2023年6月25日更新

漫画『フラジャイル』23巻まで全話ネタバレあらすじ&感想!病理医の視点から描かれる医療漫画

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「JS1治験フェーズ3」編が終幕!最新巻を

『フラジャイル』は、草水敏原作、恵三朗作画で連載されている医療漫画で、2023年6月現在の最新話は25巻です。 病気の原因を探る専門医・病理医のお仕事とはーー。 本記事ではそんな『フラジャイル』のあらすじを紹介していきます。感想やネタバレも含むので、どんな作品か詳しく知りたい人はぜひチェックしてみてくださいね!

1-5巻ネタバレ感想

岸京一郎は、日本では珍しい病理医。様々な検査から病気の原因を診断するのが仕事です。岸は腕はいいものの、人間性には少し難あり。部下は1人を残してすべて逃げ、他の科の医師からも煙たがられています。 そんな岸の強烈さを目の当たりにしたのが、神経内科で後期研修をしていた宮崎という医師です。岸の鮮やかな診断に魅せられた宮崎は、内科医から病理医に転科。後輩の指導をする気がまったくない岸の下で1人前の病理医を目指すことにしました。 病理医は患者を直接診るわけではないので感謝の言葉を聞くことはできません。専門分野だけでなく、全身の疾患をカバーしなくてはいけない大変な仕事。さらに臨床医と病理医は対立することが多くてーー。

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病理医という仕事を初めて知りました!宮崎先生大変そうだけどがんばってほしい。

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6-10巻ネタバレ感想

医大生を病理医に勧誘する1泊2日のセミナーに参加することになった岸と宮崎。宮崎はたくさんの病理医との交流に心躍らせます。しかし、病理医になりたいという若者は少ないのが現状。そんな中、岸と宮崎に憧れて病理医を目指すことにした学生が現れます。布施というその学生はかなり優秀でーー。 一方、岸たちが勤める病院では、病院経営のコンサルタント・窪田が病理診断科の廃止を目論んでいました。窪田に実際の患者と触れ合ってもらうことで病理の仕事の必要性を伝えることに成功し、科の廃止は一旦保留に。そんな中、宮崎は初めて1人で術中迅速診断を担当します。 少しずつ成長していく宮崎の姿を描きつつ、9巻では岸の過去も明かされます。岸はもともと臨床医だったようでーー。

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岸先生が病理医になった経緯に泣きました。

11-15巻ネタバレ感想

「JS1」という治験薬の承認のために暗躍していたアミノ製薬の間瀬は、部下の火箱の内部告発によってクビになり、医薬新聞の記者を経てビフィズス製薬に転職します。一足早くアミノ製薬を辞めてビフィズス製薬に入社していた火箱の後輩になってしまった間瀬。これはまた波乱が起きそうです。 一方、宮崎は大日本病理化学研究所(通常バケケン)という組織の存在を知ります。外注で病理診断をしてくれる会社のようですが、その実態は低価格だけが売りのクズ会社でした。 さらに、宮崎は泌尿器科の大月が行っているグレーなラインの腎移植に関わることに……。しかもそれが厚労省にバレてしまって病院は大騒ぎ。騒ぎを収めるために岸が助けを求めたのは間瀬でした。

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間瀬さんめっちゃ怖い人じゃん……!対等に渡り合えてる岸先生がすごい。

16-20巻ネタバレ感想

岸の古巣である慶楼大学付属病院では、癌の治療に有効な薬の研究が進められていました。それを知った火箱は薬の利益を横取りするために動き始めます。 火箱の企みは実現しませんでしたが、ここで間瀬が登場。通常であれば完成まで10年かかる新薬を、アミノ製薬で研究中の「JS2」と組み合わせれば2年で完成にこぎつけられると言います。間瀬は、新薬の情報と販売権を手土産にビフィズス製薬ごとアミノ製薬に身売りするつもりだったのです。 ビフィズス製薬がアミノ製薬に買収されたことで間瀬と火箱もアミノ製薬に復帰しますが、社内は現社長の改革で混乱していてーー。 一方、岸は3年前に亡くなった患者の遺族に訴えられていました。

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病理医の話もおもしろいけど、アミノ製薬の話もおもしろい!アミノ製薬内乱編にがっつり話数使ってくれていたのがよかったです。

20-23巻ネタバレ感想

岸たちの病院に新しい専攻医(後期研修医)がやってきました。朝加というその医者は、ヒーローになりたくて医者になったという熱い男で、優秀だけど患者に寄り添いすぎてしまう危うさがあります。 理想と現実のギャップを痛感し、患者の命を背負う怖さに押し潰されそうになる朝加。そんな彼を救ったのは、緩和ケア医の稲垣でした。 一方、病理医の宮崎はついに病理専門医試験の日を迎えます。1日でも早く1人前の病理医になりたい宮崎ですが、目標にしている岸の背中は遠く、自分の未熟さを実感する日々です。そんな時、岸に慶楼大学から引き抜きの話が来ていると知りーー。 さらにアミノ製薬が治験を進めている「JS1」という薬の有用性が世間でも知れ渡ってきたことで、医療界は大きな節目を迎えます。

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シリーズ最初の方から登場していた「JS1」がついに本格始動してきました。これはまた1巻から読み返したくなってしまうな~!

『フラジャイル』の見どころ

かなり専門的な医療漫画

病理医という一般にはあまり知られていない医師を主人公にした『フラジャイル』は、専門用語もバンバン飛び出してくる本格的な医療漫画です。病理医は全身が専門領域のため、作中にはいろんな科のいろんな病気が登場。それぞれの症例を通して医療従事者の仕事や医療現場の現状が描かれています。 日本ではまだ数自体が少ない病理医の仕事をのぞき見できるところがおもしろく、次々登場する魅力的なキャラクターに夢中になってしまうこと間違いなしです!

『フラジャイル』あらすじをネタバレ解説しました!

今回は、病理医の仕事を描いた本格医療漫画『フラジャイル』のあらすじをネタバレ解説しました。医療パートはもちろん、変人の岸先生と頑張り屋の宮崎先生、そして有能な臨床検査技師の森井くんの掛け合いがおもしろい作品です。ぜひ読んでみてくださいね!