『ばらかもん』のあらすじと最終回までのネタバレ!原作から結末予想やその後も考察
ヨシノサツキによる人気コミック『ばらかもん』のドラマ版が2023年7月に放送されました。五島列島を舞台に、都会育ちの書道家の青年が島民の交流を通して成長していく姿を描いています。ここからはドラマと原作漫画、両方のあらすじをネタバレありで紹介します! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 ▼原作漫画のネタバレはこちら ▼ドラマ最終回のネタバレはこちら
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タップできる目次
- 【ネタバレなし】『ばらかもん』の簡単なあらすじ
- 第1話のあらすじ・ネタバレ
- 第2話のあらすじ・ネタバレ
- 第3話のあらすじ・ネタバレ
- 第4話のあらすじ・ネタバレ
- 第5話のあらすじ・ネタバレ
- 第6話のあらすじ・ネタバレ
- 第7話のあらすじ・ネタバレ
- 第8話のあらすじ・ネタバレ
- 第9話のあらすじ・ネタバレ
- 第10話のあらすじ・ネタバレ
- 最終話のあらすじ・ネタバレ
- 『ばらかもん』の最終回の結末をネタバレ
- 【原作ネタバレ】1〜3巻
- 【原作ネタバレ】4〜6巻
- 【原作ネタバレ】7〜9巻
- 【原作ネタバレ】10〜12巻
- 【原作ネタバレ】13〜15巻
- 【原作ネタバレ】16〜18巻
- ドラマ『ばらかもん』のキャスト
- 『ばらかもん』あらすじネタバレ!最終回の結末を原作から予想
【ネタバレなし】『ばらかもん』の簡単なあらすじ
都会生まれ、都会育ちの半田清舟(はんだ せいしゅう)は、書道界の家元の後継ぎで、若くして世間にもてはやされてきたプライドの高い青年。しかし、ある挫折をきっかけに、半田は長崎県の五島列島でひとり暮らしを始めることにします。 静かなひとりきりの生活で書の修行に励むつもりでしたが、近所の小学生・琴石なる(こといし なる)をはじめ、勝手に家に上がり込んでくる自由奔放で個性豊かな島民たちのと人付き合いや、慣れない田舎暮らしに翻弄される毎日。 島での生活や独特の慣習に戸惑う半田は、その度に島の住民に助けられ、励まされ、ときに様々なトラブルに巻き込まれながら少しずつ成長し、新たな書の境地を拓いていきます。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
半田清舟(杉野遥亮)は、有名な書道家の息子であり自身も新進気鋭の書道家として活躍する青年。 生まれも育ちも都会の彼でしたが、ある日父に命じられて長崎県・五島列島で生活することになります。父が言うには、彼には“人間として欠けている部分がある”とのことでした。 清舟が暮らすことになったのは七ツ岳郷にある古民家。これまで生活してきたのとはまったくちがう、不便で慣れない環境に、清舟は戸惑いが隠せません。 おまけに清舟は、近所に住む小学生・琴石なる(宮崎莉里沙)に妙に懐かれてしまって……。
ネタバレ
島民は人懐っこく世話焼きでもあり、清舟の引っ越しの手伝いを彼が頼んでもいないのにしてくれます。そんな周りのペースに振り回されつつ、彼の田舎暮らしは始まっていくのでした。 作品を書きながらも父の言葉が頭を離れず、自分に足りないというものについて思いをはせる清舟。そんなある日、なるが美しい夕日を見せてくれたこと、その後ふたりで海に飛び込む羽目になったことがきっかけで、島に来て「楽しい」と感じるように! こうして清舟自身も、彼の書く作品も、少しずつ変わっていくことになります。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
