2023年9月27日更新

ドラマ『転職の魔王様』のあらすじネタバレを最終回まで!原作小説やキャストについても

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2023年7月より、カンテレ制作・フジテレビ系列の月曜夜10時枠で『転職の魔王様』の放送されました!この記事ではドラマ『転職の魔王様』のあらすじ・ネタバレを詳しく解説していきます! ※この記事にはネタバレが含まれるため、未視聴の人はご注意ください。 >最終11話のネタバレはこちら

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【ネタバレなし】『転職の魔王様』のあらすじ

転職エージェント会社「シェパード・キャリア」でキャリアアドバイザーをしている来栖嵐(成田凌)は、左足が不自由で杖をついて生活しています。優秀ですが毒舌なため、周りからは「転職の魔王様」を呼ばれていました。 そんな時、大手広告代理店を3年で辞めてしまった未谷千晴(小芝風花)が、シェパード・キャリアにやってきます。転職に意気込む千晴ですが、普通の大人に戻りたいという気持ちだけでどういう仕事に就きたいかはっきりしておらず……。 そんな千晴に、来栖は冷淡な口調で詰め寄ります。魔王の洗礼を浴びた千晴は、果たしてどんな未来をつかみ取ることができるのでしょうか。1話完結の物語でありながら、来栖の左足が不自由になった理由なども解き明かされていきます!

『転職の魔王様』の原作は同名小説

このドラマの原作は、額賀澪による小説『転職の魔王様』です。2021年2月に発売された小説で、全5話からなる連作短編集となっています。 額賀澪は大学卒業後に広告代理店に勤務したあと、2015年に『ウインドノーツ』(で第22回松本清張賞を受賞しました。2016年に会社を退職し、『タスキメシ』(2016年)など多数の作品を世に送り出しています。

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

千晴(小芝風花)は就活中で、叔母の洋子(石田ゆり子)が社長を務める人材派遣会社に行きます。そして転職の魔王様と呼ばれ杖をついている、来栖(成田凌)がキャリアアドバイザーとして担当になることに。 千晴はどんな仕事でも未経験でもいいから、すぐに働きたいと希望を伝えます。しかし来栖は「甘い考えの人はお帰りください」と言い、厳しく当たりました。ですが来栖は千晴に何社か仕事先を紹介します。 千晴は大手アパレル会社・ジーヴスの面接を受けることに。しかし来栖は、千晴が味覚障害に陥っていることを見抜いていて……。そこで千晴が前職で何があったのか、詳しく聞き出します。

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ネタバレ

千晴は営業企画部で、上司の竹原(堀部圭亮)の期待に答えようと必死に働いていました。しかしどんどん竹原の要求はエスカレートし、竹原はパワハラ発言を連発。千晴はそれをパワハラと思わず、ある日限界を迎え倒れてしまったのでした。 千晴がジーヴスに面接に行こうとすると、来栖が家にやってきます。来栖はなぜか、千晴を前の職場に連れて行きました。千晴はそこで、自分がいなくても仕事が回っている現実を目の当たりにします。 そして竹原は千晴を「お人形みたいだった」と明かします。千晴は今自分が何をしたいのか分からないことに気づき、ジーヴスの面接を断ることに。すると来栖は、「ちゃんと自分のことを自分で決められるじゃないですか」と千晴に伝えたのでした。 千晴は両親にパワハラに遭っていたこと、転職活動を休むことを伝えます。そして休んでいる間、洋子の会社で働くことに。来栖が千晴の教育担当となり、千晴は働きながら自分のやりたいことを探す道を選びました。 そんな来栖は竹原に、千晴がパワハラの証拠を録音していたと言い、求人を紹介してもらっていたのです。洋子は「さすが魔王様。どこまでやるつもり?」と言い、来栖は「3年ぶりか、こんな形で再会するとはな」と呟いていたのでした。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)は、由夏(早見あかり)という派遣社員の面談を担当します。由夏はそろそろ派遣契約が終わり、友人も転職活動をしていることから自分も転職エージェントに登録したとのこと。 由夏は特に年収アップも狙わず、雇ってもらえるならどこでもというスタンス。いつものように来栖は厳しい言葉を浴びせ、来栖は由夏の担当を千晴に押し付けたのでした。 由夏には恋人の克行(味方良介)がいましたが、突然別れを切り出されます。克行はフリーランスで、結婚するなら正社員がいいと言い出し……。由夏は来栖と千晴を呼び出し、やけ酒。 来栖はその時、由夏の部屋でとあるノートを眺めていました。

