2023年6月9日更新

漫画『鬼畜島』11巻までネタバレあらすじ&感想!禁断の島で繰り広げられる恐怖と暴力のスプラッターホラー

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化け物一家がついに崩壊!?

殺人鬼の住まう絶海の孤島に取り残された大学生たちの、生き残りをかけた壮絶な日々を描いた漫画『鬼畜島』。凄惨なスプラッター描写と謎めいたストーリーが魅力的で、ついつい続きを読みたくなるホラー作品です。 この記事ではそんな本作のストーリーを11巻までネタバレ込みで細かく解説し、作品の見どころや登場人物なども紹介していきます。

1巻ネタバレ感想

廃墟研究サークルに所属する大学生の高久は、サークルメンバーたちと地図に存在しない無人島・菊池島を訪れます。 しかし豚の皮を被った謎の大男に遭遇した結果、先輩の東山が襲われ連れ去られる事態に。さらに乗ってきたクルーザーも沈没してしまい、高久たちは殺人鬼のいる無人島に閉じ込められてしまいました。 その後彼氏である東山を救いたい上原主導のもと、一行は廃墟となった町を目指すことに。その道中で十字架に磔にされていた謎の男を助け、この島が不要なものや人間が捨てられていく法の及ばない場所だと知るのでした。 その晩、港で釣れた奇形魚を食べていると、突然男の様子がおかしくなり……。

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豚男の「さんたまりあ」ってセリフといい、十字架の磔といい、ここはキリシタンの島なのか……?

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2巻ネタバレ感想

高久たちが助けた男の正体は、なんとあの大男の父親。ヨゼフと名乗る男は大男と合流すると、超人的な肉体を駆使して高久たちに襲い掛かってきました。 高久は狙われた上原を守るため必死に戦いますが、男の強靭な肉体を前に手も足も出ず絶対絶命のピンチに。すんでのところで散弾銃を持った村田という男に助けられるも、上原はヨゼフに連れ去られてしまいます。 村田はこの島に捨てられた娘の亜美を助けるため、たくさんの武器を持って単身島に乗り込んできたヤクザ風の男でした。高久たちは村田と共に島の化け物たちと戦うことになります。 その頃ヨゼフに捕まった上原は、牢獄の中で豚の皮を顔に縫い付けられた亜美と出会っていました。

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心強い助っ人かと思ったけど、村田って奴も相当やばそう。

3巻ネタバレ感想

武器を手にした高久たちは、化け物一家によって異形に変えられてしまった人たちと交戦。その騒ぎを聞きつけ、一家の長女・マリが一同の前に姿を現します。 マリの奇妙な術と彼女を援護するためにやってきたヨゼフ、大男・カオルの投石によって、苦戦を強いられる高久たち。一同はボロボロになりながらも何とか反撃に出て、見事一家にとどめを刺しました。 しかし交戦によって部長は重症。瀕死の状態だった倉木は東山との関係を暴露し、逆上した藤井に殺されてしまいます。その後目を離したうちに一家の死体が消え、高久は人の心が読める謎の少年に出会うのでした。

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化け物一家は全員何かしらの超人パワーを持ってる上に不死身!?こんなんどうやったら勝てんだよー!

4巻ネタバレ感想

一家の1人とおぼしき謎の少年・サトルの手引きによって船を手に入れ、島を脱出した高久たち。しかしもう少しで陸地という所で大型タンカーと接触し、再び島へと流されてしまうのでした。 そして島に近付いたところで復活を遂げたカオルが海からあらわれ、またしても高久たちは追い詰められてしまいます。絶対絶命のピンチに高久は仲間を置いて逃亡。行き倒れた先で異形になり果てた元島民たちに命を救われます。 そのリーダー格であるハナクロはもともと一家と交流があった人物のようで、当時の写真には大きな目のような石を持って笑うヨゼフとハナクロの姿が。そして高久は少しずつこの島に隠された秘密に近付いていきます。

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ハナクロ一味は一家と敵対してるんだな。あの石が一家のパワーの源?

5巻ネタバレ感想

ハナクロに案内され化け物一家の昔の家にやってきた高久。ハナクロによれば一家の力の源はこの島にキリスト教とともに入ってきた魔術によるもので、家の中に力を得る方法が眠っているというのです。 家の中へと入った高久は写真に写っていた石を見つけるも、一家の1人である婆に見つかり拘束されてしまいます。そして思いがけず石の持つ力によってカオルの記憶と同期し、一家の過去を垣間見るのでした。 実はこの石には人の記憶を他者に移植する力があり、何世代にも渡って記憶が凝縮されていくことで一家のような超人が生まれるようになったのです。そして高久は一家が見守る中移植を終え……。

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思ったよりも壮大な話になりそうでびっくり。それにしても移植キモすぎ!

