漫画『外道の歌』最新巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！外道に堕ちた野郎の末路

表ではカモメ古書店の店長、裏では復讐屋として極悪人に正義の鉄槌を下す男の復讐物語を描いた漫画『善悪の屑』の第2部作品『外道の歌』。 そんな本作は、アングラ好きには特におすすめのダークなストーリーが見どころな作品です。 ここからは本作の最新巻までのあらすじ・ネタバレや、感想を紹介していきます！

カモメ古書店を営みながら裏では復讐屋として活動していたカモ。4年前、彼は妻子とともに幸せな日々を送っていました。しかし何者かによって愛する家族は殺され、復讐を果たすことを誓います。 その後犯人を突き止め、警察官僚の息子を包丁で刺し殺すのでした。この出来事がきっかけで、カモは復讐屋として生きることに。とんでもないほど壮絶な人生ですよね……。 現在、カモは朝食会の罠にかかっていました。そんな彼のもとに相棒であるトラがやってきます。重傷を負ったトラですが、カモとともに帰路につくのでした。 数日後、再び復讐屋としての活動を始めます。

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朝食会のメンバー・鶴巻は、幼少期劣悪な環境で育ちました。父親からの暴力に恐れ、毎日刺激しないように静かに暮らしていた鶴巻。そんな彼はある日、後の朝食会の幹部・榎加世子に出会います。 裸で寝ていたことから父親が関係していると考え、鶴巻はその場から逃げるのでした。数日後、父親は逮捕され、榎は保護されます。8年後、仕事で再会した2人は、父親への復讐を開始するのでした。必死に鍛えてムキムキになった鶴巻が格好良い！ そして無事に父親を殺害し、朝食会のメンバーとして活動し始めます。 現在、カモとトラは偶然通りかかった家の前で、女性が血だらけの姿で立っているのを見かけます。

小さな芸能事務所に所属するアイドル・山里あんなが依頼にやってきます。どうやらファンに逆恨みをされて、家族も仕事もめちゃくちゃにされたとのこと。朝食会もカモとトラに対抗して、事件の調査を開始します。 榎と鶴巻は東幸則という人物が犯人だと特定。復讐を開始しますが、なんと山里が恨みつらみから撲殺してしまいます。榎はすぐさま東の死体を処理し、他言しないよう山里に忠告するのでした。終始山里がぶっ飛んでいて面白かったです。 次なる依頼者は、友人を殺されてしまった愛莉愛。犯人である友人の妻を誘拐し、カモは徹底的に痛めつけるのでした。

18年前、園田はおばあちゃんのことが大好きでした。しかし病気で苦しんでいる姿を見て、とある感情が沸き上がってきます。それは“楽しい”という考えでした。 現在、カモは奈々子とともに音信不通になった友人を探すため、園田のもとに向かっています。しかしその友人を殺した犯人は園田です。カモと奈々子は最初は犯人を特定できませんでしたが、観察していく中で園田が犯人だと確信します。平然と会話する園田が恐ろしすぎますね……。 カモは園田を包丁で刺し殺し、復讐を完了させるのでした。 数日後、刑期を終えた國松という男が出所します。彼の目的は、反社を撲滅し浄化することで……。

國松が作った薬である「GIZZA」が街に流通し始めます。その後人体破壊マニアの逆口は、要注意人物として朝食会に捕まっていました。手足を拘束されていますが、圧倒的な力で拘束具を壊して朝食会のメンバーを殺していきます。 そんな彼のもとにやってきたのは鶴巻でした。終始五分五分の戦いを見せていた2人でしたが、鶴巻の体力が限界を迎えてしまいます。逆口に殺されそうになりますが、トラが逆口を蹴り飛ばすのでした。まさかの胸アツ展開！ 一方カモはトンカチを持って國松のもとを訪ねていました。対話をしようとする國松でしたが、カモは無視して撲殺します。数日後、復讐を終えたカモでしたが、國松の手下に刺されて独りで死に絶えるのでした。

復讐屋として数多くの極悪人を裁いてきたカモ。罪人には一切容赦せずに、徹底的に叩き潰す光景はスカッと気分を味わえます。さらに極悪人は、外道を超えた外道なのでカモの復讐姿には光悦するはず！ しかしストーリー自体は相当重くなっています。何が正義で誰が悪なのか、カモの行いは正解なのかが物語中盤から分からなくなっていきます。切ないストーリーが続きますが、登場人物が復讐によって救われていく展開に夢中になること間違いなしです。

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