ネタバレ

翌日千晴は由夏に向けた企業をリストアップしますが、来栖は作り直すよう一蹴します。そして由夏は年収そのまま、事務職として働ける寺田ソフトという会社に内定をもらいました。 翌日、由夏は内定が出たことを克行に伝えます。しかし克行は「おめでとう」という言うだけで、由夏との関係を考え直す気はないとのこと。 由夏は克行と結婚し、人並みの幸せが手に入ると思っていました。来栖は寺田ソフトに入るか迷う由夏に、「自分の意思で決めてください。大人なんですから」と言い放ちます。 寺田ソフトには返事を待ってもらい、その期限日。来栖は由夏を克行との思い出のレストランに呼び出します。そこには、克行と会社の正社員・村松(工藤美桜)がいました。克行は二股をかけており、由夏は「あんたなんかに妥協したくない!」と克行にビンタします。 克行も由夏をバカにしますが、来栖は由夏を「困っている人を放っておけない。人を思いやれる人です」と言い切ります。由夏は転職に前向きになり、寺田ソフトの内定を断って改めて人生を考えることに。 来栖は由夏の部屋で見たノートをヒントに、由夏に通販グッズのベンチャー企業を紹介。無事内定をもらい、千晴は来栖の凄さを目の当たりにしたのでした。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)は、笹川(渡邊圭祐)という求職者とランチミーティングをします。笹川は、新卒できさらぎフーズに入社に4年目。笹川は会社の評価に不満を感じ、きちんと評価してくれる会社に転職を考えていました。 来栖は早速、笹川の転職理由が「とりあえずの3年が過ぎたから」と分析。そして美味しくないナポリタンを褒めるなどの笹川の振る舞いに、「その仮面、どこまでつけるつもりですか」と突きつけたのです。 笹川は上司の西田(新納慎也)から、接待の場を盛り上げるのが仕事だと言われていました。西田からチラシデザインの修正を頼まれ、急いで他の部署に頭を下げるなど対応に追われます。

ネタバレ

そんな時、来栖の差し金で笹川は同期会に参加することに。同期たちはすぐにきさらぎフーズを辞めたものの、それぞれの分野で活躍していて……。来栖は笹川に、「その間、あなたは何をしていたのですか」と突きつけます。 笹川は結果を残そうと、接待先でコラボ企画の提案をし始めます。しかし西田に怒られ、笹川は来栖に「転職は白紙にする」と言いました。すると来栖は、自分も過去に仮面をつけて仕事をした結果心を壊したことを告白したのです。 来栖は「まだ間に合う」と話し、クックエナジーという評価制度の高い会社を紹介。しかし面接日に、笹川は西田のミスで急遽チラシの印刷をし直すことに。西田はミスを笹川に押し付け、笹川は面接を辞退すると来栖に伝えたのです。 笹川は朝まで、チラシの修正に奮闘します。他の社員たちは、笹川の頼みだからと修正を受け入れてくれていました。笹川は来栖に上司から逃げ出したかったと本音を告白し、朝仮面が剥がれた状態で面接に向かったのです。 笹川は無事内定をもらい、西田に退職願を提出しました。そんな時、来栖の元カノと名乗る莉子(岡崎紗絵)がシェパードキャリアにやってきて……。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

莉子(岡崎紗絵)は、来栖(成田凌)がどうしているかと様子を見に来たと言います。しかし来栖は莉子に冷たい言葉を浴びせ、2人は険悪なムードになってしまいました。 しかし翌日、莉子は正式に転職の相談にやってきます。莉子はオンラインの教育系コンテンツを制作する会社に8年勤めていていましたが、業績は悪化。莉子は漫画家を目指す周介(曽田陵介)と、同棲していました。 莉子は周介のために、もっと条件のいい会社に転職したいと来栖、千晴(小芝風花)に相談します。そして莉子は来栖が別人のように変わったことに驚き、千晴に来栖の過去を明かしました。