6巻ネタバレ感想

移植を終えた高久は一家をも凌ぐパワーを手に入れていました。しかし人格はカオルが混じってしまいほとんど別人に。そして新たに島に上陸した人間たちを1人残らず手にかけてしまいます。 そしてハナクロは高久が完全に化け物へとなり替わってしまう前に、一家への襲撃を決行。その道中、高久を仲間に引き入れるべく石の残骸を持ってやってきたマリに遭遇します。 一方、捕らえられた村田たちは亜美や上原と合流。上原の妊娠が明らかになったうえに、村田が亜美の正体に気が付き地獄絵図状態へ。するとその様子を見ていたカオルは亜美を「さんたまりあ」と呼び、彼女に自らの武器を差し出すのでした。

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窮地に追い込まれた人間ほど怖いものはないな。これじゃどっちが鬼畜かわからない。

7巻ネタバレ感想

ハナクロたちがマリに無惨に倒されていく傍らで、再び石と同期し、その快感に溺れていく高久。そしてカオルの記憶の中で、この島が狂い、滅んでいくまでの過程を目の当たりにします。 かつてマリア信仰が深く根付いていたこの島で、ヨゼフこと義一は石の力を使い島民の心を掌握。そして巨額の富と引き換えに島の権利を手放し、この島は核廃棄物の違法投棄を黙認するようになったのです。 高久が島の過去を見ている間、仲間を失ったハナクロはマリが超人になった高久に惚れていると気が付きます。そして義一と敵対させようとするハナクロの言葉に乗せられ、マリは絶縁状態にあった実母の元を訪ねるのでした。

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なんか最近マリが可愛く見えるんだけど……。感覚麻痺してきたかも。

8巻ネタバレ感想

マリたちの母・真梨子は、島の異常な信仰を調査するべく島へ送り込まれたバチカンの異端審問官でした。そこで義一と出会い石の存在を知り、滅びの子を産めという石の命に従いマリたちを産んだのです。 真梨子は石が異端であることは分かっていましたが、悪魔の存在を証明できれば神も存在していると考え義一に協力。しかし義一が童貞でなかったゆえに滅びの子を授かることはできませんでした。 そして高久とマリならばきっと滅びの子を産めるだろうと目論んだ真梨子は、マリアおろしの儀を決行。時を同じくしてマリの裏切りと真梨子の画策に気が付いた義一は、同時にマリアおろしを行い計画を妨害しようとしていました。

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母vs父か。2人が手に入れたがってる滅びの子って一体どんな存在なんだ?

9巻ネタバレ感想

マリの儀式を邪魔するため、マリアおろしの贄として義一が連れてきたのは変わり果てた姿の東山でした。そして儀式を受けた東山は殺人衝動を抑えられない化け物へと変貌。化け物一家は滅びの子をめぐり二分化してしまいました。 きたる真梨子たちとの対決に向け、東山を人間兵器にしようと考えた義一。小手調べに島へとやってきた人間たちに東山を差し向けます。すると東山は人間とは思えない動きで人々を惨殺してしまいました。 一方高久は義一との対決で自分が先頭に立たされると察し、マリたちの元から逃走。しかしあえなく捕まってしまい、力を引き出すために拷問にかけられてしまうのでした。

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化け物がどんどん増えていく~!ていうか先輩死んでなかったのか!

10巻ネタバレ感想

真梨子の元で暮らしていた双子、カンナとアンナの手引きによってマリの元から逃げ出した高久。しかしそれは高久の殺害を企む双子の計画で、高久はバラバラに切り裂かれてしまいます。 高久の首を切り落とし、満足そうに帰っていく双子たち。しかし魔石の力を手にした高久は首だけになっても生きながらえていました。 そしてハナクロに拾われ、身体を再生するため魔石の秘密が眠る地底へと向かうことに。そこでおびただしい数の魔石がなる大木を見つけ、木から出る謎の液体に身体を溶かされてしまいます。その後、一度解けた身体が再生し、高久は以前にまして強靭な肉体を手にいれたのでした。

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魔石って果実だったの?てかあの木なに?顔がいっぱいついてて怖すぎるんだけど。

11巻ネタバレ感想

背中がハナクロの顔面と融合してしまうというアクシデントがありつつも、完全体として復活を遂げた高久。化け物一家と対峙する覚悟を決めると再生の木を燃やし、奴らに自分の居場所を示しました。 そしてやってきたマリとカオルを相手に、高久は怒りを爆発させ襲い掛かったのです。まるで戦いを楽しむように攻防を繰り広げる3人。しかし高久の動きは頭上から聞こえてきた上原の声でピタリと止まってしまいます。 実は義一が上原たちが捕らえられている監獄に殺人鬼と化した東山を放り込み、一同はピンチに陥っていたのです。一方、本土では島の煙を見た神父が「滅びの子が始動した」と不敵な笑顔を浮かべていました。

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バチカンも乗り出してきたかー。なおのこと滅びの子がどんだけのものなのか気になる。

『鬼畜島』の見どころ

グロの中に込められた重厚なストーリーが面白い!