書道展に応募した自信作が準賞という結果に終わり、清舟(杉野遥亮)は落ち込んでしまいます。しかも自分を差し置いて大賞に選ばれたのが、18歳の新人書道家・神崎康介(荒木飛羽)の作品だったというのです。 そんな中、清舟は郷長たちに町民体育祭のゼッケンに文字を入れてほしいと頼まれますが、もちろんそんな気分にはなれません。しかもその後島に嵐が直撃し、家は雨漏りで大変なことになるわスマホは壊れるわ停電になるわと、散々な目に遭うことに……。 どんよりとした清舟を見かねて、なる(宮崎莉里沙)は彼をモチ拾い大会に連れ出し、気分転換をさせようとします。
ネタバレ
モチ拾い大会にやってきた清舟ですが、慣れていないうえに出遅れたこともあり、まったくモチを拾えません。すでにネガティブモードな彼は、ここでも気分転換どころか「取れる人間と取れない人間がいる……」と落ち込んでしまいます。 しかしそんな彼に、モチ拾いのプロフェッショナル(?)・やすバアが、「上ばかり見ちゃ駄目」「取れなかったときは譲ったような気持ちで、次にもっと大きなモチを狙いなさい」と言葉をかけました。 結果、清舟はモチを1個も拾えませんでしたが、その後のモチパーティーで皆とぜんざいを味わい、楽しい時間を過ごします。こうして皆に元気をもらえた彼は、気合いを入れてゼッケンに迫力たっぷりの文字を入れるのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ある日突然、マネージャーの川藤鷹生(中尾明慶)と期待の新星書道家・神崎康介(荒木飛羽)が五島列島にやってきます。 清舟(杉野遥亮)はそんなことはつゆ知らず、墨汁を買いに行った新井商店で、新井珠子(近藤華)が漫画を描いているのを目撃。独自の世界観を褒めたのをきっかけに、今度彼女の作品を見せてもらうことになります。 一方、島をうろつき清舟のことを探す川藤と神崎の姿は、島民のあいだで話題になっていました。もちろん清舟もその存在に気付いてしまい……。
ネタバレ
実は神崎は清舟の大ファンで、彼に憧れて書道に打ち込むようになったほどでした。しかし島に来てからの清舟の作品は気に入っていないようで、東京に帰ろうだの字が下手になっただの言いたい放題です。 神崎の態度に思わず怒鳴ってしまった清舟ですが、やすバアに言われた言葉をふと思い出し、「俺は俺だけの字を書きたい」と言い返します。その後なぜか川藤の提案で、一同は釣りに行くことに……。 実は神崎はお手本にしていた清舟の作風が変わったのをきっかけに、スランプになってしまっていました。川藤はそんな彼を心配して、何か得るものがあるのではないかと島に連れてきて清舟に会わせたのです。 皆で釣りをしてにぎやかな時間を経験した後、神崎は清舟が変わった理由を少しだけ理解します。こうして清舟と神崎はお互いに認め合い、新たな成長への一歩を踏み出すことになるのでした。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ある日目覚めた清舟(杉野遥亮)は、かたわらで山村美和(豊嶋花)と新井珠子(近藤華)、そしてなる(宮崎莉里沙)が添い寝しているのに気づき仰天。家には鍵をかけていたはずですが、なんと美和は合鍵を作っており、計5本が皆のあいだで共有されているというのです。 その後清舟は美和と珠子に頼まれて習字を教え始めますが、肝心の自分の書はなかなかうまくいかずスランプに陥っていました。そんな中、美和の父親である巌(宍戸開)に頼まれて、彼の船に名前を入れることになるのですが……。
ネタバレ
船に文字を入れるという慣れない状況に緊張していた清舟ですが、なるの突拍子のない行動のおかげもあって無事見事な字を書くことに成功。巌からお礼としてたくさんの干物をもらい、島民たちにおすそわけします。やってきたばかりの頃とは比べ物にならないほど、彼は島になじんできました。 島を回った帰り道、清舟は作品を書くため急いで帰ろうとするあまり、崖に落ちたうえ足を怪我してしまいます。つまり遭難してしまったわけですが、その間に満点の美しい星空を見た彼のもとに、書道の神がおりてきます! やがてなると美和に助けられて帰宅した清舟は、白抜きにした「星」という字を見事に書き上げました。その出来栄えに満足した彼は、誰にも何も言わずに島を出て東京に戻ってしまって……?