ネタバレ

莉子と来栖は大学の同期で、来栖は亡くなった父と同じアフリカのエネルギー開発の会社に就職します。来栖は性格もよく温厚で、同期の中でも出世頭に。しかし出勤途中に事故に遭い、足に怪我を負ってしまったのでした。 来栖は莉子に、ライバル会社への転職を提案します。莉子は転職のことを周介に告げると、翌朝周介は出て行ってしまい……。周介は自分では頼りなく莉子を幸せにできないと、莉子に別れを切り出したのです。 来栖は莉子に、「また本音を隠したまま別れていいのか?」と言います。莉子は当時怪我をした来栖とどう接していいか分からなくなり、相談もなく会社を辞めた来栖を責めてしまいました。来栖も莉子を幸せにする自信をなくし、莉子との別れを決断したとのこと。 莉子と周介はお互い本音を言い合い、莉子は転職をせず周介も本気で漫画を頑張ると決めます。後日周介の連載が決まり、莉子は近いうちに結婚すると来栖と千晴に報告しました。 そんな莉子は来栖に、「あの時、どうしてあの人のお葬式に行ったの?」と聞いていて……。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

洋子(石田ゆり子)はそろそろ見習い期間が終わる千晴(小芝風花)に、戸松(葉山奨之)という男性の担当を任せます。戸松は28歳で既に3社を退職しており、しかもかなり投げやりな態度を取っていました。 戸松は前職で、タイムカードを誤魔化して残業をするように指示を受けていました。改善を訴えても聞き入れてもらえず、3社とも会社に激務を訴えて退職していたことが分かります。 そんな戸松と来栖(成田凌)は、以前顔を合わせていました。来栖は千晴に、足が不自由になった原因の事故を打ち明け始めたのです。

ネタバレ

来栖をひいた車を運転していた真奈美は、戸松の婚約者。真奈美は激務のせいで居眠り運転をし、来栖をひいて事故死していました。戸松は真奈美の葬儀で、来栖と顔を合わせます。そして戸松は来栖に「あんたがいなければ真奈美は死ななかった。あんたを一生恨む」と言い放っていて……。 戸松は転職活動する気がなくなり、シェパードキャリアを退会すると言い出します。千晴が戸松の家に行くと、来栖もやってきました。そして来栖は戸松に、「あなたの人生このままでいいですか」と告げます。 来栖は事故の瞬間、真奈美に「逃げて!」と叫ばれたことを打ち明けます。来栖もあの時間あの場所を通らなければと、ずっと自分を責めていました。来栖は「足が不自由になり、キャリアアドバイザーをしていることが僕の生き残った意味だ」と戸松に告げます。 戸松は気持ちを切り替え、再び転職活動に励みます。千晴は味覚も戻り、正式にシェパードキャリアで働くことを決めたのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

正社員となった千晴(小芝風花)は、「転職王子」こと八王子(宮野真守)の担当を任されます。八王子は6回転職していますが、成績優秀な不動産会社でマンション販売の営業マン。問題は、1つの会社に留まることができないことでした。 数日後、八王子は新たな不動産販売会社の面接を受けます。キャリアや受け答えに絶対的な自信があった八王子。しかし面接の結果、不採用となり……。八王子はショックを受け、「自分は出世したいのではなくずっと現場で働きたい」と本当の気持ちを千晴に伝えたのです。 千晴は八王子の「出世したくない」について考えます。千晴が来栖(成田凌)たちに相談していたところ、八王子は今の会社で出世を受け入れ、転職を諦めると千晴に告げたのでした。

ネタバレ

2週間が経ち、来栖は千晴をある場所に連れ出します。そこは八王子の会社。八王子は出世し、新人の小池(西垣匠)がなかなか契約を取れないことに苛立っていました。悩む八王子に、来栖は「あなたはどんな上司になりたいんですか?夢はなんですか?」と問いかけます。 八王子は考えた末、独立することを決意。八王子不動産を立ち上げ、シェパードキャリアには八王子不動産からの求人依頼が入りました。来栖は千晴に、「君だけのやり方で求職者と向き合っていけばいい」と背中を押します。 その頃千晴は、偶然出会って正社員登用をお祝いしてくれた天間(白洲迅)に会います。千晴から八王子の話を聞いた天間は、「その手があったか」と呟いていて……。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

