞もまだ未定のため、彼女は誰になるのかも注目ポイントとなっています。コワモテの遠藤憲一とどんなコンビを見せてくれるのかが楽しみですね。
原作者の木内一裕自らが監督を担当!
木内一裕は原作者としての名前ですが、監督の際には「きうちかずひろ」と平仮名で名乗っています。今回は原作、脚本、監督全てを木内が担当するため原作・木内一裕、監督・きうちかずひろとユニークな表記になっています。 今回の映画で監督作品が7本目になるという木内。映画に対しての情熱はかなりあるようで「原作者が監督を務めると、小説家が映画監督に手を出したかのように言われるがそうではない。映画監督が小説を書き、ベストの監督を選んだ」とコメント。木内の自信が感じられますね。 映画も過酷なスケジュールの中、かなり徹底して作ったようで「絶対の自信を持ってお届けします」とコメントを寄せています。
公開日はいつ?
2018年秋に公開が決定していますが、2018年5月現在のところ細かい公開日は決定していません。公式HPも設けられていますが、表記されているのは映画タイトルと木内一裕、遠藤憲一の名前と公開決定の情報のみ。 そのほかに情報を提供しているのはTwitterで公式アカウントが用意されています。まだまだ基本的な情報のみで新しいものは追加されていませんが、これから徐々に情報が出てくるかもしれません。クライムエンターテイメントとして注目の集まる木内作品、今後のキャスト情報など見逃せません。