第5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
島を去って東京に戻った清舟(杉野遥亮)は、川藤美術芸術舎にやってきます。彼はかつて自身の作品を酷評した美術館館長・八神龍之介(田中泯)と会う予定だったのです。 酷評されたとき、思わずつかみかかるという無礼も働いてしまったため、その謝罪をしたうえで新作を見てもらう予定でした。 結果として、誠心誠意の謝罪で許してもらっただけでなく、例の「星」の書も高く評価してもらえた清舟。その後さらなる新作を書くことになるのですが……? 一方、なる(宮崎莉里沙)をはじめとした島の住人たちは、清舟が急にいなくなってすっかり落ち込んでいました。
ネタバレ
清舟との思い出を振り返るうち、彼への想いが募って「東京へ行く」という決意までみなぎらせた一同。しかし蓋を開けてみれば、清舟は新作の出品などの用事のために一時的に帰郷しただけだというのです。川藤からそのことを聞き、皆ほっと一安心しました。 一方、清舟は東京で字を書くもうまくいかず、島にいる雰囲気を出すためなるを真似た髪型をするという奇行に出ます。見かねた川藤(中尾明慶)は電話で島民の声を清舟に届けることに。おかげでインスピレーションを得た清舟は、自分らしく面白い書を完成させました。 こうして無事に目的を済ませた清舟は、早速島に帰ろうとします。が、母親のえみが彼の前に立ちはだかり……!?
第6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
早速島へ帰ろうとする清舟(杉野遥亮)ですが、それに対して母のえみ(長野里美)は猛反対。川藤鷹生(中尾明慶)や神崎康介(荒木飛羽)にも説得を頼むなど、本気で阻止したいようすです。 その後清舟はえみと父・清明(遠藤憲一)、川藤と今後について改めて話し合います。えみは元々島に行かせるのは反対だったうえ、清舟が連絡を寄こさなかったことにご立腹でした。彼女は息子のことを心配するあまり、軟禁してでも島に行かせないとまで言い始めます。 そんな中、彼らのもとに島から電話がかかってきて……。
ネタバレ
電話の内容は、清舟が書道を教えていた珠子(近藤華)と美和(豊嶋花)が学校の課題で金賞と銀賞をもらったというものでした。 その知らせに喜ぶ清舟に、電話の向こうから響く「早く帰ってきてね!」という言葉。それを目の当たりにしたえみは、きちんと連絡をとるのを条件に島へ帰ることを許します。彼女としても、息子が皆に必要とされているのは嬉しいことだったのです。 ようやく島に戻れた清舟は、島の皆からおかえりパーティーも開いてもらいました。 しかし楽しい時間の後には、体調を崩していたヤスば(鷲尾真知子)が亡くなってしまうという悲しいお別れも訪れます。それでもなる(宮崎莉里沙)をはじめとした島の皆はヤスばを「お見送り」して、寂しいけれど前を向いてまた日常に戻っていくのでした。
第7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ある日清舟(杉野遥亮)の父親・清明(遠藤憲一)が作品の準備のためという名目で、休暇を利用して五島列島にやってきます。 川藤(中尾明慶)はもちろん母親のえみ(長野里美)も一緒にやってくることになり、清舟は大慌てでなるたちにお出入り禁止を告げるのでした。 しかしなる(宮崎莉里沙)たちが素直に言うことを聞くはずもありません。えみが清舟にお見合いの話を持ってきたことを知った彼女は、このままでは清舟が東京に帰ってしまうと焦り始めます……。
ネタバレ
そんな中、清明が「特別授業」ということでなるたちに習字を教えてくれます。清舟はかつて同じように書道を教わったときのことを思い出しながら、自分は父親の期待に応えられているのだろうかと考えてしまいました。 その後会話の流れで清舟と清明のどちらが習字がうまいのかという話題になり、川藤の提案もあってふたりは勝負をすることに。 勝負の過程で清舟は父との違いを思い知って落ち込みますが、そんな息子に対し清明は激励の言葉をかけます。「生涯のライバル」として認める姿勢も見せ、清舟は大いに奮い立たせられるのでした。 自分にはまだまだやるべきことがあると改めて思い知る清舟。もちろんお見合いにもお断りの返事をしたので、しばらくは島に留まることになりそうです。東京へと帰っていく両親を見送り、また彼の日常は続いていきます。
第8話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
なる(宮崎莉里沙)の誕生日が間近に迫り、皆でサプライズパーティーの準備をすることに。 もちろん清舟(杉野遥亮)もあれこれ準備を始めますが、肝心のプレゼントが思い浮かびません。なるが欲しいものをこっそり偵察してみても、ますます何をあげればいいのか迷ってしまうばかりです。 そんな中、料理人になるという夢を持つ浩志(綱啓永)との会話で、清舟は昔ケーキ屋になりたいと思ったことがあると打ち明けます。それをきっかけに、彼は美和(豊嶋花)と珠子(近藤華)、陽菜とともになるのためにケーキを作ることになり……!?