千晴(小芝風花)はしばらく残業ができない広沢(山口紗弥加)をフォローするため、しばらく広沢とコンビを組むことに。そんな2人の前に、晶穂(黒川智花)という求職者がやってきます。晶穂は30歳で、8年勤めた乙葉製薬を退職したばかりでした。 晶穂は次の会社は、人数が多い職場を希望するとのこと。乙葉製薬は人数が少なく個人の負担が大きかったようで、広沢はそんな晶穂の要望に沿った会社を紹介しました。しかし晶穂は突然、広沢を担当から外してほしいと言い出したのです。

ネタバレ

そんな晶穂には、同居中の恋人・優吾(入江甚儀)がいます。晶穂は優吾にプロポーズされたものの、今は無職のため考えられないと断っていました。その頃千晴はショックを受ける広沢のため、動き出します。 千晴と来栖(成田凌)は、晶穂の家へ。晶穂は乙葉製薬での先輩・さやか(村川絵梨)の産休でさやかの仕事を負担していました。しかしさやかが復帰しても仕事量が変わらず、会社に不満が溜まって辞めてしまったとのこと。晶穂は子育て中の広沢と千晴を見て、自分とさやかを思い出したと打ち明けました。 話を聞いた千晴と来栖は乙葉製薬の求人を見つけ、晶穂に乙葉製薬への再就職を提案します。広沢は晶穂の前にさやかを連れてきて、晶穂は「自分が母になった時にここにいたら、誰かに同じ思いをさせてしまう」と気持ちをこぼします。 来栖は晶穂に「あなたが変われば、あなたがいる環境が変わる」と伝えます。さやかも会社に人員を増やすよう頼み、晶穂に「戻ってきてほしい」と頼みました。こうして晶穂は、再び乙葉製薬で働くことになったのです。 その頃来栖は、五十嵐君雄という人物の求人資料を見ています。一方千晴は天間(白洲迅)に会い、そこに来栖がやってきて……。天間は来栖に、「はじめまして。あなたにお会いしたいと思っていました」と告げたのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)は、フリーライターの石岡(飯島寛騎)の面談を行うことに。そこにやってきたのは、なんと天間(白洲迅)。実は天間も大手転職エージェントに勤務しており、4人で面談を行うことになったのです。 石岡は大学卒業後からフリーライターをしており。正社員経験がありません。ライターとして過去の実績はあるものの、来栖は石岡を未経験者扱いし石岡は怒ってしまいます。 自信たっぷりだった石岡ですが、現在はライターの仕事はなくバイト生活を送っていました。そして次の面談も4人で行うことになり、来栖は旅行会社を提案。一方の天間は、ニュースアプリ社の「ほっとニュース」を提案したのです。

ネタバレ

さらに天間は、自らが1日企業見学に行くと言い出します。天間は求職者に寄り添う「転職の天使」と呼ばれていて、石岡はすっかり天間を気に入りました。そして無事ほっとニュースに転職したのですが、石岡は2週間で辞表を提出し……。 石岡は、天間が企業見学で自分のことを有能だと言いすぎたせいでプレッシャーに押しつぶされたと指摘。すると来栖は石岡に、「誰かのせいにしても何も変わらない。あなたの人生それでいいんですか」と厳しい言葉を投げかけます。 来栖と千晴は事前にほっとニュースの求人を知っていましたが、来栖は石岡はすぐに辞めてしまうだろうと予想していました。天間は実際に石岡の記事を読み、PV数を上げる記事ではなく、自分が思うことを書いてほしいと伝えます。こうして石岡は、再びほっとニュースで頑張ることに決めたのでした。 天間は1日企業見学をするようになり、そのことが同僚の反感を買ってトラブルになった経験がありました。天間はシェパードキャリアの社風を見て、なんとシェパードキャリアに転職しました。 その頃洋子(石田ゆり子)は電話を受け、「君雄くんに何か?自殺!?」と驚いていて……。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