グロテスクで刺激的な描写についつい目を奪われてしまいがちな本作ですが、練り込まれたストーリーも読み応え抜群。島の秘密が明らかになるあたりからストーリーのスケールの大きさに圧倒されてしまいます。 主人公たちの行く末が気になって、ページをめくる手が止まらなくなること間違いなし。SFやダーク・ファンタジーが好きな人も楽しめますよ!もちろん視覚的な刺激も保ちつつストーリーが展開されていくため、ハラハラ感を存分に味わいたい人にもおすすめです。

マリが可愛いと話題?登場人物紹介

高久

本作の主人公。同じサークルの上原に片想いする、内向的な男子大学生。大人しい性格をしていますが、そのせいで日頃から鬱憤が溜まっていて攻撃的な一面も秘めています。 化け物一家との戦闘時に仲間を置いて離脱。その後島の生き残りであるハナクロに助けられ、魔石の力を使い強靭な肉体を手に入れます。しかしそのせいで記憶が他人と混じり人格はほぼ別人に。一家の長女・マリに気に入られ、滅びの子を産むため協力を迫られています。

上原

サークルの一員であり、高久の想い人。先輩の東山と付き合っていて、彼の子どもを妊娠しています。 カオルに襲われた東山を助けるため、一目散に島へ上陸。それから間もなくして一家に捕まり、獄中で先に捕らえられていた亜美に出会いました。 一見清純そうに見えますが、性格はかなり強かで頑固。高久の好意を知って利用したり、生き延びるため人肉を食べたり、目的のためであれば手段を問わない残忍さと攻撃性を秘めています。

東山

上半身に入った刺青が印象的な先輩で上原の彼氏。かなりの女好きで上原と付き合っていながら、サークルの女子全員と関係を持っています。カオルを遭難者と間違えて島に上陸し、金槌で滅多打ちにされたのちに捕まってしまいました。 既に死んだと思われていましたが、物語中盤で再登場。義一たちによってマリアを憑依させられ、凶暴な殺人鬼へと変貌してしまいます。見た目も顔は歪み髪が抜け落ち、化け物のようになってしまっています。

飯野部長

廃墟研究サークルの部長。眼鏡をかけた大柄な人物で、菊池島に最も興味を示していた張本人です。 最初に義一に出会った時、彼の超人的パワーによって鼻を引きちぎられ、その後カオルの投石や仲間の銃弾によって瀕死状態に。最後はカオルに頭を潰され死んでしまった後、死体を上原に食べられるという散々な末路をたどります。

ヨゼフ(義一)

化け物一家の父親。見た目は普通の人間ですが、超人的なパワーと回復力を持っています。マリアと通じることのできる人物で、声に従って妻をめとり子どもを成しました。島が汚染された原因を招いた張本人でもあり、その際に巨額の富を手にしています。 高久たちとの戦いによって頭頂部と片腕を失くし、頭には銅板、腕にはかぎ爪を装着という姿になりました。今は滅びの子を手に入れるため、息子のカオルと亜美を結婚させようとしています。

カオル

化け物一家の長男。豚のマスクを被った大男という外見で、拙い日本語を話します。非常に凶暴性が強く人を殺したいという欲望でしばしば我を忘れることも。ただし家族愛は人一倍強く、家族のピンチにはいつも駆け付けます。 凶暴な一面に反して性格は非常に憶病。大きな音が苦手で銃声を聞くと動けなくなってしまいます。家族の中でも特にマリアを信仰していて、亜美をマリアの化身と思い込み、結婚して滅びの子を作ろうと考えています。

マリ

化け物一家の長女。顔の下半分の皮膚がなく、普段は人の皮で作った不気味なマスクを付けています。指先にはメスを埋め込んでいて、人を切り刻み拷問するのが趣味。超人的なスピードの他に、物体を歪ませる不思議な術を使います。 サディスティックな一面がある一方でカオルと同じく家族愛が強く、特に弟妹たちに手を出す輩は絶対に許しません。魔石の力で超人化した高久に惚れ、母の協力を得て滅びの子を産もうとしています。

サトル

化け物一家の次男で、瞼を糸で縫い閉じられた外見をした幼い少年。人の考えていることが分かるという特殊能力があります。学校に通ってみたいと思っていて、一時は高久たちを利用して本土へ行こうとしていました。

『鬼畜島』あらすじをネタバレ解説しました!

以上、不気味で凄惨な世界観がクセになる漫画『鬼畜島』のストーリー解説でした!高久に続き東山までも超人化し、ますますカオスを極める鬼畜島。11巻以降のストーリーが気になる人は、ぜひ漫画をチェックしてみてくださいね!