ネタバレ
なんとかケーキも完成し、いよいよ清舟の家で誕生日パーティーが開始。しかしそんな中、清舟は玄関先でようすをうかがっている怪しげな男を発見します。おまけに彼は清舟が声をかけると、飛行機の模型を置いて立ち去ってしまうのです……。 実はその怪しげな男の正体は、なるの父親である優一郎でした。彼は出稼ぎに出ており普段島にいませんでしたが、娘の誕生日にだけ帰ってきてなぜかいつも飛行機の模型をプレゼントしていくといいます。 当のなるはその正体を知らされておらず、祖父からは父親は宇宙人とまで聞かされていました。しかし心のどこかで、毎年プレゼントを持ってくる男の正体に気付いています。 どうせすぐお別れしなければいけないのだからと名乗らない優一郎と、毎年誕生日にちゃんと彼が来てくれるだろうかと不安に思うなる。 なるは清舟に「来年も来てくれるかな?」と聞きながら思わず涙を見せますが、彼の力強い言葉と優しさのおかげでまた笑顔を取り戻すのでした。
第9話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
清舟(杉野遥亮)は父・清明(遠藤憲一)の仕事の手伝いをするため、東京に行くことになりました。するとそれを聞いたなる(宮崎莉里沙)は自分もついていくと大騒ぎします。 一度は却下した清舟ですが、誕生日プレゼントとしてなるにあげた「なんでもいうこときくけん」を出され、最終的には連れていくしかありませんでした。 2人は東京に出かける当日、空港で神崎(荒木飛羽)に遭遇。自分をこき使う川藤(中尾明慶)から逃げてきたという彼に、清舟は家を使わせてあげることにしました。 到着して早々バタバタと忙しい清舟ですが、書道の世界を支えるプロの仕事を目の当たりにして感銘を受けます。さらに父からはそろそろ島での修行を終え、東京で本格的にプロとして勉強するよう伝えられるのでした。 翌日、なると一緒に動物園を楽しみながらも、清舟の頭には父の言葉が残り続けていて……。
ネタバレ
動物園から帰った後、父の仕事を目の当たりにして圧倒される清舟。否が応でも今後の自分がどうあるべきかについて考えさせられます。また新進気鋭の書道家・佐久間圭(佐々木一平)の作品も観に行き、自分は彼らのように「自分の字」を書くことができるのか自問自答……。 あれこれ悩んだすえ、なるとのやり取りを通して清舟が出した答えは――なんと、「書道家を辞める」という選択でした!父にもその決断を告げ、なるとともに島に帰ろうとする清舟ですが、周りの反応は果たして?