洋子(石田ゆり子)は電話を受け、急いで君雄(金子ノブアキ)の自宅に向かいます。君雄は幸い無事で、来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)は君雄について洋子から話を聞くことに。 洋子と君雄は13年前に知り合い、2年ほど交際。結婚も見据えていて、君雄は教師として生き生きと働いていました。しかし君雄は突然辞職し、それから10年間引きこもりに。洋子はいつか君雄の社会復帰の足がかりになりたいと、シェパードキャリアを設立したのでした。 来栖と千晴は何かできないかと、君雄の自宅へ。そこで小学校の卒業文集を借りると、来栖は藤川(野村康太)という生徒だけが文集にも寄せ書きにも何も書いていないことに気づきます。そこで皆で、藤川の行方を探すことに。

ネタバレ

洋子は何度も君雄に会いに行き、就職先を紹介したりと懸命に動きます。しかし君雄は、「もう放っておいてくれ!君とは他人なんだ」と洋子を突き放し……。そして藤川と君雄の過去が明らかになります。 藤川はクラスでいじめを受け、それを君雄が解決しようとしたことが裏目に出て藤川は引きこもりになってしまいました。君雄は藤川に「先生のせいで僕の人生めちゃくちゃだ」と言われ、部屋にこもってしまうように。 そこでシェパードキャリアは、引きこもりの人を集めた交流会を開きます。そこに見事社会復帰を果たしたに藤川も呼びました。藤川は「人と繋がるのを諦めないでほしい」と、君雄に言われた言葉が背中を押してくれたことを皆の前で打ち明けます。 この言葉を聞いた君雄は、涙を浮かべます。洋子も君雄を支える覚悟を伝え、君雄は一歩を踏み出す決意をし……。そして君雄は洋子に、10年間も諦めないでついてきてくれたことに感謝を伝えたのでした。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

シェパードキャリアの大阪支社設立が決まり、洋子(石田ゆり子)は来栖(成田凌)に立ち上げを任せます。千晴(小芝風花)はこれを機にひとり立ちすることになり、矢吹(高橋光臣)という男性の転職を担当することに。 矢吹には、妻の江美里(大西礼芳)と2人の娘がいます。矢吹は多少忙しくてもとにかく給料を今の2倍にしたいと千晴に訴えました。矢吹は江美里に内緒で転職し、正式に決まったら伝えて喜ばせたいと考えているとのこと。 千晴は天間(白洲迅)のサポートを受けながら、矢吹に未経験業界の会社を紹介。矢吹は2社目の面接で内定をもらい、矢吹も千晴も大喜び。しかし矢吹は、江美里に転職を反対されたと連絡してきて……。

ネタバレ

千晴は急いで矢吹の自宅に向かいます。江美里は転職に反対し、その後過労による眩暈で倒れてしまいました。千晴は矢吹の娘たちに「もう来ないで」と泣かれてしまい、落ち込みます。 そんな千晴の元にやってきたのは、来栖。来栖は3年前、自暴自棄になって倒れていたところを千晴に助けられたと明かします。その時「明日は今日より役に立てるかもしれない。止まない雨はない」と前向きな千晴に、来栖は勇気をもらっていました。 千晴はこの時の男性が来栖だと気づいていませんでした。千晴は「弱音は吐けばいい。頼ればいい」と、今度は来栖に背中を押されます。 千晴と来栖は矢吹の自宅に行き、謝罪します。江美里は本当はもっと矢吹に家にいてほしく、話を聞いてほしかったと訴えました。そして江美里も外に働きに出たいと言い、矢吹は改めて転職活動を行うことにしたのです。 帰り道、千晴は来栖に「来栖さんがいてくれないとダメなんです」と気持ちをぶつけます。来栖は大阪の立ち上げを手伝っただけで、転勤ではないと告げ……。千晴は安心したのでした。 そんな来栖は、元同期の児玉(小関祐太)から「一緒にアフリカで働こう」と誘われ……。

最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

児玉(小関祐太)は石光エネルギーという会社に転職し、もう一度来栖(成田凌)と一緒にアフリカでのエネルギー開発プロジェクトで夢を叶えようと誘います。来栖はそれから、自身の転職について悩むように。 そんな中、来栖と千晴(小芝風花)の元に滝藤(駿河太郎)という男性がやってきます。滝藤は3年前に、来栖が担当した転職者。広告代理店には転職できなかったものの、日和食品に就職し販売促進の仕事を行っていました。 しかし滝藤は今の仕事姿を、息子に胸を張って見せられないと言い出し……。滝藤は3年前の「夢を追い続ければいい」という来栖の言葉が忘れられずにいたのです。