第10話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
書道家を辞めると宣言し、なる(宮崎莉里沙)と一緒に島へ帰っていく清舟(杉野遥亮)。そんな彼に対し、マネージャーで親友でもある川藤(中尾明慶)は、まっすぐ怒りをぶつけます。 清舟は子どもたちのために書道教室を開きたいという夢を伝えますが、川藤は捨て台詞を吐いて彼の前から去ってしまうのでした。 清舟の家に滞在させてもらっていた神崎(荒木飛羽)は、帰ってきた彼に自分は書道家をやめると伝えます。しかし清舟も書道家をやめると宣言しだしたため、驚きのあまり思わず固まってしまいました……。
ネタバレ
神崎に美和(豊嶋花)に珠子(近藤華)。それぞれが自分の進むべき道について悩む中、清舟も書道教室を始めます。……が、完全なるノープランで始めたため生徒はまったく集まらず、家賃も払えない状態になってしまうのでした。 そこに現れたのが川藤です。実は清舟と川藤が仲違いしたことを心配したなるが、ふたりに仲直りしてほしいと思って何度も彼に電話をかけていたのでした。 清舟の無計画っぷりに呆れた川藤は、仕方なく教室を経営するための基礎を教えてあげることに。彼のアドバイスのおかげで、張り切りすぎて空回りしていた清舟も自分を取り戻し始めます。 一方、進路に悩んでいた面々も清舟の影響を受けて未来のための一歩を踏み出すのでした。清舟と川藤もすっかり仲直りしてめでたしめでたしです。
最終話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
清舟(杉野遥亮)が開いた書道教室は軌道に乗り始め、島ではいつも通りの平穏な日常が流れていました。 そんな中、なる(宮崎莉里沙)は父の優一郎(岡田義徳)からもらったスマホを見つめて何やら考え込んでいるようす。美和(豊嶋花)と珠子(近藤華)はそんな彼女のようすを気にかけて、清舟に相談を持ちかけてきました。 一方、清舟はなるに“もう自分の字は書かないのか”とたずねられ、生徒たちの書く字が自分の字だという答えを返します。本人にそれほど未練はないようですが、それに対して周りは少しだけさみしそうです。 そんなある日、若手アイドルのゆな(椛島光)とカメラマンのアキオ(今井悠貴)が、『突撃!田舎生活!』という企画のために島にやってきて……。
ネタバレ
ゆなとアキオに家に泊めてほしいと頼まれた清舟は、自分がここにやってきたばかりのことを思い出し、あたたかい気持ちでふたりを迎え入れます。その後ゆなからの質問に対し、清舟が島の皆への想いを打ち明ける場面もみられました。 やがて時は流れ季節は春に。なるは2年生になり、優一郎をようやく「父ちゃん」と呼べるなど、いろいろな意味で新しい一歩を踏み出しています。 そんな折、清舟は皆が準備した「1年先生歓迎会」に参加することになり、そこで周りからの後押しもあって久々に自分の字を書きました。しばらく忘れていた感覚を味わった彼は、これからも書道教室を続けつつ、自分の作品も楽しみながら生み出していくと誓います。 こうして物語は終わりを迎えましたが、清舟の島での日々はまだまだ続いていくのです。
『ばらかもん』の最終回の結末をネタバレ
漫画『ばらかもん』の結末(18巻)は?
半田の島での生活は徐々に安定し、島民の中でも中心人物となって島を盛り上げていきます。 いろんな行事に参加する半田は、小学校での新1年生の歓迎会を開催することに。しかし島には、新1年生はいません。するとなるは、半田を新1年生として歓迎会を盛り上げていきます。 そして郷長であり、半田が島に来てからずっと世話をしてくれていた木戸裕次郎。実は裕次郎と半田の父・清正が旧友であったことも明らかに。半田は歓迎会で、いつも島民にいろんなものをもらってばかりで何も返せていないことを伝えます。 しかし裕次郎は、「余っているからいいんだ」と笑い……。あげるほうも幸せであり、気になるならその時にできることをお返しすればいいと伝えました。こうして、半田の島での生活は続いていきます。
最終巻の10年後!半田となるの結婚は?
小さい頃になるは「先生とケッコンする!」と言っていましたが、半田となるが恋愛関係になることはなく結婚はしていません。 結婚に関しては原作のヨシノサツキが、「恋愛関係になることはない」と述べていました。しかし原作ファンからは2人の結婚を待ち望む声が多いんですよね。かなりの年の差ではありますが、2人は本当にお似合いだと思います。 そして最終巻の10年後も、半田は島で暮らしていることが分かっています。なるとも交流があるようで、半田がまだ島にいるということはとても嬉しい展開ですよね。
ドラマ『ばらかもん』最終回の結末を予想
半田と子どもたちをはじめとする島民たちのやり取りや、スローライフの描写が魅力の『ばらかもん』。原作漫画は10年に渡って連載されていましたが、ストーリー自体は約1年間の出来事となっています。 ドラマでも原作と同じく、島で書道教室を開いた半田が、再び書道家としての道を意識するところまで描かれるのではないでしょうか。 原作の最終巻18巻には、最終話から数年後と思われるエピソードが掲載され、中学生くらいに成長したなると、少し年をとった先生の間に、まだ交流があることが示唆されています。 物語完結後も、半田は島で周囲の人々と助け合いながら暮らしていることがうかがえます。その点もドラマで再現されるかもしてませんね。
アニメの最終回もチェックしてみよう
アニメの最終回では、なるが半田に目隠しをしてある場所へと案内します。連れていかれた場所は、分校の教室。そこには大きな半紙と大きな筆があり、半田はてっきり生徒たちが何かを書いてくれるのだと思っていました。 しかしなるは半田に、「先生には先生でいてほしい。先生の書く字が見たい」と伝えます。半田は目つきを変え、先生ではなく書道家の半田清舟として筆を取りました。そして「楽」という字を豪快に書いていきます。 その書と半田、そして笑顔の子供たちの写真が、木戸浩志の元に届きます。川藤鷹生は半田の気持ちを知り、「やる気満々じゃねえか」と笑顔で呟いたのでした。アニメの最終回は筆を取る半田の姿、そして子供たちに、涙なしでは見られない感動のラストとなっています。
【原作ネタバレ】1〜3巻
書道家として若くして多くの称賛を集めていた半田清舟は、あるとき授賞式で自分の作品を酷評され、相手を殴ってしまいます。そのせいで同じく書道家である父から命じられ、五島列島の田舎でひとり暮らしをすることに。 ところが彼が借りた家は、地元の子どもたちの秘密基地となっており、半田はそこの住民である琴石なるをはじめとする子どもたちとの交流を余儀なくされます。なるのほかにも不良になりきれない高校生のヒロシや漫画家志望の中学生タマなど、多くの子どもたちと交流し、気付きを得ていく半田。 そんななか、コンクールで彼を負かした神埼が島にやってきます。実は半田を尊敬しお手本としていた神崎は、半田の字が下手になったと東京に戻ることを勧めますが、彼は以前に書を酷評されたことを思い出し、混乱してしまいます。 しかし島に来てから書に対する情熱を取り戻した半田は、島に残る決意をするのでした。
原作1巻を
【原作ネタバレ】4〜6巻
雷でパソコンが故障したため、画商の川藤に連絡をとった半田。しかし賞が近いこともあって、川藤に勧められて仕事を休むことに。 半田から魚を捌く手際の良さ褒められたヒロシは、将来の進路を考えるようになります。また、なるの亡くなった祖母についても語られます。ほかにも、なるの親友・ひなの髪にひっつき虫が絡まって一騒動あったり、半田の家の風呂が壊れ、薪風呂生活をするようになったりと、にぎやかな日常が展開されていきます。 そんななか、半田は電話で呼び出されて、東京に戻ることに。彼は以前自分が殴った館長に謝罪し、許してもらいますが、いざ賞に出す作品を見てもらうときになると、怯えて水をかけてしまいました。島に行ってから変わった半田を心配した彼の母は、彼が島に戻ることを反対しますが、父には自分で決めろと背中を押され島に戻ります。 半田が書き直した書は賞を逃しましたが、それは島で出会った大切な人の名前を書き連ねたもので、半田はなにか吹っ切れたように満足していました。
原作4巻を
【原作ネタバレ】7〜9巻
なるの学校で発表会が行われることになり、元演劇同好会であるヒロシの母が熱血指導。一方、料理人を目指そうと考えていたヒロシは、担任の先生から反対され、自信はあるのに確信は持てない状態になってしまいます。半田が何気なく言った一言に心を動かされたヒロシは、髪を黒く染め、料理人になることを決意します。 中学生の美和やタマとケーキ作りに挑戦するも、全く料理ができず挫折する半田。その後、美和たちのにぎやかな修学旅行の様子やヒロシの面接特訓が描かれます。 一方、99歳のキヨばぁが亡くなり、半田は悲しむ暇もなく葬儀の準備に追われることに。盛大な葬儀が執り行われ、キヨばぁがどれほど島の人々に慕われていたのかを痛感する半田。そしてなるは、死の意味を理解している子どもらしからぬ行動を見せます。 その後、町民体育祭でリレーの選手に選ばれてしまった半田は、隠れて朝練に励む日々。ヒロシは就活に、タマは漫画執筆にと、それぞれの秋を過ごしていきます。