ネタバレ

その後千晴は、児玉と話すことに。来栖が商社時代にアフリカで撮った写真を見せられた千晴は、笑顔の来栖の姿に驚きます。そして児玉は千晴に、来栖の背中を押してほしいと頼みました。 千晴は来栖の面談をすることになり、キャリアアドバイザーとして来栖と向き合います。来栖は父の仕事に憧れ、父と同じ商社で働きました。千晴はうまく来栖から話を聞き出し、最後に「素顔の来栖さんでいてほしい」と告げます。 そして来栖と千晴は、滝藤の職場を見学することに。トラブルが起こっても迅速に笑顔で対応する姿に、感動する来栖と千晴。するとそこに滝藤の息子も来ていて、息子は滝藤に「お父さんかっこいい!」と伝え……。滝藤はこのまま、今の仕事を続ける決意をしたのです。 来栖も改めて「キャリアアドバイザーの仕事が好き」だと再認識し、転職をしないことを決めます。千晴もキャリアアップのため、大阪支社への異動を志願。千晴は来栖に「待っていてくれますか?」と言い、来栖は千晴を抱き寄せて「待っています」と答えます。 1年半後、千晴は「優秀なパートナーがほしいでしょ。ただいま戻りました」と来栖の前に現れます。来栖は「おかえり」と言い、2人は歩き出したのでした。

原作小説「転職の魔王様」の見どころ

5人の主人公に共感できる

原作では千晴だけでなく、5人の転職希望者の物語が描かれています。 どれだけ頑張っても評価されない営業マン、同棲中の漫画家の恋人のために高い給料の仕事を探す人、このまま派遣社員でいいのか悩む女性……。どの人物もリアルな悩みを抱えていて、すごく共感できます。 今の仕事を続けていていいのか、将来への不安、やりがい。多くの方が、仕事に対して何か悩みを抱えていると思います。小説を読むことで、改めて自分の仕事や未来を考え直すきっかけになるのではないでしょうか。

心に刺さる魔王様の言葉

キャリアアドバイザーである来栖は、ただ厳しいだけの人ではありません。躊躇なく現実を突きつける一面はありますが、その言葉一つ一つが胸に突き刺さります。 例えば、「一人の人間ができることなんて、意外と対したことはない。どんな人間にだって代わりはいる」「自分の価値くらい、自分の価値観で測ったらどうです?」など、現実を改めて教えてくれる言葉がたくさん書かれています。人生において仕事とは何なのか、そんな言葉の数々に胸を打たれます。

『転職の魔王様』のキャスト

来栖嵐(魔王様)役/成田凌

成田凌

「魔王様」こと来栖嵐を演じるのは、成田凌です。ある理由によって左足が不自由となり、杖をつきながらキャリアアドバイザーとして働いています。言葉遣いは丁寧なものの、初対面から遠慮なく毒舌を吐く怖い人物。しかしどんな人の転職も成功させている実績があります。 成田凌はモデルとしてデビューしましたが、元々は俳優志望。『窮鼠はチーズの夢を見る』(2020年)では第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、演技力が高く評価されています。

未谷千晴役/小芝風花

小芝風花

社畜として働いていた広告代理店を辞め、転職活動を始める未谷千晴を演じるのは、小芝風花です。千晴はどんな仕事がしたいのかわからず、魔王様の洗礼を浴びることに。千晴が本音をさらけ出してどのように成長していくのか、とても楽しみですね。 小芝風花は、2023年4月期に『波よ聞いてくれ』の主演で金髪を披露し大きな話題となりました。この役では髪を黒に戻し、社畜ヒロインへと変貌します。成田凌とは初共演となり、2人の掛け合いに注目です!

ドラマ『転職の魔王様』のあらすじネタバレを最終回まで!

小説が大好評の『転職の魔王様』が、ついにドラマ化されます。仕事とは何か迷っていたり、これからどんな仕事に就こうか悩んでいる人など、いろんな方の胸に突き刺さる作品になると思います。 ドラマは2023年7月スタートです。この機会にぜひチェックしてみてくださいね。