原作7巻を
【原作ネタバレ】10〜12巻
季節は冬に差し掛かり、川藤に冬服を送ってくれるように頼んだ半田。しかし冬服は宅配便ではなく、半田の両親によって直接届けられました。子どもたちに促され、半田は父であり著名な書道家である半田清明と勝負することになりますが、子どもたちの心を動かしたのは清明の作品。落ち込む半田でしたが、父の言葉で初心に返ります。 家に戻った半田に母が差し出したのは、なんとお見合い写真。半田は親の顔を潰すわけにはいかないと悩みますが、なるが先生は自分と結婚すると言い出し、お断りすることに。 一方ヒロシは就活に失敗し、再びグレます。半田たちは彼を励まそうとしますが、いつの間にか立ち直ったヒロシは東京の専門学校を目指すことにしました。 その後、半田は東野という男になにかと突っかかられ、流れで大根づくりの勝負をすることに。野菜づくりの名人であるなるの祖父の力を借りながら、みんなで大根を育てます。 クリスマス。半田の前になるの父親が現れます。年に1度しか島に来られない彼は、なるに自分との関係を黙っていましたが、半田の言葉から彼が父だと悟ったなるは、島を去っていく父にこれまでサンタからもらったプレゼントを渡します。
原作10巻を
【原作ネタバレ】13〜15巻
なるを伴って東京にやってきた半田。そこで出会ったのは、以前彼にお見合いを申し込んできた女性でした。3人で動物園に行ったりと交流を深めるなかで、彼女は半田に好意を抱いて行きます。 その後、あるホテルに飾る書を頼まれた半田の父に再会。父は納得のいく作品ができず悩んでいました。ホテル側からはこのままで良いと言われるものの、これではダメだと譲らない父。そこになるがお茶をこぼしてしまい、なにかを閃いた半田の父は新たに作品を仕上げ、丸く収まりました。 そんななか、半田の父は東京に戻って自分の手伝いをしてくれないかと半田に頼みます。しかし半田は書道家を辞め、島で子どもたちに書道を教えて暮らすと宣言。これに今まで半田を支えていた川藤は激怒します。 島に帰ってきた半田を待ち受けていたのは、神埼と記録的な寒波。また島では高い月謝を払ってまで書道を習わせようという親は少なく、半田は早くも壁にぶつかります。 なるは影で川藤と連絡を取り合い、彼が島にやってきます。最初こそギクシャクしていた半田と川藤でしたが、なんとか仲直りし、彼の協力で半田の書道教室も形になっていきます。
原作13巻を
【原作ネタバレ】16〜18巻
書道教室が少しずつ軌道に乗ってきた半田は、川藤から父の最新作を受け取りました。父の偉大さを改めて実感した半田は、書道家魂に火がつきます。 一方高校を卒業したヒロシは、島のみんなから惜しまれつつ、東京へ。島中がヒロシロスに陥るなか、島民たちを元気づけようと、半田は金髪にしてヒロシのモノマネを披露し爆笑を誘いました。 子どもたちは1年進級し、なるは父親と電話で連絡を取るように。タマは漫画が佳作に選ばれ、神崎は川藤のプロデュースでテレビに出演するようになりました。 書道教室で子どもたちの成長を見守ることに生きがいを見出し始めた半田でしたが、検定試験の締め切りを間違えており、焦ります。みんなに段位を持たせてやりたいと考えていた半田は、美和から「先生のために書道をやっている」と聞かされ愕然とします。 その後、子どもたちは言い過ぎたと反省し、半田の誕生日に大きな半紙と大きな筆を用意します。「先生の書く字が見たい」と言われた半田は、書道家・半田清舟として筆をとりました。そして半紙いっぱいに大きく「楽」と書きます。なるがその写真を川藤に送ると、彼は「やる気満々じゃねえか」と微笑みます。
原作16巻を
ドラマ『ばらかもん』のキャスト
半田清舟役/杉野遥亮
『ばらかもん』の主人公・半田清舟は、著名な書道家・半田清明の息子で彼の後継ぎです。新鋭として名を馳せていましたが、あることがきっかけで五島列島にやってきます。 プライドが高く気難しい青年ですが、抜けたところもある半田。「子ども嫌い」を自称していますが、仕事がないときにはよく子どもたちの相手をしており、島の子どもたちに慕われています。 そんな半田を演じるのは、杉野遥亮。『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(2016年)で俳優デビューして以来、『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018年)や『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(2021年)など、話題作に次々と出演。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手俳優です。
直筆で番組タイトルを書き下ろし!
ドラマのタイトルロゴは、なんと杉野遥亮による書き下ろし! 五島列島の言葉で「元気者」という意味をあらわすとおり、疾走感のある、力強い文字になっています。ここから彼の本作にかける熱い思いも窺えますね。
琴石なる役/宮崎莉里沙
島の小学1年生・琴石なるを演じるのは、子役の宮崎莉里沙です。いつも笑顔で耀なるは、清舟を「先生」と呼んで慕っています。祖父と2人で暮らしで、なるの言葉が時折清舟の力になることも。 演じる宮崎莉里沙は、2023年4月期の『王様に捧ぐ薬指』で羽田風華役を演じ、話題となりました。
半田清明役/遠藤憲一
清舟の父であり、有名な書道家・半田清明を演じるのは遠藤憲一です。無口で無愛想ですが、完璧人間で気持ちは全て「書」で表現します。優しいが、不器用な一面も。 演じる遠藤憲一は2023年1月期、『夕暮れに、手をつなぐ』で久遠徹役を演じるなど、多数の映画やドラマに出演中です。
川藤鷹生役/中尾明慶
画商として働く川藤鷹生を演じるのは、中尾明慶です。父親が社長を務める「川藤美術芸術舎」に勤務しており、マネージャーとして奮闘中。清舟とは中学からの付き合いで、清舟の才能を信じています。 演じる中尾明慶は、2000年から子役として活躍。『監察医 朝顔』シリーズ(2019年~)などに、主に脇役として出演しています。
神崎康介役/荒木飛羽
書道界の新星で天才と呼ばれている神崎康介を演じるのは、荒木飛羽です。書道の道に入ったのは、実は清舟が書く書を見たことがきっかけ。自分本位な性格ですが、憎めずかわいがられる存在です。 演じる荒木飛羽は、スカウトを受け2014年に『死神くん』でデビュー。2022年には、『少年のアビス』で連続ドラマ初主演を飾っています。
八神龍之介役/田中泯
書道界の実力者で圧倒的な権力を持つ八神龍之介を演じるのは、田中泯です。美術館の館長を務めており、清明とも親交があるなどかなりの権力の持ち主です。 演じる田中泯は、ダンサーとしても活躍。近年は映画出演が多く、『銀河鉄道の父』(2023年)など多数の映画に出演しています。
久保田育江役/田中みな実
七ツ岳病院の看護師として働く、シングルマザーの久保田育江を演じるのは田中みな実です。育江は陽菜の母親で、5年前に離婚。東京から七ツ岳に戻ったため、清舟のことをよく理解している存在です。 田中みな実はTBSのアナウンサーを務めた後フリーとなり、近年は女優として大活躍。『あなたがしてくれなくても』(2023年)では、圧倒的な演技を見せています。
『ばらかもん』あらすじネタバレ!最終回の結末を原作から予想
ドラマ『ばらかもん』は、2023年7月からフジテレビ系で水曜よる10時から放送開始となります。 原作の最終回までのネタバレを紹介しましたが、ストーリーだけでは語り尽くせない魅力のある作品です。ぜひドラマと一緒に楽しみましょう!